Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

FCソウル戦プレビュー

2017-02-27 21:32:22 | 浦和レッズ
浦和は明日、ホーム埼玉スタジアムでACLの第2戦のFCソウル戦を迎えます。FCソウルは、さいたまシティカップで来日しており、当時の試合では連係を見せないようにメンバーをシャッフルしましたが、誰が主力選手かという情報は得られました。エースストライカーは、写真の元モンテネグロ代表ダムヤノビッチです。

彼はポストプレーヤーで、モンテネグロ代表では現在スペインリーグのセビージャにいる有名なヨベティッチと2トップを組んでいた間柄です。ダムヤノビッチが落としたボールにヨベティッチが反応するというサッカーで、一時欧州予選でイングランドを抑えてトップを走るなど旋風を起こしたことがあります。

FCソウルはさいたまシティカップでは4-2-3-1が基本形でした。AチームもBチームもこの戦術で戦ってきた以上、違う布陣で来る可能性は低いのではと予想しています。去年率いてACLベスト4と結果を出していたチェ・ヨンス監督はチームを去り、元Jリーグ得点王(当時C大阪)のファン・ソンホン氏が率いています。

外国人選手には、ボランチのスペイン人オスマール・バルバ、左MFのマウロがいます。日程がきついのは彼らKリーグ勢も一緒なので、絶対に出るとは言えませんが、出てくれば脅威なのは間違いないでしょう。オスマールは守備が強いタイプで、DFでもプレーできる柔軟性があります。

浦和は前節の横浜FM戦でまさかの黒星を喫しました。守備が齋藤にずたずたにされた試合から、中2日では修正のしようがありません。槙野の上がりを抑えるとか、那須をスタメンで出して右DFに遠藤を入れるとか、そういう応急処置しか見当がつきません。もちろん、ミシャは中2日の試合ではメンバーを入れ替えるのがこれまでの定番なので、ターンオーバーはしてくると思います。

横浜FM戦に出ていなかった、武藤、李、短い時間の出場だったズラタンあたりが頼みということになるのでしょう。1次リーグ突破にはここで勝って欲しいですが、それ以上にチームのムードを好転させるためにも、この試合はどうしても勝って欲しい、そう願っています。
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彩湖1周トレーニング

2017-02-26 18:15:21 | 他スポーツ
今日は暖かく風がないという好条件だったので、彩湖までトレーニングに行っていました。1周4.7kmのタイムは35分3秒と、ここ数年のトレーニングではワーストのタイムを出してしまいました。それでも、もっと悪ければ途中で棄権することもあったので、それでも走り切れたことは前向きに考えています。

今回のテーマは、ペースよりとにかく長い距離を走ることでした。序盤、ゆっくり入る予定でkm7分ほどの感覚でスタートしましたが、心肺機能が落ちているようで、正直「こんなペースで息が上がるの?」と思うほどでした。以前なら、km7分を出せないとわかったら棄権したかもしれませんが、今の自分の現実はここと理解して、どこまで粘れるか頑張ってみました。

また、今回は「km8分台を出さない」というのも自らに課していました。8分までラップが落ちると、ほとんど歩いているのと変わらないと聞きます。自分では走っているつもりでも、これでは情けないので、どんなに厳しくても7分台より下へは行きたくない思いでした。以前(2015年)の、ロードの大会に年4度出たときの状態には戻っていないですが、彩湖で途中棄権しないで練習できる状態にはしておきたいです。

1周のタイムトライアルの出来は悪かったですが、それでもゴール後に「ファンラン」と称して、軽いジョギングをしました。気に入った風景があったら写真を撮ってもいい、芝生の上を走るために回り道してもいい、苦しかったら歩いてもいいという、ゆるゆるのランでしたが、これは自分が走ることを嫌いにならないために必要と思っています。

そのファンランを合わせれば、今日は9km弱を走れました。これまで、桜環境センターでの室内のランニングマシンの練習だったので、ロードに直すとどのくらいかわかっていませんでしたが、これが今の現実と知ることも有意義だったと思います。

