Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

天皇杯決勝プレビュー

2008-12-31 16:29:45 | 他チーム
明日の元旦は、毎年恒例の天皇杯決勝です。ただ、今年はベスト16が早い時期に行われたので、レッズ戦にならないことは決勝チケットの発売前にわかっていました。そのため、今回は国立へは行きません。しかし、日本サッカーにとっては大事な一大イベントですから、おそらくテレビでは見ると思います。

皆さんご存知の通り、カードは柏レイソル対ガンバ大阪です。ACL、クラブW杯を戦い抜き、さらに天皇杯まで勝ち進んだガンバ大阪の頑張りは、頭が下がりますが、今回は遠藤が足首を痛めて出場は難しいらしく、ひょっとしたら持ち前の攻撃サッカーを捨ててある程度はカウンターを狙わなければならないかもしれません。

ただ、G大阪は、遠藤がいるからこそのチームです。遠藤が不在だったリーグ戦の夏場に負けが込んだ事実からも想像できるように、もし遠藤が出なかったり、出ても普段の動きができなければ苦戦する可能性はあります。ただ、たとえカウンター狙いをするにしても、ある程度ならカウンターで点を取ることもできるのはG大阪の強みです。

また、G大阪はボランチの明神が上がってきたり、CKの山口の頭とか、得点パターンも多いチームです。対する柏は、運動量が売り物のチームです。私は柏の試合をそう何度もは見ていないので、想像ですが、こういうチームは試合間隔が詰まる今回の天皇杯の強行日程はきついと思います。

ただ、前回の試合でベンチスタートだったフランサと李忠成をスタメンで出す可能性もあるかもしれません。事実、この二人で2点取ってFC東京に勝ったのですし、戦い方のバリエーションは豊富なチームです。33年前に前身の日立が出て以来の天皇杯決勝という話ですが、当時のチームも「走る日立」と呼ばれていたようです。

走る柏を、試合巧者のG大阪がどうやっていなして戦えるかが試合のポイントのように思えます。ただ、柏は一人でも試合を決めることができる、フランサがいます。柏がたとえ苦戦の流れになっても、フランサにボールを集めて「あとは何とかしてくれ」というサッカーをする可能性もあります。

それで拾った勝ち点もありますから、フランサをどう使うかは、石崎監督の腕の見せ所ではないかと思います。
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Wink「淋しい熱帯魚」

2008-12-31 13:44:15 | 雑記
昨日のレコード大賞、一部だけ見ていましたが、話題になっていたWinkの一夜限りの復活をたまたま見ることができました。今回歌ったのは、1989年のレコード大賞受賞作の「淋しい熱帯魚」でした。ちょうど、この頃はCD時代の入り口といった時代で、この「淋しい熱帯魚」も近所のCDショップに買いに行った記憶があります。

私にとって、Winkは、「最後の年上アイドル」というイメージです。当時高校生だった私は、まだまだアイドルは年上のお姉さんというイメージが強く、このWinkもちょっと年上で、しかも当時大人気だった二人組でした。お笑いタレントの山田邦子が物まねをして話題になったこともありました。

大学生になってくると、次第に年下のアイドルが出てきて、しかも自分自身がスポーツにのめり込んであまり音楽を聞かなかったので、Winkが解散したことも、アイドルも世代交代するという事実にも気付いていませんでした。SPEEDが出てきて、アイドルは完全に年下ということになると、もうアイドルを追いかける年齢ではないと悟るようになりました。

そんな微妙な心理状態を抱えていた頃を、今回「淋しい熱帯魚」を聞いて思い出しました。しかし、この歌もいい歌だと思います。やはり「私の思いをジョークにしないで」という部分は、当時いろいろな思いを抱えていた私に、ちょっと触れる歌詞だったと思います。

Winkは解散しても、相田翔子も鈴木早智子も活動をしていたので、体型も雰囲気も変わっておらず、当時のアイドルの姿のままだったことは嬉しかったです。振り付けは、ビデオを見てチェックしたとのことですが、これだけのライブがまだできることに、アイドル歌手の凄さを知りました。
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長野五輪の思い出

2008-12-30 21:33:53 | 他スポーツ
長野五輪は、その気になって強化すれば、日本もウインタースポーツで世界と戦えるんだという事実がわかり、日本中が熱く燃えた冬の日々だった記憶があります。ただ、その強化策が少数のエリートに絞ったものだったらしく、その後に出てくる選手が現れず、ソルトレーク(2002年)、トリノ(2006年)と結果を残していません。

