Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ナビスコ杯決勝プレビュー

2008-10-31 22:35:30 | 他チーム
明日、Jリーグは他の公式戦をすべて休みにして、大分対清水のナビスコ杯決勝を行います。それだけ、ナビスコ杯決勝を日本中が注目するイベントにしたいという意図で、2002年に浦和が初めて決勝に進出して話題を呼んでからは、テレビも延長戦まで生中継が当たり前になりました。

しかし、今回のカードは、両チームとも関東に縁のないチームで、チケットの売れ行きは正直、半分売れればいい方だと思っていました。ところが、指定席は早い段階で完売して、これはまずいと慌てて自由席のチケットを買いましたが、なんと完売しました。

早めに行かないと、席がなくなるリスクは全く考えていませんでした。私の考えていた、のんびりムードとはだいぶ違う雰囲気になりそうです。

両チームの現状は、息切れ気味の大分に、上り調子の清水と、だいぶ勢いには差があります。大分は、チームマスコットの亀にちなんで、「カメナチオ」と呼ばれる堅守が売り物のチームです。シャムスカ監督が就任してから、リベロを森重にした以外はほぼ同じ名前が並ぶ最終ラインですが、最初の頃はミスが目立ち、ボランチのエジミウソンにカバーしてもらっていました。

しかし、深谷も上本も、コンスタントに試合に出ることで力をつけ、今や大分の最終ラインを弱いという人は誰もいません。シャムスカ監督の采配は、よくマジックと称されますが、一言で言えばバランスが崩れないことです。

ダブルボランチが両方外国人というのは、目立つポイントですが、彼ら二人もしっかりバランスを意識した動きを見せます。また、大分の特徴はリードを奪ったら、守備的な駒を投入することをためらわないことです。

大分が先制点を入れて終盤まできたら、5バックにすることもあります。清水としては最悪同点で終盤戦を迎えたいです。

清水は、今季は一度も生で見ていないチームで、浦和戦を残していますから、明日の観戦目的は清水情報の入手です。しかし、清水のチーム編成を見ると、フェルナンジーニョを京都に放出してから、調子が上がっています。

フェルナンジーニョはトップ下しかできない選手で、清水がフェルナンジーニョを使おうとすると中盤をダイヤモンドにするしかありませんでした。しかし、フェルナンジーニョ放出後はボックス型の中盤も可能になり、持ち味が出たのではと予想しています。それは、明日確かめてみますが。
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山田暢久と平川忠亮

2008-10-30 18:48:49 | 浦和レッズ
新潟戦の勝因の一つに、スタメンでは右アウトサイド平川、左アウトサイド山田暢久という配置だったのを、後半から入れ換えたことがあります。相馬が出場可能なら、左アウトサイドは相馬で決まりなのですが、相馬がスタメンでは無理ということになり、山田と平川で何とかしなければなりませんでした。

これまでのオジェック監督時代なら、迷わず右が山田で、左が平川です。昨年あたりから、平川の左足が急速な進歩を見せ、トップスピードで突っ込んでも、左足でクロスが上がるようになりました。山田は左アウトサイドはほとんどやったことがありませんから、サポーターの考えなら山田右、平川左でしょう。

しかし、前節の神戸戦で、エンゲルス監督は山田を左で使いました。普通、未知のポジションで出た選手の特徴は、そう簡単には把握できないはずですが、神戸は知らないはずの山田対策をいきなりやってきました。山田には左足のクロスはないということを見切った神戸は、縦の突破は捨てて内側への切れ込みを消してきました。

これで完封されてしまった山田の左アウトサイドはもうないと、誰もが思ったでしょう。しかし、どうやらエンゲルスはドリブラーの山田より、シンプルにクロスを上げる平川を右に置きたいようです。確かに、敗れた神戸戦、G大阪戦でも、平川のところまでは浦和のボールは行っていました。

それだけ、平川がエンゲルスの信頼をつかんだ証明であり、山田は負傷者の穴埋めの便利屋という扱いになってしまったのでしょう。しかし、神戸戦でもわかったように、平川の左はある程度魅力がありますが、山田の左はほとんど魅力がありません。