S→1km 7:22
1→2km 7:40
2→3km 7:51
3→4km 7:42
4→G 4:57

撮ってきた写真を載せます。















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横浜FM戦マニアック分析

2017-02-26 17:53:03 | 浦和レッズ
昨日の横浜FM戦はテレビ観戦でしたが、昨日の記事では書ききれないことがあったのでマニアック分析を載せます。横浜FMの出方ですが、トップ下の触れ込みだったバブンスキーはFW気味の位置で、前から富樫がチェイスしながら後ろ2ラインをコンパクトに保つ戦い方でした。

そうなると、攻撃力はあっても守備力は今一つの右MF、マルティノスのところが狙い目とわかります。対面の宇賀神が好調だったので、マルティノスのところを仕掛けた狙いはある程度成功しました。ただ、この日の浦和は右サイドが機能していませんでした。駒井がゲームの流れから消え、後ろで守るべき森脇が齋藤の個人技で抜かれるなど、右サイドを強化しないと勝てないと明確に定まりました。

また、ラファエル・シルバ、興梠、柏木という、今まで見たことのない組み合わせだった1トップ2シャドーの連携も注目ポイントでした。ラファエル・シルバは、ポストプレーを要求するとそれほど強くないようで、ボールを収めようとするなら、シャドーがよほど頑張ってキープしないと難しいようです。

そのため、前半はシャドーの2枚が引きすぎてラファエル・シルバとの距離が開いたことが、0-1という前半の結果につながりました。それが変わったのは、少し興梠を前目に出して、トップ下を柏木1枚にした布陣変更も要因として考えられます。もちろん、昨日書いた通りの関根投入は大きな効果があり、1点目のラファエル・シルバのゴールは関根のクロスでした。

ラファエル・シルバの持っている個人能力は、非常に魅力的です。瞬間的なスピードで相手を抜けますし、ヘディングも強いという優れた特徴を持っています。まだ、チームとしての連携を彼に教えていくのは少し時間が要ると思いますが、それでも未完成な状態で2ゴールですから、これからは楽しみです。

それでも、そのリードを守り切れなかったことは検証がなされないといけません。特に、那須の投入は明らかに守備を意図したものでした。そうやって守り切る意図なら、齋藤にマンツーマン気味について消しに行くくらいの極端な策があってもいいと思います。結果的に齋藤の個人技からの決勝点だっただけに、この日のミシャ采配は、何をしようとしたか見えにくかったと言わざるを得ません。
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戦い方が悪すぎた(2/25横浜FM対浦和)

2017-02-25 18:39:51 | 浦和レッズ
今日の浦和の開幕戦、横浜FM戦は2-3で浦和敗戦です。この試合はオープンゲームだった印象で、浦和がボールを支配するものの、横浜FMも武器である齋藤の個人技からの折り返しを狙うという明確なゲームプランがありました。特に、相手の先制点になった場面は浦和にとって、最もやってはいけないプレーで、森脇が齋藤に抜かれて遠藤が引き出された結果、中央のバブンスキーがフリーになってミドルを決められるという嫌な形でした。

浦和は宇賀神が、この日は一番切れていました。前半は宇賀神に集めて打開を狙いましたが、相手DFを崩し切ることができず前半は0-1で折り返します。前半で出た課題は、右サイドの駒井が目立たないというものでした。そのため、青木が負傷したタイミングで関根を入れて、駒井をボランチに回し右サイドに関根を置きます。

この交代は効果がありました。関根が相手左SB金井に瞬間のスピードで勝てたので、浦和は宇賀神頼みの攻撃を脱することができました。流れを変えたことが、右クロスからのラファエル・シルバの同点ゴールを生むと、直後に柏木のロングボールをラファエル・シルバが頭で合わせて2-1と逆転します。

しかし、浦和の逆転してからの戦い方がまずかった印象です。原因として考えられるのが、今季の浦和が槙野の攻撃参加を多くする方針という情報です。相手にカウンターを食ったときに、森脇と遠藤しか守っていない場面を何度か作られ、特に相手の途中出場のウーゴ・ヴィエイラに関しては情報を全く持っていないのではと思うほどの対応のまずさでした。

