火曜日のベトナム戦、今更ながらですがゲームレポートです。日本は前節の豪州戦でW杯出場の2位以内が確定していたので、この試合は思い切ってこれまでベンチスタートだった選手に出番を与える起用をしました。布陣的にはこれまでと同じ4-3-3ですが、アンカーにどちらかと言えば攻撃で力を発揮する柴崎、右FWにテクニシャンタイプの久保建英を置く、ポジション適性的にはどうかとも思える起用です。
その心配は当たってしまいました。ベトナムは、これまでの試合で見せてきたような5バックで自陣にブロックを引いてきましたが、思い切ってサイドは捨てて、日本のウイングの三笘には持たせてもいいから、中央に人数をかけて日本のクロスを跳ね返すと割り切った守り方をしてきました。もちろん、首位の日本と最下位のベトナムでは実力差は確実にあり、日本がボールを奪いに行けばある程度は取れる相手です。
しかし、この日のベトナムは守るときは5バックですが、決して1トップのグエン・コン・フォンに任せきりにせず、中盤が思い切って前に出てフォローする攻めをしてきました。この攻めで狙われた柴崎が相手8番に振り切られたピンチから、辛くもクリアに逃れたCKがゲームを動かすことになります。こういう、流れの良くないCKは、昔の2002年W杯トルコ戦のように、得てして失点につながるものです。
その通り、グエン・コン・フォンが蹴ったCKは、吉田と中山の間を狙ったグエン・タイ・ビンの頭に合って、日本としては痛すぎる1点ビハインドを負うことになります。それでも、ベトナムの攻めはほとんどが日本の守備で回収でき、日本はボール支配率では圧倒的なゲームになります。CBの位置も高めに敷かれ、サイドをSBの中山と山根での攻撃を何度も日本が仕掛けます。
後は決定力だけという場面は何度も作れたものの、この日の日本は、攻撃的MFの旗手が4-3-3の左MFにいて持ち味の攻撃力が発揮しにくい、右FWの久保建英も相手に「パスだけ」と思われて持たせても良いと割り切られる、ポジション的な弊害が出ていました。このサッカーは、思い切ってどこかで変えないと、このままズルズルと行ってしまう恐れもあったゲームでした。
そのため、森保監督はハーフタイムに動き、旗手を下げて伊東純也を投入し、久保建英をトップ下に置く4-2-3-1に変えてきました。これで右ウイングの伊東純也が攻撃に出やすくなり、久保建英も得意なトップ下なら本来の力を出せるのではと、期待できる後半になると思われました。その結果どうなったかは、明日マニアック分析で補足します。
その心配は当たってしまいました。ベトナムは、これまでの試合で見せてきたような5バックで自陣にブロックを引いてきましたが、思い切ってサイドは捨てて、日本のウイングの三笘には持たせてもいいから、中央に人数をかけて日本のクロスを跳ね返すと割り切った守り方をしてきました。もちろん、首位の日本と最下位のベトナムでは実力差は確実にあり、日本がボールを奪いに行けばある程度は取れる相手です。
しかし、この日のベトナムは守るときは5バックですが、決して1トップのグエン・コン・フォンに任せきりにせず、中盤が思い切って前に出てフォローする攻めをしてきました。この攻めで狙われた柴崎が相手8番に振り切られたピンチから、辛くもクリアに逃れたCKがゲームを動かすことになります。こういう、流れの良くないCKは、昔の2002年W杯トルコ戦のように、得てして失点につながるものです。
その通り、グエン・コン・フォンが蹴ったCKは、吉田と中山の間を狙ったグエン・タイ・ビンの頭に合って、日本としては痛すぎる1点ビハインドを負うことになります。それでも、ベトナムの攻めはほとんどが日本の守備で回収でき、日本はボール支配率では圧倒的なゲームになります。CBの位置も高めに敷かれ、サイドをSBの中山と山根での攻撃を何度も日本が仕掛けます。
後は決定力だけという場面は何度も作れたものの、この日の日本は、攻撃的MFの旗手が4-3-3の左MFにいて持ち味の攻撃力が発揮しにくい、右FWの久保建英も相手に「パスだけ」と思われて持たせても良いと割り切られる、ポジション的な弊害が出ていました。このサッカーは、思い切ってどこかで変えないと、このままズルズルと行ってしまう恐れもあったゲームでした。
そのため、森保監督はハーフタイムに動き、旗手を下げて伊東純也を投入し、久保建英をトップ下に置く4-2-3-1に変えてきました。これで右ウイングの伊東純也が攻撃に出やすくなり、久保建英も得意なトップ下なら本来の力を出せるのではと、期待できる後半になると思われました。その結果どうなったかは、明日マニアック分析で補足します。