Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

今年一年を振り返る

2017-12-31 17:24:02 | 雑記
2017年ももうすぐ終わりです。今年一年を振り返ると、やはりトップに来るのは浦和レッズのACL優勝です。アウェイの初戦を落とし、もう無理だろうという状況で第二戦を迎えても、ベスト16の済州戦、ベスト8の川崎戦と2度も奇跡を起こしました。特に印象的だったのは決勝の相手、アルヒラル(サウジアラビア)の強さでした。こんな強い相手が埼スタに来ることが、ACLで勝ち進むことの意義と感じます。

サッカー観戦数は、28試合と例年より多い数を確保できました。今は、週末のトレーニングが楽しくなっており、無理に観戦数を増やそうとはしていませんが、それでも土曜日の浦和のホームゲームにはほとんど足を運ぶことができました。J1の他チームの映像を見る時間が確保できず、プレビュー記事の精度が落ちているのはご容赦ください。

サッカー以外にも、ラグビー1試合、相撲1日間、野球5試合の観戦が叶いました。特に、ラグビーはW杯が再来年に日本で開催されるので、それに向けて観戦記が書けるようにと、来年は日程が合えばサンウルブズの試合を是非とも生観戦したいです。最初の頃の「サッカーでいえば欧州CLが日本に来るようなもの」という熱狂は冷めましたが、それでも正月休みの娯楽の定番がラグビーだった少年時代を思えば、基本ラグビーのことは好きなのだろうと思います。

今年は、日本代表のW杯出場決定の瞬間(8/31豪州戦)、浦和レッズのACL優勝の瞬間(11/25アルヒラル戦)を見ることが叶いました。なかなか、海外にサッカーを見に行く夢は叶いませんが、それでも体さえ元気でいれば、試合の方から日本にやってくることもあると感じています。サッカーを見たいという情熱と、自分自身の観戦記を書きたいという意欲さえ続けば、それで満足です。

マラソンも今年は復活を果たしました。2年近く更新できなかった、10km62分22秒を今年は一気に1分以上塗り替えました。これ以上を狙おうとするなら、体重を絞らないといけませんが、走ることはますます楽しくなっています。40歳を過ぎていても、やり方次第では成長もできると感じています。

来年に持ち越した、山を走りたいという夢もありますが、それでも今年はいい年だったと振り返ります。アクティブで元気という、自分の持っている長所を前面に出して、いろんなことをやりたいと思っていたいです。この記事を読んでいただいた皆様、今年もありがとうございました。
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ラグビー日本対フランス後半

2017-12-30 21:38:22 | 他スポーツ
なかなか見られなかった、ラグビー日本対フランスの後半のビデオをようやく確認できました。過去、日本代表はフランス相手に9戦全敗でしたが、この試合では23-23の引き分けに持ち込むことができました。場所はフランスだったので、地元代表の勝利を信じていたファンからはブーイングの嵐でした。

もちろん、結果こそ引き分けでしたが、ラグビーの質ではフランスが上ということは感じています。驚いたのが後半のパントキックに右ウイングが追いついた驚異的な精度と走力で、そのまま倒れ込むだけでトライという絶妙なプレーでした。そんな試合を引き分けに持ち込めた理由として、日本がプレッシャーを掛けて相手の反則を誘ったことが挙げられます。

フランスは、ここまで強豪相手に親善試合を組んでいましたが、6戦全敗と結果が出ていません。そのため、何としても勝ちたいというフランスの心理が焦りにつながったようです。ハイタックルでシンビンを出したり、ターンオーバーから攻めたい場面でノックオンが出たりと、フランスにミスが見られたことがこの結果を生んだ要因だと思っています。

この試合で、光ったのは途中出場のSH、田中史朗でした。田中史朗の球出しの精度は十分世界レベルで、スーパーラグビーでも強豪チームでプレーできたほどでしたが、この日は「だまし」のテクニックが冴えました。ラグビーというスポーツは、サッカーとほぼ同じ面積のフィールドですが、人数が4人多く、ラックなどの密集が見られるスポーツです。

そのため、多くの時間で相手からボールが見えないという状況ができます。横から取りに行ったらオフサイドですから、ボールを隠す動きからだましのテクニックを使うことが可能です。特に、同点トライの場面ではラックで、ボールを出す球出しの動きをしていながら、実はダミーで、実際はFWの選手がラックを飛び越えてトライを狙いに行くという奇襲がうまく行きました。