その、戦い方の不徹底が、相手CKからのウーゴ・ヴィエイラのヘディングシュートを許す結果となります。もちろん、この失点には不運な要素もあり、ニアサイドのCKで守っていたのが、上背で劣る駒井でした。そういうところに、青木が負傷交代したことによる、高さが失われたところが出てしまいました。

それでも、悪くても引き分けておかなければならない試合でした。最後に齋藤に独走されてからの前田のゴールは、1点目と同じような形で、全く反省点が生かされていないものでした。この負けは、いくらACLがあって疲れているとは言っても、内容が悪すぎます。次のC大阪戦は、何が何でも勝ち点3を取らなければならなくなりました。これは、今季は苦しむかもしれない、そう感じた試合後でした。
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人の運命(ラルフ・ブライアント)

2017-02-24 22:35:04 | 他スポーツ
今日はネタがないので、お風呂の中でネタを考えていましたが、元近鉄の主砲、ラルフ・ブライアントの思い出です。ブライアントはアメリカでは無名の存在で、来日当初は中日ドラゴンズでしたが、他の外国人選手に負傷者が出ない限り試合には出られない、第3の外国人という立場でした。

中日の二軍でプレーしていたブライアントですが、大阪で起きた事件が彼の運命を変えます。当時、近鉄のデービス外野手が、大麻使用の現行犯で逮捕され国外退去処分になりました。そのため、シーズン途中で新外国人選手を探すのは難しいと判断した近鉄は、中日にブライアントの譲渡を持ち掛けます。これで、近鉄の3番打者ブライアントが実現することになります。

それから、ブライアントの才能は大きく開花します。当時の近鉄は狭い藤井寺球場を本拠地にしており、引っ張る打者のブライアントにとってスタンドに運ぶのは簡単でした。当時のプロ野球では抜群の飛距離を誇る打者で、過去には東京ドームのスピーカーに当てる、推定飛距離170mの「認定ホームラン」も放っています。

西武ファンの私にとって、ブライアントといえば忘れられないのが、1989年のダブルヘッダーでの活躍です。西武はこのダブルヘッダーで1勝でもすれば優勝濃厚でしたが、逆転優勝のためには連勝しかない近鉄が、ダブルヘッダーの第一試合で同点で終盤までもつれ込む展開にします。

そこで迎えた打者ブライアントに対し、西武はそのシーズンでブライアントに1本も本塁打を打たれていない渡辺久信をリリーフに送ります。とにかく本塁打だけは避けて欲しい、そんなライオンズファンの希望を一振りで打ち砕いた、ライトスタンド上段への特大アーチは、今でも思い出す苦い記憶です。

本塁打を量産したブライアントは、外見がエディ・マーフィーに似ているという特徴がありました。そのため、サッポロビールのCMにも登場するなど人気者になりました。今でも、よく「モルツ球団」のOB戦で来日もしています。近鉄のファンにとっては神様のような存在ではないかと思います。
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横浜FM戦プレビュー

2017-02-23 21:47:02 | 浦和レッズ
今度の土曜日、浦和レッズはJ1リーグの開幕戦を迎えます。日産スタジアムでの横浜FM戦です。浦和はゼロックススーパー杯の内容が悪く、仕上がりが遅れているのではと気にしていましたが、ウェスタンシドニーとのACLの初戦で内容の伴った勝利を挙げて、自信を回復してこの横浜FM戦を迎えます。

ACLの豪州には、負傷の柏木を除く主力選手はほとんど連れて行きました。そのため、この横浜FM戦は疲労も感じながらの試合になるでしょう。そのため、短い時間の出場だったラファエル・シルバらの奮起を期待したいところです。ラファエル・シルバ、スタメンで出してどのくらいこなせるかは未知数なので、ここで見られればファンとしては嬉しいです。

対戦相手の横浜FMは、今季もフランス人のモンバエルツ監督が率います。昨年は10位と見せ場を作れませんでしたが、今季はマルティノスを除いた外国人選手を総入れ替えして、未知の力に期待するシーズンになります。長年チームの顔だった中村俊輔が磐田に移籍して抜けており、精神的には衝撃的だったでしょうが、思い切って若手に切り替えるなら逆に好機と見ることもできます。

