Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

広州恒大戦(H)プレビュー

2019-09-30 23:01:36 | 浦和レッズ
鳥栖戦でロスタイムのPKで辛くも勝ち点1を拾った浦和ですが、なぜか力以上のものが出るACLが待っています。今度の水曜日、ACL準決勝の広州恒大(中国)戦がホーム埼玉スタジアムで行われます。同じ中国でも、準々決勝の相手上海上港に感じたイメージは外国人選手は豪華でも名前だけという印象でしたが、広州恒大は中国では最強チームで、中国人選手のレベルも高いチームです。

浦和にとって過去に、ACLの準決勝は3度あります。2007年城南一和(韓国)、2008年G大阪、2017年上海上港です。ちょうど、ACLとの掛け持ちによる試合過多による疲れがピークになるのがこの時期で、どの試合も大苦戦だった記憶があります。2007年のときは、当時の監督オジェックがあとで「正直言うと優勝までは考えていなかった」と全試合でベストメンバーを並べようとしたための苦戦でした。

今回も、それに近い苦戦の可能性はあります。広州恒大はブラジル人FWエウケソンが帰化して中国人扱いになる追い風もあり、MFのパウリーニョは元バルセロナのボランチと、豪華なメンバーはいるチームです。監督は元イタリア代表でW杯優勝の経験(選手としてですが)がある、ファビオ・カンナバーロです。

もっとも、中国のチームは一見豪華なようでも中身が伴っていないチームもあります。広州恒大も100億円を超える強化資金があると言われながら、グラウンド状態が良くないという本末転倒なところもあります。果たして広州恒大は本当に組織的にも強いのか、この試合は序盤を注目して見てみたい試合です。

昔のクラブW杯では終盤に体力が大きく落ちるという欠点が明らかになったこともあります。そのように、どうやって相手の弱点を出させるか、分析担当出身の大槻監督は考えているでしょう。
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パスカットからの速攻(9/29豪州対ウェールズ)

2019-09-30 22:33:59 | 他スポーツ
ラグビーW杯、豪州対ウェールズを見に、味スタまで出かけていました。豪州はW杯優勝2回の強豪ですが、テストマッチの成績が悪く世界ランキングは6位とこの国にしては信じられないほど低い位置です。逆にウェールズは欧州の6か国対抗戦で全勝優勝を成し遂げ、一時は世界ランキング1位になるなど、W杯の最高成績は3位ながら今旬な強豪です。

それでも、W杯でのこの両者の対戦は豪州の5勝1敗と差があります。チケットを確保した時点では豪州優位を予想したカードですが、ウェールズが追いついてきて好カードになった一戦です。そんな好ゲームは、いきなり開始1分のプレーで動きます。ウェールズSOビガーの、誰もが驚いたドロップゴールで、ウェールズにいきなり3点が入るスタートになります。

豪州は個人技を中心に前進を図ろうとしますが、ウェールズの守備が良く22mラインの向こう側には行かせない守りを見せます。豪州SOフォーリーはなかなか動かない展開を打開しようと、ロングパスで一人もしくは二人飛ばしての展開を狙ってきましたが、ウェールズの数的不利を作らせない守りに阻まれます。

試合は豪州の自陣の反則から動きました。ウェールズにアドバンテージが出ている場面で、ビガーのキックパスにCTBパークスが追いついてゴールライン内に倒れ込んでのトライで、ウェールズに大きな10点差がつきます。もっとも、豪州もSOフォーリーからのキックパスから、WTBアシュリー・クーパーが個人技で相手DFを抜いてトライを返します。フォーリーのコンバージョンも決まって10-8とわからない展開です。

ウェールズにとって、アクシデントらしくSOビガーが交代し、サブのSOパッチェルが出てきます。このパッチェルの能力次第ではウェールズに不利に動く可能性もあった試合ですが、パッチェルのキックは安定しており、最初のPGでポストの内側に当てながらゴール方向に跳ねて決まるラッキーなプレーから乗ってきました。

