Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

広かったGKの守備範囲(7/31浦和対ニューカッスル)

2024-07-31 21:46:26 | 浦和レッズ
浦和レッズの親善試合、ニューカッスル(イングランド)戦はLeminoの無料放送で見ました。結果は1-4と浦和にとっては惨敗です。もちろん、この試合は勝敗は度外視して良い試合なので、サブGKの牲川を起用したり、CBのホイブラーテンをベンチから外すなど、ヘグモ監督はいろんな選手にチャンスを与える采配を見せました。彼ら若手が、どこが通用して、どこが通用しないか見つけられれば有意義な試合でしょう。

浦和は、ボランチに入っているグスタフソンのパスで裏に走る形を、この試合では表現したいように見えました。普段のJリーグでは相手が二人がかりでマークに来て消されることもあるグスタフソンですが、ニューカッスルはシーズン前の準備試合なのでコンディションはまだトップではなく、そういう運動量を必要とする戦術は出してきませんでした。

開始3分でニューカッスルFWイサクに個人技で持っていかれて失点した浦和ですが、グスタフソンのパスと、両サイドの二田、大久保のスピードはニューカッスルを多少慌てさせるレベルでした。左サイドを崩した松尾のパスを、中央の二田が合わせて同点に追いつくと、グスタフソンのパスに反応した右SB石原が相手DFに倒されてPKになった場面が、浦和にとって多少勝負になっていた時間でした。

PKキッカーは伊藤敦樹でした。しかし、この場面は相手GKポープの力量を見ることになります。伊藤敦樹のシュートコースを読み切って右へ跳んだポープは確実にこのシュートを止めて、浦和に勝ち越し点を許しませんでした。この場面以外でも、高いDFラインを引くニューカッスルDFの裏に浦和が走ろうとするところに、ポープが驚異的な身体能力を見せて前に出て止める場面も目立ちました。

しかし、このチャンスを逃すと浦和にはもうチャンスは来ませんでした。スローインを受けた伊藤敦樹がボールを奪われるミスから、DF二人を置き去りにする個人技で最後はマーフィーが決めて1-2とされると、その後は選手を次々入れ替えた浦和に対しニューカッスルが60分までに2点を取って、このゲームはほぼ決まりました。

ニューカッスルはシーズン前の準備試合なので、60分を過ぎるとリザーブリーグの若手も出して調整させて、最後は余裕さえ感じる内容で試合を1-4で終わらせました。右SBトリッピアー、FWゴードンら主力選手の一部が来日していないニューカッスルでも、やはりレベルは違うと感じざるを得なかった試合でした。
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救世主現る(7/29なでしこ対ブラジル)

2024-07-30 21:43:35 | レディース
昨日未明に行われた、なでしこジャパンのブラジル戦は、2-1で日本の勝利に終わりました。この試合は、ブラジルが押し気味に試合を運ぶのは覚悟して、日本が得意なカウンターで相手DFラインの裏に何回走れるかの勝負と思っていました。そう感じた理由は、日本が5-4-1と引き気味に入ったことと、ブラジルの3バックの両アウトサイドが裏のスペースをカバーする意識が希薄だったからです。

それでも、ブラジルはトップ下に入っていた38歳のレジェンド、マルタが今でも存在感を見せていました。さすがにベテランなので運動量はそれほどではないですが、足元に入れば日本DFが2枚寄せても取れない技術を誇っていました。このマルタからのパスは、一発で流れを変えることができるので、日本にとっては脅威でした。

日本としては、DFラインの裏に走る手は上手く行った場面もありました。その裏への攻めからの流れで出た、日本の中央からのミドルシュートに対して、相手DFがハンドしたという判定になって日本にPKが与えられます。このPKはFW田中美南が蹴りますが、ブラジルGKがコースを読み切ってキャッチし、日本にとっては絶好のチャンスを逃して0-0で前半を折り返します。

ブラジルは後半、2トップを両方交代させて前からの圧力を強めます。日本が攻めに出たところで、マルタにボールが入ったことで試合が動くことになります。マルタに3枚寄せていた日本DFは、マルタのスルーパスでまとめて置いて行かれ、日本DF2枚とブラジルFW2枚という決定的なピンチを迎えます。これを、ジェニファーが確実に決めて、日本は1点ビハインドを追うことになります。

