Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ニュージーランド戦プレビュー

2014-02-28 21:36:45 | ワールドサッカー
来週の水曜日、国立競技場で日本代表の親善試合、ニュージーランド(以下NZ)戦が行われます。W杯メンバー決定前、最後の親善試合になるので、代表当落線上の選手は短い時間でもアピールしたい試合です。ザックのベストメンバーはかなり固定されていますが、今回の試合は負傷で内田篤人と長谷部誠が不在です。

駒野友一の代表復帰はおそらく内田篤人の代役候補としてのテストでしょうが、酒井宏樹、酒井高徳というライバルもいます。今の日本代表は誰が負傷離脱しても、きちんと代役の選手が役割を果たしているのが強みです。

長谷部誠の代役は、細貝が有力と思いますが、遠藤、長谷部のコンビからボランチが変わったときになかなかいいゲームができていないのは日本代表の課題です。欧州遠征で結果を出した山口の起用も考えられます。

対するNZは、ラグビー代表の「オールブラックス」とは対照的に、上下白のユニフォームで「オールホワイツ」と呼ばれています。2014年ブラジルW杯は大陸間プレーオフの相手(北中米カリブ海4位)が強豪メキシコになるという不運で敗退しましたが、前回のW杯でイタリアと引き分けるなど3引き分けと無敗で大会を去る、珍記録を残した強豪です。

NZは国内リーグがアマチュアで、私が知っている名前はクラブW杯(オークランド・シティ)でお馴染みのCBのビセリッチくらいです。来日メンバーは現時点で発表になっていませんが、NZは2018年ロシアW杯を目指した若手主体のメンバーで来日すると予想しています。

NZ代表を見るのは今回が初めてなので、どういうチームかという情報は持っていません。長身選手を多く輩出することが多く、高さとパワーというスタイルの豪州代表と似ているのではというイメージを持っています。

W杯で上位を目指そうとするなら、W杯予選で敗退したチームには負けられないというのは間違いない事実です。今回、きっちり勝ちきってくれることが日本代表の未来につながると思って、テレビ越しですが見届けたいと思います。
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中へ入る動き(サンプドリア対ミラン)

2014-02-27 20:00:58 | ワールドサッカー
本田圭佑がフル出場した、サンプドリア対ミランのアウェイ戦(ジェノバ、ルイジフェラリススタジアム)を見ました。結果は2-0でミランの勝利で、サンプドリアの3ラインコンパクトサッカーが機能せずミランにラインの間でキープされた、ミランの快勝だった試合です。

欧州CLのAマドリード戦で肩を負傷したバロテッリやアッビアーティ、デヨング、カカらの主力を欠きながらの勝利は大きく、不安定だったボランチがモントリーボ、ムンタリのコンビで機能したのも収穫です。今回の試合は本田圭佑が出ていたので、本田圭佑中心に見てみました。

本田圭佑がミランのサポーターにブーイングされたのは、イタリアのサポーターの厳しさを物語るエピソードですが、そこまで本田圭佑の出来が悪かった印象はありません。ただ、ミランのセードルフ監督が新人監督なので、まだ本田圭佑の特徴を把握し切れていない印象を受けます。

日本代表の試合をよく見ている方には今さらですが、本田圭佑は右サイドに固定されるより、真ん中に入って行ったときの方がいいプレーをします。このサンプドリア戦でも真ん中からパッツィーニにスルーパスを出したプレーがベストプレーでした。

また、ボランチは守備力が足りずできませんが、トップなら可能性があります。サンプドリア戦でFKをヘディングで折り返したプレーなどは、セリエAのDF相手でも強さ負けしない印象です。それでも、今日のNHKのニュースではミランでのリーグ戦ノーゴールが気になる報道でした。

ミランほどの名門チームで定期的に試合に出ているだけでも驚異的な事実ですが、サポーターは欲張りにできていて、出れば点を期待するものです。たぶんトップ下で使ってもらえばゴールは時間の問題と思いますが、結果が出ないと厳しいものです。

