Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

またぎフェイント(ダビド・モーベルグ)

2022-08-31 23:25:41 | 浦和レッズ
ACLの3試合すべてに出場し、右MFとしてボールを何度もキープしてくれたスウェーデン人、ダビド・モーベルグ選手を取り上げます。モーベルグはチェコのスパルタ・プラハから今季浦和に移籍してきました。もっとも、当時日本がコロナ対策で厳格な入国規制を行っていたので、来日が開幕に間に合わず、4月にようやくチームに合流できました。

彼にとって、多少幸運だったのは、4月に行われたACLのグループリーグで試合が混んでいるタイミングがあったことです。この6試合はターンオーバーさせないと乗り切れない強行日程だったので、ここで浦和のやり方になじむことができました。右MFで、ボールをキープできるのが売り物と、次第に我々サポーターにも特徴が見えてきました。

もっとも、彼はサイドでボールを持ったときに力を発揮するタイプで、トップ下タイプではありません。そのため、MFではあるもののゲームメーカーではなくアタッカーとして期待した方がいいと見えてきました。彼の特徴に、右サイドでボールをキープしたときに見せる「またぎフェイント」があり、スピードに乗りながらこれを見せると、磐田戦のように相手が置いて行かれることもあります。

また、モーベルグが最近ゴールを量産し始めた理由として、1トップの松尾がプレースタイルを変えたこともあります。松尾がサイドに流れたときは小泉かモーベルグが中央で待つようになっており、クロスを合わせてのゴールも増えてきました。そういう、ダイレクトで味方クロスを合わせるプレーが上手いのも、彼の長所として目立つようになってきました。

スウェーデン代表で3試合出場という経歴もありますが、欧州では年齢的に上を目指しにくいと感じたのも、日本からのオファーを受けた理由の一つでしょう。そういう、27歳前後で欧州中堅国でプレーしている選手を即戦力で補強する、浦和の新方針が機能し始めてきています。かつてのロブソン・ポンテのように、浦和で長くプレーして欲しいのが期待です。
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夏のカワセミ3

2022-08-31 22:32:52 | 埼玉
今日はブログを書く元気が出ないので、先日の散歩で撮ってきたカワセミの写真を貼っておきます。夏場の今でも毎週のように見つかるとは、ちょっとびっくりですが、この川がお気に入りなんでしょうね。
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鹿島戦プレビュー

2022-08-30 22:36:36 | 浦和レッズ
今度の土曜日、浦和レッズはアウェイのカシマスタジアムで、鹿島アントラーズと対戦します。鹿島とのホーム埼スタでの対戦では1-1で引き分けています。明本の合いそうもなかったクロスが、相手DFの肘に当たってPKになったややラッキーな引き分けでした。もっとも、当時の鹿島は前から5人で浦和DFを追い回す強気なサッカーを展開してきましたが、当時から監督がヴァイラー監督から岩政監督に替わっています。

鹿島というチームは、J1の中では監督人事には最もシビアなチームで、成績が五分くらいだと素早く監督解任に動くチームです。クラブOBの岩政氏は鹿島にとっては切り札とも言える存在でしたが、逆転優勝にはどうしても必要とみて、シーズン途中から就任させる賭けに出ました。今のところ、川崎との上位対決に敗れるなどまだ成果は出ていませんが。

鹿島のデータを見ると、12勝8分7敗の4位で、39得点34失点です。得点数は1試合1点を超えていますが、失点数も1試合1点を超えています。もちろん、チーム得点王の上田綺世選手を、ベルギーリーグに引き抜かれた穴も確実にあるでしょう。ナイジェリアから、FWエレケを補強して、上田の穴を埋めようと動いてはいますが、まだ途中出場2試合にとどまっています。

浦和は木曜日の全北(韓国)戦から、久しぶりの試合です。ACLが中2日の連戦続きで選手たちは疲れているでしょうが、最初の2試合が圧勝だったのである程度メンバーを入れ替えながら戦えました。PK戦とはいえ、全北に勝っておいたことで、この頑張りは報われました。またリーグ戦も頑張れと言われてしまうのは大変でしょうが、この鹿島戦は負傷者の出具合などもあって全北戦とは入れ替えてくる可能性もあります。

なかなか勝てない鬼門のカシマスタジアムですが、上位追撃には勝っておきたいゲームで、アジアの強敵相手に通用した自分たちのサッカーをそのまま出したいところです。鹿島という相手は、勝てば自信になるので、それを是非ともつかんで欲しいものです。
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森友哉、プロ通算100本塁打