この試合を敗れるとグループリーグ突破がほぼ不可能になる日本は、DFを1枚減らして4-2-3-1に組み替え、ボランチに19歳の谷川萌々子を投入します。この谷川が救世主になりました。ロスタイムに右サイドをドリブルした谷川に対して、ブラジルDFがエリア内でハンドという判定になってPKになります。このPKは、女子W杯優勝のPK戦で実績のあるDF熊谷が蹴り、見事相手GKの逆に蹴り込んで同点にします。

谷川の活躍はそれで終わりませんでした。誰もがパスを予想した遠目から、谷川はループシュートを選択し、ブラジルGKが前に出ていたこともあって直接ゴールになり、試合は2-1で日本の勝利に終わりました。組織的には若干難があるとはいえ、圧倒的な個人技を誇るブラジルに勝てたのは自信になることでしょう。次のナイジェリア戦で、引き分け以上ならおそらく通過条件である、3位の中の上位2チームに入ることは可能でしょう。
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東武鉄道8000系

2024-07-30 20:32:43 | 埼玉
森林公園に行くときは、たまに見つかるので楽しみにしている、東武鉄道8000系です。森林公園駅で止まっていたので写真を狙いたかったですが、ホームに着く前に発車してしまいました。かつては東上線の車両といえばこの車両で、東武鉄道独特の「集約分散型」の冷房車など、今でも懐かしいです。今や、越生線と東上線の森林公園ー寄居間を運行するのみですが、見かけると写真を撮りたくなります。



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東京メトロ10000系

2024-07-29 21:05:17 | 埼玉
森林公園の帰り道で乗った、東京メトロ10000系快速急行です。普通のロングシートの車両ですが、足元のヒーターが撤去されており大きな荷物があれば座席の下に入れられます。座り心地は硬めの椅子ですが、1時間以内の乗車時間なら普通に乗り切れます。東武線内快速急行なので、急行が止まる「ふじみ野」「志木」を通過する、なかなかない列車です。特に志木は、通過する列車があるように作られていない様子で、徐行運転でゆっくりと通過して行ったのが印象的でした。東京メトロ線内は急行、東急東横線内は特急の運用です。
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強かったマリ(7/28U-23日本対マリ)

2024-07-29 19:58:40 | ワールドサッカー
日本時間日曜日未明の、パリ五輪のU-23日本対マリ戦は、1-0で日本の勝利に終わりました。もっとも、このゲームを通じた印象はマリの強さでした。マリはアフリカのサハラ砂漠の中の国で、国民一人当たりのGDPでは世界最少クラスの国ですが、今回のマリ代表はほとんどが欧州でプレーする選手で、中にはマリにルーツを持つフランス生まれの選手もいました。

かつては「戦術も規律もない」と言われることもあったアフリカの代表ですが、欧州でプレーするような選手なら自分たちで戦術を組み立ててプレーすることはそれほど難しくないでしょう。マリは4-2-3-1ですが、守備の場面になると攻撃的MFの一枚がボランチのラインに降りて、4-3のブロックで日本の外側のパスは放置という戦い方も見せます。

それでも、ボールを奪ってからのマリのスピードはかなりのものでした。日本ではミスキックのように見えるサイドチェンジのキックにも相手左SBが走り込んで追いついている場面もあり、しかも1対1の攻撃なら日本DFに対してやや優位な展開でした。それでも、GK小久保の守備も効いて、何とか0-0で前半を折り返します。

初戦のイスラエル戦を引き分けていてどうしても勝利が欲しいマリは、後半に思い切って前に4枚を残して分厚い攻撃を仕掛けてきました。この攻めで日本は押し込まれてしまいます。相手の長い距離のFKから、ドゥンビアのヘディングシュートがポストを叩いて外れる、際どい場面もありました。しかし、日本も手薄になった相手のMFのラインでボールを受けることができれば、カウンターで裏返すことができました。