そんな事実に、ハーフタイムの山田の直訴を聞くまで気付かないエンゲルスもどうかと思いますが、遅ればせながらやってくれたことで、山田の右からのクロスが出るようになり、後半はいい攻撃ができるようになりました。

山田の魅力はいつ出るか分かりませんが、切れているときは何人もちぎることができるドリブルです。よく、サポーターは「スイッチが入る」という表現を使いますが、特に数的不利になって、これはまずいという状況になると、見ることができました。

それをいつも出せれば、1998年、2002年、2006年の3度のW杯にも出ていてもおかしくないですが、実際は一度も出ていません。惜しかった才能ですが、これだけ長く浦和でプレーできたのは本人の努力でしょう。少しずつ出番は減っていくかもしれませんが、まだまだ浦和のために頑張ってほしい選手です。
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女版闘莉王?(澤穂希)

2008-10-29 19:03:26 | レディース
以前、女版闘莉王は浦和の矢野と書いたことがあります。フィジカルが強く、カバーリングもできるCBという意味では似てないことはないですが、矢野には闘莉王の得点力はありません。実はもっと闘莉王と共通点があるのは、意外にも日本女子サッカーの象徴、澤穂希選手ではと思っています。

まず、澤は点が取れます。上背はさほどではありませんが、ヘディングでもゴールを決められますし、大事な場面で決める勝負強さも持っています。北京五輪の初戦、ニュージーランドと対戦した日本は、澤の終了間際のゴールで同点にしています。

このゴールで得ておいた勝ち点1が、結果的に日本を決勝トーナメントに行かせるためには、重要になりました。そんな勝負強さは、澤の売り物です。ただ、9月に浦和対日テレ戦で澤を見たときに感じたのは、闘莉王をボランチに回したときの弱点まで一緒だったということです。

澤はこの試合でもボランチで起用されていて、パスも出せますし、キープ力もありますから、味方の上がりを待てますし、一見弱点などないかのように思えます。しかし、澤はセットプレーではターゲットにするために上がっています。そのセットプレーをクリアされた後の動きが、闘莉王と共通する澤の弱点でした。

一度でも浦和の試合をスタジアムで生観戦した方なら、気付いているかもしれませんが、闘莉王はセットプレーで上がった後の帰陣がかなり遅く、のんびりと歩いていることも珍しくありません。

澤の弱点もこれと同じです。澤は、体力レベルは他の選手と比べて高い方ではないと、自分で認めていますが、それが表に出るのがセットプレーの後です。そのため、日テレは守備のスペシャリストの加藤(旧姓酒井)を置いてカバーさせていますが、澤の戻りの遅さは女子だから仕方ないというものでは、どうやらなさそうに思えます。

なでしこでも、澤の攻撃参加の裏は、安藤あたりがカバーしています。そんなリスクを覚悟しても、なでしこジャパンのダブルボランチに、本来攻撃的MFの澤と阪口を置いた佐々木監督の決断は思い切ったものですし、それで結果を出した以上、ボランチには攻撃的な選手が置かれる流れになるのでしょう。

それを考えると、闘莉王も体力レベルは高くないのではという疑惑が出ます。特に闘莉王は、調子が悪いときに悪いなりに簡単にプレーすることができず、無理にベストのときと同じプレーをしようとしてしまいますから、それが日本のW杯出場に悪影響を及ぼさないか、少し心配です。
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持っていた個人技(細貝萌)

2008-10-28 18:44:28 | 浦和レッズ
久しぶりの浦和勝利なので、新潟戦のヒーロー、細貝萌選手を取り上げます。細貝は群馬県の前橋育英高校の出身で、高校3年のときから強化指定選手として浦和で練習していました。その時によほどインパクトを残したのか、勧誘の際に現役選手の岡野、内舘を動員するという、浦和では前例のないことをやっています。

細貝は入団1年目のサテライトでも、十分輝く存在でした。一番の長所はスペースを埋めるポジショニングの感覚でした。なぜそんなスペースがわかっているの?と、新人にしては強烈なインパクトを受けた方です。

