Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

G大阪戦プレビュー

2011-06-30 19:06:01 | 浦和レッズ
今週末、浦和はホーム埼玉スタジアムでG大阪と対戦します。G大阪のチーム状態は絶好調のようで、チーム得点王だったFWアドリアーノをカタールに引き抜かれた穴を全員で埋めています。前節も堅守の広島から5点を取るなど、攻撃力に関しては非の打ち所がありません。

移籍が決まった宇佐美、移籍の噂が出てきた遠藤もこの浦和戦は出場予定で、長年やられてきた遠藤のFKは最後くらいは完封したいなという思いです。宇佐美が出てくるならば、宇佐美対原口の斜めに入っていくドリブルという持ち味のよく似た若手対決を楽しみにしています。

どちらのシュートが入るかがこの試合の勝敗を分けるかもしれない勝負で、浦和はGK加藤の上背が低いので、DF陣が頑張ってシュートコースを消す必要があります。浦和は名古屋戦で頭を強打したマルシオの出場が微妙で、もし欠場となるとセットプレーのキッカーがいなくなるピンチになります。

もっとも、名古屋戦では、セットプレーこそ入りそうな気がしませんでしたが、右が山田直輝、左が原口というアクシデントで実現した形は機能していました。山田直輝が動き回ってボールを奪ってショートカウンターという理想に、原口も持ち味のドリブルからのシュートで応えました。

マルシオが大丈夫だと、五輪予選から復帰した原口によって弾かれるのが山田直輝になりそうなので、ちょっと中盤の運動量に不安が出ます。本来は南米選手権で休みの時期の試合ということで、選手の疲れはピークだと思いますが、浦和がフィンケ時代に連敗していた頃は、「負けているから無理して追って余計疲れる」とある選手は話していました。

つまり、リードして主導権を握っていれば疲れは多少は楽なはずです。相手がG大阪だとその形にするのは難しいかもしれませんが、それでも降格圏を出るには、どこか難しそうな相手から勝ち点3を取らないと厳しいです。今回、G大阪と当たるのは、選手たちにとっては一つの試練だと思って、乗り越えて欲しいと思います。
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ロングボール(6/27なでしこ対NZ)

2011-06-29 19:25:06 | レディース
なでしこのある選手は、NZはいつどこからロングボールを蹴ってくるか分からないのが怖いと言っていましたが、確かに全員がロングボールを蹴れることと、たとえ通る可能性がまったくなくても蹴るところはなでしこにとっては異文化との遭遇でした。

NZは戦い方も徹底していました。4-3-2-1の3ボランチのところでブロックを作り、日本のサイドハーフの大野、宮間のところを消す作戦でした。立ち上がりに永里がゴールを決めて先制されたものの、ロングボールに誰かが追い付けば点を取れる可能性もあると信じていたような戦い方でした。

その通り、ロングボールに2番の選手が追い付くとなでしこのDFは戻り切れず、ファーサイドで9番をフリーにしてなでしこは痛い失点を喫しています。大きくてパワーのある選手を揃えるNZもスピードやセットプレーの守備には課題があり、試合としてはなでしこ優位に進んだものの、点を奪えないまま後半に進みます。

結果を知っていてビデオで見ていた試合でしたが、この格下サッカーに勝ち点はやりたくないと、試合を見ていて力が入りました。前半に安藤が前からのプレスで効いていましたが、後半途中から入った岩淵は足元のうまさでNZを手玉に取りました。

NZは岩淵のドリブルをファウルでしか止められなくなり、ゴール前絶好の位置で得たFKを「女俊輔」の異名を取る宮間が直接ねじ込んで貴重な勝ち越し点を得ます。それでもNZというチームが高さとパワーのチームであることを考えると、引いて守る時間稼ぎは危険と、攻撃をすることで時間を使いました。

これでなでしこは勝ち点3になり、同じ組のイングランド対メキシコが引き分けに終わったので、なでしこは次のメキシコ戦を勝てば1次リーグ突破は決まります。

女子のメキシコ代表はホームのメキシコシティの2000mを超える標高を利用して勝っているチームとあまりいいイメージはありませんが、まだまだ選手層の薄い女子サッカーでは、国が本気で強化に乗り出せば急激に強くなる可能性もあります。以前私が国立で見た組織力に欠けたメキシコ女子代表とはまったく違うかもしれません。
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エジミウソンを送る言葉

2011-06-28 18:41:17 | 浦和レッズ
今、手元に五輪代表のクウェート戦となでしこのNZ戦のビデオがたまっていますが、いつ見られるか分からないので、今日は穴埋めネタで、先日カタールのアルガラファに移籍したエジミウソンのことを書きます。

