取入れが終わった田んぼには、「はさ」や猪除けのトタンの囲い、水漏れを防ぐマルチなどがそのままに残っていたので後片付けをした。
杭を抜いてトタンを外し、マルチを取り除き、はさを解体して、それぞれの資材は来年使うので置き場に運んだ。
片付け終わった田は、稲の切り株だけが残ってすっきりした姿になった。
午後は、積んであった干草を田んぼに万遍なく撒いて来年に備えた。
ひと冬放置しておくと草が腐って、田起こしの時にすき込めば良い土が出来ると言われている。
以前はどこの家でもやっていたが、人手不足もあって化成肥料に頼ることが多くなった。
有機栽培には欠かせない作業で、少々手間は掛かっても田んぼのためには良いようだ。
夕方までかかって、今シーズンの米つくりの作業はすべて終わった。
田起こしから始まって、田植え、稲刈りまで手仕事でやってみたが、米作り1年生にとっては貴重な体験であった。
完全無農薬に挑戦し、文字通り草との戦いであったが、まずまずの収穫をすることが出来た。
師匠からも合格点をもらい、来年は隣の休耕田も任されたので、今年の経験を生かしながら少しは機械の力を借りて、2年目に挑戦しようと思っている。