Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ベジタブルマラソンin彩湖(秋)

2017-09-30 16:40:09 | 他スポーツ
戸田市で行われた、ベジタブルマラソンin彩湖に出走し、10kmを64分35秒で完走しました。この結果は微妙な結果で、目標である自己ベストの62分22秒の更新はならなかったものの、10kmから撤退を考えるほどの悪い結果ではないという位置づけです。課題は自分の中で見えており、最大のものはスタミナ不足です。前半の5kmは30分前後で走れていましたが、後半の失速が大きすぎました。

彩湖は何度も走っている自分の「ホームコース」なので、どんな景色が見えてくればあとどのくらいでゴールできるという感覚はつかんでいます。最初の1kmで無理せず6分ちょうどくらいで入る予定でしたが、思ったより速く入りました。それでも、きついという感覚はなく、給水も確実に取り、4kmまでのレース運びは予定通りのものでした。

今回のコースは、彩湖1周は4.7kmなので、足りない300mをどこかで折り返す必要があります。それが、ほぼ中間点付近にあったので、彩湖にかかる管理橋を渡ればすぐに5km地点もしくはゴールとわかります。この管理橋を、軽快に渡っていればその後自己ベストを狙う走りができたと思いますが、ここで自分の動きが落ちたことは如実に理解できました。

それでも、km6分半くらいで粘っていれば62分半くらいでゴールできたでしょうが、そこからはかなり苦しくなってきました。少しずつ周りのランナーに抜かれ始め、目標を下方修正しながら、それでもkm7分で残りを走れば64分前後は出ると思って、何とかゴールすることはできました。

今回の失速は、原因は足が動かなくなったことです。まずはスタート時刻が12時半で、食事を摂るタイミングが難しいレースでした。今思えば、ウィーダーinゼリーあたりを買って、少しエネルギーを補給しておけばと思います。この時間にスタートすることは、予想以上に難しかったと、自分の準備不足を感じます。

また、夏場に桜環境センターでトレーニングをしていたので、まったく練習ができていないわけではないものの、ロード練習はできていませんでした。ロードに対する足慣らしは大切だと実感したので、次の戸田マラソンに向けて少しロード練習を入れて、レースまでの2か月弱をうまく過ごしたいと思います。

S→1km 5:47
1→2km 6:07
2→3km 6:05
3→4km 6:16
4→5km 6:30
5→6km 6:46
6→7km 7:05
7→8km 7:16
8→9km 7:31
9→G 5:16
total 64:39











































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仙台戦プレビュー

2017-09-29 22:54:13 | 浦和レッズ
あさっての日曜日、浦和レッズはベガルタ仙台とアウェイのユアテックスタジアムで対戦します。ユアスタは、サッカー専用で観客席とピッチが近く、相手の応援が響いてくるアウェイチームとしてはやりにくい環境です。もっとも、この長年の鬼門でも、最近は勝ち点を取れるようになってきています。

ベガルタ仙台のチーム状態は良いです。ルヴァン杯では鹿島を倒して4強に入り、リーグ戦でも上位争いのC大阪をアウェイで4-1という大差で下しています。今季は渡辺晋監督がチーム改革に乗り出し、開幕当初は3-4-3という攻撃的な布陣に挑んでいましたが、浦和と埼スタで対戦したときはその組織が完成しておらず0-7という大差がつきました。

しかし、今回はその当時とは違うチームになっているでしょう。仙台は12位と、優勝とも降格とも関係ない位置にいます。布陣も、C大阪戦のスタメンの名前を見る限りでは、4-4-2にしているようです。仙台は思い切って自分たちのサッカーをして、何とか浦和を倒してやろうと高いモチベーションで臨んでくるでしょう。

浦和はACLの中国遠征帰りで疲れているでしょう。そのメンバーからは何人か入れ替えてきそうです。上海上港戦に出なかった、矢島や駒井、途中出場だった高木俊幸あたりに頑張って欲しいところです。どんなメンバーが出てもレッズは強いと相手に思わせるくらいの試合ぶりを期待したいです。

浦和の4-1-4-1はウイングを生かすための戦術なので、高木俊幸がキーマンと予想します。彼の左ウイングは適材適所な印象を受けます。あとは、どうやって真ん中の選手に合わせるかです。興梠が欠場すればズラタンが1トップになるでしょうが、ズラタンにどういうパスで合わせていくか、試合前の打ち合わせが重要な意味を持ってくる試合になるでしょう。
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ACL上海上港戦マニアック分析

