Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

八重桜

2008-04-30 21:48:29 | 雑記
若葉の季節を迎え、八重桜もそろそろ終わりですが、ぎりぎりで写真のものが撮れました。以前、八重桜が好きな理由を書くと言っていたので、サッカーの合間の今日、ネタにします。皆さんご存じの通り、八重桜は遅咲きです。ソメイヨシノが満開の時期も、まだ花は咲きません。

ソメイヨシノが散った後、若葉の咲く頃に、大輪の花を咲かせるのですが、日本人はソメイヨシノを以て春の祭りとする習慣があります。そのため、八重桜は祭りの後の空しさの象徴のようになっているのは残念です。日本語にも、「後の祭り」という言葉があるように、タイミングを逃すことは恥のように思われています。

しかし、私が八重桜に寄せる思いは、「夢の続き」というものです。人間、何かしら夢を持って生きているでしょうが、一つの夢にはいつか終わりが来ます。そんなときに、思い出すのは現巨人監督の原辰徳氏の引退セレモニーの言葉です。選手という夢は終わりましたが、夢には続きがありますという言葉です。

これを聞いた東京ドームのファンは、いつか監督で復帰する原辰徳氏の姿を思い浮かべたことでしょう。それは実現しました。そんなように、八重桜には次の夢を追うすばらしさの象徴と私は見ています。年齢的にも次の夢を追うあたりにさしかかった私にとって、希望の象徴としたいものです。
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合い始めた(4/29浦和対札幌)

2008-04-29 22:00:59 | 浦和レッズ
最終的なスコアこそ4-2と差をつけましたが、試合の入り方は良くなかったです。札幌はCBタイプを横に4人並べる最終ラインを組み、中盤で取って縦に一気に走るサッカーを目指していますが、その狙い通り中盤で取られてしまいました。相手に先制を許した場面でも、ロングパス一発で裏を取られてしまうのはまずかったです。

しかし、試合時間が進むにつれ、両チームの力の差が次第に出てきます。リードして終盤まで行けば札幌の守備的布陣がはまるかもと思っていましたが、同点ゴールは阿部の何の変哲もない普通のシュートを、相手GKがキャッチミスをして入っています。札幌も柴田がすぐにゴールを決めて意地を見せましたが、闘莉王がCKから相手DFを振り切って同点ゴールを決めています。

2-2で後半突入となれば、浦和も十分勝ち点3が狙えます。今日はエジミウソンが相手のスペースを消す守備をパワフルなシュートで打ち破りました。裏を突けないなら、遠目から狙えというのはセオリーです。このゴールが決まった時点で、札幌の勝ちはありませんでした。

また、この試合、最大の収穫はエジミウソンと高原の連係が合い始めたことです。トップ下の高原に前節のゴールで余裕が出てきたのか、高原がエジミウソンを良く見てパスを出せるようになりました。事実、高原とエジミウソンの間でつながったパスは多かったです。高原とエジミウソンは合わないと書き続けてきた当ブログですが、このようなプレーが続けば考えを変えることになるでしょう。

トップ下に入った梅崎も、役割を理解して、サイドアタッカー的役割より真ん中でキープやドリブルをするプレーをこなしていました。梅崎がサイドに流れてしまうと、バランスを崩してしまい、高原に苦手な守備をさせざるを得なくなるということを、エンゲルス監督に言われたのでしょう。

ただ、課題はボランチより後ろです。今日は細貝の無理なスライディングタックルがかわされてピンチになる場面が目立ちました。速い攻めしか相手が狙っていないのは明らかですから、しっかり体を入れて遅らせるプレーが欲しかったですが、ちょっと細貝のプレーは勝負しすぎの感覚を受けました。
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札幌戦プレビュー

2008-04-28 20:20:54 | 浦和レッズ
週2試合だと、毎日サッカーネタになってしまいますが、浦和対札幌が明日に近づいたので、プレビュー記事にします。浦和は高原がついに結果を出してくれたことと、永井のふくらはぎ打撲による欠場があるので、明日はエジミウソンと高原の2トップに梅崎のトップ下を予想します。

梅崎がサイドに流れたときに、誰がトップ下のスペースを埋めるかは気になりますが、エンゲルスはエジミウソンと高原の同時起用にこだわっているので、たぶんこの布陣になると思います。また、鈴木啓太は扁桃腺を腫らしているので、明日もおそらく出ません。