このゲームで大きかったのは前半終了間際のプレーでした。フォーリーのロングフィードをウェールズSHデービスが読んでいて、カットしてから一気に敵陣へ駆け込んで大きなトライを決めます。これが効いて、前半は23-8とウェールズのリードで折り返すことになります。

後半については、明日書きます。













































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二転三転した残留決戦(9/28鳥栖対浦和)

2019-09-28 22:47:03 | 浦和レッズ
今季は16位がプレーオフ進出、17位18位が自動降格というルールであり、今節15位の浦和と16位の鳥栖の対戦はまさに崖っぷち決戦です。この両者の勝ち点差は4で、鳥栖はどうしても勝って1点差にしたいですが、上にいる浦和の方はもちろん勝利は目指すものの、引き分けが濃厚になったら無理せず4点差をキープする戦略もあります。

そんな残留決戦は、浦和のペースで始まりました。GK西川のロングフィードに橋岡が頭で競り勝つと、ゴール前にいたファブリシオが頭で落としてフリーの武藤に渡り、これがゴールとなって浦和が先制します。鳥栖は残留決戦の緊張感があったようで、浦和が前から取りに行くと比較的簡単にボールが奪え、そこから浦和がショートカウンターを組み立てることが可能でした。

その後も浦和ペースは続き、関根のクロスからの長澤のシュートはGK高丘が止めますが、再度右サイドの橋岡が入れたクロスに長澤が後ろ向きでボレーシュートという難しいシュートを放ち、浦和はどうしても欲しかった2点目を得ることができました。これで、浦和としては3点目を狙いながらも、時計の針を進める選択肢も出てくると予想しました。

しかし、試合はそうなりませんでした。鳥栖が後半頭で投入してきた、FW豊田がキーマンでした。ボランチの松岡に代えて入れており、小野裕二の急造ボランチという賭けに近い布陣ですが、この豊田を生かそうと、遠目からでもアーリークロスを次々と入れてきたことが試合の流れを変えました。豊田が相手ファウルをもらおうとしたトリックプレーに関根が引っかかって、そのFKを原川に直接決められて1点を返されます。

これで、浦和は前半の落ち着きが嘘のように、慌てた試合運びになってしまいました。サイドからのクロスに、金崎、クエンカとフリーの選手を作られての立て続けの失点で逆転され、最悪のシナリオが現実のものになり始めていました。それでも、鳥栖も運動量が落ち、浦和がボールを持って最後の攻めに希望を残してのロスタイムでした。

そのロスタイムで、青木のクロスから、金井が岩波を倒したという理由でPKになり、これを杉本が決めて浦和は辛くも勝ち点1を確保し、最悪の結果は免れました。この、落ち着きのなさはどうにかならないものかと思いますが、それでもこの勝ち点差をキープすれば最終節の前に残留を決められます。今年は苦しい年なので、石にかじりついても残留をと願わざるを得ませんが、こういう緊張感は体に良くないですね。
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ラグビー日本代表、アイルランドに勝つ

2019-09-28 21:57:50 | 他スポーツ
今日はレッズの残留を賭けた大一番もありましたが、今日はこちらを先に書きたいです。今日のラグビーW杯、日本代表がこれまで一度も勝ったことのない格上、アイルランドに19-12で勝利しました。アイルランドはFW戦でゴリゴリと押し込んでくる相手で、この日も日本をゴール前に押し込んだ場面ではFW戦で1mを稼ぎに来る地味な手で勝負してきました。

これに対し、日本はよく練ったアイルランド対策を披露します。相手に対し二人でタックルに行く、スクラムでは押されずに持ちこたえる、モールはドライビングモールにされないなど、これまで日本にとって「苦手領域」と言われてきたFW戦で、ある程度戦うことができていました。前半で勝負を決められる恐れもあった試合ですが、前半は日本の反則で与えたアドバンテージからの2トライを許したものの、田村優のPGが3つ決まって12-9で折り返します。

前半でNo8のマフィが負傷交代して、代わりにキャプテンのリーチマイケルが出てきた小さな誤算こそありましたが、リーチはすぐにゲームに適応し、的確なタックルでアイルランドの攻撃を止めました。少なくとも、反則以外では相手にラグビーをさせていない、非常に内容のあった前半でした。これなら、後半は勝つことも期待したいほどでした。

