名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

飛騨牛

2007年11月09日 | セカンドルーム
いつも通る道端の牛舎に飼われている牛は、人懐っこくって目と目が合うと会釈をしてくれる。
のんびりと寝そべっている雌牛は、繁殖用に飼われていて、産まれた子を1年ほど育てて出荷している。
規模の大きい畜産農家は、繁殖から肥育まで一貫してやっているけど、このあたりは土地も狭いし人手も無いので、ほとんどが年間数頭の子牛を出荷する程度の規模である。
農家の高齢化に加え、後継者不足で最近は飼育をあきらめてしまう人が増えてきた。
零細な農家に支えられて、飛騨牛の人気が高まってきたけど、一方では子牛の不足が深刻な問題になっている。

1頭1頭を文字通り手塩にかけて育て、安全な稲わらや干草を食べ、糞尿は田畑の肥やしとなって循環する飼育法が難しくなってきた。
濃厚な配合飼料や薬品に頼った工場大量生産方式が、この分野でも進んでいきそうだ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 立冬の朝 | トップ | 名古屋へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

セカンドルーム」カテゴリの最新記事