2022-08-30 22:10:43 | 他スポーツ
今日の西武ライオンズは、日本ハムと対戦し、写真の森友哉選手のソロ本塁打の1点が効いて3-1と勝利しました。今日はその森友哉捕手を取り上げます。森は大阪桐蔭高校時代に、1学年上の藤浪晋太郎投手(阪神)とバッテリーを組んで甲子園で春夏連覇を達成しています。この当時から「打てる捕手」として有名な存在でしたが、身長が170cmとプロ選手にしては体が小さいので、プロ球団の評価はそれほど高くありませんでした。

その森を「打てる捕手が欲しい」という当時の渡辺久信SDの判断で、単独1位で指名してライオンズに入団することになります。当時は捕手として大きく育てたいという方針で、二軍で可能な限りマスクをかぶらせて育成しますが、その打撃は十分一軍で使えるレベルでした。当時の田辺監督が森を代打要員として1年目の夏場に一軍に抜擢すると、初打席から3打席連続安打を放ちアピールします。

翌2015年が森のブレイクになります。当時、DHには本塁打王の経験があるメヒアがいましたが、メヒアに守備の不安は承知で一塁を守らせてまで、田辺監督が森をDHとして起用したからです。この年に開幕から本塁打を量産し、一時は30本塁打の期待も集めたほどで、DHとして多くの試合に出場します。それからは森は負傷でない限り常時一軍にいる選手になります。

森は俊足ではないものの、走塁でアグレッシブで次の塁を狙う意識が高い選手です。高校時代には駅のホームから落ちた老人を助けて警察から感謝状をもらったエピソードもあり、その身体能力の高さがライオンズを救った場面は多かったです。山川や中村には代走を出す辻監督も、森の走塁は信頼しており、代走を出すことはほとんどありません。

また、捕手として史上4人目の首位打者という金字塔も残しています。過去には野村克也、古田敦也、阿部慎之助と錚々たる面々が並ぶこの記録は、ドラフトで期待した「打てる捕手」の期待に十分応えた結果です。今オフはFAとなるため動向は注目されていますが、彼自身があまり社交的な性格ではないことから、西武に残る可能性も示唆されています。

今、捕手でプレーする子供に、「守備は甲斐、打撃は森」と目標にされるほどの選手になりました。西武ライオンズの期待には十分応えたので、あとは本人が熟慮して、納得いく結論を出して欲しいものです。
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チームトップの9勝目(ディートリック・エンス)

2022-08-29 22:39:00 | 他スポーツ
この前の日曜日に先発登板し、チームトップタイとなる9勝目を挙げたディートリック・エンス投手を取り上げます。アメリカでは2017年のツインズ時代に2試合、2021年のレイズ時代に9試合メジャーリーグのマウンドがありますが、それ以外はマイナーリーグが続き、昨年オフに日本か韓国でプレーしたいとレイズを自由契約になっている投手です。

それでも今季の推定年俸は1年契約で1億円と高額で、ライオンズとしては先発ローテーションに入ってもらわなければ困る投手だと思われます。左腕から150kmの速球を投げる本格派ですが、不安定になることもあり豊田コーチに投球パターンの修正を指示されることもあります。毎回、6回近くは安定して投げてくれるので、勝ちパターンの継投につなぐ役目は果たしてくれる投手です。

今季成績は9勝6敗と、貯金を3つ作ってくれています。もっとも、本格派故の宿命でボール球が多くなり球数がかさむので、どうしてもリリーフの力を借りないと勝ち星をつけられない投手でもあります。今季のライオンズのリリーフ陣が防御率1点台とリーグ屈指の好成績を残しているため、リードして降板しても勝ちが消えることが少ないのが、この結果の一つの要因です。

もっとも、アメリカでは2016年に初めて3Aに上がって、3Aでは二桁勝利の実績もありますが、このレベルの投手に1億円のオファーは破格だったことでしょう。ライオンズというチームが、なかなか先発タイプの外国人選手を補強できず、メジャーリーガーを補強しても失敗することも多かったので、今度は失敗できないと海外駐在スカウトも必死だったのでしょう。

今季、ライオンズは昨年まで在籍していた外国人選手を全員入れ替える、思い切った作戦に出ています。その賭けは、エンスとオグレディがほぼ一軍に居続けていることである程度成功しています。今は、日本人でも150km投げる投手は珍しくないので、外国人選手を補強するときは球の速さだけでなく安定感も見られますが、優勝を狙うにはエンスの活躍は必要なので期待したいです。
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全北戦マニアック分析2