ただ、あのときの長野には、確かに世界中からいろいろな国籍の人が集まってきて、面白い雰囲気でした。昨日、私は長野五輪のスピードスケートを見に行った話をしましたが、ここで、つたない英語ながら、いろいろな外国人に英語で話し掛けてみました。その中では結構発見もありました。

一つは、女子500mで結果的に金メダルに輝く、カナダのルメイ・ドーン選手の夫の両親を見つけて話ができたことです。誰を応援に来たのですかみたいなことを聞いたら、「ルメイ・ドーン」と優勝候補筆頭の名前が出てきたので、調子に乗って一緒に写真を撮ったりしました。

また、スピードスケートの500mはインコースとアウトコースで有利不利(インコースが有利)があるので、一本のレースでメダル争いをするのはおかしいという議論が起こり、前回のリレハンメル五輪から、インコースを一本、アウトコースを一本と2回滑り、その合計タイムで優勝を競う形式に変更になりました。

そのため、私が見た一本目ではメダル争いの決着はつかず、本来なら明日のレースでメダルが決まるのですが、チケットが取れず大事な瞬間を見ていません。しかし、帰りのバスを待つ長い行列の中で、たまたま隣になったカナダ人の夫婦が、スピードスケートのジュニアの指導者ということで、明日のタイムはどのくらいで決着が着くだろうというような話をさせて頂きました。

その方に、カナダの国旗をかたどったピンバッジを頂いたので、何かお返しをしなければと思った私は、地元の獅子舞祭りのテレカを渡しました。使用済みだったことは申し訳なかったですが、日本の祭りの写真なんてなかなか手に入らないはずだと思って、喜んでくれただろうと今では思っています。

最後の別れ際に掛けられた言葉は「Enjoy your life」でした。今振り返ると、スポーツネタばかりでこれだけブログを書けるのだから、きっとスポーツ観戦を楽しめているのではと思います。
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スピードスケート

2008-12-29 20:24:01 | 他スポーツ
今日、全日本スプリント選手権が富士吉田であったとのことで、久しぶりにスピードスケートの映像を見ました。私がスピードスケートを生で見たのは、たった1回で、長野五輪女子500mの1日目でした。本当は二日目の方を見たかったのですが、チケットが一日目のものしか手に入らず、メダル授与の瞬間は見ていません。

ただ、このスポーツは素人目には難しく、500mで数秒の差が出るような選手なら、コーナーで体が立ったりとか明確な欠点も見えますが、五輪のメダル争いは本当に微妙な差で、見ているだけでは何が起こったか、スタンドからはわからないものです。そのため、スピードスケートの情報はどうしてもスポーツマスコミのネタを頼ってしまいます。

今でも現役の大ベテラン、岡崎朋美選手は、ストレスが溜まると4輪駆動の車で山道をかっ飛ばすことがあったという話も聞きます。また、清水宏保選手はトレーニングで自分の脳が体力の限界を感知するのを「破壊」することを使命としていたらしく、このトレーニングを他の選手がやったら壊れるという話も聞いたことがあります。

しかし、スピードスケートで世界で戦える日本人が出るのは、間違いなく「コーナーリング」があるからです。何の障害もなく、まっすぐに500mをかっ飛ばすスプリントレースだったら日本人の体では勝てないでしょう。また、スピードスケートは500mでは30数秒で決着がつきます。

これは競馬の馬(時速60km程度)と比較しても遜色ないタイムで、このスピードで陸上トラックと比較してもあまり変わらないコーナーを曲がるのですから、当然体が遠心力で飛ばされないために無理に内側に力を掛けて抑え込んでいます。この筋力をつけるのが、スピードスケートを学ぶ子供の最初の壁だそうです。

ただ、それに成功して、W杯に出るような選手になった人は、ものすごい筋肉がついているのが、そのぴたっとしたウェットスーツのようなウェア越しに見えます。今の男子短距離は長島圭一郎選手が強いらしいです。だいぶ、勢力地図も塗り替えられたスピードスケートですが、バンクーバー五輪までに是非、世界で戦える選手が出ることを願っています。
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天皇杯準決勝

2008-12-29 18:17:26 | 他チーム
今日は、午後の時間のほとんどを天皇杯準決勝の2試合を見るために使いました。レッズ絡みの試合だったらテレビの前でしっかり座って、食い入るように見るところですが、今日は関係ないカードなので、つまらない試合だったら寝てもいいやくらいのつもりで見ていました。

そしたら、2試合とも見所のある試合だったので、テレビでは珍しく「観戦疲れ?」しました。最初のFC東京対柏戦は、劣勢でリードされた柏が、フランサと李忠成の投入で試合の流れを引き戻して、鮮やかな逆転勝ちを収めました。柏が優勝すれば、石崎監督を優勝して送り出すという、最高のプレゼントになりますね。