最後、SO田村優のコンバージョンが決まっていれば、日本の歴史的勝利だったことを思うと残念な思いもありますが、それでも敵地でフランス相手にこれだけの戦いができたことはこれからにつなげて欲しいです。来年、スーパーラグビーの日本チーム、サンウルブズがジョセフHC監督体制になって日本代表に近い編成になるので、サンウルブズでも面白い試合を見せて欲しいです。
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kobby肉体改造4年9か月

2017-12-30 15:44:34 | 他スポーツ
今日はネタがないので、自分ネタです。2013年、当時在籍していた会社のトレーニングルームで、体を動かし始めてから4年9か月が経過しました。その間のトレーニング環境は変わり、自宅近くにトレーニングルームのある桜環境センターのオープンという、自分にとってスポーツクラブ並みのトレーニング環境が手に入ったという追い風もありました。

最初の頃は、毎回ランニングマシン30分と筋トレ30分にこだわっていましたが、ここでのトレーニングはあくまでレースに向けた調整の一環にすることにしました。レース間隔が空く「オフ」時期は筋トレで体幹を強化し、逆にレースを控えた「調整」時期は筋トレを減らしてエアロバイクなど持久運動中心に体を動かすと使い方を変えました。

それがうまく行って、レースでも結果が出てくるようになりました。去年の11月に戸田マラソンで10km72分、今年3月の中野ランニングフェスタで10km79分と大きく失速する苦い結果も出ましたが、その間もトレーニングは続けており、次第にランニングマシンのペースが上げられるようになってきました。

今年5月、別所沼公園のトレーニングで、10kmを68分で走り切ることができて自信が復活すると、5月末の彩湖ベジタブルマラソン(春)で63分、9月末の彩湖ベジタブルマラソン(秋)で64分、11月の戸田マラソンで61分と、今季出走した4レースのうち3レースで満足いく結果が出るようになりました。

トレーニングが続くコツは、無理をしない、休むべきときは休む、自分の実力を把握し実力以上のことはしないの3点です。特に3番目は大きく、若い頃は誰かに勝ちたいと無理にペースを上げたりしましたが、今は自分の力は自分が一番わかっているので、実力通りの走りができれば満足することにしています。

なかなか、一気に改善することは難しいですが、それでもここまで来れたので次の目標は10km60分切りです。今、それを目指してランニングマシンのスピードを上げており、km6分を切るペースに慣れようとしています。それができれば、またステップアップができるだろうと、来年以降の自分に期待をしています。
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バルサ対ユベントス

2017-12-29 22:18:38 | ワールドサッカー
9月に行われた、欧州CLグループリーグ初戦のバルサ対ユベントスのビデオを、今さらながら確認しました。バルサはネイマールがパリSGに移籍して抜けており、代わりに獲得したデンベレが右のMFに入る4-4-2に変わっていました。これに対し、ユベントスは守備の強さが売り物で、普通は攻撃の選手を象徴とするのですが、ボヌッチ、バルザーリ、キエリーニというDF3人を強さの象徴として「BBC」と呼んでいたチームです。

こういうチームがバルサと当たるとなれば、メッシ対策が最も見たいポイントです。ユベントスは4-3-2-1という後ろを厚くする陣形を引き、ボランチ3枚のプヤニッチ、ベンタンクール、マチュイディがバイタルエリアにしっかりと鎮座して、メッシに入り込むスペースを与えない戦略を取ってきました。

その戦略は、前半終了間際までは機能していました。ユベントスが長いパスを出して、ディバラとドグラス・コスタを走らせる攻撃がシュートまで行けたからです。この日は1トップのイグアインが残念ながら不調でしたが、ディバラとドグラス・コスタは1トップを追い越して走り込み、相手GKテア・シュテーゲンを脅かす場面も作っています。

それでもバルサが勝てた理由は、あくまでメッシにこだわれたことです。バルサの、メッシがたとえ相手3人に挟まれていてもパスを出す、常識的にはあり得ないパスですが相手を抜いて時折機能させられます。そうやって相手守備の隙をうかがいながら、カウンターでメッシが走るという前半終了間際のチャンスに、落ち着いて決められる能力がメッシにはあります。

そうなればあとはバルサの試合でした。バルサはまだ開幕間際で、戦術的にはフィットできておらず、ダブルボランチのラキティッチとブスケッツの連係に課題を残しましたが、それでもメッシに入れておけば何とかしてくれる強さは持っています。そんなメッシが、2ゴール1アシストと大活躍して、試合は3-0でバルサの勝利に終わりました。

ユベントスはリードされたときに、マンジュキッチが負傷で不在だったのが響きました。思惑通りに試合を運んでいても、メッシは一人でも何とかできてしまう、それもサッカーだと思います。
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別所沼公園トレーニング