3/5の国立競技場のNZ戦は久しぶりの「代表本田圭佑」を見る機会です。ここならトップ下なので、彼のゴールで日本を勝たせるところを是非見たいです。
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機動力を誇るボランチ(エシアン)

2014-02-26 21:12:11 | ワールドサッカー
今日、ミラン対Aマドリードを見て、久しぶりにガーナ代表ボランチのエシアン(エッシェン)のプレーを見ました。タイプ的には守備的なように見えますが、彼のプレーは2006年の横浜国際競技場(日本対ガーナ)で生で見た印象が強烈です。

当時、ガーナはドイツW杯16強の実績を誇る強豪で、日本にベストメンバーを送るかどうかは疑問視していましたが、その3日後に韓国と親善試合を組んで強化ができると踏んだガーナ協会がベストメンバーを連れてきました。ガーナは中盤が強いチームで、当時の主力のエシアン、アッピア、ムンタリが全員揃っていました。

当時のエシアンはアンカーでしたが、普段は守備をしていても、機を見つけると脱兎のごとく突進してきました。運動量と機動力が売り物のボランチで、当時エシアンをマークした代表デビューしたての長谷部が、エシアンのドリブルに為す術もなく置いていかれました。「やはりトップ下からコンバートしたボランチでは世界とは戦えないのでは」と当時は思った記憶があります。

今でこそワールドクラスのエシアンですが、モウリーニョ監督が発掘してチェルシーに移籍するまではフランスリーグの地味なチームでプレーした、無名の存在でした。ハードワーカーを好むモウリーニョらしい人選ですが、アブラモビッチから提示された多額の強化資金を、こういう掘り出し物の発掘に充てた発想は成功しました。

この日のミランでのプレーは、確かに2006年に見せた力強い推進力はなくなっていた印象です。しかし、守備的なデヨングと組んだダブルボランチを機能させるには自分が前に出る必要があることはエシアンは理解していて、うまく前目にポジションを取ってさばく動きは健在でした。

ミランはボランチには苦労していて、攻撃的なモントリーボ、ムンタリを使うか守備的なエシアン、デヨングを使うかセードルフ監督は決めかねている印象です。どちらも機能したとは言いがたいので、折衷案になるかもしれませんが、まだエシアンにもチャンスはあるはずで、本田圭佑効果で全試合見られるようになった日本のファンに、健在ぶりを示して欲しいです。
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足元のうまいポストプレー(ミラン対Aマドリード)

2014-02-26 20:42:25 | ワールドサッカー
BS12chで放送されていた、欧州CL決勝トーナメント1回戦、ACミラン対Aマドリード(スペイン)のビデオを見ました。本田圭佑はCSKAモスクワ時代に今季の欧州CLに出場したため、今季中はミランでは欧州CLには出られない規則があります。

そのため、日本人はいないカードですが、注目点は普段は見られないスペインリーグのAマドリードです。監督は元アルゼンチン代表のボランチ、シメオネで、欧州CLの1次リーグの6戦で5勝を挙げて首位通過した手腕が見られればとの思いで見ました。注目選手はブラジルから帰化してスペイン代表になったFW、ジエゴ・コスタ(19番)です。

初めて見る選手なので、プレースタイルから確認しましたが、長身のポストプレーヤーです。スペインリーグでは24試合21得点という驚異的なペースで得点を量産し、今オフの移籍市場ではマンUやドルトムントが目をつけているという情報です。この試合は1-0でアウェイのAマドリードが勝利しましたが、その1点はCKからのジエゴ・コスタのヘディングでした。

ジエゴ・コスタはポストプレーヤーにしては足元がうまいという特徴を持っています。前線でタメを作るプレーは得意にしていて、うまく体を使って相手DFをブロックして時間を作れます。ここを起点にサイドに回し、クロスボール主体の攻撃という、Aマドリードの狙いは明快で、アウェイでも勝ちに来た狙いが見えました。

これに対し、ミランはマークが集中するバロテッリ(45番)をおとりに使って、バロテッリのポストプレーから2列目のカカ(22番)やターラブト(27番)にシュートを狙わせる策で、Aマドリードと互角に戦うことはできていました。ここ数試合の出来の悪さを考えると、結果こそ敗れたもののチーム状態は上向きの感があります。