ただ、細貝は一年目から当時のブッフバルト監督に抜擢されて、トップのピッチにも立っているのですが、そこではドリブルに弱いという弱点を徹底的に狙われました。細貝は身体能力は高いはずですが、動きの緩急に当時は対応できませんでした。

そのため、細貝の出番はネネの帰国でDFが足りなくなった2005年の天皇杯など、緊急事態限定の穴埋めに限られました。サッカーセンスのある細貝は、それでも何とか穴にならない程度にはこなしていましたが、ブッフバルト、オジェックの2代の監督にとっては便利屋の域を出ませんでした。

そんな細貝にとって、チャンスになったのは、昨年オフの長谷部の海外移籍と、シーズン途中でのエンゲルス監督の就任でした。細貝はエンゲルス監督に、本職のボランチで勝負させて欲しいと直訴します。ちょうど、鈴木啓太の風邪による離脱のタイミングで、細貝は守備的ボランチの地位を手にします。

浦和で試合に出られるようになったことが、北京五輪出場にもつながりました。結果は3戦全敗に終わった日本でしたが、細貝は相手にカウンターを食っても必死で戻る、粘り強さを見につけて帰ってきました。

新潟戦では、今まで見たことがない、DF二人を個人技で抜くという皆を驚かせるプレーで、見事にフリーになって、値千金のゴールを決めています。こんな技術があるなら、どうしてもっと早く見せなかったと思うほどです。

ただ、まだ細貝には課題もあります。高い身体能力で相手のパスをカットする能力は伸び、鈴木啓太を脅かすほどですが、まだファウルが多いことと、ボールを奪ってからの攻守の切り替えでミスをすることがあることです。

下からは山田直輝というライバルも来季トップに昇格しますから、細貝がポジションを取るタイミングは今しかありません。パスセンスに磨きを掛けて、是非浦和の中心選手になって欲しいものです。
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ポストプレーヤーの使い方(ラフリッチ)

2008-10-27 18:50:09 | 他チーム
昨日は浦和戦終了後、大宮対千葉の残留決戦を見ていました。大宮はここまで6連敗中で、エースストライカーのデニス・マルケスの不在がもろに響いています。しかし、もう一つの理由として、長身FWのラフリッチを使いこなしていなかったこともあります。

ラフリッチはスロベニア代表経験もありますから、決して実力不足には思えなかったのですが、確かに名古屋のヨンセンと比較すると、オフサイドラインのくぐり方がうまくなく、ボールをネットに突き刺してもオフサイドで取り消しというシーンは多かったです。

しかし、ポストプレーヤーのラフリッチは、点を取るだけが活躍の場ではありません。しっかり前線でボールを落ち着かせて、味方の上がりを助けるのも重要な役割のはずです。しかし、柏に0-4で敗れた試合を見る限り、その役割ができないのはチーム全体の不振もあると思っていました。

苦しくなると、自陣からでもラフリッチを見てロングボールを蹴ってしまうのでは、たとえラフリッチが頭に当ててもフォローがなく、単に無駄に相手ボールにするだけです。しかし、今回の試合で大宮の樋口監督が与えた指示は、簡単な表現ながらも、的を射た言葉でした。

それは、「ラフリッチに短い距離でボールを出しなさい」という指示です。こんな短い指示でチームが変わるのか、半信半疑でしたが、確かに短いボールをラフリッチに供給するためには、ある程度高い位置でキープする必要があります。

これだけでも、本当に指示を実行できればボールキープ率を上げることになりますし、また、ラフリッチがポストプレーをした後のフォローも付けやすくなります。映像で見ても、ラフリッチに短いパスが入った後は、良い攻撃の形を作れていました。

これを見て、思い出したのは1999年に浦和に加入した盛田剛平選手のことでした。強力なポストが前にいると、当時の浦和はロングボールを狙いすぎていました。しかし、やはり無理なボールを放り込まれるだけでは盛田は生きません。

あの当時は小野伸二もいたのですから、トップ下でキープして、もう少し短いボールを供給してやれれば、少なくともJ2には落ちなかったのではと、当時を残念に思います。
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意外な力の台頭(10/26新潟対浦和)