2017-12-29 20:27:12 | 他スポーツ
いつもトレーニングに出かけている、桜環境センターが年末年始は休みなので、別所沼公園まで走りに行っていました。今、桜環境センターでkm6分を切れるスピードをつける練習に取り組んでおり、10kmの前半を29分前後でカバーできるようなスピードを身に付けることを目標にしています。

桜環境センターのトレーニングではある程度できていても、実際にロードで試してみないとどこまでできているかわからないので、テストの意味を込めての練習でした。そのテストという意味では、今回は失敗に終わりました。最初の1kmのラップが6分19秒で、この調子ではkm6分を切るペースは望めないとわかったので、今の時点で出せるペースで5km走ることが手一杯でした。

それでも、昨日の桜環境センターで、筋トレなど厳しいメニューを課しているので、ある程度は体が重いのは計算の上です。この年末年始は久しぶりに7日間とまとまった休みが取れるので、その間はできるだけ運動し、少しウエイトオーバーな体を絞れるように練習です。もう一つの目的、カメラ小僧という意味では、この冬の時期に咲く、数少ない花を見つけることができました。

この別所沼公園への道は、梅や河津桜など季節を感じられるものがたくさんあります。春の訪れを楽しみにして、季節の風物詩を探しながらも、今の冬の時期しかできない、ロードでの長めの練習を多めにします。来年のシーズンはベストな状態でスタートラインに立てるよう、できるだけのことはしたいですね。

S→1km 6:19
1→2km 6:17
2→3km 6:22
3→4km 6:32
4→5km 6:29
total 32:00

p.s.コミケ(第93回コミックマーケット)に、kobbyのブログが配布される予定です。行かれる方は是非とも見つけてみてください。





















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クラシコのマニアック分析

2017-12-28 22:32:47 | ワールドサッカー
先日、クラシコのレアル対バルサについて書きましたが、書き足りないと感じたのでマニアック分析を追加します。まず、4-3-3がおなじみだった両チームの布陣が、どちらも4-4-2に変更になっていたことが最初に気づきです。FWのネイマールが抜けて中盤を強化したバルサは予想通りですが、レアルもベイルをスタメンから外してトップ下を置く布陣に変えていました。

また、バルサを相手にするチームのサッカーを見るときに、最大の注目ポイントはメッシをどう抑えるかです。この日のレアルは、前半はジダン監督の立てた手が機能していました。ボール支配率を上げる、メッシにマンツーマンで一人マーカーをつけるという両方の手を使って、メッシがマークを嫌がって下がってくることがレアルの狙いでした。

メッシの持っている、圧倒的な個人技を発揮されてしまっては勝てないので、どうにかしてメッシに得意でないプレーをさせようとしたのがレアルの意図だったと思います。面白い手ですが、こんな強気なメッシ対策は、レアルほどのボール支配率が可能な強豪でなければできない、クラシコならではの手だと思います。

しかし、メッシが封じられるなら他にボールが持てる場所を探せばいいというのが、バルサのバルベルデ監督の手でした。前にキープできるポイントがあれば、スアレスのスピードも使えますし、バルサらしい後ろからの攻撃参加も見せられます。それを実現させたのが、新加入のMFパウリーニョの技術でした。右のMFですが、運動量が多くいろんな場所に入ってこられます。

3-0というスコアは意外でした。やはりレアルが退場者を出したのは非常に痛かったです。退場者が出ていなければ、ベイルを入れて3トップにするオプションもジダン監督は考えていたと思います。退場者が右SBのカルバハルだったので、どうしてもDFを補充しなければならなくなり、FWのベンゼマを下げてDFのナチョを入れたことで、レアルの勝機は潰えたように感じます。

それでも、一人少なくても時折はチャンスを作れるのがレアルですが、カウンター対策まではどうしようもなく追加点を入れられました。バルサは無敗、レアルは3敗目という成績を考えると、今季のスペインリーグは決着が見えたように感じた試合でした。
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シュツットガルト対バイエルン

2017-12-28 22:17:54 | ワールドサッカー
ドイツ・ブンデスリーガのシュツットガルト対バイエルンのビデオを見ていました。シュツットガルトにはFW浅野拓磨がいますが、彼の出番は10分ほどと短く出来を語れるほどではないので、この日はバイエルンを中心に見ていました。バイエルンに、W杯で日本と対戦する、ポーランド代表FWのレバンドフスキとコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスがいるからです。