対戦相手の札幌は、J2時代の昨年からあまり即戦力の補強はなく、最初から残留が目標となるチームです。また、札幌のカウンターに絶大な威力を与えていた、俊足FWのダヴィは、前節の退場で出場停止です。おそらく、本来ボランチのクライトンをFWで起用することでダヴィの穴を埋めようとするでしょうが、得点力は相当落ちると思います。

しかし、札幌の長所は、勝てそうになったときにチーム全体で守れる、格下サッカーに徹することができることです。もし、札幌がリードして後半25分までくるようなことがあれば、三浦監督はなりふり構わず、FWを次々と下げてDFやボランチの選手を入れてくるでしょう。

そうなってしまうと、浦和は闘莉王の頭狙いのサッカーになってしまうでしょう。それでも点を取れる可能性はありますが、昨年11月の鹿島とのホーム最終戦のように逃げ切られる恐れがあります。そのため、浦和は早めにプレスを掛けて、札幌の格下サッカーを出させないようにしないといけません。

おそらく、先に点を取れば、1点でも勝てるでしょうが、点が取れないと焦りだす傾向のある浦和は、意外と苦戦する可能性もあります。圧勝は期待せず、この試合はとにかく勝ち点3が取れればよしと思っています。
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同タイプの対決(4/27大宮対鹿島)

2008-04-27 18:41:12 | 他チーム
今週末はレッズがアウェーなので、どこかへ行きたいと思ってNACK5スタジアムに行ってきました。カードは大宮対鹿島で、この試合で大宮が3点差以上で勝てば浦和が2位浮上という理由で、なんとなく大宮応援のつもりで見ていました。

この両チーム、大宮が攻撃サッカーに移行したこともあって、チームカラーが似てきています。中盤がボックス型の4-4-2、スピード型のFWが一人(鹿島は興梠、大宮は吉原)いて、DFラインが比較的スピード型に弱いということまで共通しています。ただ、守り方では鹿島の方が成熟していました。

鹿島は4バックでありながら、あまりオフサイドを取りに行かず、一人のCBが前で相手を潰し、後ろをもう一人のCBがカバーする形が徹底しています。これに対し、大宮は冨田が前で潰せればいいのですが、レアンドロと役割を入れ替えるまではできていません。

そのため、大宮の弱点はレアンドロが引っ張り出されたときで、失点の場面ではロングボールで興梠に裏を取られ、一度は江角がセーブしたものの、跳ね返りを押し込まれています。これまでの両者の力関係なら、1点を鹿島が先に取れば、大宮の長所を徹底的に消して逃げ切られるパターンです。

しかし、鹿島には、去年の浦和とよく似た、ACL疲労症候群らしきものが出始めていました。確かにメンバーは何人か入れ替えていますが、ほとんどは負傷でやむを得ず入れ替えたもので、温存は本山だけです。そのため、後半に大宮が次々攻撃的な選手を投入すると、鹿島の中盤がすっかり足が止まり、面白いようにカウンターがはまり始めました。

しかも、大宮はサイドハーフに回した吉原、途中出場のFWペドロ・ジュニオールが何度も走り、パスコースをいくつも作ります。同点ゴールは必然でした。たまたまセットプレーを小林慶行が押し込んだ形ではありましたが、そのFKは大宮の動きについていけなくなった鹿島のファウルからです。

それ以降も鹿島を押し込み、大宮は何度もあわや勝ち越し点という場面を作ったのですが、決めきれずドローに終わりました。しかし、大宮はGWの連戦に向けて、明るい要素を得た引き分けです。鹿島相手にこれだけ自分たちの攻撃サッカーが通用した事実は、自信につながったでしょう。試合としても、スリリングなシーンが多く面白い試合でした。見ている方も満足できる試合です。
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初ゴール(4/26京都対浦和)

2008-04-26 22:42:44 | 浦和レッズ
今日の試合、スコアだけ見れば4-0と圧勝に見えますが、実際は苦しんだ試合でした。特に前半の内容はひどく、京都にボールを支配されセカンドボールも拾われ、カウンターで散発的にチャンスを作れる程度と、かなり内容は悪かったです。京都はシジクレイら守備の3選手が出場停止でしたが、攻撃の選手はそれなりにいましたから、危ないシュートも何本か浴びました。