2017-09-29 22:16:32 | 浦和レッズ
上海上港戦、テレビ中継の中で紹介されていた興梠のコメントが興味深いものでした。彼いわく、「前の(3-6-1)システムと比べてこの4-1-4-1はシャドーとの距離が遠い(ので連係しにくい)」ですが、そう感じるのには理由があります。このシステムでは、どうしてもシャドーの1枚はボランチのサポートで下がらなくてはいけないからです。

4-1-4-1はウイングを生かすための戦術で、守備を免除されるウイングが思い切ってサイドを仕掛けられるという強みがありますが、1ボランチの青木のところが狙われるという構造的な弱点があります。そのため、この日ACL初スタメンで起用された長澤の任務は、半分攻撃、半分青木のフォローというものでした。

そのため、攻撃の際に興梠をサポートできるのが柏木一枚になることもあります。それが、興梠がシャドーとの距離が遠いと感じる理由でしょう。それもあり、興梠のゴールはなかったですが、ポストプレーから柏木のゴールをアシストし、FWの役割は十分果たしてくれた試合になりました。

この試合を引き分けられた理由として、上海上港の後ろからの刺客であるアフメドフに対応が効いたことが考えられます。前線から連動してプレスを掛けるような、戦術的に細かい約束事があるチームではない上海上港ですが、カウンターだけは常に狙っていて、チャンスと見るや皆で上がっていく勝負勘は持っています。

そのカウンターの先兵がアフメドフであることが多かったですが、長澤がうまくファーストディフェンダーとしてボールを追って、青木と協力して相手のカウンターを抑える動きが、この日の浦和はできていました。これで、上海上港は個人技で勝負せざるを得なくなり、フッキに対して槙野がマークについたことで、上海上港としてはやりたいサッカーができなかった試合になりました。

ホーム埼玉スタジアムでも、上海上港は個人技を軸に組み立ててくるでしょう。フッキの超人的身体能力も脅威です。しかし、やり方次第ではバラバラに空中分解もする可能性のあるチームで、そのやり方を徹底させることが、決勝進出の絶対条件になってくるでしょう。何とか現地で見届けたいですね。
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動いていなかった相手(9/27上海上港対浦和)

2017-09-28 21:44:24 | 浦和レッズ
昨日の浦和レッズのACL準決勝、上海上港とのアウェイ戦は1-1の引き分けに終わりました。この引き分けは非常に大きなもので、ホーム埼玉スタジアムで勝てば文句なし、引き分けでも0-0なら決勝進出という条件にすることができました。第2戦に有望な点差で帰ってくる、目標は十分達成することができました。

いつものあまのじゃくで、上海上港の動きを序盤は追ってみました。確かに、オスカル、フッキ、エウケソンとブラジル代表クラスを揃えた個人技は相当のレベルで、フッキは豪快なミドルシュートで先制点を挙げることもしていましたが、しばらく見ていると「上海上港は動かない」というのがわかってきました。

特に、トップ下の選手が浦和のボランチにプレスをかけてこないので、浦和は低い位置では比較的楽にボールを持つことができていました。そんな動かないチームを、フッキやオスカルに自由に個人技を発揮させることで勝ってきたチームだと、ある程度見えてきました。ただ、上海上港はカウンターで人数をかけることはできていました。

そんなカウンターに対する浦和の守備は工夫していました。まずは、フッキの圧倒的な個人技は、チームで一番身体能力の高い槙野をマークに当たらせることで後半は封じました。ウズベキスタン代表ボランチ、アフメドフのドリブルも、長澤や青木が送らせて人数をかける中盤の守りで、ある程度抑えることができました。

次第に、その個人技頼みが効かなくなってきたことで、上海上港は明らかに苛立ってきました。これは浦和の狙い通りのシナリオです。もちろん、オスカルのFKがポストを叩いたという幸運にも救われた引き分けですが、相手に嫌なイメージを与えて第二戦を迎えることは十分達成だと思います。

また、浦和というチームは柏木のチームとも感じます。同点ゴールだけでなく、ボールが真ん中で収まり、サイドのラファエル・シルバや武藤が思い切って前に行けるところは柏木の効果だと思います。負傷がちな柏木はACLに照準を合わせた調整をしているらしく、リーグ戦で彼に頼れないのは残念ですが、ACLを優勝してくれればそれもすべてOKです。
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槙野の前のパフォーマー(池田伸康)

2017-09-26 22:35:28 | 浦和レッズ
先日の鳥栖戦の練習で、浦和レッズのトップチームのコーチになったかつての浦和MF、池田伸康さんの姿を見かけました。伸康といえば昔の弱かった時代の浦和にとって、救いをもたらす存在でした。切れのある走りで相手に1対1で勝つことで、圧倒的に弱かった1993年や1994年に勝った試合も何度かありました。

