Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

点の取れるMF(ダビド・モーベルグ)

2022-04-29 22:06:03 | 浦和レッズ
ACLの1次リーグは、2週間で6試合をこなすハードスケジュールですが、この消耗戦を勝ち抜く原動力になった右MF、ダビド・モーベルグ選手を取り上げます。モーベルグはスウェーデン人で、代表にも3試合出場した実績があります。スウェーデンという国は伝統的に英語力のある国民が多く、モーベルグもイングランドのサンダーランド、スコットランドのキルマーノックと英語圏でプレーしています。

前所属チームのスパルタ・プラハ(チェコ)では36試合10得点と、左利きのMFではあるものの点が取れる能力を見せていました。彼のプレーは、まだ磐田戦、FC東京戦の2回しか生で見ていないですが、特に優れているのは瞬間的に加速できるドリブルです。ACLのライオン・シティのような格下チームでは、彼の鋭いまたぎフェイントは止められない印象を受けました。

磐田戦では個人技から、DF3人をまとめて抜き去ってゴールまで決めてみせました。ちょうど、同じ28歳で来日したかつてのゲームメーカー、ロブソン・ポンテを連想したほどです。ドリブルだけではないところはACLでも見せており、ライオン・シティとの1戦目ではミドルシュート、ライオン・シティの2戦目ではヘディングシュートも決めています。

これだけの能力は持っていますが、シーズン途中の3月の加入ということでまだチームメイトとの連携が合っていないところは見られます。このACLでは、チームメイトの特徴を把握しながらのプレーだったものと思われます。どうやら、タッチライン際に位置を取ってボールを引き出して、そこから個人技かパスかでサイドに拠点を作れる選手のようだというところまでは見えてきました。

これからは、やはりユンカーやシャルクのゴールをアシストできるプレーを期待したいです。彼らとは英語でコミュニケーションは取れるでしょうが、サイドは崩せても決定力不足に泣いた、大邱との2戦目のような例もあります。FW陣の力も引き出せて、自身の力でもゴールが取れる、そんな最強のMFになれる力は持っていると思うので期待しています。
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藤の花

2022-04-29 11:49:38 | 埼玉
地元さいたま市の別所沼公園の藤ですが、終わりかけでした。綺麗に藤色が出る品種ではないですが、何はともあれ咲いているのを見られたのは良かったです。
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山東戦(2戦目)プレビュー

2022-04-28 23:08:59 | 浦和レッズ
浦和は、明後日の山東(中国)戦が、ACLグループリーグの最終戦になります。山東はここまで1分け4敗と勝ちがなく、既にグループリーグ敗退が決まっています。得失点差もマイナス17と大量失点が続いており、浦和としては確実に勝っておきたい一戦です。勝ち点で並ぶと直接対決の勝敗が優先なので、大邱(韓国)との直接対決が1敗1分けの浦和は、1位通過のためには勝って大邱の引き分け以下による他力待ちになります。

もっとも、山東に勝つこと自体はそんなに難しくないタスクに思えます。山東は5-4-1で自陣にブロックを引く戦い方をしますが、アウトサイドの1枚は個人技で外せますし、3バックの距離感もそれほどバランスが良くなく、チャンスは何回も作れる相手です。かつて、大物外国人選手の獲得で、ACLを一時席捲した中国サッカーですが、山東以外のチームも結果を出せていません。

また、モーベルグ、ショルツ、岩波、明本以外の主力選手はライオン・シティ(シンガポール)戦に出ていないので、ターンオーバーをしていない他チームは6戦目で疲労がピークでしょうが、浦和はまだ力を残しているでしょう。犬飼が重傷を負った影響で、ショルツと岩波に頼らざるを得ないCBだけは苦しい布陣ですが、他のポジションはうまく使い分けができています。

この試合のキーマンは酒井宏樹と予想します。前回の対戦では、関根と宮本が連携して攻められた右サイドが、山東攻略のポイントになりました。2戦連続スタメンとなったモーベルグが欠場する可能性がある右サイドのMFですが、右サイドの攻めは酒井宏樹が後ろから絡んでいい形を作れそうです。関根になるか、小泉になるかはわかりませんが、右MFと連携しての攻めには期待しています。

