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大相撲夏場所総括

2024-05-27 21:35:53 | 他スポーツ
大相撲夏場所は、写真の大の里が12勝3敗で初優勝を果たしました。一年前の夏場所はまだ幕下付け出しでデビューしたばかりで、所要7場所での幕内最高優勝はもちろん史上初のスピード記録です。アマチュア時代から、学生横綱やアマチュア横綱に何度か輝いている、将来有望な逸材でしたが、大抵どんな力士でも前頭上位では壁があります。大の里がその壁をいとも簡単に超えてしまいそうな勢いは、次の場所に関脇に上がったときにも同じような相撲が取れるか次第でしょうね。

今場所の大の里は、まわしにこだわらずに積極的に前に出た相撲が良かった印象です。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)からは、まずは押し相撲から始め、今場所優勝という結果が出たのでこれから四つ相撲を教える予定と聞きます。大の里は体が大きく、差してからの速攻でも勝てる力士ですが、四つに組んで上手からの技が加わればもっと強くなるポテンシャルがあります。

また、大の里の番付は西小結で、小結の優勝は難しいのが定番です。理由は、小結は初日から横綱大関と当てられる番付だからです。中日以降で横綱大関と当たる関脇に比べれば、波に乗る前に黒星がかさんでしまうリスクがある番付です。大の里は御多分に漏れず、初日の相手は横綱照ノ富士でしたが、差してからのすくい投げで照ノ富士を破り、照ノ富士を途中休場に追い込んでいます。不利な番付は実力でカバーした結果です。

今場所は横綱大関陣は振るいませんでした。横綱照ノ富士、大関貴景勝は初日の黒星で途中休場し、大関霧島は黒星が続き勝ち越しがほぼ不可能になったところで途中休場しました。琴桜と豊昇龍は皆勤しましたが、11勝と10勝でした。特に琴桜にとっては今場所は初優勝に向けての大きなチャンスだったので、逃した悔しさは当然持っていないといけません。

三役を巡る争いは、大関霧島が関脇陥落、関脇阿炎が関脇を守り、小結大の里は関脇に上がるでしょう。空く枠は二つが予想でき、一つは西前頭筆頭の大栄翔が11勝を挙げて当確です。もう一人は、西前頭2枚目の平戸海が9勝を挙げて、どうやら西小結に入りそうです。来場所は横綱大関陣が奮起するか、大の里があっさりこの壁を突破するか、注目したい名古屋場所になります。

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