池田伸康の名前を未だに憶えている理由は、1994年の国立競技場の横浜F戦で見せた「お焼香パフォーマンス」です。ボランチで起用された伸康が、するすると上がっていって決めた得点で、当時V川崎にいたビスマルクの「神様パフォーマンス」の向こうを張って見せたのがこれです。「自分は仏教なのでお焼香です」とマスコミに語っていたのを思い出します。

しかし、伸康といえば負傷が多かったというイメージもあります。レッズフェスタのときはいつも明るい性格で盛り上げるのに、シーズンをフル稼働できることはなく、いつも「能力はあるのに惜しい」と思われていた選手でした。それでも、そのキレのある走りは歴代監督に重宝され、山田暢久の控えの右アウトサイドの一番手に置かれていた時期もあります。

伸康は1999年の磐田戦で、小野伸二のアシストで浦和での最後のゴールを決めると、その後は川崎F、水戸へと移籍し、2002年シーズンを最後に現役生活に別れを告げます。引退と同時に、当時始まったばかりだったハートフルクラブの初代コーチとして、元レッズMFの渡辺隆正氏とともに子供たちを盛り上げる役割に着きます。

指導者としては、原口元気をジュニアユース時代に育てた実績があります。当時の原口元気は、少年時代から天才少年と騒がれた才能でしたが、まだまだチームのために戦うという姿勢に課題がありました。そんな原口元気にチームプレーを教え込み、その後ドイツに移籍するほど順調に育てることができたのは伸康の貢献もあったと思います。

今回、ミシャの退任で一緒に退任したコーチが出て、トップチームのコーチが足りなくなったことで、トップチームのコーチにシーズン途中で急遽就任することになりました。久しぶりに見たことは嬉しかったですが、コーチとしてはまだまだこれからなので、今後の活躍に期待したいです。
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上海上港戦(アウェイ)プレビュー

2017-09-25 22:05:17 | 浦和レッズ
あさって、浦和はACLの準決勝1stレグの上海上港戦を、アウェイの上海体育場で行います。中国ではサッカーは人気がないと思っていた私にとって、1次リーグの上海上港のスタジアムが、まるでレッズかのように満員の観衆で赤く染まっていた様子には、大いに驚きました。もっとも、1度行っている敵地なので、選手たちもある程度は慣れたと思います。

上海上港といえば豊富な資金力で、ブラジル代表トップ下のオスカル、ブラジル代表左MFのフッキ(元東京V)ら大物外国人選手を雇っています。オスカルは、かつては世界一のお金持ちチーム、イングランドのチェルシーに在籍していましたが、上海上港は間違いなくそれを上回る好条件を提示したのでしょう。

もっとも、強そうに見えるが脆さも持っているチームです。浦和との1次リーグは1勝1敗と戦えない相手ではありません。しかも、アウェイは2-3の敗戦、ホームは1-0の勝利なので、ホームアンドアウェイのルールならアウェイゴールで浦和が勝ち抜ける結果です。そう感じるのは、上海上港の準々決勝の結果も理由として考えられます。

上海上港は、ホームで4-0という、圧倒的なリードを奪って敵地広州に乗り込みました。そのまま逃げ切っていれば上海上港恐るべしというイメージになるのでしょうが、広州恒大に4点を返されて延長戦に持ち込まれ、PK戦で辛くも広州恒大を振り切っての準決勝進出です。強さも持っているが、脆さも持っている、強いのか弱いのかわからない相手でしょう。

また、中国リーグの資金力がどれほど豊富だとしても、その資金は監督と3人の外国人選手を豪華にするのが手一杯です。残り8人の中国人選手のレベルが追いついていないチームもよく見られます。圧倒的な攻撃力は持っているでしょうが、中国人で組織するDFはそれほどではないと予想しています。

それでも、鳥栖戦から中3日の浦和にとっては苦しい条件の試合でしょう。今回はあまり色気を出さず、第二戦に有望な点差でホームゲームに賭けられるようにできれば、この遠征は成功だったと思えることでしょう。
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大相撲秋場所総括

2017-09-24 21:28:06 | 他スポーツ
大相撲秋場所は、横綱日馬富士が豪栄道との決定戦を制して、11勝4敗で9度目の優勝を決めました。白鵬が39回も優勝する、この単独天下の時代に、9回も優勝できたことには敬意を表します。しかし、日馬富士は序盤戦で3日連続の金星献上、レベルも高くない11勝4敗の優勝ということに、物足りなさも感じた優勝です。

