昨日の午後、高山から「せせらぎ街道」を通って名古屋へ来た。
渓流の瀬音が涼しげで、秋の訪れを感じたが、名古屋もひと頃の暑さは和らいでいた。
今日は出産後のママと世話に追われるオバアちゃんに代わって、お兄ちゃんになった2才児と夏休み中の小学生を連れて「でんきの科学館」へ行ってきた。
中部電力が運営する電気に関する科学館で、発電から家庭にいたるまでの電気の仕組みが展示され、様々な実験も体験できる。
折からの夏休みで、子供連れの入場者で賑わっていた。
大人でも興味を引く展示が多く、2時間近くここで過ごしたが子供たちも飽きる様子が無かった。
公共の施設に比べて、企業の展示館は内容や設備も充実しているので人気があるようだ。
昨日は高山の小中学校の始業式で、下校時に会った岩滝小学校の子供達が元気よく挨拶をしてくれた。
全校児童22人が、グループごとに登下校しているが、ススキの穂が揺れる小道をランドセルに付けた熊除けの鈴を鳴らしながら歩く姿はのどかで可愛らしかった。
我が家の孫は、暴走車や悪い大人を除ける手段が無いので、いまだに送り迎えをしなければならないようだ。
やがてGPS付の携帯や防犯ベルを持って登下校することになるのだろうかと思うと、なんとなく情けない気がした。
野生の熊より、羊の皮をかぶった都会の狼の方が怖いのかもしれない。