先日も書いた通り、エジミウソンは新潟では一番うまい選手でした。反町監督にCFにコンバートされた後も、止まった状態のヘディングは弱くても、クロスやセットプレーで動きのある展開になれば持ち味のポジショニングの感覚でゴールを決められました。

おそらく、新潟時代のエジミウソンはプレーしていて楽しかったと思います。浦和サポとして思うのは、浦和はプレーしていてつまらなかったのではという、申し訳ない気持ちを持っています。

最初から補強が変でした。浦和のフロントはまさか点を取れる選手を二人単純に並べれば点を取れると思っていたとは思いませんが、エジミウソンと高原の同時補強は、エジミウソンに点を取らせるか、高原に点を取らせるかの役割分担が不明確になるというデメリットの方が大きい補強でした。

しかも、この2トップは真ん中で張っていられずサイドに流れるプレーも目立ったので、当時日本代表の高原をフランクフルトから獲得できそうだという事実に浦和のフロントが舞い上がってしまったのではという疑問も出てきます。

それでも、エジミウソンは点は取ってくれました。しかし、そのゴールは4-1で勝った試合の4点目だったり、1-2で負けた試合の唯一のゴールだったり、エジミウソンのゴールで勝った試合の印象が薄いのが残念です。

また、浦和はチームメイトもエジミウソンのことを理解してくれなかったという疑問もあります。当時組んでいたのはポンテやマルシオですから、キックの精度は十分だったはずですが、動いてマークを外したところにピンポイントで狙うようなプレーはあまりありませんでした。

それでも、エジミウソンは点は取ってくれたので、功労者の一人だと思います。シーズン途中で挨拶の言葉もなく去ってしまうような選手ではなかったはずです。エジミウソンには本当に申し訳ないと思いますし、カタールで楽しくプレーできることを切に願います。
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女子W杯プレビュー

2011-06-27 18:55:34 | レディース
ドイツの地で女子W杯が開幕して、NHK-BSにとってはコパ・アメリカの日本代表の出場辞退で視聴率が取れなくなった分をなでしこの快進撃で少しは取り返したいでしょう。ただ、私は残念ながら女子のワールドクラスの選手の知識はないので、優勝予想やMVP候補の話はできません。

そのため、今回の記事はなでしこの話になるのですが、1次リーグの対戦相手は一度は見たことがあるチームです。NZ、メキシコ、イングランドという、比較的やりやすい組に入りましたが、NZとは北京五輪で引き分け、イングランドは前回の女子W杯で引き分けと、上位2チームが通過の今回のルールでは苦しむことも考えられます。

一番やりやすいのはメキシコで、前回の女子W杯のプレーオフのときに国立で見ましたが、最終ラインにスペースを空けることが多く、大野や安藤を走らせればチャンスは作れると思います。男子のメキシコ代表は毎回W杯でベスト16を外さない強豪ですが、男子と女子で強い国は違います。

初戦で当たるNZは高さとパワーのチームです。今回は170cmの上背がある熊谷がCBに入っているので、多少は対応は利くと思いますが、日本代表の平均身長が低いことは全チーム知っている情報ですから、たとえアーリークロスでも勝てるかもしれないと思って放り込んでくるでしょう。

ただ、NZは北京五輪で見た限りでは足元はうまくありません。ミスをうまくカットしてカウンターを仕掛ければ日本優位の試合になるはずで、この試合は勝ち点3を期待したいです。

イングランドはこの組では一番侮れない相手で、前回の女子W杯でも宮間のFKで辛うじて引き分けに持ち込んだ相手です。最終戦で当たるのは幸運でもあり、最初の2戦を連勝してしまえば消化試合にできる可能性もあります。

女子代表の世界ランキングがどこまであてになるかは分かりませんが、日本は4位、イングランドは10位、他の2ヶ国は20位以下です。シード国に指名してもらった以上1次リーグの突破は義務のつもりで、強いなでしこを見たいです。
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ショートカウンター(6/25名古屋対浦和)

2011-06-26 10:06:27 | 浦和レッズ
エジミウソンの移籍で、1トップ向きの選手がいなくなり、4-2-3-1はできないだろうと思われた浦和ですが、高い位置でボールを奪って速く攻めるショートカウンターを狙っていたように、テレビでは見えました。今の浦和のFW陣がスピード型なので、ウイングを置いてクロスで点を狙うより、スルーパスでDFラインの背後を狙った方が有効とは思えました。