この結果を生んだのは、優勝争いをリードしていた大関豪栄道の突然の失速でした。押しの強さと相撲のうまさで、11日目までに10勝1敗と大きくリードしていた豪栄道の優勝を、多くの相撲ファンは疑わなかったと思います。そこから、豪栄道が松鳳山と貴景勝に連敗したことで、優勝争いは一転混とんとすることになりました。

それでも、本割か決定戦のどちらかを勝てば優勝だった豪栄道は、まだ有利な立場にいました。しかし、両方の相撲で日馬富士に低く入られ、抵抗らしい抵抗も見せられずに敗れた豪栄道の相撲内容は残念でした。それでも、3横綱2大関が休場するなど、上位陣が戦わずして総崩れだったこの場所で、残った大関と横綱が優勝争いを展開したことだけは、わずかな救いです。

この場所は、相撲界を一気に世代交代に持っていくきっかけになる場所かもしれません。豪栄道と日馬富士を倒した前頭5枚目の貴景勝、3場所連続で10勝を挙げた前頭3枚目の阿武咲らの若手が、上位力士のいないチャンスの場所で大いに活躍し、相撲界にニューヒーローが出現する可能性が出てきました。

三役争いは、関脇御嶽海が8勝7敗、関脇嘉風が8勝7敗で関脇を守りました。大関照ノ富士が関脇に陥落してきますが、小結の玉鷲と栃煌山が負け越して枠は二つ空きます。一つは西前頭筆頭の琴奨菊が10勝を挙げて当確で、もう一つは東前頭3枚目の阿武咲が10勝を挙げて有力です。

また、来場所は妙義龍、安美錦、琴勇輝という、幕内で実績十分な十両力士が幕内に戻ってくることが有力です。特に安美錦は、幕内でも「曲者」ぶりをもう一度発揮することができるか楽しみで、来場所は前頭下位の土俵が面白くなるのではと予想しています。
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鳥栖戦マニアック分析

2017-09-24 20:03:44 | 浦和レッズ
長澤の投入で、武藤が右ウイングに回ったことで右サイドからの攻撃が可能になりましたが、同点ゴールがなかなか得られなかったので、堀監督は森脇を下げてズラタンを投入してきました。最終ラインを遠藤航、マウリシオ、槙野の3バックにして、阿部勇樹、長澤のボランチ、右アウトサイドに武藤、左アウトサイドに高木俊幸、トップ下に矢島、2トップに興梠とズラタンという布陣変更です。

ミシャ時代の3-6-1に似ているように見えますが、両アウトサイドが武藤と高木俊幸というのはあり得ないくらい攻撃的な布陣です。もちろん、左ストッパーの槙野は今までと同じように上がってきます。実質、後ろは遠藤航、マウリシオ、阿部勇樹で何とかしてほしいくらいの考え方です。

鳥栖は守備に援軍を与えようと、攻撃的MFの小野裕二に代えて守備的MF藤田を入れて守りを固めます。ますます、浦和が攻め、鳥栖が守る展開が続くことになりました。そんなときに、高木俊幸が蹴ったCKをマウリシオが頭で合わせてゴールを決めて、浦和は同点に追いつき、逆転勝利に望みをつなぎます。

その後の試合運びのまずさが、勝ち点3を逃した大きな要因となりました。鳥栖のカウンターは前半よりつながるようになっていましたが、浦和ボールのFKの処理から、クリアしようとした矢島とGK西川の連係ミスを田川に押し込まれる、痛恨の2失点目はかなり浦和の戦意を落とすものでした。無理につなごうとせず、矢島がタッチラインに蹴り出していれば問題なかった場面です。

その後は、浦和もズラタンの頭狙いのロングボールが多くなり、苦しい展開になります。85分に右クロスを武藤がシュートし、GK権田の背中に落ちていたボールを執念で押し込んで同点として、最後の意地は見せましたが、あと5分で勝ち越すのは難しく、試合は2-2の引き分けに終わりました。

鳥栖がこれだけ引いてくるのは予想外だった印象ですが、それならなおさら勝っておかねばならぬ試合でした。この引き分けは、上位追撃が厳しくなる痛い引き分けで、ACL以外に目標を見出しにくくなってしまいました。それでも、準決勝に進出したACLに最後の意地を賭け、アウェイの上海上港戦での好結果を願うほかにありません。





























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引いて守った鳥栖(9/23浦和対鳥栖)