あとはつまらないミスにだけは気を付けて、このゲームを確実に勝って吉報を待ちたいところです。もちろん、各グループの2位の中の上位3チームの可能性も十分ありますが、今はそれは意識せず、勝利のみが1位通過の条件という意識だけで良いと思います。

追記)浦和は2位の中の上位3チームに入ることは決まっており、この山東戦は消化試合になりました。修正します。
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サイドを制圧(4/27ACL浦和対ライオン・シティ)

2022-04-28 22:45:35 | 浦和レッズ
昨日の浦和のACLライオン・シティ戦は、6-0と浦和の圧勝に終わりました。ライオン・シティは予想通り、5-4-1と自陣にブロックを引く戦い方を選択し、試合を膠着状態に持ち込んでカウンターを狙う様子でした。しかし、試合を見ているとそのカウンター狙いは浦和の組織的な守備の前に、簡単に浦和に回収されて、ほとんどつなげないことになります。

また、浦和は攻撃面でも、ライオン・シティの守備組織を打ち破ることに成功します。右MFのモーベルグと右SBの馬渡で連携を見せると、確実にライオン・シティの左アウトサイドを1枚はがすことができたので、右サイドからは何本もクロスが入ることになります。最初はモーベルグと1トップのシャルクの連携が合っていないところも見られましたが、クリアボールも確実に浦和が拾えたので連続攻撃が可能でした。

先制点は浦和に入りました。右サイドで持った馬渡のシュートに対し、相手GKがキャッチミスをしたボールが入ってのゴールでした。この日の浦和はこれで勢いがつき、この日はシュートを外していたシャルクが、奮起したのか遠目からのシュートをうまくコントロールして枠内に飛ばし、相手GKの反応が間に合わずに2点目になります。

左SB明本のオーバーラップを生かした左サイドも使えており、左からのクロスをモーベルグがヘディングシュートで決めた3点目で、このゲームはほぼ決定で、浦和のロドリゲス監督はシャルクとモーベルグを下げて松尾と松崎を入れる、運動量を増やす采配でこのゲームを確実に逃げ切る手を選びました。1トップに入った松尾は、相手DFラインの裏へ走り、追加点を2点入れることになります。

もっとも、ライオン・シティにも少しだけ見せ場もありました。途中出場の元ベルギー代表、レスティエンヌからのクロスを、キム・シンウクが頭で合わせて、GK西川がファインセーブで止めたものの肝を冷やしました。このレスティエンヌが持った時の守備はこの日の浦和の課題で、ライオン・シティがボールを前線に入れることができたのはレスティエンヌが絡んだときでした。

この勝利で、1位大邱に勝ち点で並んだ状態で最終節を迎えることができました。勝ち点で並んだときは直接対決の勝敗で順位を決めるので、浦和はたとえ最終節の山東戦を勝っても、大邱がライオン・シティに勝てば2位です。それでも、勝ったうえで、大邱の引き分け以下を待てるよう、最善を尽くして欲しいですし、浦和はそれができるチームだと思います。
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ツツジ

2022-04-27 23:29:54 | 埼玉
地元さいたま市では、写真のツツジが見頃を迎えていました。GWの頃の花といえばこの花もあり、目前に近づいたGWに、花を探して楽しもうかと、ぼんやりと考えています。
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四番に動じない(山川穂高)

2022-04-27 22:48:07 | 他スポーツ
今日の西武ライオンズは、ビジターのソフトバンク戦でした。初回に放った写真の山川穂高選手の3ランが効いて、終始ゲームを優位に運んだ完勝を収めました。山川は、他の選手がプレッシャーに感じる、四番打者という位置に全く動じない強さを持っており、当たり前のように四番らしい活躍を見せてくれます。本人も四番にこだわりがあるようです。

山川は沖縄県那覇市の出身で、高校は中部商業とさほど目立っていませんでしたが、進学した岩手県の富士大学で大学日本代表にも入るなど活躍し、西武ライオンズにはドラフト2位で入団してきました。入団当初は、自分と同じようなメタボ体型で活躍していた、チームメイトの中村剛也に憧れており、中村本人にも教えを乞い、真似をすることを目指していました。