そのカウンター狙いが当たったのが決勝点の場面でした。右サイドを、写真のFW細谷がドリブルで長い距離を走り、クロスに途中出場の佐藤恵允が合わせ、GKが一旦止めたものの跳ね返りにボランチの山本が追いついて押し込んでの得点でした。守備で我慢しながらも、どこかで行けるタイミングがあれば複数で行くと、攻撃陣に意識共有ができていたのでしょう。

後半ロスタイム、日本DFのハンドでPKを取られ、このPKをドゥンビアが枠を外すミスキックをする幸運もあって、何とか1-0で逃げ切った日本の勝利に終わりました。勝ったものの肝を冷やした勝利ではありますが、この勝利で決勝トーナメント進出が決まったので、グループリーグ最終戦のイスラエル戦は少し主力選手を休ませる余裕もできました。
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コリウスの森

2024-07-28 21:59:12 | 埼玉
森林公園のコリウスの森です。まだコリウスは見頃はじめくらいで、秋に近づいて葉がこんもりとしてくるともっと綺麗になります。ちょっと夏場で日差しが強すぎて、写真にすると明暗のバランスが取りにくいですが、実物は森の中に模様が引かれているようでした。









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角田夏実、金メダル

2024-07-28 21:57:23 | 他スポーツ
パリ五輪からは、女子柔道48キロ級の角田夏実選手の金メダルという、明るいニュースが届きました。柔道は軽量級は豪快な投げで決着することが多いので、耐えて小差の試合を拾う重量級とは別の競技に思えます。角田選手の得意技は巴投げで、高校時代に習った柔道の授業では「捨て身技」と表現される、失敗すると相手に抑え込まれるリスクもある技です。

勢いをつけて後ろへ投げるのが巴投げというイメージでしたが、角田選手の巴投げは投げてから足で相手をひっくり返せるのがノウハウです。特に、準々決勝でフランス選手相手に一本勝ちを決めた巴投げはこれぞ柔道のだいご味という技で、足で蹴ったことで見事に相手が裏返り、綺麗に決まった文句なしの一本勝ちでした。

また、角田選手は関節技も得意にしています。巴投げが決まらないと相手との寝技の攻防戦になりますが、そこで相手の腕を取っての「腕ひしぎ逆十字固め」など、巴投げが決まらなくても逆転できるオプションも持っています。1回戦、2回戦はそんな関節技で勝ち進み、それほど時間をかけないで準決勝まで順調に勝ち上がることができました。

厳しい試合になったのは準決勝のバブルファト(スウェーデン)戦でした。今の柔道は有効が廃止され、技あり以上の技を決めないとポイントになりません。また、両者ポイントがない場合はゴールデンスコアの延長戦で、試合が決まるまで無限に試合が続きます。なかなか巴投げが決まらなかった試合になりましたが、延長戦で相手に3回目の指導が出ての反則負けで勝ち上がる、際どい試合になりました。

ここを勝ちぬいたことで、決勝戦のバフードルジ(モンゴル)戦は持ち味の巴投げが技ありになって優勢勝ちした角田選手は、見事金メダルに輝きました。もともと、世界選手権3連覇の実績がある彼女ですが、五輪代表は31歳の今回初めてつかみました。どうしても「お家芸」日本の柔道は常に金メダルを期待され、プレッシャーもあったと思いますが、どういう戦い方をするか明確だった印象がありました。

見た目もかわいいので、「角田夏実」で検索すると「かわいい」が付いてくる選手でもあります。帰国すれば地元は大フィーバーで、驚くとは思いますが、自らの試合を終えた後の五輪の雰囲気も楽しんで帰国してくれれば嬉しいです。
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引きすぎた日本の守備(7/26なでしこ対スペイン)

2024-07-27 22:10:02 | レディース
開会式の前に行われた、パリ五輪のなでしこジャパン対スペイン戦は、1-2で日本の敗戦に終わりました。日本はスペインと去年のW杯で対戦して、4-0で勝利しています。当時は、ボール支配率ではスペインが上の展開ながら、日本が打ったカウンター狙いがうまく当たっての勝利でした。もちろん、スペイン側も同じ手は二度と食わないと、序盤からボールを回して攻勢に出ます。

もっとも、前半の最初の方は、スペインのパス回しにぎこちないところもあり、日本がパスミスを拾う場面も何度かありました。その結果、相手ファウルで得られたFKを、藤野あおばが壁の右側を巻くシュートでねじ込んで、先制点は日本に入っています。このまま、スペインが自陣のパスを失敗するようなら、日本にも十分勝機があった試合でした。