その流れが変わったのは、後半の京都FW、田原の退場です。田原は最近絶好調で、自ら点を取るだけでなく、ポストプレーで攻撃に厚みを加える存在です。そんな田原が、阿部勇樹のファウル気味のプレーに切れて、足を引っ掛けて倒し「報復行為」で一発退場になりました。

これで、京都は前線に拠点を作れなくなりました。京都の攻めがつながらなくなり、浦和ボランチにもプレッシャーがかからなくなりました。正直、早い時間で細貝がイエローをもらっていたので、細貝の退場を恐れていたのですが、相手の自滅でその心配はなくなりました。

それからは浦和祭りでした。高原の初ゴールは、永井からのちょっと無理そうなパスに足を伸ばして追いつき、本来の持ち味であるシュート技術の高さを見せての豪快なミドルでした。もともと、こういうシュートを打てる能力はあるのです。ボールをどしどし供給して、思い切って打たせてやれば、持ち味は出る選手なのです。

また、闘莉王の2ゴールも、試合の流れを作りました。守備に穴をあけるリスクを承知でボランチで起用しているということは、闘莉王には少なくとも得点に絡む活躍が期待されているということです。それが2ゴールですから、期待以上です。いつもこうとはいかないでしょうが、攻撃陣が不振のときに闘莉王の頭に助けてもらう試合はあると思います。

確かに嬉しい勝利でした。しかし、それでも高原とエジミウソンの同時起用がいいことだとはまだ私も思っていません。二人が見事なコンビプレーをたくさん見せてくれれば確信しますが、まだまだ後ろの永井とはいい関係を築けても、高原とエジミウソンは合っていない感覚は抜けません。

このシステムが続く限り、永井と細貝には相当の負担が掛かってしまいます。その負担を軽くするためにも、エジミウソンか高原には、トップ下でキープするか、サイドでボールを引き出せる動きが欲しいところです。
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知将関塚監督に捧ぐ

2008-04-25 20:49:10 | 他チーム
たとえ、ライバルチーム(川崎F)の監督とはいえ、心臓の不整脈でシーズン途中でチームを去る無念さは、浦和サポの私も感じます。特に、関塚監督は前年度J2の3位という状態から指揮を執りはじめ、ACL決勝トーナメント進出やナビスコ杯準優勝など、J1でも有数の強豪に育て上げた自負もあるでしょう。

何とか形になる結果を手にするまで、あと一歩だった状態で、チームを去るのは相当の心残りのはずです。関塚監督の早期の回復と、いつかどこかのチームで再び指揮を執ることを願っています。

私のブログでは相手チームの監督がネタになることは少ないのですが、関塚監督のチーム作りは常に一貫していました。攻守の切り替えを早くして、相手が守備の態勢に入る前にジュニーニョをトップスピードに乗せるのがコンセプトでした。ただ、ジュニーニョだけが頼りという訳ではなく、我那覇も日本代表に、鄭大世も北朝鮮代表に呼ばれるほどのレベルに引き上げました。

基本は同じメンバーをJ2時代から使っていましたが、マイナーチェンジは怠らず、常に良い状態を維持しました。浦和サイドから見た川崎F対策は、トップ下に動ける選手を起用して中村憲剛にプレッシャーを掛けるものでした。ジュニーニョに坪井、マギヌンに鈴木啓太、中村憲剛に山田をマークさせて相手の長所を消す、慎重策がベストの相手でした。

しかし、川崎Fもなかなかの好チームで、山田が攻撃参加して一瞬中村憲剛が空く隙を決して見逃してくれませんでした。マンツーマンをつけた割には中村憲剛には活躍された印象があります。結局、その試合は引き分けでしたが、川崎F強しの印象が強く残っています。

ただ、最近はフッキ騒動やチームの不振で、関塚監督には相当の負荷が掛かっていたはずです。どんな名将も、監督人生のどこかには空白を置いていますから、それが今だと思って、とりあえず休んでもらいたいものです。
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京都戦プレビュー

2008-04-25 20:44:05 | 浦和レッズ
浦和は明日、アウェーの西京極で京都と対戦します。京都とは、ナビスコ杯で2度も対戦しているので、サポーター的には、「また京都かよ」という思いもあるでしょう。しかし、これまでの2試合は両方引き分けでしたが、今回は勝つチャンスです。