2008-10-26 21:03:43 | 浦和レッズ
今日の新潟戦、テレビ観戦でしたが、レッズサポとしてはとにかく勝ったことは良かったです。不協和音が出始めたチーム状況を、少しでも好転させるために、次の天皇杯愛媛FC戦をうまく使って、疲労のたまった選手は休ませ、逆に出番の少ない選手には適度にチャンスを与えて勝ち上がることを期待したいです。

ただ、この新潟戦をシビアに見ると、内容としては良くなかったと思います。特に前半の内容はひどく、パスがつながらず新潟の不調に助けられた0-0で、このままでは負けるという危機感は強く感じました。特に、浦和の課題はセットプレーの守備です。この試合でも前半の終了間際にアレッサンドロにシュートを打たれ、それが都築に偶然当たったから助かったというシーンもありました。

その理由は、浦和がセットプレーの守備をマンツーマンにしているという事情もあります。一見、一人が一人を消すマンツーマンは、誰かがミスをしない限り失点しないように見えますが、たまに味方や敵の選手の視界の外をうまく通過して、その選手を「壁」に使えばマーカーを外すことも可能です。

去年、あれだけゾーンでうまく行っていたセットプレーの守備が、今年は安定せず相手に隙を突かれているのは、何とか改善して欲しい課題です。ただ、後半の浦和は持ち直しました。ポンテがここのところの不調で責任を感じ、「俺が点を取らせてやる」という気持ちを持てたのか、後半は前を向いてボールを受けたり、サイドに流れてクロスを入れたりできていました。

また、田中達也の投入も良かったです。コンディション的に先発出場は厳しいのでしょうが、それでもポンテのパスと一番息が合っているのは達也で、走り込んでボールを受けるという動きが浦和を活性化しているのは間違いありません。

そんな動きが、細貝という、相手にとっては予想外の選手の活躍につながったのでしょう。このゴールは、ニアサイドがぽっかり空いた、新潟の守備のミスではあるのですが、そこでゴールを決められる細貝の落ち着きぶりも称えたいと思います。

おそらく、今シーズン一番成長した選手は細貝で、鈴木啓太の今節出場停止の穴をある程度までは埋められるまでになりました。一見、ACL制覇を逃し、何もないシーズンかと思うサポーターは多いでしょうが、細貝の成長は間違いなくエンゲルスの一番の功績ではと思います。
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アジアカップ予選代表予想

2008-10-25 20:59:36 | ワールドサッカー
今年のサッカーカレンダーは、1月の日本代表のアジア杯予選でスタートします。しかし、岡田監督が現在のA代表でフル稼働しているメンバーは休ませると明言しているので、現在代表で控えか、次の代表を目指す若い選手が中心になるでしょう。そんな「次の代表候補」を自分なりに予想してみます。(戦術は岡田監督が採用している4-4-2を前提としました。)

GK・・・西川周作(大分)

五輪の大舞台に立った経験は貴重です。是非フル代表にも入れて、負けたらアジア杯に出れない緊張感を与えて欲しいです。

右SB・・・長友佑都(FC東京)

右SBは現レギュラーの内田より若い選手は、Jでポジションを取れていませんから、A代表で出番が少ない長友を是非テストして欲しいです。FC東京のサポが、長友が上がった瞬間に上げる歓声は期待の大きさを表しているはずです。

CB・・・吉田麻也(名古屋)、森重真人(大分)

一見、代表のCBはパワー系ばかりに見えますが、闘莉王も中澤もカバーリングはしっかりできます。そんな可能性を感じるのはこの二人で、吉田は伸びしろに、森重はポジショニングに期待です。

左SB・・・安田理人(G大阪)

既に東アジア選手権などA代表で経験を積んでいますが、なかなか代表レギュラーの壁はあるので、攻撃的にいけるこのテストチャンスをつかんで欲しいです。

ボランチ・・・細貝萌(浦和)、梶山陽平(FC東京)

梶山に海外移籍の噂があるので、実現するかどうかはわかりませんが、前に出て行く梶山を後ろから細貝がサポートするコンビが実現すると面白いです。

右MF・・・小川佳純(名古屋)