名古屋も前回の対戦でバイタルエリアを空けて3失点した屈辱はよく覚えていて、この位置に強力なアンカーを置いてバイタルエリアに相手を入れない戦略で来ました。前回までこの位置にいたダニルソンは出場停止でしたが、今回はCBに千代反田を入れて闘莉王をアンカーに置きました。

どうしてもサイド攻撃が中心になってしまった浦和ですが、マルシオの負傷で急遽投入された原口が、クウェート帰りの強行日程の中、思い切ってシュートを狙っていました。山田直輝が復活したことで、原口も自分のポジションは安泰ではないという危機感もあったかもしれません。

いいところも多く見られた浦和ですが、やはり前半終了間際の失点は自らを苦しくしました。決めた磯村のシュートは、加藤の届かない見事な位置へ蹴りこんでいるものですが、その前に永田がケネディに簡単にポストプレーをされているのは指摘したいです。確かに体のサイズは違いますし、ポストプレーのボールをカットするのは難しいですが、真ん中であそこまで見事にポストに入られると、こういうことは起こり得ます。

内容は悪くない、それでも負けているという展開はテレビで見ているだけの私にも苦しいものでした。それでも原のシュートで楢崎が負傷して、急遽高木がGKに入ったことで何か起きるかもという期待はありました。結局、試合が動いたのは後半ロスタイムも最後の最後でしたが、PKの場合、相手がどんなに時間を稼いでも必ずPK完了まで試合を行うというルールを知っていたので焦ってはいませんでした。

マゾーラのPKは、相手GKが先に動くのを待って冷静に浮き球で蹴りこむベテランのようなプレーで、この展開なら勝ち点1を取ってきただけでも評価はできると思います。まだ勝たないと降格圏脱出はできませんが、それでも0点よりずっといい結果です。次のガンバ戦に期待をしたいと思います。
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エジミウソンの思い出

2011-06-25 16:26:46 | 浦和レッズ
この度、カタールのアルガラファに移籍することになったエジミウソンには、新潟時代、浦和時代といろいろな思い出があります。新潟に入団して初めてJリーグでプレーするときは21歳の若さで、前年まで活躍していたマルクスの後釜という大きな期待を背負っての入団でしたが、最初は右ウイングとしての入団でした。

右のエジミウソン、左のファビーニョの両ウイングのクロスを受けられる選手が必要と判断した当時のフロントが、元神戸のポストプレーヤー、オゼアスを補強したくらいです。オゼアスが退団した後、反町監督にエジミウソンはCFにコンバートされます。新潟時代のエジミウソンはチームで一番シュートがうまかったこともあって「王様」でした。

当時2トップを組んでいた矢野貴章は、エジミウソンに点を取らせようとして自ら犠牲になる動きが当時のオシム代表監督に評価されて代表入りを果たします。本来は右ウイングということを知っている新潟では、みんなが自分が点を取ることをサポートしてくれると満足してプレーしていたと思います。

しかし、コンスタントに二桁点が取れるエジミウソンの名声は、浦和にも届いていました。監督ともめて退団したワシントンの後釜が欲しかった浦和は、エジミウソンを指名します。2008年当時は移籍金も払ったでしょうが、最初はチームメイトが自分を理解していない浦和の厳しさを知らず、メタボ状態で来日してまったく動けず、オジェック監督が解任される理由の一つになります。

それでも悪いながらも11得点を挙げたエジミウソンですが、翌年フィンケ監督が就任すると、初日から紅白戦に出られるコンディションにして来日してきました。ここでしくじったら後がないという危機感で、この年はリーグ終盤の磐田戦でハットトリックを決めたりと存在感を見せます。

基本的に、CFとしてのエジミウソンはいいボールに反応するタイプで、待ちのFWです。そのため、いいボールがまったく入らないようなひどい試合のときはエジミウソンが非難されてしまうという損な立場でした。本当は右ウイングだということが最後の試合で示されるのは皮肉で、福岡戦のマルシオのゴールのアシストは、右ウイングならこれくらいはできると自ら証明したプレーだったと思います。

カタールはキリスト教徒にはイスラムの戒律が厳しく、過ごしにくいと聞きます。自ら良い待遇を求めて行ったのではなく、浦和の移籍金欲しさで放出されたなら、その厳しさにどこまで持ちこたえられるかはわかりません。それでも、海外は点を取ることが全ての世界ですから、エジミウソンのように終わっていたら点を取っているというタイプは認められます。是非ともカタールで活躍して、残りのサッカー人生を良いものにして欲しいと思います。
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名古屋戦プレビュー