ただ、もっとドラマチックだったのは、2試合目のG大阪対横浜FM戦でした。試合の流れは終始横浜FMペースで、浦和戦でも目についた横浜FMの前からのプレスが良く効いていた試合でした。ただ、G大阪は攻撃サッカーを標榜してはいますが、その気になればカウンターサッカーもできるチームです。

ボランチで起用された遠藤にうまくボールを集めて、そこから長いボールでサイドハーフを走らせれば、普段なら攻撃は機能させられるチームです。しかし、横浜FMのプレスはそれをさせたくないという意図がよく現れていました。G大阪のパス回しはつながらず、横浜FMが一方的にボールを支配しますが、これが決まっていればと思うような決定的な形はなく、スコアレスで延長に突入します。

その延長戦のちょっと前に、横浜FMは勝負手を打っていました。故障明けで万全でない山瀬功治を、最後の交代枠で投入するギャンブルでした。延長戦で負傷者や退場者を出してしまったら厳しいですが、どうしても90分で決着をつけたかったのでしょう。しかし、試合が延長に入り、その山瀬功治が足首を負傷して動きが落ち、さらに清水が2枚目のイエローで退場したことで、横浜FMの攻撃は機能しなくなりました。

最後は、勝負強さが売り物になってきた山崎のゴールで、G大阪が1-0と勝利しました。しかし、西野監督自ら「チームは満身創痍」と認めるように、G大阪は限界状態です。ただ、翌年のACLのことは考えず、天皇杯というタイトルを取ることに専念する考えは正しいと思います。

おそらく、今選手に来年のACLの話をしたら、またあの極限の戦いかと辟易してしまうはずです。天皇杯を優勝して、歓喜の瞬間を迎えることだけを考える方向に持っていくことでいいと思います。
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ヘディングで勝つコツをつかめ(高崎寛之)

2008-12-28 16:58:00 | 浦和レッズ
ちょっと古いネタになりますが、FWの高崎寛之選手が、J2の水戸にレンタル移籍します。高崎は大学を卒業して、即戦力の期待を背負って浦和に入団しましたが、正直、序盤のナビスコ杯で、J1レベルのDFにヘディングで勝てないのは気になりましたし、事実エンゲルスもそこは見ていて、どうしてもポストプレーヤーが欲しい展開以外は、決してベンチにも入れようとしませんでした。

ただ、このままでは厳しいと思っていた高崎ですが、最終戦に思いがけないスタメン出場のチャンスをもらいました。その時点では水戸への移籍は内定していたようですが、たった一度かもしれないチャンスに、気合のプレーを見せました。あの中澤に、ヘディングで勝った場面もあったくらいです。

しかし、横浜FMのDFは、こういう気合を入れてくる若手をいなすテクニックを十分に持っている百戦錬磨のつわものでした。高崎をオフサイドに掛けてしまえば、浦和の攻撃は途絶えると読んだ横浜FMのDFは、前に出たい高崎の焦りをうまく利用しました。その結果、ポストプレーヤーとしてはやってはならない、オフサイドの山を築いてしまいました。

懸命にプレーするひたむきさは持っているし、身体能力も低くないのですから、あとはレベルを下げても、相手に勝てる自分のタイミングをつかむことが大切です。J2といえども、トップチームのDFは確実にサテライトよりは力が上ですから、この相手からキープをしたり、ヘディングで勝てる場面を少しずつ増やしていくべきです。

浦和はすっかり環境のいいチームになりましたから、多分水戸に行ったらその環境面には大いに驚くことと思います。(運営の手伝いをしたりするのはベンチ外の選手ですし、試合後に水を片付けるのはサブの選手だったりします。)

ただ、J2は、ほとんどのチームが「頑張ればJ1に行ける」と意気込んでいて、昇格候補の相手にも一泡吹かそうと気合のプレーを見せます。また、J2はここで失敗したらプロでなくなるという崖っ淵ですから、なんとしてもいいプレーを見せて、仮に解雇されても声を掛けてくれるチームを確保するために必死です。

そんな厳しい環境に放り込まれることが、高崎自身のレベルアップにつながることを、祈っています。
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キト戦のビデオ?(マンU対ストーク)

2008-12-28 16:17:19 | ワールドサッカー
クラブW杯は、確かにクラブ世界一を決める重要な大会としてある程度認知されましたが、出場チームが強行日程を強いられるのは、欧州から1チームしか出ない大会なのである程度仕方ない点もあります。しかし、キト戦で数的不利を跳ね除けて優勝したマンUが、その興奮もさめやらぬ5日後の金曜日に、リーグ戦のストーク戦を戦っていたのにはびっくりしました。