しかし、スペインも次第にゲーム運びを修正してきました。スペインの強みは、両サイドのMFとFWが入れ替わりながら仕掛ける前線でのボールキープで、押し込まれる状況が続いた日本は苦しい展開になってきました。スルーパスを、サイドハーフのボンマティが抜け出してフリーになって決められた一撃で、日本は同点に追いつかれることになります。

もっとも、このゲームを敗れる原因になったのは、後半頭に池田太監督が打った布陣の変更でした。スペイン相手に押し込まれる展開を見て、自陣のDFを4バックから5バックに増やして援軍を与えたいという意図だったと思われますが、日本の5-4のブロックが下がりすぎるようになってしまい、スペインに楽にボールをつながせてしまいました。

こうなってしまっては、後半の相手個人技からの勝ち越し点も必然でした。ボンマティが今度はパスを出して、FWのカルデンティが個人技で持ち込んでのゴールで、日本は1-2とビハインドを追うことになります。攻撃で使いたかった、MFの女子W杯得点王の宮沢の運動量を、守備で使わされることになってしまい、なかなか反撃に出るのも難しい展開になりました。

しかも、右SBの清水が膝を痛めて途中交代となり、今後の出場が不可能になる手痛いアクシデントもありました。この1敗は、3位の中の上位2チームが通過できる今回のルールなら十分挽回できますが、ちょっと負け方が悪かったと今後が気になる負け方でした。
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やまゆりの小径

2024-07-27 21:46:03 | 埼玉
今日の森林公園では、最大の目的地であった「やまゆりの小径」です。ここは比較的遅咲き品種が植えられているので、園内の他の場所では終わりかけだったヤマユリを見てくることができました。どうしても、夏場の草木生い茂る時期なので、ちょっと草をかきわけるようなところもありましたが、これだけ見て来られれば満足です。













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関脇霧島、大関復帰ならず

2024-07-26 22:17:09 | 他スポーツ
今日の大相撲名古屋場所は、写真の関脇霧島が6敗目を喫し、今場所に限り認められていた10勝での大関復帰が果たせなくなりました。2場所前は上位陣で最も良い稽古をしていて、優勝争い本命とまで言われていた霧島が、大関を陥落し復帰もならなかったことは勝負の厳しさです。今日の相手隆の勝はここまで1勝10敗と苦手にしている相手で、張り差しで組み止めたかった霧島に対して土俵際で逆転されました。

霧島は大関在位わずか6場所での陥落となり、先代の師匠元大関霧島の陸奥親方の16場所を超えることは、当面叶わなくなりました。霧島は陸奥親方の定年退職に伴って、元横綱鶴竜の音羽山親方のところに移籍していましたが、鶴竜とは長年陸奥部屋で気心は知れており、この突然の失速の原因は傍からは推測しにくいです。

霧島は元の四股名は霧馬山でした。師匠から「霧」と、元横綱双葉山から「ばやま」の読み方をもらった四股名でした。上位に上がってきた頃は110kgほどの軽量力士で、正直大関になるほどの力士には見えませんでした。それでも初の上位戦で6勝9敗と健闘すると、その後は上位が定位置になります。井筒部屋から鶴竜が移籍してきたことで、体重を増やすことの重要性も学んで強くなりました。

霧島が誇るのは、三役に上がってから一度も負け越しがなかったことです。特に小結は、初日から上位と当てられるので、新小結で勝ち越すのはどんな力士にとっても困難なタスクですが、霧島は大栄翔との優勝争いを持ち前の相撲勘で勝ち抜いて優勝し、大関をもつかみ取りました。この大関昇進で、師匠の現役時代の四股名である現在の四股名を名乗るようになりました。

大関復帰はならなかったものの、ここまで7勝6敗と勝ち越すことは可能な成績です。まずは関脇を守り、それからその先は考えればいいでしょう。師匠の霧島も平幕で引退するまで取りました。どういう判断を下しても、まだ若いのでやり残したこともあるでしょうから、悔いのない選択をして欲しいと思います。
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