京都は前節の新潟戦で、今季未勝利の相手に敗れたばかりではなく、3人も退場者を出しています。出場停止になるのは、シジクレイ、アタリバ、増島です。特に、守備の中心選手のシジクレイの欠場は相当京都に不利に働くでしょう。また、攻撃陣もパウリーニョが負傷でブラジルに帰国しています。

明日の京都は全員日本人というメンバーで戦わざるを得ません。しかし、日本人にいい選手がいない訳ではありません。絶好調の田原には、ナビスコ杯の浦和戦で、阿部勇樹がライン上で辛くもクリアした危ないシュートを打たれています。また、林、柳沢と日本人FWにもいい選手がいます。

ただ、浦和の攻撃陣が本来の力を発揮できれば、シジクレイのいない京都の守備は突破できると思います。高原は靱帯損傷で欠場が濃厚ですが、今の浦和は高原とエジミウソンの同時起用が前線のバランスを崩していると思うので、決して悪い話ではありません。むしろ、スタメンから永井と梅崎がトップ下に並び、最初からドリブルで仕掛けた方が京都にとっては怖いと思います。

浦和にとっての不安は鈴木啓太の発熱による欠場です。ボランチに闘莉王を入れると、戻りが遅れるため細貝のところに相当負荷がかかりますから、内舘あたりを使って、まずは安定感からという発想が出てもいいのではと思います。
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猛暑の中の死闘(1999年U-20日本対ポルトガル)

2008-04-24 20:18:34 | ワールドサッカー
前に一度ネタにしたかもしれませんが、日本代表を応援して良かったと思う試合は、皆さんそれぞれだと思います。私にとっては、1999年のワールドユースの決勝トーナメント1回戦、日本対ポルトガル戦です。

当時の日本ユース代表は、1次リーグの初戦のカメルーン戦で黒星を喫し、何とか2勝1敗で1次リーグは突破したものの、A代表とユース代表を兼任していたトルシエ監督の手腕には、まだ確信が持てませんでした。

しかし、このポルトガル戦で、トルシエ監督仕込みのフラット3は絶大な威力を発揮しました。現在、Aマドリードに在籍し、A代表にも入っている、シモン・サブローサがいたポルトガルの攻撃を、うまくオフサイドトラップを仕掛けて止めました。ただ、ポルトガルにはのちのA代表のCB、カネイラがいて守備も強く、前半は0-0で折り返しました。

ドラマはこれからでした。日本が後半の5分という早い時間に先制しました。これを見たポルトガルベンチは、負けると終わりの決勝トーナメントを意識して、後半の20分前後で、3人の交代枠を使い果たします。その直後、日本の右アウトサイドの酒井が上げたクロスに、高原と相手GKセルジオが接触しました。

これで、セルジオは鎖骨骨折の重傷を負い、ポルトガルはフィールドプレーヤーのエステベスをGKにして、一人少ない人数で戦わざるを得なくなりました。この交代時に、セルジオが涙を流しながらピッチを去っていった姿は、今でも印象に残っています。

11対10、しかもGKはフィールドプレーヤーとくれば、日本が圧倒的に優位なはずですが、ここからのポルトガルの粘りは驚異的でした。主審が、高原のプレーを加害者と判断したのか、ポルトガルのファウルを主審はほとんど取ってくれなくなりました。そんなチャンスに、後ろから上がってきたボランチのマルコ・クラウディオのゴールでポルトガルは同点に追い付きます。

急造GKエステベスではPK戦にしたら勝てないと思ったポルトガルは、少しでも体力が残っていれば、左右のアウトサイドやCBまで攻撃参加してきました。日本は動きが落ちてしまい、PK戦に持ち込むのがやっとでした。PK戦では日本が勝ちましたが、これだけのサッカーを見せたポルトガルのためにも日本は行けるところまで行かないといけないと思いました。

結果は準優勝だったので、たっぷり世界のサッカーを見せてくれたことに感謝するとともに、ポルトガルの執念にも魅了された大会でした。
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意外性のオーバーラップ(レアンドロ[大宮])

2008-04-23 21:15:54 | 他チーム
埼玉ダービーは浦和の選手が良くなかったので、大宮のDF、レアンドロの話題にします。レアンドロは昨年、大宮に加入した選手で、前任者がヘディングに滅法強かったトニーニョですから、かなりのプレーをしないと穴を埋められないプレッシャーがありました。しかし、レアンドロはトニーニョとはだいぶタイプの違うDFでした。