まずレバンドフスキですが、4-1-4-1の1トップに入っていました。彼の最大の売りは何でもこなせる柔軟性で、ヘディングをしても強く、足元も上手いのでキープできますし、スピードやシュートテクニックもすべて兼ね備えています。彼を抑える方法はあるか、少し考えてみました。佐藤寿人のようにオフサイドラインと駆け引きするタイプなら、やり方次第で消すこともできるでしょう。

しかし、レバンドフスキは運動量が多く、真ん中に張っているだけでなくサイドや引いた位置でもボールを持てます。自陣で守備をすることもあるので、マンツーマンで抑えに行く手が使えない相手です。この日の相手、シュツットガルトが自陣に3枚のDFと4枚のMFでブロックを作って健闘したので、そういうゾーン守備で守るしか発想が出てきません。

ハメス・ロドリゲスはインサイドハーフでの出場でした。彼が、先ほど述べたシュツットガルトの守備の前に消されたのがバイエルンの苦戦の原因になりました。テクニックがあって、相手をはがすことができるので、それができたときはチャンスになっていましたが、ゾーン守備で抑えに行く手が使えそうだと思えた内容でした。

試合は、終盤までシュツットガルトの守備が機能して0-0のまま終盤まで進みました。この試合を動かしたのは、途中出場のミュラーでした。今季はわずか1点と結果は出ていませんが、W杯通算9得点を誇るシャドーの選手です。このミュラーが、レバンドフスキが動いて空いた1トップの位置にうまく入り込んだことがバイエルンの勝利に結びつきました。

決勝点はそのミュラーが、左サイドのコマンのクロスをうまくトラップして、低く抑えたシュートを放ち、ここまで好守を見せていたGKの16番の堅守をこじ開けました。最後、シュツットガルトにPKが与えられるチャンスがあったものの、バイエルンGKが止めて、試合は1-0でアウェイのバイエルンの勝利に終わりました。

シュツットガルトは、序盤は縦パスからの9番のポストプレーと19番のスピードでうまくバイエルンの陣内に入ってチャンスを作れていましたが、その9番の負傷交代も響きました。そんな要素が絡んだ試合でした。
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梅崎司の記憶

2017-12-27 22:19:07 | 浦和レッズ
クラブ間合意間近と報じられていた、浦和MF梅崎司の湘南への完全移籍が発表になりました。梅崎は浦和では平川(2002年)、阿部勇樹(2007年)に次ぐ3番目の古株である2008年入団です。負傷で何度も離脱しながら、不死鳥のごとく何度も復活した、思い出深い選手です。その梅崎司の思い出を書きます。

梅崎はプロとしてのキャリアを大分でスタートしました。大分ではトップ下としてポジションを得ますが、どうしても海外に行きたくてフランス2部グルノーブルのオファーに乗ってしまったのは失敗でした。グルノーブルでは日本では当たり前とされている独身寮がなく、自分で食事のコントロールに失敗して体重が増えてしまいました。

失意のまま、大分に戻ってきた梅崎でしたが、今度は2008年、重傷を負っていたポンテの代役がどうしても必要だった浦和からオファーを受けて移籍してきます。ポンテのイメージを持っていた私にとって、梅崎はかなりカラーの違うトップ下だということがわかります。梅崎はアタッカータイプのMFで、左右どちらのサイドからでも仕掛けられる選手でした。

そのため、オジェック監督は使いこなせずに起用されませんでしたが、オジェック監督が2試合で解任されてエンゲルス監督が就任するとサイドを仕掛けていいという自由度が出て起用されます。もっとも、当時の浦和はエジミウソンと高原という、2枚ポストプレーヤーを並べてしまうバランスの悪さで迷走し、梅崎が輝いた印象はありません。

4-4-2でサイドハーフを置くサッカーをした、フィンケ時代は梅崎にとってチャンスと思われましたが、このシーズンは長い負傷で棒に振ります。2011年、ゼリコ・ペトロヴィッチ監督が解任された後の堀監督に評価され、4-1-4-1の右ウイングとして出番を得て、残留争いに巻き込まれた浦和を救った、横浜FM戦のゴールは印象的です。

今季は復活を果たしたものの、梅崎が得意とするウイングのポジションは武藤とラファエル・シルバがファーストチョイスでした。浦和に残ればベンチスタートが関の山だったでしょう。走れる選手なので、湘南という速攻主体のチームでまた輝けるよう、陰ながら応援しています。
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浦和関連ストーブリーグ情報