それが現実になるとは驚いていますが、後半に圧力をかけてきたアイルランドの攻勢をしのぎ、逆に日本が得意とする展開ラグビーを見せることができていました。日本はきっちり多くの時間でラインにしっかり人数をかけて、アイルランドに数的不利な状況を与えないことができました。そのため、アイルランドはFW戦にこだわって攻めてくることになります。

逆転トライの形も日本らしいものでした。日本ボールのスクラムから、サイドギリギリまで振って、ウイングを一人余らせる日本の勝ちパターンは、この試合でも出すことができました。決勝トライの福岡は、最後には独走してトライ目前まで行くなど、そのスピードはアイルランドに脅威を与えました。WTBトゥポウの負傷で急遽ベンチ入りした福岡ですが、こういう選手が活躍するのも勝つチームの条件です。

これで日本初の決勝トーナメントの可能性は大いにふくらんできました。もちろん、まだサモア戦、スコットランド戦がありこれからですが、ラグビーの日本代表の試合を楽しみにしながら、W杯の雰囲気を満喫したいものです。
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縦へ縦へ(アイルランド対スコットランド)

2019-09-27 23:17:43 | 他スポーツ
ラグビーW杯のアイルランド対スコットランドのビデオを見ました。明日、日本がアイルランドと当たるので、どういうチームか見ておきたかったのがこのビデオを見た動機です。この両者は、地理的に近いという理由で130回以上の対戦歴があり、お互いのことはよく知っている同士の対戦です。

アイルランドの立てた戦略が、シンプルですが効果的なものでした。アイルランドはFW戦で押し込むことを狙っており、ボールを持ったらFWで1,2mをゲインして、連続攻撃でトライを取るという戦い方です。スコットランドDFはその、ゴール前の1mの攻防に勝てませんでした。先制トライがまさに、その連続攻撃からでした。

また、アイルランドのFWは抜け出す能力も持っていました。華麗にステップを切ったりはしませんが、縦へ縦へと真っ直ぐに進んでいく破壊力を見せました。スクラムやモールを押し込む攻撃も得意としており、そこからバックスに展開しての攻撃も見せてきました。日本としては、1次攻撃を止めても次々となだれ込んでくる、非常に嫌な相手でしょう。

スコットランドは日本と親善試合で対戦した印象では、抜け目のなさを武器にするチームでした。しかし、アイルランドに押しまくられる展開ではその技術を発揮するのは難しく、結局27-3とPG1本だけの得点で終わりました。最後にアイルランドFWがシンビンになって一人多くなるチャンスが来ましたが、得意とする展開ラグビーがスローフォワードの反則で途絶えるなど、試合運びにも課題が出ました。

アイルランドとしては4トライのボーナスポイントも得て、申し分のない勝利でしょう。売り物がわかりやすいチームなので、日本がもしアイルランドと互角に戦えるとするなら、その連続攻撃に耐えてからのカウンターを機能させるかです。ラインアウトなど、地味な積み重ねが大事になってくる、明日の試合です。
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鳥栖戦プレビュー

2019-09-27 23:01:43 | 浦和レッズ
浦和は明日、アウェイの駅前不動産スタジアムで、サガン鳥栖と対戦します。浦和が15位、鳥栖が16位と、降格圏を争う両者にとって大事な決戦です。両者の勝ち点差は4で、鳥栖が勝つと1点差まで迫ることができ、逆転残留に希望が見えてきます。浦和としては、もちろん勝ちたいですが、終盤に同点の展開なら引き分けに持ち込むことも戦略の一つです。勝ち点差4をキープすることも、負けるよりは良いです。

浦和は、中2日と強行日程だった天皇杯のHondaFC戦にベストメンバーを投入しませんでした。結果は敗れましたが、ここで無理をしなかったのは鳥栖戦に全力を投入するという大槻監督の決意でしょう。とにかく残留しなければ何も始まらない、それくらいの大きな「裏天王山」の決戦です。HondaFC戦に出たメンバーの出場はGK西川を除けば回復に時間が取れない以上ほぼ不可能で、HondaFC戦に出なかった選手で戦うことになるでしょう。