一番A代表で見たい、次世代候補は彼です。これまでのメンバーを見ると、「なんだ、五輪代表と同じじゃないか」と思ったでしょうが、五輪組以外から次世代のA代表を狙えるのは得点感覚のある小川だと思います。

左MF・・・金崎夢生(大分)

本来なら、ここは香川で決まりなのでしょうが、彼はA代表、U-23代表、U-19代表の掛け持ちで相当疲れているはずなので、サイドのウイングでも力を発揮できる金崎を代役に推したいです。

2トップ・・・森島康仁(大分)、赤嶺真吾(FC東京)

代表にあまりいないタイプとして、ポストプレーヤーの森島には期待していますし、現在J1で点を取っている赤嶺にもチャンスを与えたいです。

こうして見ると、代表予想は難しいです。私のように特定チームのサポーターだと、全チームバランス良く見るというわけにはいかないので、全然見たこともない選手がこの代表に入っていてもおかしくはありません。J2もありうるでしょう。
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高尾山

2008-10-25 19:57:40 | 雑記
昔は高尾山のケーブルカーの登り口の脇から、ケーブルカーに乗らず尾根道を走って登った経験もありますが、年齢相応に普通にケーブルカーに乗って高尾山に登ってきました。体力の低下は否定できず、今ではケーブルカーの椅子から滑り落ちそうになるのを止め切れずに窓枠につかまるほどです。

ただ、富士山にも登った経験のある私は、山の良さはわかっています。そんな良さの一つが見下ろせる眼下の景色で、山頂からはかつては13都県(旧国名)が見晴らせたことから、13ヶ国展望台の別名もあります。写真は山の中腹から撮った、八王子市街のものです。天気がこの日は曇りだったため、晴れていればもっと遠くが見えていたでしょうし、山頂からは天気が良ければ富士山も見えるそうです。

こういうハイキングの私とは全然違った、山を愛する本格派の人を見ることができるのも高尾山の特徴で、自転車で高尾山に登った驚異的な脚力の持ち主もいましたし、帰りの山道を走って下りて行った女性3人組もいました。大きなバックパックを背負い、本格的に陣馬山から縦走してきたと思われる人もいましたし、山の愛し方は人それぞれなんだなと思いました。

ただ、ケーブルカーに乗って薬王院経由の往復ではつまらないと思った私は、帰りの山下りをびわ滝経由の沢沿いの道に変えました。びわ滝は、自宅から一番近くに見ることができる、ある程度山奥に入った滝ということで、沢を下っていきましたが、驚いたのは携帯が圏外だったことです。

いまどき、東京都内で、携帯が圏外に出るような場所があるんだと、驚きましたが、これは緊急事態が起こったら助けを呼べないという意味なので、かなり神経を使って山を下りました。その結果、軽く太股の内側に筋肉痛を起こしています。

また、びわ滝も、以前見たときは修行の場ということもあり、身が引き締まる思いで見たのですが、今見ると「あまり大きな滝ではないな」とちょっとがっかりでした。ただ、帰り道に目標となる場所があったのはいい刺激だったかなとは思っていますが。
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新潟戦プレビュー

2008-10-24 18:59:54 | 浦和レッズ
浦和は、ACL準決勝のG大阪戦で無惨な敗北を喫し、中3日で迎える新潟戦でチームの雰囲気が良いはずがありません。エンゲルス監督は途中解任の噂も出ましたが、リーグ戦の残り5試合と天皇杯は指揮を執ることに決まりました。

それでも、浦和にまったく目標がない訳ではありません。逆転優勝は厳しい状況ですが、来季のACL出場権がかかる3位以内は、まだまだ十分狙える位置です。また、アウェイにもたくさん訪れるサポーターの前でひどい試合はできないという気持ちは、常に持っていると信じています。

この最悪のチーム状態から何ができるかといえば、機能していないエジミウソン、高原の2トップの解体でしょう。神戸戦もG大阪戦も、田中達也を出しても効かない展開でした。それなら、フル出場は厳しいコンディションかもしれませんが、スタメンで使って新潟の4バックのラインの裏を狙わせて欲しいです。