2017-09-23 23:11:26 | 浦和レッズ
今日のホーム鳥栖戦は2-2の引き分けに終わりました。スコアだけ見ると攻め合った試合のように見えますが、実際の試合展開は鳥栖が自陣に引き、浦和はボールを回して何とか鳥栖の守備に穴が空くのを狙うという展開が続いた試合でした。鳥栖の出方で、その狙いは理解できました。鳥栖はイバルボを前に一人だけ残して、中盤の5人を真横に並べてDFの4人とラインをコンパクトに引き、浦和の前の5人と数的優位を作る狙いでした。

そういう展開が狙いなら、なおさら最初の失点が惜しまれます。縦パスをカットされてからの速攻で、DF遠藤航が裏のスペースを狙われて田川に走られた痛すぎる失点でした。その後も、小野裕二のシュートがポストをヒットするなど、浦和が立ち上がりにうまく試合に入れていない問題点が見えました。

それでも、堀監督の4-1-4-1は相手を押し込んでボールを回すという意味では機能しています。もっとも、この日は右サイドの駒井がバックパスばかりで機能しておらず、浦和はどうしても左ウイングの高木俊幸のクロスだけが頼りという展開が続きました。もちろん、高木俊幸は左利きではないので、左足で上げたクロスはどうしてもピンポイントで興梠の頭を狙えるほどの精度はありませんでした。

鳥栖は、イバルボのボールキープが頼りの展開でした。とにかく守ると決めた戦術で、イバルボめがけて縦パスを入れて、フォローに来る小野裕二や田川のスピードで走らせたい狙いでした。イバルボにはマウリシオがつくことが多かったですが、少なくともイバルボに前を向かせていなかったので、守備はある程度落ち着きを取り戻しました。

そうなると、得点をどう狙うか次第ですが、堀監督の采配は右サイドの駒井を下げて、長澤をインサイドハーフに置き、武藤を右のウイングに回すものでした。天皇杯の鹿島戦では、敗れてものの武藤がウイングに向いているとわかったのは数少ない収穫でした。それを継承して、そういう采配を打ったのでしょう。

ミシャ時代はほとんど試合に絡めなかった、長澤と矢島に出番を与えている堀采配はいいと思います。もともと、彼らは柏木の代役ができる選手がいない課題を解決するための補強だったと思います。柏木がベンチに入れない今、彼らに中央でゲームメークしてもらうことが、浦和の窮地を救うのではと期待していました。

続きは明日のマニアック分析で。







































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鳥栖戦プレビュー

2017-09-22 23:23:57 | 浦和レッズ
今出先なので、ネットで鳥栖の情報は手に入りませんが、今わかっていることだけで明日の鳥栖戦のプレビュー記事を書きます。

浦和は天皇杯鹿島戦の衝撃的な敗戦から中二日という、精神的にも体力的にも最悪のタイミングで、この鳥栖戦を迎えることになりました。ターンオーバーかと思われた、磐田戦での柏木の温存は、実は負傷で使える状態ではなかったという事実も、この試合に向けて気持ちが萎える要素です。

もっとも、浦和の4-1-4-1ははまれば相手を押し込むポゼッションができることはACL川崎戦の逆転勝利から証明されています。問題はボールを失ったときのリスク管理で、やはり攻めたがる傾向の強い槙野と森脇の両SBは見直した方がいいのではと思います。

また、天皇杯に出場しなかったDFマウリシオは、負傷ではなく登録の都合でした。そのため、鳥栖戦では天皇杯に出られなかった分も活躍して欲しいです。カバーリングタイプなので、CBを人に強い槙野と組めば安定すると想像しています。

対戦相手の鳥栖は、パスを出せるMFの鎌田がドイツのフランクフルトに移籍しています。こういうファンタジスタタイプのMFはなかなか育ちにくいので、鳥栖は昔のスタイルの、中盤を飛ばしてFWの豊田めがけてロングボールを蹴るサッカーに戻してくるかもしれません。

もっとも、現C大阪監督尹ジョンファン氏がJ2時代から育て上げた当時の主力選手は豊田と高橋義希くらいで、今はJ1の他チームから出場機会を求めて移籍してきた選手が中心選手です。監督もイタリア人のフィッカデンティで、鳥栖といえばパワーとスタミナの根性サッカーというイメージは、今ではあたらないかもしれません。

見てみたい相手選手は元コロンビア代表のFWイバルボです。ブラジルW杯にも出場した選手ですが、この選手を見れば鳥栖のやりたいサッカーのイメージができます。ポストプレーヤーなら、豊田とどうやって合わせているかも見所です。
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