↑ 工事現場の杭打ち(旧大和生命ビル)
横浜の傾きマンション問題で、連日新聞紙面やテレビを賑わせている。
まだ全てが解明されてないが、手抜き杭打ちが他へも波及すれば、深刻な大問題になる。
社長の涙の会見は、それを暗示するかのようにも見えた。
そんな矢先に、住宅メーカーが、20年目の定期点検に訪れた。
外壁・外装・ベランダや、開口部、シャッターボックス、バス・キッチンなどの住宅機器、排水管などを一通り点検し、玄関ドアや手摺りなどの緩んだネジの増締めをしたり、吊り戸棚のネジを太くて長いのと交換してくれた。
今までにエアコンやボイラー、食洗機、洗浄便座などは、耐用年数が過ぎて交換したが、建物本体や組み込まれた住宅機器類は、未だリホームしないで使っている。
旭化成ホームズの「60年点検システム」は、初年度と2年目以降は5年ごとの点検が無償で行われ、35年目から有料になる。
戸建住宅を60年先まで維持する、ロングライフプログラムは、ユーザーにとってありがたいシステムで安心できる。
あと15年は無料点検とメンテをしてくれるが、住人の耐用年数が先に尽きそうだ。
点検技師は、家の内外を隅々まで点検し、室内も外装も20年経過したとは思えないほどきれいだと評価しながら、外壁の塗装や屋上の防水シート工事を勧めていった。
傾いたマンションの杭打ちをした会社とは思えない、丁寧な対応と長期にわたるメンテをありがたく思う。