浦和の戦術は3-6-1でほぼ固定されています。1トップは興梠でしょう。浦和としてはできるだけいいボールを興梠に供給できるかがポイントです。関根や橋岡あたりのアウトサイドから、クロスが何本も入る展開にしたいところです。そうやって前にボールが入れば、シャドーの長澤やファブリシオにもチャンスが出てきます。

鳥栖との埼スタでの対戦は2-1で浦和が勝利しています。鳥栖に先制点を取られる苦しい展開ながら、前半のうちに宇賀神のゴールで追いつき、最後はロスタイムの興梠のゴールで勝利しています。マルティノスのクロスが相手DFに当たってコースが変わり、鳥栖DFが頭上を抜かれるミスをしたところを興梠が押し込んでの勝利でした。本当にきわどい試合です。

鳥栖は4-4-2でサイドを使うチームです。前回の対戦では右サイドの岩武が狙われました。今回、右サイドで橋岡が出るようなら守備のタスクが増える可能性があります。金崎というスピード型も持っているチームなので、相手に速攻はさせたくない試合です。

どこかで、今季を占う試合が来るとは思っていましたが、明日がまさにその試合です。ACL優勝を狙うつもりなら、降格だけはしてはいけないので、明日すべてをぶつけるつもりで戦って欲しいものです。
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イングランド対アメリカ

2019-09-26 22:59:08 | 他スポーツ
ラグビーW杯の感想は、イングランド対アメリカです。イングランドは初戦のトンガ戦から中3日という試合間隔の短さ故に、メンバーの多くを入れ替えてきました。名SOのファレルはベンチスタートで、イングランドにとっては選手層の厚さを試される試合になりました。アメリカがガタイの良さで勝負するチームなのでFW戦が見ものでした。

しかし、イングランドはアメリカのお株を奪うプレーを見せました。象徴的だったのは、前半にドライビングモールで2トライを立て続けに取ったプレーです。モールを押し込むプレーの前に、アメリカの守備は完全に崩壊し、イングランドの赤いユニフォームがゴール前まで押し込むことができました。

また、イングランドの強さはタッチライン際にもありました。アメリカもキックパスやジャッカルなどで、相手陣に攻め込む場面も多く見せましたが、そのピンチでイングランドDFはアメリカWTBをタッチラインの外に押し出すプレーができます。そうなればイングランドボールのラインアウトで、ボールは労せずして回収です。そういう、細かいプレーはイングランドやウェールズが得意とするバランスの良さです。

もちろん、イングランドはバックスの能力も高く、先制トライとなったのは相手陣に隙を見つけたSOのジョージ・フォードです。バックスがボールを受けてから独走できる能力も、イングランドは持っています。そのように、すべてのポジションでバランス良く選手が育つところは、さすがラグビーの母国と感じます。

アメリカは押し込まれてほとんど良さを出せませんでした。後半、7番のキルがファレルの顔面のショルダーチャージをしたという理由でレッドカードが出て14人での戦いを余儀なくされるなど、最後に1トライこそ返したものの完敗でした。暑さで汗をかくので、ボールが滑ってノックオンが目立った課題こそありましたが、イングランドのやりたいラグビーが出た試合だったと感じます。
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総合力の高さ(ジョージア対ウェールズ)

2019-09-26 22:00:54 | 他スポーツ
今更ですが、ラグビーW杯のウェールズ対ジョージアの印象です。ジョージアは世界ランキングが日本と同じくらいなので、よく日本と親善試合で対戦する相手です。日本とジョージアが対戦すると、FWでゴリゴリ来るジョージアに対し、バックスで勝負する日本と、明確に勝負のポイントが分かれる対戦です。果たして、ウェールズがジョージアの強力FWとどう戦うかが、このゲームのポイントに思えました。

しかし、ウェールズはそういう次元は超えていたチームでした。ウェールズの前評判は高く、欧州の6か国対抗戦で全勝優勝して、一時は世界ランキング1位にもなったチームです。W杯の最高成績こそ3位ですが、世界に名だたる強豪の一角を占めるチームです。それはプレーを見ていればすぐにわかりました。