また、相馬に復帰の噂があります。ここ2試合の連敗は、かなり相馬の不在が響いていました。左アウトサイドでしっかりクロスを上げられる相馬の存在は貴重です。復帰するなら、どんどん攻撃的に行って欲しいです。

対する新潟は、今季は開幕から出遅れ、厳しい戦いを強いられましたが、J1にはどうやら残れそうという位置です。アレッサンドロに切れが出て、ゴール前のいい位置に入り込む感覚が出てきました。また、リシャルデスもどうやら常時出場できるコンディションは取り戻したようです。

また、新潟といえば、鈴木監督の4-4-2への布陣の固定と、サイドハーフからしっかりクロスが上がるチームというイメージがあります。ACLでチームの約束事の欠如からCKで2失点した浦和にとっては、守り方を徹底しないと、クロス一発で失点する恐れがある相手です。

ただ、アレッサンドロと矢野の2トップはヘディングシュートを決める能力はありますが、マークするDFの頭越しにヘディングできるほどの強さはありません。坪井や堀之内が、しっかりバランスを保って守れば、決して止められない相手ではありません。

ただ、ホームで3-0で勝っていることは忘れた方がいいでしょう。あのときは、闘莉王のボランチ起用に相手が戸惑った、奇襲の勝利です。今回はお互いに出方を読んでいるでしょうから、それほどの力の差はないと見るべきでしょう。
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わかっていたはずだが(10/22浦和対G大阪)

2008-10-23 18:53:08 | 浦和レッズ
G大阪の2トップは、運動量の多いルーカスと、不振のポストプレーヤー、ロニーのコンビでした。ただ、ロニーが良くないときに、前半限りでロニーを下げ、代わりにMFの選手を入れて4-2-3-1にするオプションがあることは、G大阪の試合の映像を見ていればわかっているはずです。

エンゲルス監督がそれをわかっていなければ最悪ですが、今回は相手に4-2-3-1があることはわかっている起用をしました。それは、本来ストッパーの堤を左アウトサイドで起用したことでした。

堤は突破ができる選手ではありませんから、攻撃はアーリークロスで終わってもいいから、とにかくパスをつなぎ、相手が4-2-3-1にしてきたら、いつでも左SBに入り最終ラインを4バックにしろという指示が与えられていたと推測できます。

エンゲルス監督にとっては、堤は自ら発掘した秘蔵っ子ですから、この大舞台で活躍して、自信をつけて欲しいという親心もあったと思います。前半に高原がいつも以上のキープ力を見せ先制点を入れ、何度も速攻でG大阪の最終ラインをえぐったプレーを見れば、それは可能だろうと思ってもおかしくありません。

しかし、そんな計算は二つの誤算で崩れ去ります。まず、途中出場の相手右MFの佐々木に対し、堤がほとんど勝てませんでした。ここで止められないと急造4バックの意味がありませんから、見かねたベンチは急遽、阿部勇樹を左SBに回して対応せざるを得ませんでした。

しかし、これは敗因の一つではありますが、佐々木が絡んだゴールは浦和が前がかりになった3点目だけですから、直接の敗因ではありません。真の敗因は、CKで2点も取られたことです。昨年、浦和のCKの守備は抜群の安定感を誇っていました。

それは、ニアサイドにワシントンを立たせておけば、相手のニアサイドのキックのほとんどをクリアしてくれたからです。それだけ、ニアサイドのCKは重要なプレーで、ここで相手に触られてしまうと、GKはどうしようもないからです。

今回、そのニアサイドで、2度も相手をフリーにして失点しています。G大阪というチームは、あまり長身選手はいませんが、セットプレーでは侮ることのできない相手で、特に同点ゴールを決められた山口には、嫌というほどやられているはずです。

そんな相手に、競っている選手が誰もいない失点を許すのは、チームとしてCKに対する守り方がまったくできていないことになります。神戸戦で明らかになったチーム状態の悪さは、かなり深刻なところまで行っていると思うと、帰りの足取りは重かったです。
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