しかし、体全体を使って打つ中村の打ち方と、上半身で力で持っていく山川とは特徴が違うこともあって、中村の真似をやめてから打撃が開花し始めます。また、打つだけでは使ってもらえないと感じて、守備や走塁の練習も多くこなすようになり、2017年にメヒアから一塁手のポジションを奪って主力選手に定着するようになりました。

一塁手の守備で、メヒアよりは信頼が置けたのが山川が起用された一つの要因ですが、その後は2年連続で本塁打王のタイトルを取り、西武ライオンズの2年連続のリーグ優勝を主力選手として牽引しました。本人によれば、チームバッティングで安打を狙うのは80打席程度で、残りの400打席は本塁打を狙っているとのことです。本塁打を打てば必ず1点は取れるからというのが理由ですが、本当に本塁打が打てるので起用されています。

今季は、走塁の際に足を肉離れして、一時登録を抹消されていました。まだ、一塁手の守備に就くことはできず、DHで起用されています。出塁すると「各駅停車」の走塁もやむを得ないという状態ですが、それでも今の西武で四番を打てるのは彼しかいません。この本塁打で、リーグトップの7号となり、久しぶりの本塁打王も期待したいですね。
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モッコウバラ

2022-04-26 22:14:14 | 埼玉
地元さいたま市では、写真のモッコウバラが満開になっていました。GWの頃の花で、この花が咲くと春から初夏へと移り変わる季節を感じます。バラの仲間ですが、年2回咲くバラと違って、このモッコウバラは年に一度咲くのみです。どんどん伸びてくる強い植物でもあります。
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ライオン・シティ戦(2戦目)プレビュー

2022-04-26 21:18:12 | 浦和レッズ
浦和レッズは明日、中立地のタイ、ブリーラムでライオン・シティ(シンガポール)戦です。大邱との2戦目にベストメンバーを投入した影響で、このライオン・シティ戦はかなりメンバーを落とす試合になるでしょう。主力選手でライオン・シティ戦に出られそうなのは、ユンカーくらいという厳しい条件の試合です。途中出場だった松尾などはスタメンで行ってもらうことになるでしょう。

もっとも、ライオン・シティは一度対戦しているので、ある程度どういうチームかは見えました。前回の対戦では、4バックで守ると前の選手に守備意識が足りず、浦和の左MF松尾を比較的簡単にフリーにしました。その弱点が見えているうちに前半で2点リードを奪っておいたので、相手が後半、5バックにして守備を修正しても後の祭りにできました。

それを考えると、ライオン・シティは今回は最初から5バックで入ってくるでしょう。もっとも、ライオン・シティは1トップに元韓国代表のキム・シンウクがいますが、彼の運動量は全盛期とは比較にならないほど落ちており、しかも長身FWでスピードは今一つということで、スピードあるカウンターを見せてくることはなさそうに思えます。カウンター狙いに苦しんだ大邱戦(1戦目)のような展開にはならないでしょう。

それでも、浦和はメンバー落ちの状態で点を取るという、難しい任務があります。ユンカーはいいボールに反応するタイプなので、大邱戦に出なかった小泉などがうまくフォローできないと、時間だけが過ぎている展開もありえないとは言えません。早い時間で先制点を取って、確実にボールを回して安全運転ができる状況に持ち込む必要があります。

また、浦和の1位通過の条件は、2連勝してかつ大邱が2連勝できなかった場合だけです。大邱はライオン・シティ戦を敗れるなど安定感は今一つで、2連勝できない可能性は十分考えられますが、浦和が星を落として大邱を助けることだけは避けたいです。このライオン・シティ戦は、内容は悪くてもいいから、とにかく勝てというゲームです。
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打てるユーティリティプレーヤー(呉念庭)

2022-04-25 22:04:59 | 他スポーツ
開幕スタメンとはならなかったものの、開幕直後の山川穂高の負傷離脱で代役の一塁手に入って、打撃でアピールしている呉念庭内野手を取り上げます。呉念庭は昨年、外崎修汰の負傷離脱のタイミングで二塁手に入り、その後も三塁手、一塁手を器用にこなして、初のオールスター選出などようやく一軍定着できたユーティリティプレーヤーです。

