今日の西武ライオンズは、相手失策につけこんだ3得点を、高橋光成、平井、ギャレット、増田の継投で守り切って3-2の勝利を収めました。栗山の詰まった中前打と、外崎の遊ゴロの間の得点という、点の取り方は地味でしたが、8回を抑える中継ぎとして存在感を増している、新外国人選手リード・ギャレット投手を取り上げます。
ギャレットはアメリカではマイナーリーグが主戦場だった地味なキャリアで、メジャー経験はデトロイト・タイガース時代の2019年の1年だけです。メジャーでの成績も、13試合登板で防御率8点台と戦力になったとは言えない内容です。いわば、「原石」の状態で日本にやってきた、未知の戦力でした。マイナー時代は先発の経験もある投手ですが、西武では最初から中継ぎの期待だったようです。
彼の特徴で優れているのは、低めのストレートです。最速158kmを誇る剛速球で、今日の試合でもオリックスの強打者吉田正尚を詰まらせた二ゴロに打ち取っています。これがボールになると苦しいですが、今日の投球は安定してストライクゾーンに投げられており、相手が待ってくるとカウントを追い込むことも可能です。
また、変化球には縦のスライダーがあります。今日は捕手の森が目先を変えるための見せ球に使っていましたが、これが決まるようになってくれば相手にストレート狙いをさせないだけの投球が可能になってくるでしょう。今の状態は良く、オリックスの下位打線が相手ならストレートで空振りを取れる内容です。
まだ、走者を背負ったときにどれほどのマウンドさばきができるかなど未知数のところもありますが、チーム最速の剛速球は使える武器です。こんな選手がマイナーリーグにいるのですから、アメリカの野球の裾野は相当広いと、違う意味での驚きも感じました。今年は6連戦が基本と強行日程なので、できるだけ連投させないようにと辻監督も配慮しており、彼が8回を抑える中継ぎとして一年間プレーできるようなら、今年の西武は楽しみになってきます。
ギャレットはアメリカではマイナーリーグが主戦場だった地味なキャリアで、メジャー経験はデトロイト・タイガース時代の2019年の1年だけです。メジャーでの成績も、13試合登板で防御率8点台と戦力になったとは言えない内容です。いわば、「原石」の状態で日本にやってきた、未知の戦力でした。マイナー時代は先発の経験もある投手ですが、西武では最初から中継ぎの期待だったようです。
彼の特徴で優れているのは、低めのストレートです。最速158kmを誇る剛速球で、今日の試合でもオリックスの強打者吉田正尚を詰まらせた二ゴロに打ち取っています。これがボールになると苦しいですが、今日の投球は安定してストライクゾーンに投げられており、相手が待ってくるとカウントを追い込むことも可能です。
また、変化球には縦のスライダーがあります。今日は捕手の森が目先を変えるための見せ球に使っていましたが、これが決まるようになってくれば相手にストレート狙いをさせないだけの投球が可能になってくるでしょう。今の状態は良く、オリックスの下位打線が相手ならストレートで空振りを取れる内容です。
まだ、走者を背負ったときにどれほどのマウンドさばきができるかなど未知数のところもありますが、チーム最速の剛速球は使える武器です。こんな選手がマイナーリーグにいるのですから、アメリカの野球の裾野は相当広いと、違う意味での驚きも感じました。今年は6連戦が基本と強行日程なので、できるだけ連投させないようにと辻監督も配慮しており、彼が8回を抑える中継ぎとして一年間プレーできるようなら、今年の西武は楽しみになってきます。