もともと、冬休みに世界のサッカーを見るならイングランドしかないというのは、欧州サッカーをある程度知っている人なら良く知られた事実です。イングランドは、さすがにクリスマス当日には試合をしませんが、クリスマスの翌日が「ボクシングデー」という祝日で、ここにサッカーの試合を入れる習慣があるようです。

そんなストーク戦ですが、このチームの戦い方が、8人でしっかり引いてブロックを形成したLDUキトそっくりの戦い方だったのです。突破しようにもスペースがなく、次第に苛立ってくるマンUに対し、ストークは24番のロングスローという絶対的武器があって、これに頭で合わせるという明快な戦い方がありました。

C・ロナウドのFKも壁に当たり、ルーニーの個人技もシュートミスになり、これは日本遠征疲れでスコアレスドローもありそうだと思っていましたが、クラブW杯ではマンUが退場者を出しましたが、この日は相手のストークが退場者を出しました。こういう守備的チームが一人少なくなると、サイドにスペースを与えてしまい守りきれなくなることが往々にしてあります。

また、ファーガソン監督の選手交代も的確で、左SBのオシェイを下げてFWのベルバトフを入れる攻撃的な交代を行っていました。これで、マンUには前線にターゲットになれるFWが入り、クロスを上げやすくなりました。結果的にはこのベルバトフの個人技がストークDFを突破し、クロスをテベスが合わせて1-0でマンUが勝ちました。

しかし、マンUが1点リードしたら、正確にパスをつなぎ続けて相手の消耗を誘い、数的不利の相手は取りに来れないという試合運びには感心しました。さすがマンUと思わせる最後の数分間でした。

p.s.クラブW杯でのことですが、試合前のマンUの練習を見ていたら、面白いことを発見しました。それは、GKコーチとファンデルサールの1対1のクロス練習で、日本のコーチなら早いタイミングで次々と蹴ってきそうです。しかし、マンUのコーチは、わざとキックを空振りしたり、間合いを取ったりと、ファンデルサールと駆け引き?をしているのです。

確かに、相手のクロスはいつ飛んでくるかわかりませんから、こういう集中力を普段の練習から養成する練習をしていれば、うまくなるなと思います。こういう、試合前の練習が見られるのも、クラブW杯の楽しみだったりします。
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セントラルMF(リバプール対ボルトン)

2008-12-27 20:17:19 | ワールドサッカー
サッカーの試合の少ない冬休みは、明日は大掃除に駆り出されることが決まっているので、貴重?な休日の今日はプレミアリーグのリバプール対ボルトン戦を見ていました。ちょうど、リバプールの布陣がボックス型の4-4-2と、岡田ジャパンの戦術に似ているので、その比較をしてみました。

ただ、岡田ジャパンは代表チームという性質上、相手によって戦い方を微妙に変えています。そのため、生で見た3次予選のオマーン戦を参考にします。リバプールが岡田ジャパンと違うのは、ボールキープをする場所がダブルボランチということです。

日本人のキック力だと、ボランチにキープさせると、長い距離を正確に蹴るキックの精度が足りなくなることがあります。しかし、リバプールのダブルボランチ(英国では「セントラルMF」と呼ばれます。)はジェラード(イングランド代表)とシャビ・アロンソ(スペイン代表)というワールドクラスの選手です。

このクラスの選手なら、多少プレスが掛かろうと、ミスキック連発などという心配はなく、広い視野で遠くの選手を見てボールを供給できます。この試合自体は、引き気味だったボルトンから前半にセットプレーで1点を取って、相手が前に出てきた後半にジェラードのパスで追加点を挙げるという、リバプールの狙い通りのサッカーでした。

それでは、岡田ジャパンのキープの箇所はどこかというと、それはオマーン戦ではサイドハーフです。ここに中村俊輔、松井というテクニックには優れるものの、スピードは今一つという選手がいるのを最大限に生かしたサッカーをしていました。

このサイドハーフには相手が密集してきても、体をうまく使ってキープし続けなければいけないという酷な役割が与えられていますが、それがうまくいけばボランチが上がる時間を稼げるので、日本は幅広い選手が点を取るというのが理想のサッカーに思えます。

逆にリバプールではベナユン、リエラのサイドハーフはあくまで「突破屋」です。スピードに乗って前に突き進んだり、ドリブルで1対1に勝ってクロスを挙げるのが仕事です。もし、岡田ジャパンも、サイドハーフにそういう選手がいたら、きっと突破で勝つサッカーをしているでしょう。突破型がいないのも、必ずしも悪いことばかりではないのです。
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スキーのジャンプ