それでも、同じスペインでもバルセロナやRマドリードのように、ミランが一方的に押し込まれる力関係ではなく、力関係はほぼ五分のように、この試合だけでは見えました。ミランがアウェイで2点差を付けて勝つ逆転勝利も、ありえない話ではないでしょう。
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河津桜2

2014-02-25 17:37:16 | 埼玉
今日の時点の河津桜です。かなりつぼみがほころんできて、今週末あたりに一気に開花しそうな雰囲気です。梅は満開です(下写真)。今年は寒く、二度も大雪に降られた厳しい冬でしたが、いよいよ冬の終わりが近づいています。

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レジェンド葛西備忘録

2014-02-25 12:15:30 | 他スポーツ
ソチ五輪が終わりました。金メダルの羽生選手ももちろん嬉しかったですが、一番感動したのは私と同世代の「レジェンド」葛西紀明選手の個人戦銀メダル、団体戦銅メダルです。日本の新聞はメダル獲得を想定していろんな周辺取材をしていて、葛西のネタも次々出てきました。皆さんご存知かもしれませんが、備忘録として記事の形で残しておきます。

葛西は北海道の下川町の出身です。この町はジャンプの盛んな町で、葛西も少年時代からジャンプに打ち込んでいました。葛西が周囲の少年と違う点があります。夏の間は他の少年は野球部に入っていましたが、葛西はジャンプのための基礎体力強化のため、地道にトレーニングを積んでいました。

ジャンプというスポーツはクロスカントリーとは違って、筋肉をつけ過ぎると飛べなくなります。スリムだが筋肉質という、難しい体づくりが求められますが、葛西の夏のトレーニングの映像を見る限りでは、そのスリムだが筋肉質という体をしっかり作っています。

葛西は大学の研究室で体力の数値を測定しています。その教授のコメントでは、葛西は典型的なアスリートタイプで、スポーツなら何でもできる体を誇っています。41歳でありながら、体力の数値は20歳のときとほぼ同じ数値です。

葛西は今回、日本選手団の主将を引き受け、20年ぶりに開会式に出ました。これは葛西本人の作戦で、変に気負ってジャンプ練習をやり過ぎるより、リラックスして五輪の雰囲気を楽しむことを考えていました。上村愛子や高梨沙羅の競技を見に行くなど、楽しんだことが二つのメダルにつながりました。

ジャンプは素人には技術的なところはわからないスポーツですが、葛西の長所は原田雅彦氏によれば空中姿勢制御のうまさです。葛西のジャンプは本職でない複合の選手とは違って、深く前傾して左右にぶれません。個人戦ラージヒルではテレマークの差で惜しくも銀メダルでしたが、ベテランらしい技術的完成度は見せてくれました。

本人は金メダルを取ってレジェンドと呼ばれたいと、4年後の平昌五輪にも本気で出るつもりです。野球の山本昌、サッカーのカズの例もありますから、葛西の挑戦は不可能ではないはずで、また五輪で彼のジャンプを見たいです。
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私が挑戦したマラソン

2014-02-24 21:09:55 | 他スポーツ
昨日は東京マラソンの日でした。市民に広く門戸を開放した大都市のマラソンは興味深く、中継した日本テレビも市民のエピソードを取材するなどの特集が組まれました。今ではさいたまシティマラソンの3kmの練習をできるかどうかというところまで体力が落ちた私ですが、以前はフルマラソンに5度挑戦し、4度完走しています。

1.伊豆戸田マラソン(1994年) 3:57
2.埼玉マラソン(1995年)   3:45
3.大田原マラソン(1997年)  途中棄権
4.河口湖マラソン(1998年)  4:08
5.河口湖マラソン(1999年)  4:36

が全記録です。ベストタイムは埼玉マラソンですが、このマラソンは3:10を目標に序盤から積極的に飛ばしたものの、途中で失速して歩き出すなど悲惨な思い出しか残っていないので、マラソンの最高の思い出といえるのは初マラソンの伊豆戸田です。当時、オリエンテーリングをやっていた私は平地より登りの方が力が出るので、戸田のような山岳レースは強いと自信を持っていました。

