今朝も朝霧が消えたら、真っ青な青空が広がっていった。
稲刈りしてから好天が続き、「はさ干し」中の稲はすっかり乾いたようだ。
隣の田んぼで老夫婦が「稲こき」を始めたので、はさから稲束を外して脱穀機へ運ぶ仕事を手伝った。
おじいさんが稲束を脱穀機に入れると、回転する爪で籾を掻き落として袋に詰め、藁を吐き出していく。
おばあさんは藁を束ねたり、落穂を丁寧に拾い集めている。
ついでだから「稲こき」をやってやると言われ、予定より3日ほど早かったがお願いすることにした。
隣の田んぼが終わって、自走式の脱穀機がエンジン音を立てながら我が田へやって来た。
小さな田なので、稲こきは瞬く間に終わった。
おじいさんは脱穀機の中で跳ねる籾の音が良いから、よく乾いて実も詰まっているとほめてくれた。
農耕一筋に生きてきた人にほめられると、単純にうれしい。
おまけに、30キロ入り3袋も収穫が出来て、米作り1年生としては上出来だったと自己満足している。
藁束や米袋を家に運び、田の後片付けをし藁くずを燃し終わったら、夕日が沈んでいった。