まずはFW戦ですが、ジョージアの強力FWを相手にしても一歩も引かない戦いでした。逆に押し込む場面もあり、ラインアウトモールからのボールでウェールズWTBがジョージアの守備網の穴を正確に見抜いてトライと、組織的にも優れているチームでした。バックスでもウェールズが上という印象を持ったのは、そのハンドリング技術が大きいです。

ウェールズがボールを回す場面で、パスがずれる場面は何度かありました。しかし、ウェールズのBKは片手でボールを受けてからのコントロールに絶対の自信を持っており、何事もなかったかのようにボールをキープして前に走れました。リズミカルに回しているように見える技術は、そういう「修正力」故です。

また、ゴールラインに相手を張り付かせる状態からでもトライを取れます。そういうゴール前の粘りは多くのチームが持っていますが、ウェールズはそんな粘りを無にできるだけの突進力もあります。最初のトライからの、ゴール正面のコンバージョンを、SOビガーがまさかのミスという場面もありましたがそれはご愛嬌でしょう。

今度の日曜日、そのウェールズは味スタで豪州と対戦します。当初は豪州優位ではと思っていた試合ですが、これだけウェールズが強いとどちらが強いかまったくわからない試合です。きっと好ゲームになると思って、日曜日を楽しみにしています。
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あり得ないミス(9/25浦和対HondaFC)

2019-09-25 22:24:54 | 浦和レッズ
今日の天皇杯HondaFC戦は、0-2とまさかの浦和敗戦に終わりました。仕事の関係で最初の30分ほど見ていないですが、書いておかないと忘れるので感想を書いておきます。まずは敗因から分析すると、あり得ないようなミスが二つも出てしまいました。1失点目はセカンドボールを相手に拾われてからの攻撃で、DF宇賀神が相手個人技に抜かれ、フリーでの折り返しを相手4番に合わされたものです。

2失点目もあり得ないミスからでした。相手スルーパスに荻原と相手24番との競走になりましたが、荻原はクリアを狙って足を出したところをかわされ、これもフリーでゴール前に入られてクロスを相手15番に合わされました。中央でDFが競っていませんでしたが、荻原が抜かれることは想定していないような守り方でした。

これらのミスは、監督采配などでは救うことのできない、選手の責任と言われても仕方ないプレーです。若い荻原なら、これを糧にまた頑張れと慰められるでしょうが、ベテランの宇賀神はどう救っていいかわからないほどです。彼の選手生命に、影響が出なければいいがという心配すら出てしまうほどです。

もちろん、そのミスが出るまでに0-0だったことも敗因です。この日の浦和は、鳥栖戦まで中2日という厳しい条件の試合ということで、スタメンを総入れ替えしてきました。1トップに杉本、2シャドーに池高と汰木が入りましたが、この1トップ2シャドーの連係が悲しいほど合っていませんでした。杉本もボールを待とうと思うあまり、相手DFの前に入り込むようなアグレッシブな動きができていませんでした。

後半、池高を下げて武藤を入れたのは当然と言える交代です。武藤がボールを持てるようになって、浦和は前線でキープできるようになりますが、この日は杉本が不調で、打っても相手DFに当たり、パスコースも見えていないなどチャンスを潰す場面も多く見られました。ベンチにはファブリシオも入っていましたが、ここで使うと鳥栖戦での起用に制約が出るのも交代をためらった理由でしょう。

また、山中のFKも合っていませんでした。もう少し早く、キッカーを武藤に変えておけば多少は違ったかもしれません。そのように、すべてがちぐはぐだった浦和の敗戦は、必然とも言えました。運などではありません。こうなった以上、今日出なかった選手たちの力で、J1残留を勝ち取ってくれることを信じるしかありません。鳥栖戦の行われる土曜日は落ち着かない一日になりそうです。
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西武ライオンズ優勝決定

2019-09-24 23:25:24 | 他スポーツ
西武ライオンズの優勝が今日決まりました。仕事の関係で文章を考える時間がなく、詳細は明日以降補足します。
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