実際、この戸田のコースは標高差200mほどという厳しいコースで、有名なマラソンランナーが車でコースを見て「このコースは走りたくない」と口にしたというエピソードがあります。ただ、登りは前半に集中していたので、当時オリエンテーリングで上り坂に強かった私は序盤で稼いで、下りは勢いで降りてくるプランを立てていました。

その手はうまくいきました。登りをプラン通りきっちり走り切ると、途中で道路脇の土の上を走って舗装道による足への負担を軽減するなど、なんだマラソンは簡単だと思いながら35kmまで来ました。

しかし、それからが大変でした。よく、箱根駅伝で山下りの6区を走る選手が、下り坂の終わる箱根湯本付近でペースが落ち、ブレーキを起こす話は聞いていましたが、その通りになりました。35km付近から平坦になったコースは、私にとっては登りに感じたコースで、内臓まで痛み出すマラソンの苦しさを痛感することになりました。

普段なら楽に走れるはずの、戸田湾を半周するコースが、これほどまでに足が動かないものかと苦しみながらも、最後まで走りきれた私は3時間57分で完走しました。体重が3kg減るなど、マラソンの厳しさは感じながらも、思い出としては一番強烈なものになっています。いつかまた、フルも出られるようにトレーニングを積みたいです。
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G大阪戦プレビュー

2014-02-24 19:43:16 | 浦和レッズ
さて、Jリーグ開幕も近づいてきたのでオフネタのワールドサッカーから通常モードに切り替えて、開幕戦のアウェイゲーム、G大阪戦のプレビュー記事にします。浦和は青木が腎臓を痛めて開幕に間に合いませんが、そのほかは負傷者もなく順調にトレーニングを消化できました。

ミシャのトレーニングに対するマネジメントは信頼できるので、開幕戦の時点で体力的に仕上がっていないような心配はしていません。ただ、開幕1週間前のFC東京との練習試合が非公開だったので、メンバーの予想は困難です。練習試合ではGK西川、DF森脇、那須、槙野あたりは使われていたので開幕戦のスタメンは濃厚でしょう。

変化があるとすれば両アウトサイドとトップ下です。ミシャはここ2年不動だった鈴木啓太、阿部勇樹のダブルボランチを動かす起用も試しており、柏木をボランチに下げて李忠成をトップ下に入れる起用も試しています。

また、アウトサイドは浦和の激戦区で、練習試合は右に梅崎、左に宇賀神という起用が多かったですが、平川も関口も試合に出られるコンディションは維持しており、試合途中の交代を含めいろんなオプションが考えられます。

対するG大阪は、今季J1に復帰してきたチームですが実績のある長谷川監督が昨年から指揮して1年掛けてチームを仕上げています。外国人選手のリンスは未知数ですが、倉田、二川、遠藤あたりはJ1で十分計算できます。

GKに新潟から東口を補強していますが、このチームはメンバーに「誰だ?」と思うような選手はおらず、名前を聞けばなるほどという起用が見られると思います。J2降格によるチーム力の低下は食い止めた印象です。

長谷川監督は、昨年のJ2は見ていませんが、清水時代の采配を見る限りでは選手を育てられる監督です。マルキーニョスの得点感覚を開花させたり、藤本淳吾、本田拓也などは長谷川監督が一本立ちさせました。

この試合は開幕戦なので、他チームの情報を持っていないのは残念ですが、しばらくスカパーの映像を見て、頭を立ち上げようと思います。プレシーズンの情報を持っているのは地元サポだけだと思いますから、相手の情報が足りないのはご容赦ください。
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戦術理解能力の高さ(内田篤人)

2014-02-23 21:00:30 | ワールドサッカー
いよいよ日本代表の親善試合、ニュージーランド戦が3/5に近づいてきました。代表の時期は代表選手を取り上げることにして、代表のイケメン選手、シャルケ所属の内田篤人選手のネタにします。近代サッカーはSBに攻撃力を求める傾向がありますが、内田もその例にもれず、上がったときは確実にクロスで終わってくれるプレーはできます。

