荒川の土手には道沿いにまっすぐに彼岸花が植えられています。先週は色づいていなかったので写真は撮っていませんでしたが、一週間経って6分咲きくらいになりました。土手の上に、本来あり得ないような赤色が線状につながっているのは壮観ですが、私の携帯カメラではうまく写せませんでした。
タイトルの「驚異的な身体能力」を見せたのは、GKの加藤順大選手です。神がかり的なスーパーセーブでその身体能力を見ることはありましたが、昨日のロスタイムのロングスローは驚異的でした。かつて、蹴ってもハーフウェイラインまでしか飛ばない土田現GKコーチが浦和のGKだった時代を覚えている私には驚異的な身体能力で、投げてハーフウェイラインを遥かに超えるだけでも驚きの対象です。
ロスタイムのポポのゴールは、GKのスローを起点にわずか2本のパスで決まっているのですが、投げた加藤とヘディングで競り勝った矢島慎也と、それぞれがベストプレーをした結果がゴールにつながりました。一躍ヒーローになったポポは、これまで原口の後塵を拝し苦しいシーズンでしたが、原口の不振で前半途中で回ってきた出番を生かし、これなら是非次節はスタメンを期待したいところです。
NHK-BSでは、浦和は先制した試合は8勝6分けというデータを出し、先制すれば勝てるようなことを言っていましたが、CKからのオウンゴールで先制されたこの試合で勝てたのは大きく、上位に食らいつくことができただけでも引き分けとはだいぶ違うと思います。
この試合はどちらが勝っても不思議ではなかったオープンゲームでしたが、前半で追いついておいたことが重要だったと思います。今の浦和は、たとえシュートが決まらなくても、他の選手がフォローして押し込んでゴールが決まることが多くなりました。こういう粘りは去年まではあまり見られなかった長所で、昨日もゴールを決めた梅崎が特に目立ちますが、こうやって点を取っていけば勝てるとミシャが指導している成果もあると思います。
この結果、浦和は3位は変わりませんが、2位仙台に勝ち点で並び、首位広島にも勝ち点5差です。広島との直接対決はホーム埼スタで残っているので、取れる勝ち点を粘り強く拾っていければ、追いつける範囲で直接対決を迎えることは可能だと思います。
新しくミシャサッカーを持ち込んだ浦和が、ミシャサッカーを受け継いだ広島と優勝争いをするのは不思議な偶然ですが、これまでJリーグを席巻していたオリベイラ鹿島や西野ガンバらのサイドハーフを高く張らせる4-4-2に勝てるサッカーを目指した結果、ついに戦術の流行の交代が起こりそうで、3バックの復権がなるといいなと思います。
ロスタイムのポポのゴールは、GKのスローを起点にわずか2本のパスで決まっているのですが、投げた加藤とヘディングで競り勝った矢島慎也と、それぞれがベストプレーをした結果がゴールにつながりました。一躍ヒーローになったポポは、これまで原口の後塵を拝し苦しいシーズンでしたが、原口の不振で前半途中で回ってきた出番を生かし、これなら是非次節はスタメンを期待したいところです。
NHK-BSでは、浦和は先制した試合は8勝6分けというデータを出し、先制すれば勝てるようなことを言っていましたが、CKからのオウンゴールで先制されたこの試合で勝てたのは大きく、上位に食らいつくことができただけでも引き分けとはだいぶ違うと思います。
この試合はどちらが勝っても不思議ではなかったオープンゲームでしたが、前半で追いついておいたことが重要だったと思います。今の浦和は、たとえシュートが決まらなくても、他の選手がフォローして押し込んでゴールが決まることが多くなりました。こういう粘りは去年まではあまり見られなかった長所で、昨日もゴールを決めた梅崎が特に目立ちますが、こうやって点を取っていけば勝てるとミシャが指導している成果もあると思います。
この結果、浦和は3位は変わりませんが、2位仙台に勝ち点で並び、首位広島にも勝ち点5差です。広島との直接対決はホーム埼スタで残っているので、取れる勝ち点を粘り強く拾っていければ、追いつける範囲で直接対決を迎えることは可能だと思います。
新しくミシャサッカーを持ち込んだ浦和が、ミシャサッカーを受け継いだ広島と優勝争いをするのは不思議な偶然ですが、これまでJリーグを席巻していたオリベイラ鹿島や西野ガンバらのサイドハーフを高く張らせる4-4-2に勝てるサッカーを目指した結果、ついに戦術の流行の交代が起こりそうで、3バックの復権がなるといいなと思います。
今日の柏戦はテレビ観戦ですが、例によってナイトゲームの即日更新はできない可能性もあるので、穴埋めネタを用意しておきます。