2022-08-28 21:13:42 | 浦和レッズ

サッカーは本来、90分で勝つことを目指して訓練しているので、延長戦の120分という時間では体力が続かないこともあります。そのため、通常の5人の交代枠に加えて、延長戦になるともう一人交代枠が追加されます。その交代枠を最大限に使ったのが全北で、延長戦の頭でボランチのペク・スンホを下げると、さらにメン・ソンウンも下げて、ボランチより前の6人を全員交代させてきます。

延長戦、押し気味に戦ったのは浦和でした。こういう、延長戦で攻撃を組み立てるには、途中出場で元気な選手で組み立てるのが一般的です。浦和では左SBに途中から入っていた明本が何度かオーバーラップで起点になっていました。もっとも、延長後半3分に江坂のスルーパスをユンカーがトラップミスするなど最後のところが決まりませんでした。

全北としてはワンチャンスに賭けたいところでしたが、その思惑は当たりました。延長後半10分のCKでした。ショートコーナーから戻されたボールをイ・スンギがクロスにすると、ニアサイドに詰めていたハン・ギョウォンが合わせて全北が残り5分の時点でリードを奪います。スタジアムが沈黙したこの一瞬でしたが、まだPK戦に持ち込む可能性はありました。その通り、最後のプレーで酒井宏樹のパスをユンカーが決めて、試合は2-2の同点でPK戦になります。

2-2のスコア、ACL準決勝、PK戦となると2007年のACL準決勝、城南一和戦と同じような状況でした。奇しくも、相手監督の金相植氏は、当時の城南一和のボランチでした。このPK戦は浦和にとっては2016年のルヴァン杯決勝戦以来の大舞台のPK戦で、浦和の若いサポが、かつて国立競技場でも展開したPK戦の応援のやり方を知っているか気にしていました。

その心配は無用でした。浦和サポはゴール前に大旗を集結させ、全北のPKのときは全員でブーイングと旗振りをして、逆に浦和のPKのときは全員で沈黙するという応援のやり方を皆知っていました。その雰囲気が、微妙に全北の選手に影響も与えたようで、最初のキッカーのキム・ボギョンのPKはGK西川が読みを当ててセーブすると、次のイ・スンギのキックも西川が足に当てて止めました。

最後は全北の4人目のキム・ジンスが枠を外すミスをして、浦和は4人目の江坂が決めて、このPK戦にまでもつれ込んだ死闘を制しました。バローを軸にしたカウンターで何度も走らされた浦和の守備陣は相当疲労困憊でしょうが、この勝利ですべて報われました。ACLも準決勝まで来れば簡単な試合にはならないだろうとは覚悟していましたが、これほど苦しい試合になるとは思いませんでした。





















































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ひまわり

2022-08-28 20:23:43 | 埼玉
季節はもうすぐ秋ですが、地元さいたま市ではまだ写真のひまわりを見られました。それでも、次第に暑い日の中に涼しい日が混ざってきて、お彼岸が来れば本当に秋の到来ですね。
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ジニア

2022-08-27 22:45:26 | 埼玉
夏の花、ジニアです。地元さいたま市で家庭菜園の隅に植えてありました。公園などでもよく見かけますが、この花はサイズが大きく、ちょっと印象的でした。
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全北戦マニアック分析

2022-08-27 17:43:14 | 浦和レッズ
全北が予想よりも早く、前半でバローを投入してきたことで、このゲームのポイントははっきりしました。バローを狙ったカウンターを機能させれば全北のゲームとなり、逆に抑えれば浦和のゲームです。バローの動きは注目していましたが、バローは前を向いたときのスピードは驚異的なレベルですが、運動量はさほどではなく、全北としては守備に穴を開けられないために左SBのキム・ジンスをあまり上げられなくなるというデメリットも覚悟する必要があります。

もっとも、全北の1トップがフィジカルの強いグスタボだったことで、全北は戦前の予想とは違ってサイドからのアーリークロスを何本か上げてきました。日本のチームと韓国のチームが対戦したときによく見られる、ゴール前のフィジカルの勝負になってきており、そこでのファウルや一発のヘディングシュートが怖いという展開です。