2008-12-26 22:31:13 | 他スポーツ
天皇杯で勝ち残っている4チーム以外は、今はオフシーズンなので、今回は全然違うスポーツからネタを引っ張ってきます。それは、長野五輪当時に熱狂していたウインタースポーツのスキーのジャンプです。

巨大なジャンプ台から時速100数十kmのスピードに乗って、美しい飛形で遠くまで飛べば勝ちというルールは、冬のスポーツの中では比較的ルールが単純で、少年時代から知っていました。

しかし、なかなか解消しない疑問点が一つありました。夏の五輪で行われる陸上競技では、勝負だけではなく、記録にも注目が集まっています。おそらく、陸上競技を見にスタンドへ行く人たちは、世界新記録が出る瞬間を楽しみにしているでしょう。

ジャンプの実況で、世界記録を口に出すのを見たことがないのはなぜなんだろうと思いながら、五輪の中継を聞いていましたが、それがわかったのは大人になってからでした。まず、ジャンプ台の設計の問題があります。どんなジャンプ台も、これ以上飛ぶと危険という距離が必ずあります。競技はこれをできるだけ越えないようにやらないといけません。

また、ジャンプという競技の性質上、気象条件(風、雪)などでどうしても選手の飛距離に差が出ます。これらを調整し、どんな条件でもほぼ同じ距離で決着がつくように、助走距離(実況では「ゲートを上げる」と言います。)を調節して、常に決着がつく距離はほぼ同じなのです。

そのため、ジャンプでは何メートル飛べば世界記録というようなものはなく、常に相対評価のスポーツで、目の前の相手より長く飛ぶことが重要な競技です。ただ、それでも長野五輪当時は、原田や船木が世界の強豪を向こうに回して、W杯でも五輪でも次々メダルを量産しました。日本が勝つところが見たかったから、ジャンプを見ていたわけです。

理不尽なルール改正で、日本勢が勝てなくなると同時に、ジャンプの人気も一気に急降下しました。素人目には、何がどうできれば美しい飛形になるか、どういう姿勢になれば飛距離が出るかということはわからないスポーツですから、どうしても日本勢が勝てないと面白くないわけです。

長野五輪の熱狂は、確かに少数のエリートに絞った日本協会の強化方針もありましたが、今や過ぎ去った幻なのかと、当時が不思議に思えます。
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トップ下候補?(赤星貴文)

2008-12-25 18:49:13 | 浦和レッズ
クラブW杯ネタはそろそろ出尽くしたので、今日はJ2水戸へのレンタル移籍から浦和に復帰する、赤星貴文選手の話題をします。赤星は、藤枝東高校時代に選手権に出場して、埼玉スタジアムでプレーしていたのを見た記憶があります。

当時の印象は、左右両足のアウトサイドでボールが持てるスキルフルなMFで、ボールを持ったら相手は取りにくそうというイメージでした。ただ、最も得意なポジションがトップ下だったことが、彼を回り道させます。

浦和のトップ下には、ポンテ、小野伸二と次々即戦力を補強されてしまい、チームがタイトル争いに絡んだこともあって、赤星に出番を与える余裕はありませんでした。どうしても赤星の主戦場はサテライトということになってしまいます。

しかし、赤星にはチームを変えても、主力選手として結果を残すことが重要のように思えました。サテライトよりは確実にレベルが上のJ2へ行けば、今季の例でいえば佐藤寿人(広島)らが全力で勝ち点3を取りにくるのと対戦することになります。

水戸は決して環境面で恵まれたチームではないのが、体のケアなどの点では若干不安でしたが、水戸で背番号18を背負った赤星は開幕戦から堂々レギュラーの活躍でした。これなら、浦和に戻っても少なくともベンチ争いには絡めると判断しての、今回の復帰でしょう。

もちろん、ポンテはまだいますし、梅崎というライバルもいます。そう簡単に浦和のトップ下が空くということはありません。しかし、今回はチャンスです。ポンテがベストコンディションではなく、梅崎もそのサイドに流れるプレースタイルを評価されていません。

もし、ポンテのコンディションが来季も戻らなければ、若手を抜擢するのが得意と言われるフィンケ新監督次第では、一気にスタメンという可能性もゼロではありません。フロントはそこまでにらんで復帰させたと思います。

もちろん、来季試合に絡めなければ、もう二度とJ1のピッチに立てなくなる可能性の方もゼロではありません。赤星にはコンディションに気を付けてもらって、いつくるか分からないチャンスでいいプレーをしてもらいたいものです。
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