10月、日本は最終予選の試合はありませんが、他の国は10月の16日に最終予選の予定が組まれています。カードはオマーン対ヨルダン(オマーンのホーム)、イラク対オーストラリア(以下豪州)(イラクホーム)です。日本が3勝1分けでトップなのは皆さんご存知でしょうが、他のチームはヨルダンが勝ち点4を持っているだけで、他の3ヶ国は2分け1敗の勝ち点2で並んでいます。
ヨルダンとしては勝って一歩抜け出したいところですが、オマーンもホームでは豪州と引き分けるなど侮れません。10月になって暑さは一段落したかもしれませんが、6月は40度を超えていたそうで、中東の国とホームアンドアウェイで戦うのは油断ができません。韓国代表も3次予選でレバノンに負けたくらいですから、このまますんなりヨルダンが抜け出す展開にはならないと予想します。
むしろ面白いのはイラク対豪州です。上位に予想されていたこの2ヶ国の予想外の低迷がこのグループが混戦になった理由で、この試合で負けた方が脱落に近くなるというサバイバル戦です。この試合はイラクのホーム扱いではありますが、FIFA裁定で中立地開催となっており、これまでの例に倣うならカタールのドーハで開催されます。NHK-BSなどで映像があるなら是非見てみたい一戦です。
反対側のA組はカタール対ウズベキスタン(カタールホーム)、イラン対韓国(イランホーム)です。この組は韓国が勝ち点7でトップで、イラン、カタール、レバノンが勝ち点4で追う展開になっています。韓国としてはこのイラン戦で勝っておけばかなりグループ突破が見えてきます。逆にイランは崖っぷちで、最低でも引き分けておかないと最下位ウズベキスタンと当たるカタールに出し抜かれる可能性が高いです。
もっとも、イランのホーム、アザディスタジアムはアウェイのチームにとってはそう簡単に勝てる地ではなく、観客10万人でしかもほぼ全員が男性で大声が響くという環境は韓国にとっては不気味でしょう。平日なので会社疲れで当日に試合のことを覚えていられるかという逆風はありますが、楽しみにはしています。
10月、日本は最終予選の試合はありませんが、他の国は10月の16日に最終予選の予定が組まれています。カードはオマーン対ヨルダン(オマーンのホーム)、イラク対オーストラリア(以下豪州)(イラクホーム)です。日本が3勝1分けでトップなのは皆さんご存知でしょうが、他のチームはヨルダンが勝ち点4を持っているだけで、他の3ヶ国は2分け1敗の勝ち点2で並んでいます。
ヨルダンとしては勝って一歩抜け出したいところですが、オマーンもホームでは豪州と引き分けるなど侮れません。10月になって暑さは一段落したかもしれませんが、6月は40度を超えていたそうで、中東の国とホームアンドアウェイで戦うのは油断ができません。韓国代表も3次予選でレバノンに負けたくらいですから、このまますんなりヨルダンが抜け出す展開にはならないと予想します。
むしろ面白いのはイラク対豪州です。上位に予想されていたこの2ヶ国の予想外の低迷がこのグループが混戦になった理由で、この試合で負けた方が脱落に近くなるというサバイバル戦です。この試合はイラクのホーム扱いではありますが、FIFA裁定で中立地開催となっており、これまでの例に倣うならカタールのドーハで開催されます。NHK-BSなどで映像があるなら是非見てみたい一戦です。
反対側のA組はカタール対ウズベキスタン(カタールホーム)、イラン対韓国(イランホーム)です。この組は韓国が勝ち点7でトップで、イラン、カタール、レバノンが勝ち点4で追う展開になっています。韓国としてはこのイラン戦で勝っておけばかなりグループ突破が見えてきます。逆にイランは崖っぷちで、最低でも引き分けておかないと最下位ウズベキスタンと当たるカタールに出し抜かれる可能性が高いです。
もっとも、イランのホーム、アザディスタジアムはアウェイのチームにとってはそう簡単に勝てる地ではなく、観客10万人でしかもほぼ全員が男性で大声が響くという環境は韓国にとっては不気味でしょう。平日なので会社疲れで当日に試合のことを覚えていられるかという逆風はありますが、楽しみにはしています。
近所の桜草公園で見つけた、紫と白のツートンカラーで、サッカーで言えばフィオレンティーナを思い出す花で、「アメジストセージ」とも呼ぶという情報もあります。あまり花に無頓着な私が、この花だけは足を止めて食い入るように見た花で、写真ではあまり紫が強調されないのが残念ですが、美しいと印象深かった花です。
日本代表は10月の国際Aマッチデーに、W杯予選の日程が休み番で空いています。もちろん日本代表がこんな貴重な強化期間を無駄にするはずはなく、アウェイのフランス戦と中立地ポーランドでのブラジル戦という2試合の親善試合を入れています。