2011-06-24 18:47:42 | 浦和レッズ
昨夜のクウェート戦は録画はしたものの、いつ見られるか分からないので、今日は明日アウェイで名古屋と対戦する浦和のことを書きます。浦和はエジミウソンがカタールのアルガラファに移籍するため、この名古屋戦も出ないで中東へ向かいます。

エジミウソンがいなければ4-2-3-1はないだろうと、ライバルチームにはヒントを与えてしまいます。田中達也、マゾーラなどは1トップ向きのFWではなく、トップ下を置かない浦和は怖くないと名古屋サイドは思っているかもしれません。

ただ、エジミウソンが抜けたことでスピードで勝負する必要がある浦和は、パワー系の闘莉王、増川という名古屋のCBとは意外と相性がいいかもしれません。前回埼玉スタジアムで名古屋に勝ったときは両チーム中断明けで手探りでしたが、今回は名古屋が6戦負けなしと好調で、同じ手で勝てるとは思っていません。

浦和が勝つための条件はスピラノビッチがケネディを消すことです。どんなに用意周到に作戦を立てても、アーリークロスをケネディの頭に合わされたら一瞬でビハインドという可能性もあります。上背はほぼ互角で豪州代表でお互いのことはよく知っている対決なので、1試合で1度もケネディにチャンスを与えないのは難しいかもしれません。

しかし、浦和も勝てなかった頃より良くなった点もあります。一番の改善点は攻撃力は高いものの、前にかかって戻りが遅れる宇賀神に変わって、バランスの取れる平川が左SBに入っていることです。これで永田が引っ張り出されて鈴木啓太や山田暢久が最終ラインをカバーすることが少なくなり、バイタルエリアを相手に使われる可能性が下がりました。

また、名古屋のように前がかるチームが相手なら、山田直輝が相手のパスをカットすると一気にチャンスになります。暑さの中とはいえ、前節初スタメンで消耗していない山田直輝は、たぶん明日も動けるはずです。

エジミウソンが移籍したことで、サイドからクロスを上げる役割だった田中達也が自分が点を取るという意識になって欲しいと思います。もともとチャンスメーカーではなくストライカーなのですから、田中達也のゴールで浦和が勝つところを見られたら最高です。
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潤滑油(6/22浦和対福岡)

2011-06-23 18:59:10 | 浦和レッズ
これまで浦和の試合を見ていると、みんなさぼっている訳ではないのに、何故かパスがつながらないという違和感を感じていました。機械そのものはいい部品を使っていても、それがうまく回らないようなものです。こういうときは「潤滑油」が必要だと思っていましたが、昨日の潤滑油は山田直輝でした。

山田直輝は決して驚くようなパスを出すゲームメーカーではありませんが、味方のスペースのちょうど中間に走り込んで、簡単なパスを出せる位置を計算しています。負傷が癒えた今、これくらいの活躍はできる能力はあるので、浦和の中盤を活性化してもまた次を期待しています。

山田直輝が生きたのは浦和の戦術が4-4-2だった理由もあります。この布陣だとトップ下の位置は空白なので山田直輝にとって走りやすいスペースはたくさんあります。もし、4-2-3-1だったらウイングかボランチなので、動く範囲を制限されてしまったでしょう。

初先発の新人小島は面白い存在です。理由はポジショニングのセンスが良いからで、先輩細貝の若い頃によく似ています。細貝は新人時代はドリブラーに弱い欠点がありましたが、福岡はあまりドリブルで攻めてくるチームではなかったので、その課題は後日、テレビではなく埼玉スタジアムで確かめようと思います。

3-0だったので攻撃陣にスポットが当たりそうな試合ですが、福岡の数多く放り込まれたアーリークロスに付け入る隙を与えなかったスピラノビッチ、永田のCB二人も評価したいです。特にスピラノビッチのヘディングはほぼ全勝でした。

福岡は最下位とはいっても負けた試合でも2点取っている試合もあり、カウンターのチャンスは与えたくないと思っていました。実際の決定機はCKの浦和のポジショニングのまずさを突いたミドルシュートがクロスバーを叩いたものですが、それが決まっていれば同点だったのでわからなかったと思います。

しかし、この勝ち点3は大きいです。まずは降格圏脱出、次は星を五分に戻すことが目標になる浦和は、山田直輝らの新しい力が機能して明日への希望をつかみました。きっとこれからも勝ってくれると信じたいです。
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クウェート戦(アウェイ)プレビュー

