女子カーリングの銅メダルも、日本国中を熱く沸かせた快挙でした。「カー娘」「そだねー」などの、流行語候補も生むことになり、おやつタイムのテレビ中継にまで注目が集まる、社会現象にまでなった彼女たちが、最後にメダルという形で報われたのは良かったと思います。
カーリングはハウスと呼ばれる、的のような円形にスタート地点から滑らせたストーンを置いて、相手より内側に置いたストーンの数で得点を取れる競技です。もちろん、単にハウスの中に置いただけでは、相手のストーンにすぐに弾き出されてしまうので、手前側に「ガードストーン」を置いて相手のショットをより難しくさせるテクニックが重要です。
また、後からストーンを投げられる「後攻」が圧倒的に有利なので、わざと相手に1点だけ取らせて有利な後攻を取るテクニックもあります。この場合、有利な後攻で2点以上取ることが必要になってきますが、展開次第ではそれが可能な状況に持っていくこともできます。氷上のチェスと呼ばれる、頭脳プレーが勝敗を分けるスポーツでもあります。
じっくり見たのは、3位決定戦のイギリス戦でしたが、この試合は1点ずつを取り合うロースコアの試合で展開します。第9エンドに、日本は不利な先攻でしたが、日本の「No.1」のストーンをイギリスがミスショットで弾き損ね、日本に不利な先攻で1点が入る「スチール」で4-3と日本の1点リードで最終10エンドに入ります。
点が入った方は先攻というルールなので、この10エンドも日本の先攻でした。うまくガードストーンを置きながら試合を運んでいた日本でしたが、最後のストーンでハウルの中に置きにいったスキップ藤沢のストーンが、わずかにミスになって自分のガードストーンに当たってNo.1を取り損ねます。藤沢は「しまった」という表情をしていました。
しかし、このエンドで1点を取って延長戦に持ち込んでも先行で不利と見たイギリスサイドは、強気に2点を取って逆転勝利を狙ってきました。その、一気にストーンを弾きに行ったイギリスのショットで、日本のNo.2だった石が跳ね返ってハウス中央に転がり込んで、日本がスチールしたことで銅メダルが転がり込んできました。
そんなドラマがありました。最後は劇的な決着でしたが、地味にガードストーンを置いていたことがこの結果につながったと言えます。もっと、このスポーツはメジャーになっていいと、結果が出た今は強く思います。
カーリングはハウスと呼ばれる、的のような円形にスタート地点から滑らせたストーンを置いて、相手より内側に置いたストーンの数で得点を取れる競技です。もちろん、単にハウスの中に置いただけでは、相手のストーンにすぐに弾き出されてしまうので、手前側に「ガードストーン」を置いて相手のショットをより難しくさせるテクニックが重要です。
また、後からストーンを投げられる「後攻」が圧倒的に有利なので、わざと相手に1点だけ取らせて有利な後攻を取るテクニックもあります。この場合、有利な後攻で2点以上取ることが必要になってきますが、展開次第ではそれが可能な状況に持っていくこともできます。氷上のチェスと呼ばれる、頭脳プレーが勝敗を分けるスポーツでもあります。
じっくり見たのは、3位決定戦のイギリス戦でしたが、この試合は1点ずつを取り合うロースコアの試合で展開します。第9エンドに、日本は不利な先攻でしたが、日本の「No.1」のストーンをイギリスがミスショットで弾き損ね、日本に不利な先攻で1点が入る「スチール」で4-3と日本の1点リードで最終10エンドに入ります。
点が入った方は先攻というルールなので、この10エンドも日本の先攻でした。うまくガードストーンを置きながら試合を運んでいた日本でしたが、最後のストーンでハウルの中に置きにいったスキップ藤沢のストーンが、わずかにミスになって自分のガードストーンに当たってNo.1を取り損ねます。藤沢は「しまった」という表情をしていました。
しかし、このエンドで1点を取って延長戦に持ち込んでも先行で不利と見たイギリスサイドは、強気に2点を取って逆転勝利を狙ってきました。その、一気にストーンを弾きに行ったイギリスのショットで、日本のNo.2だった石が跳ね返ってハウス中央に転がり込んで、日本がスチールしたことで銅メダルが転がり込んできました。
そんなドラマがありました。最後は劇的な決着でしたが、地味にガードストーンを置いていたことがこの結果につながったと言えます。もっと、このスポーツはメジャーになっていいと、結果が出た今は強く思います。