その予感は当たってしまいました。相手の左からのアーリークロスで、ゴール前で大畑にファウルがあったとされ、全北にPKが与えられることになりました。一旦はVARとなり主審は映像を確認しますが、判定は変わらずPKでした。このPKはペク・スンホが蹴って、GK西川は飛ぶ方向は合っていたもののその先を抜けてゴールとなります。

バロー狙いのカウンターは何度か機能の一歩手前まで持ち込まれます。特に危なかったのは60分、バローが右サイドを独走して、中央に走り込んでいたソン・ミンギュがシュート体勢に入る一歩手前でした。これは、必死で戻っていた小泉がギリギリで追いついてノーファウルでクリアして事なきを得ましたが、バローと浦和DFの必死の競走は何度か続き、浦和DFを少しずつ苦しめていきます。

浦和は、同点の場面で思い切って、小泉、松尾、大畑を下げてユンカー、江坂、明本を投入してきました。大畑は1枚イエローカードをもらっているなどもありますが、延長戦もにらんで、動ける選手を入れた方が攻撃が機能するという判断でしょう。バローの圧力には苦しんでいた浦和ですが、ユンカーの投入で前線にスピードが出たことで、チャンスもつかめるようになってきます。

もっとも、浦和のシュートがなかなか決まらず、全北ゴールを破ることができませんでした。選手は延長戦にはしたくないとシュートの嵐でしたが、相手GKイ・ボムスの好守もあって、試合は1-1の同点で延長戦に持ち込まれることになります。押し気味の展開でゴールが決まらずにワンチャンスを決められる、サッカーにおける番狂わせの典型的な展開という恐れもありましたが、延長戦で勝ってくれるとの思いを持って、サポーター的には祈る思いでした。

それ以降はまた別記事で書きます。






































相手1トップのグスタボ






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戦術が徹底した相手(8/25ACL浦和対全北)

2022-08-26 19:55:55 | 浦和レッズ
昨日のACL準決勝、浦和対全北(韓国)のゲームレポートです。結果を先に書くと、2-2と同点からのPK戦で浦和は辛くも全北を振り切りました。全北はさすがにここまで勝ち上がってきたチームなので、基本的な止めて蹴るなどの技術や、戦術的にバランスを保つなどの意識はしっかりしていたチームでした。また、プレビュー記事に書いた、注目選手のガンビア代表MFバローはベンチスタートでした。

全北は4-2-3-1の布陣で、1トップにブラジル人FWグスタボを置き、右MFの8番からクロスを上げてくる攻めが狙いの様子でした。ここが強みとなると、左SB大畑は守備の動きが多くなりますが、そういう戦術的な攻防が起こる前にゲームは動きました。右サイドを崩した浦和は、酒井宏樹の低いクロスを中央の松尾が合わせて、前半10分という早い時間で1点リードを奪います。

全北のゲームプランは徹底していました。浦和が最終ラインでボールを回すのは放置して、自陣に3ラインを引いてブロックを作り、カウンターで攻めるという狙いです。こういう相手は、ポゼッションサッカーを旗印とする浦和にとっては苦手で、同じようなサッカーをしてきた名古屋に0-3で敗れた試合もあります。浦和はCBのショルツや岩波が何度もボールを保持しますが、なかなか前線までボールを通せず、バックパスが多くなる展開です。

全北の金相植監督は前半32分に早くも動きます。トップ下の97番を下げて、スピード型MFバローを入れてきました。バローの神戸戦のゴールは長いスルーパスを追ってカウンターを機能させたもので、相手が前にかかったときのカウンター要員ではという印象を持っていました。しかし、ドリブルで相手と対面した状態でも速く、37分にはマイナスのクロスを21番に合わせてチャンスを演出しています。

これに対し、ゴール前がなかなか空かずに苦しんでいた浦和は、遠目からのシュートに活路を見出したい様子でした。30分に伊藤敦樹が中央から狙い、40分には小泉がサイドで持ってから松尾に合わせていますが、枠をわずかに捕らえられませんでした。それでも、この1点リードをうまく利用してゲームを運べるのは浦和なので、バローがカウンターで走るプレーに気をつけて戦って欲しいと思っていました。

全北にもチャンスの糸口はあり、それはCKやFKを多く取っていたことです。ショルツを中心とした浦和DFがはじき返してピンチにはさせなかったものの、そういうゴール前のプレーは一つミスが出れば即失点なので、まだまだゲームの流れはわからないと思われました。そんなゲームは、予想外の展開を見せることになるのですが、それは明日マニアック分析で補足します。





























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