開幕戦ということで、どういうメンバーを使っているかも不明ですし、映像もまったくないので、去年のチームから推測しますが、去年は4-2-3-1で戦うことの多いチームでした。課題のポジションは1トップで、伊藤翔、富樫らを起用していますが、得点を量産するところまでは行っていないのが現実です。

もっとも、ストロングポイントである齋藤学は残留しています。今季から10番を背負う彼は、左MFが有力ですが個人技を持った選手なので、浦和の組織を一人で崩せるポテンシャルがあります。

去年の対戦成績は2分けでした。去年のリーグ戦の年間順位1位だった浦和が、勝てなかったということはそれだけ苦手チームなのでしょう。その苦手意識をいっぺんに振り払う快勝を期待したいところです。
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河津桜

2017-02-22 21:52:13 | 埼玉
近所の河津桜が、だいぶ開花してきました。そろそろ春の到来です。本家伊豆の河津では、そろそろ終わりかけでしょうが、ここさいたま市ではちょうど見頃です。河津桜、色が桃色で青空に映えるので、写真に撮りやすく楽しみにしていました。今年も、また花の季節がやってきました。





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バイタルエリアで持てた(2/21Wシドニー対浦和)

2017-02-21 22:31:04 | 浦和レッズ
今日のウエスタンシドニー戦、ビデオで先ほどチェックしました。結果は4-0と、浦和の圧勝に終わった試合でした。それができた要因には、浦和の1トップ2シャドーの出来が良かったことが考えられます。ゼロックス鹿島戦では、バイタルエリアを相手に徹底的に潰されてボールを持てなかった李や興梠が、シドニーの動きの逆をうまく突いてバイタルエリアでボールを持ったのを見て「これは勝てる」と感じていました。

シドニーの入り方は、4-4-1-1気味で2ラインをコンパクトに保つ戦い方でした。しかし、その2ラインは連動性が今一つで、バイタルエリアを空けたりサイドを空けたりと、どこかに攻略ポイントを見つけられる配置でした。そのスペースに、うまく長短のパスを送り、動ける連動性を持って浦和が攻撃を仕掛けました。

また、シドニーは1トップ、マジェク(49番)に19歳の若さから来る未熟さが出ました。浦和がオフサイドラインを綺麗に並べると、マジェクは戻って来られず、そのまま蹴ったらオフサイドになってしまいます。仕方なく、シドニーはつなぐプレーを選択せざるを得ず、シドニーにロングボールを蹴らせなかった浦和の守備が光りました。

浦和は、ゼロックスで不振だったズラタンを遠征にも同行させず、興梠の1トップに李、武藤の2シャドーという、昨年までと同じ布陣に戻してきました。これは正解でした。ゼロックスでは消された李は、ポストに入ってうまくボールを引き出して、先制点の興梠のゴールをアシストすると、興梠の浮き球のパスを自ら決めて2-0とするゴールを得ました。

また、浦和にとっては課題のセットプレーで、CKから槙野が3点目決めたのも勢いが出ます。ニアで触っていたのはシドニーの選手という偶然でもあるゴールでしたが、槙野はフリーになっており、守備面での安定感も含めた槙野の存在の大きさを、今回は強く見せつけた試合でした。

シドニーが、5バックのような極端な浦和対策を立てて来なかったことも勝因です。おそらく、いつものいいところを出せば浦和に勝てるというのがポポビッチ監督のゲームプランだったと思いますが、それは浦和にとってはやりやすい結果につながりました。これからの国内のリーグ戦は相手が対策を立ててきます。それを打ち破る、新たな努力が必要になってくるでしょう。
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ウェスタンシドニー戦プレビュー

2017-02-20 18:47:41 | 浦和レッズ
ゼロックススーパーカップが終わったばかりですが、明日は浦和のACLの初戦、アウェイのウェスタンシドニー戦です。この試合は日テレG+のCS放送のみです。DAZNではないのでご注意下さい。