2017-12-26 22:35:03 | 浦和レッズ
今日はレッズ絡みで一つニュースがありました。神戸DF岩波拓也選手の完全移籍による浦和加入です。タイプ的にはパワー系のCBで、浦和が来季も堀監督が続投する以上、4バックの文化で育っているCBが必要という意味での判断でしょう。年齢的にも23歳と若く、阿部勇樹やマウリシオ、槙野らで争うCBの一角に食い込めそうな即戦力です。

岩波は神戸市の出身で、ジュニアユースから育った神戸の生え抜きです。入団2年目の2013年より神戸のCBのレギュラーでプレーし、U-20W杯アジア予選、U-23アジア選手権、リオデジャネイロ五輪と各年代別の代表を経験しています。浦和には、これまでいなかったタイプのパワー系で、相手の強力なFWに体の競り合いで勝つことを期待されての獲得だと思います。

出る方では、MF矢島慎也選手がガンバ大阪に完全移籍で浦和を去ります。矢島は前任のミシャ時代はほとんど出番を得られず、堀監督になってインサイドハーフで出番を得ますが、ここまでのパフォーマンスを見ると不動のレギュラーを約束できるほどの内容ではありませんでした。来季、残れば柏木や長澤とのポジション争いになりそうでしたが、クルピ新監督になってシステムが変わるガンバではフィットするポジションがあるかもしれません。

スピードよりは技術で勝負するタイプのMFで、ボランチも可能です。システムが4-2-3-1ならトップ下もしくはボランチ、4-4-2ならボランチとして出場機会をうかがうことになると思います。浦和のユース育ちだった矢島ですが、岡山でのプレー経験もあり、出番があるチームならどこでも行くと思っての決断でしょう。

また、MF梅崎司選手に湘南への完全移籍の話が来ています。今季、重傷から復帰してベンチには何度も入っていますが、30歳という年齢を考えると浦和に残れば途中出場が主な役割になるだろうと思っていました。湘南はおそらくスタメン候補としてのオファーだと思うので、J1のレギュラーに返り咲くチャンスとも言えるでしょう。

また、移籍市場の動向があれば、書いていきたいです。
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流れが変わったクラシコ(Rマドリード対バルセロナ)

2017-12-26 22:10:01 | ワールドサッカー
スペインリーグの「クラシコ」、Rマドリード(以下レアル)対バルセロナ(以下バルサ)を見ました。これまでWOWOWが独占放送して見られなかったスペインリーグですが、DAZNが中継することになり映像が手に入りました。レアルはクラブW杯で映像を見ましたが、バルサの映像は今季初めて見るのでバルサ中心に見ようと思いました。

しかし、バルサの良さが徹底的にレアルに消されるという、意外な展開になりました。レアルはトップ下にイスコではなく、インテル(イタリア)でボランチだったコバチッチを起用し、メッシにマンツーマン気味につけてくる手堅い策を選びました。これでメッシの位置は下げさせられてしまいます。メッシはFWの位置にいるときは圧倒的な個人技で脅威ですが、MFにするとそれほど魅力がないという弱点を狙ったものでした。

レアルは攻撃面でも明確な狙いを見せました。バルサの急造右SB、セルジ・ロベルトのところを徹底的に狙うものです。これでロナウドのみならず、後ろからクロースやマルセロが仕掛けてくるレアルの攻撃の前に、バルサの右サイドの守備は機能していませんでした。一本、マルセロのクロスをロナウドがシュートミスしていなければ、前半で終わっていた試合かもしれません。

そんな試合が、終わってみると3-0でアウェイのバルサの勝利という、意外な結果になった理由は後半のバルサの修正でした。メッシが消される展開を見て、運動量が多くスペースに飛び出せるタイプのMF、パウリーニョが空くという攻撃面で使える箇所を見つけたからです。パウリーニョにボールを集めたバルサは、あれほど守備面で押し込まれたセルジ・ロベルトまで攻撃参加し、すっかりリズムを取り戻すことに成功します。

試合を動かしたのは、バルサのアンカー、セルジ・ブスケッツの一本の短いパスでした。相手プレッシャーをかわして、前を向いていたボランチのラキティッチにパスを出すと、ラキティッチがドリブルで独走してセルジ・ロベルトを経由して、最後はスアレスが決めてバルサが先制点を得ます。

こうなると、MFとしては魅力がないと書いたメッシから、絶妙なスルーパスが出るという流れになってきます。ゴール前の混戦でレアルDFカルバハルが故意のハンドで退場となり、そのPKをメッシが決めて試合は決まりました。アウェイのサンチャゴ・ベルナベウでの勝利で、バルサは無敗を守り優勝に近づきます。クラシコらしく、いろんな要素が絡んだ、サッカーらしい試合だったように感じます。
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