2011-06-22 18:49:25 | ワールドサッカー
今日は浦和の福岡戦ですが、例によって平日夜の試合の即日更新は勘弁していただきます。今日は穴埋めネタで、ホームアンドアウェイで2次予選を戦う、U-22日本代表のアウェイ戦、クウェート戦のプレビュー記事にします。

皆さんご存知の通り、日本で行われた第一戦は3-1で日本の勝利に終わっています。私がクウェートの監督だったら、逆転勝利できる条件で最も狙いやすい、2-0の勝利だけを狙うでしょう。そのためには、第一戦で途中から出した9番のFWや10番のトップ下をスタメンで起用して、先制点を入れて相手の焦りを誘うでしょう。

逆に言えば日本は先に点を入れてしまえば、相手に3点取られてもまだ延長があります。クウェートが4-1-4-1の「4」の中盤に守備的な選手を入れていた第一戦より、前がかってくれば日本のストロングポイントである3枚のトップ下にいい形でボールが入る機会は増えます。

敵はもう一つ、「暑さ」もあります。クウェートはこの時期、日中は50度になることもあります。試合はナイトゲームでまだましですが、急激に暑くなることでコンディションを崩す選手も出るかもしれません。クウェートに遠征したときは2月で中東は過ごしやすい季節だったので、当時の感覚は役に立たないでしょう。

関塚監督に望みたいのは、こういう厳しい試合では実績よりどれだけ動けるかです。コンディションの良い選手が11人揃えば、クウェートに2点差以上で負けることはないと思っています。交代枠の使い方も戦術よりコンディションを重視したものにして欲しいです。

一番怖いのは、立ち上がりの10分以内に失点して、チームが浮き足だった状態で試合が進むことです。永井にも復帰の噂がありますから、日本の攻撃力を信じて、落ち着いて試合を運んで欲しいです。勝てる条件は十分整えたのですから、自滅で逃してはもったいないです。

サポーターとしては、やはり五輪代表の最終予選がないと気持ちの行き場がありません。すんなり引き分け以上で、最終予選に進出して欲しいです。
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夏が来た

2011-06-21 19:10:35 | 他スポーツ
今日、電車の中から空をぼんやり見ていると、夏の象徴の入道雲がありました。これまで、涼しい5月、気温がなかなか上がらない6月を過ごしてきただけに、まだ気分は5月中旬くらいでしたが、暑さもあって私の体内カレンダーが一気に夏を告げそうです。

ある病気が悪化するので、最近は残念ながら夏は苦手な季節になってしまいましたが、学生時代は夏は野山を駆け回るオリエンテーリングや、富士山の頂上に挑む富士登山競走など、アクティブに動き回っていた日々を懐かしく思い出します。

富士登山競走は、普段平地のマラソンを走っている人は比較的苦手にしていて、私のように上り坂でも走る山岳専門の選手の方が得意なレースです。平地のマラソンの専門家は、スタートの富士吉田市役所から浅間神社までの舗装道路で貯金を作る走りをするようですが、私の場合は山に入ってからが勝負で、しぶとく粘って一人ずつ脱落者を落としてゆくという地味なレースをしていました。

優勝を狙うような選手だったら最初から速いでしょうが、4時間半の時間制限にひっかからずに完走することが目標なら私のような手は有効です。決して完走率は高くないレースなので、これを2度完走したことは私の思い出の中で輝いています。

ただ、このレースは完走にこだわって足元ばかり見ていたらもったいないレースで、浅間神社には御神木が高くそびえていますが、馬返し、1合目と山を登っていくに従って木々の背丈が低くなっていき、5合目まで来ると砂と岩の世界になります。

5合目まで車で行く一般の登山者には味わえない景色で、かつて営業していた1合目の山小屋の跡も残っています。本当にこのレースがきついのは足元が滑り始める5合目以降で、幸い高山病になったことはありませんが、踏ん張れない足元で周りのランナーより一歩でも速くと思い続けるのは精神的にも消耗します。

それでも、この登山競走は富士山の表口を登るので、山小屋はたくさんあります。二千円ほど持って登ればお金次第でスポーツドリンクも給水できます。初挑戦のときは給水を取り過ぎて失敗したので、水を少し我慢したら完走することができました。

今は2度の大病もあって、体力が当時とは比べ物にならないほど落ちてしまっているので、このレースに再度挑むのは無理でしょう。それでも、当時は走る戦うという気持ちで登った富士山に、今度はゆっくり楽しんで登ってみたいという気持ちはあります。当時からは心肺機能が落ちているので、今度は高山病になるかもしれませんが。
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