それまでのCBが、カバーリングタイプの奥野だったので、トニーニョのようなストッパーが必要だったのですが、その前のシーズンに奥野は不振で外され、ヘディングの強い冨田がCBのポジションを手中にしていました。

レアンドロは冨田と組むことを前提として獲得した選手で、ストッパーの冨田の後ろを読みとカバーリングで対応する、頭の良いDFです。ただ、来日当初は日本のファウルの基準に戸惑っていたようで、少し寄せが甘い欠点がありました。しかし、慣れればそれも解消して、なかなか点を取ってくれない攻撃陣に焦れることもなく、失点数だけならJ1でも中位のチームと比べてもひけを取らないほどの堅守を見せました。

そんなレアンドロは、たまに上がることがあります。自陣深く引いた昨年の大宮の意外な刺客に、対戦相手は結構戸惑うこともありました。事実、浦和も昨年の埼玉ダービーで、レアンドロの上がりに誰もチェックに行かず、手痛い失点を喫し0-1で敗れています。

また、レアンドロのオーバーラップといえば、昨年のFC東京戦が忘れられません。同点のロスタイム、ベンチは引き分け狙いで、レアンドロが上がろうとするのを止めようとしました。しかし、レアンドロはその佐久間監督の指示を無視してゴール前まで行き、自らゴールまで決めました。

結果的にはこのゴールで大宮は勝利して、J1残留を確実にしたのですが、レアンドロはおそらく監督に怒られたことでしょう。昨年の大宮は守備的だったので、レアンドロの上がりは相手を驚かせましたが、今年の大宮は攻撃的な戦術に切り替えています。

レアンドロのオーバーラップは必然的に少なくなりますが、相手が警戒していない場所を突くのがうまいレアンドロは、今年の埼玉ダービーでも終盤に上がっていました。シュートのうまいタイプではないですが、相手にとっては嫌な存在でしょう。日曜の鹿島戦を見に行くつもりなので、そのオーバーラップで鹿島の意表を突いて欲しいものです。
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北京五輪女子マラソン

2008-04-22 20:56:29 | 他スポーツ
今年夏に行われる、北京五輪の楽しみは、サッカーを別にすると、マラソンです。マラソンは、テレビ観戦で唯一街の中を見せてくれるスポーツで、五輪や世界選手権の度に楽しみにしています。ただ、日本勢がテレビに映らないと楽しみは半減ですが、今回は女子マラソンで期待ができます。

今回の代表は、土佐礼子、野口みずき、中村?(下の名前は忘れました)ですが、土佐、野口は日本女子マラソン界の黄金時代を支えた実績があります。おそらく、彼女たちにとって最後の五輪になるでしょうが、土佐は世界選手権銅メダル、野口もタイムが出にくい東京国際で驚異的なタイムで優勝と、力の衰えはまったく見せていません。

マラソンの日本勢の金メダルは、なかなか見られるものではなく、高橋、野口と連続で見られたのは相当の幸運です。しかし、それでも3度目が考えられるメンバーが代表にいますから、もちろんスタート前は期待したいです。

ただ、中国独特のやりにくさはあるでしょう。中国は軍事パレードをやる国ですから、路面は戦車が走っても大丈夫なように、相当頑丈に作っているでしょう。ランナーにとっては、硬い路面は足への負担が大きいことを意味します。日本のスポーツ用品メーカーも努力して、北京専用のシューズを開発するでしょうが、ランナー自身の足の強さも必要でしょう。

また、8月の北京は相当暑いです。脱水症状にならないように、早め早めの給水が望まれます。ただ、マラソンというスポーツは、ちょっとでもコンディション調整を誤ると、たちまち大敗してしまいます。そのため、代表選手がきっちりベストコンディションで出られるかは気掛かりです。

ただ、土佐も野口も、経験豊富な選手ですから、ある程度は見せ場を作ってくれると思います。まだコースの情報を知らないので、どの辺がポイントになるかはわかっていませんが、北京は比較的平坦な街なので、アテネ五輪のような極端なアップダウンのあるコースではなさそうです。いよいよ各競技で代表が決まってきました。スポーツ好きには、たまらない夢の期間です。
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