ただ、SBがクロスを上げるのは今では当たり前なので、内田の長所は何だろうと改めて考えてみると、鹿島時代を思い出すと戦術理解能力の高さだろうと思いつきました。浦和戦では熱くなってしまい、なかなか相手チームのSBを冷静に見極めるのは難しいですが、中立観戦だった2008年の天皇杯決勝、対広島戦が内田の存在感をアピールした試合でした。

当時、オリベイラ監督が率いた鹿島はリーグ最強チームでしたが、この広島戦は鹿島らしい、相手の良さを徹底的に消しに行った試合でした。内田が角度のないところから放ったシュートで先制点を挙げた鹿島は、広島の3-5-2の攻撃の拠点をことごとく潰しに行くサッカーを見せました。

ストヤノフのオーバーラップはFWマルキーニョスが蓋をして、右アウトサイドの駒野は左SB新井場と左MF本山で挟み、左アウトサイドの服部はボランチの青木がスライドして防ぐといった、相手のストロングポイントを防ぎに行った鹿島の前に、広島はなかなか打つ手がなく、時間だけが過ぎていく展開に持ち込むことができました。

内田も、準決勝の川崎戦で、相手の左アウトサイドの村上へのマークが中途半端になった反省から、空いたスペースを確実に埋め、自身で得点を得ていたからこそのオリベイラサッカーを十分に発揮しました。同じ3-5-2の相手と2試合続けて当たったからこその鹿島の修正点で、こういうサッカーをできる選手なら欧州でもやりそうという予感がありました。

現在はドイツのシャルケでプレーしています。負傷が多く、なかなかフル稼働できないのが辛いですが、スピードのあるSBという日本人特有の性質が受け入れられたことは嬉しく思います。映像でチェックできればまたネタにしたいと思います。
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ゼロックス杯マニアック分析

2014-02-23 15:00:22 | 他チーム
写真は国立競技場に来ていた川崎マスコット、ふろん太です。全チームのマスコットが来ていましたが、私が見つけたのはふろん太とパルちゃん(清水)だけでした。昨日の試合の私の観戦ポイントは、横浜FMの最終ラインの攻略法でした。

横浜FMは4バックで、広島の4-1-5なら5対4の数的優位ができそうですが、横浜FMは富沢と中町が時に最終ラインに入るなど守備的な役割を一手に引き受けて、前の中村俊輔が攻撃に専念できる環境を作っているのが強さの理由と思っています。

この日の横浜FMは、先日ネタにした後藤健生氏の本に従って最初の30秒に注目してみると、前からプレッシャーを掛ける積極策でした。最終ラインも高い位置に引かれており、コンパクトなサッカーで広島を圧倒しようとする、プレシーズンだからこそ理想のサッカーをする意図のように見えました。

天皇杯決勝では、横浜FMのミキッチに対するマーキングがうまく行って勝てましたが、この試合では広島が繰り出した手に横浜FMが対応できなかった印象です。その手が野津田の起用です。シャドーがゲームメークより縦に走る考え方は、最終ラインがベテランの横浜FM相手には有効な手に見えました。浦和なら李忠成をトップ下に置いて縦に走らせれば面白いと思いました。

広島の守備も、確かに無失点に抑えましたが、ストッパー一人を個人技で振り切れば決定機を作れます。斎藤学がドリブルで独走した場面が横浜FMの最大のチャンスで、結果的には藤本淳吾が外して得点にはなりませんでしたが、かなり決定的な形でした。

敗色濃厚になった横浜FMが、斎藤学にボールを集め始めたあたりは、横浜FMベンチも個人技に賭けようとする意図が現れていました。中村俊輔、藤本淳吾のところはボールが収まるので、1トップのキープ力を上げる課題をクリアできれば攻撃力が上がるでしょう。

また、広島では新加入の柴崎も機能していました。確実にプレーするボランチで、最終ラインをカバーする役割をしていました。ミスをしない安定感はACLを控える広島には大きな戦力でしょう。
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