今回のACLの組み合わせは、ウェスタンシドニー(豪州)、FCソウル(韓国)、上海上港(中国)です。この組はオープンな組で、首位の可能性もありますが、最下位の可能性もある、実力拮抗の組と予想しています。一見、ブラジル代表のトップ下のオスカルを引き抜いた上海上港が強そうに見えますが、中国のチームは3人の外国人選手は豪華メンバーでも、残り8人の中国人選手のレベルが追い付いていないチームもあります。本命不在ですから、浦和にも十分チャンスはあります。

今回の相手、ウェスタンシドニーは創設から10年も経っていない、若いチームです。日本人選手を積極的に受け入れているチームで、小野伸二や高萩洋次郎らがプレーしたチームです。ACLを優勝して、クラブW杯にも出場した経験があります。

豪州のチームは、これまで見たチームの傾向では、組織的にサイドを使ってきます。1トップに強力なポストプレーヤーがいることが多く、このFWと対峙する遠藤もしくは那須の出来が試合を左右する可能性が高いです。

浦和は、今のところ誰を豪州に遠征させているかの情報がないので、誰が出るかは試合を見るまでわからないでしょう。ゼロックス杯の鹿島戦でズラタンが決定機を外したので、もし出場が可能なら1トップにはラファエル・シルバを見てみたいです。

また、ゼロックスで温存された柏木と槙野は、この試合のために温存されたと予想しています。常にフレッシュな状態の選手が何人かいるというのが、今季のミシャのターンオーバーになるのではと思います。勝負がかかるポイントの試合ではベストメンバーを送るのが、ここ数年のミシャのACLの戦い方ですが、今は序盤なのでターンオーバーさせながらの試合になると思います。

p.s.ウェスタンシドニーには元川崎のMF、楠神順平が在籍しています。背番号も14と準主力級で、浦和戦にも出てくる可能性があります。
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4-3-3はMFがきつい(PSG対バルセロナ)

2017-02-19 17:18:19 | ワールドサッカー
先週の欧州CL、バルセロナ(以下バルサ)がアウェイのPSG戦を0-4で大敗したのは、サッカー界のビッグサプライズとして一般紙の夕刊に乗ったほどでした。こういう結果を見ると、なぜそうなったか知りたいのが私の性分なので、今月から手に入るようになった映像から分析してみます。

バルサは圧倒的な個人技を持つエース、メッシを生かすチームです。PSGがメッシ対策として考えたのは、最終ラインにMFのラインから一人下げて5枚で守ることでした。それが可能になったのは、FWの両サイドにハードワーカータイプのディ・マリア(11番)、ドラクスラー(23番)を置いて、守備のときはカバーニ(9番)一人を残して守る布陣を採用したからです。

また、メッシはFWとしては世界有数の選手ですが、MFに下げるとそれほど魅力がない選手です。PSGはメッシが、ボールが来ないとMFの位置に下がってくるところを狙っていました。これまでの常識ではありえないと思われた、メッシからボールを奪ってカウンターを機能させることができていました。

バルサの4-3-3は、中盤の3人のところがきつい布陣です。この日のバルサは、特に右MFのアンドレ・ゴメス(21番)のところが機能していませんでした。彼が抜け出した決定機を外すなど攻撃面で機能しなかった結果、バルサにとってはカバーしなければならないアンカーのブスケツ(5番)の脇のスペースを徹底的に狙われてしまいました。

また、イニエスタ(8番)も本来の出来ではありませんでした。バルサの強みだった、ボールを失ったときの帰陣の速さという、長所がこの日はまったく発揮されずに、PSGの速攻の前に何度も後ろを向かされていました。中盤に下がることもあったネイマール(11番)も、守備という意味では不満な出来で、ボールを失ってからのバルサはまったく組織の体をなしていませんでした。

PSGが、フィジカルの強さより速さを持った選手という選手起用をしたのも勝因です。バルサに勝つには速攻と、チャンスとみれば思い切って人数を掛けて上がったことが、望外の結果とも言える4-0の勝利につながったと思います。アウェイ戦、気の緩みだけに気を付けていれば、ベスト8進出は間違いないでしょう。
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