呉念庭は出身は台湾ですが、共生高校、第一工業大学と日本の学校を卒業しているため外国人枠には入りません。第一工業大学時代には遊撃手もこなして、その後二塁手に定着するなど、内野ならどこでもこなせたのはこの頃からです。西武ライオンズからの指名はドラフト7巡目と高評価ではなかったですが、二軍で辛抱強く昇格のチャンスをうかがっていました。

意外なところでライオンズとの縁もあり、父親が台湾プロ野球在籍当時に、当時台湾でプレーしていた渡辺久信現GMとチームメイトだったという、不思議な縁もあります。渡辺久信は幼い頃の呉念庭を覚えているそうです。西武入りのきっかけはどこでも守れる守備と、一発こそさほどではないものの選球眼の良い打撃があったと思われます。

昨年が、彼にとってブレイクになりました。山川が離脱すれば一塁手、外崎が離脱すれば二塁手と守る位置を変えながら、自己最多の130試合に出場し規定打席に到達し、打率こそ2割3分台だったものの10本塁打を放ちました。さすがに上手くはなかったものの、やろうと思えば左翼手にも入れるなど、試合に出るためなら何でもやるという姿勢は評価できます。

今季も山川が走塁の際に筋肉を傷めたタイミングをものにしました。まだ、山川が一塁を守れずにDHで出場していることもあって、しばらく呉念庭の一塁手での出番はありそうです。常時一軍にはいられる選手にはなれたので、あとは打率が高ければもっと出番を増やせます。こういう、ドラフトでの評価が高くなかった選手でも、使い方次第で戦力にできるのがプロ野球の面白さですね。
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急造組織の脆さ(4/24ACL浦和対大邱)

2022-04-25 20:21:22 | 浦和レッズ
昨日のACL浦和対大邱戦は、0-0の引き分けに終わりました。1位通過のためには勝っておきたかった浦和にとっては痛い結果ですが、前節の同じ大邱との対戦で相手のカウンター狙いに引っかかって、ボールを持つ割には劣勢だった試合よりは改善することができました。もっとも、結果が0-0に終わった原因として、浦和の主力選手であるモーベルグとシャルクが途中加入で、キャンプなどで合わせ込んだコンビでないところが出たと思います。

大邱は前節と同様に、5-4-1で自陣にブロックを引いて守ってきました。前節、浦和が苦しんだ原因は、そのブロックの中にボールを入れることができず、外側でボールを回されるを得なかったことです。その点については改善を見せました。モーベルグが右サイドのタッチライン際に開いてボールを引き出して、相手左アウトサイドの鈴木を置き去りにするところまでは計算通りでした。

この日は、外国人枠の関係でユンカーがベンチからも外れ、シャルクの1トップでした。もっとも、シャルクは171cmと上背がないこともあって、できれば足元で欲しいFWです。こういうタイプを機能させるためには、どうしてもキャンプで連携を深めて、どこでボールが欲しいか、シャルクとモーベルグで話し合っておかないといけませんでした。

しかし、この両者はモーベルグが3月、シャルクに至っては入団して間もない4月の加入でした。その急造コンビが合っていないことが、今回再三にわたってサイドを崩しながら、決定力不足でノーゴールという結果につながったのではと思われます。また、このゲームは高温多湿のタイでの開催ということもあって、次第にモーベルグの足が止まってきました。

左サイドに松尾を投入して、そちらから仕掛けるようにロドリゲス監督は修正しましたが、結果的にはもう少しこの決断が早ければと惜しまれる結果でした。これで、浦和は残り2試合を連勝しても、大邱が残り2試合を連勝すると2位にとどまるという、厳しい位置に立たされることになりました。もっとも、ライオン・シティと山東に力の差を見せて勝ち切った浦和と、ライオン・シティ戦を敗れている大邱ではチーム力の差はあるはずです。

大邱はきっと、2連勝はできないだろうと思って、残り2試合を連勝して幸運を待てるよう、これからの2試合を大事にしたいところです。この急造コンビも、実戦を重ねてくれば次第に合ってくるでしょう。
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