今回、この親善試合に出場するブラジル代表が発表になっていましたが、日本のファンにお馴染みの名前は元東京VのFWフッキです。フッキは東京Vから6億円の移籍金でポルトガルのFCポルトに移籍していましたが、昨年の欧州リーグで大活躍して、今季はロシアリーグのゼニトに移籍していました。
レベル的にはやや落ちるロシアリーグに移籍するとは巨額のオイルマネーに目がくらんだかと、ちょっとうがった見方もしてしまいますが、ロンドン五輪でオーバーエイジに選ばれた事実を見ると、代表入りは驚くことではないと思います。
フッキの東京V時代のプレーを思い出すと、一人で強引にシュートまで持っていくFWでした。日本人選手は信用しておらずパスはほとんど出しませんでしたが、ブラジル人のディエゴだけは信用していて、ディエゴからのワンツーでゴールを狙う場面はありました。そのため、個人技だけに絞って消すと完封された試合もありました。
もっとも、FCポルトではコロンビア代表で欧州リーグ得点王のファルカオと2トップを組んでいましたから、ファルカオを信頼していなかったとは思えず、アシストもしていたのではと推測しています。そんなフッキは、ブラジル代表では若手有望株のネイマールと組む可能性が高いです。
ネイマールとフッキの2トップは二人とも個人技の高いタイプなので、何となく合わないような気もしますが、がらがらの味スタでプレーしていたフッキがブラジル代表として日本代表の前に立ちふさがるとは、当時は想像すらしませんでした。ブラジル戦は平日の夜の試合で、リアルタイムでは見られないとは思いますが、楽しみにしています。
今回、この親善試合に出場するブラジル代表が発表になっていましたが、日本のファンにお馴染みの名前は元東京VのFWフッキです。フッキは東京Vから6億円の移籍金でポルトガルのFCポルトに移籍していましたが、昨年の欧州リーグで大活躍して、今季はロシアリーグのゼニトに移籍していました。
レベル的にはやや落ちるロシアリーグに移籍するとは巨額のオイルマネーに目がくらんだかと、ちょっとうがった見方もしてしまいますが、ロンドン五輪でオーバーエイジに選ばれた事実を見ると、代表入りは驚くことではないと思います。
フッキの東京V時代のプレーを思い出すと、一人で強引にシュートまで持っていくFWでした。日本人選手は信用しておらずパスはほとんど出しませんでしたが、ブラジル人のディエゴだけは信用していて、ディエゴからのワンツーでゴールを狙う場面はありました。そのため、個人技だけに絞って消すと完封された試合もありました。
もっとも、FCポルトではコロンビア代表で欧州リーグ得点王のファルカオと2トップを組んでいましたから、ファルカオを信頼していなかったとは思えず、アシストもしていたのではと推測しています。そんなフッキは、ブラジル代表では若手有望株のネイマールと組む可能性が高いです。
ネイマールとフッキの2トップは二人とも個人技の高いタイプなので、何となく合わないような気もしますが、がらがらの味スタでプレーしていたフッキがブラジル代表として日本代表の前に立ちふさがるとは、当時は想像すらしませんでした。ブラジル戦は平日の夜の試合で、リアルタイムでは見られないとは思いますが、楽しみにしています。
今週末、浦和は国立競技場で柏と対戦します。前回の国立競技場の柏戦は、まだ当時無名だった酒井宏樹に絶妙のクロスを上げられた前半開始早々の失点で、すっかり意気消沈してしまった試合でした。酒井宏樹はレアンドロ・ドミンゲスとのコンビプレーを見せたクラブW杯で世界に名を売り、今やブンデスリーガのハノーファー所属です。
酒井宏樹の抜けた右サイドの攻撃力は低下しているでしょうが、レアンドロ・ドミンゲスは健在なので、パスを出してもシュートを打っても高い次元でプレーできるレアンドロには、前回の埼玉スタジアムでの対戦で阿部勇樹をマンツーマン気味につけたような対策も必要でしょう。
前回の埼玉スタジアムでの対戦では、浦和のミシャサッカーが4バックの相手にはマークしにくいため、酒井宏樹が梅崎に付くべきか迷っていた様子がスタンドからはわかりました。梅崎対策はチームによって差はありますが、いろんなチームが練ってきています。
3バックのFC東京、5枚のブロックの大宮など、梅崎を消さないと浦和に勝てないと必死になって相手チームも向かって来ます。G大阪戦では途中出場の野田がオフサイドにかかっていましたが、梅崎の左アウトサイドはオフサイドにかからないという武器を持っており、シュートさえ入れば代表入りだってあり得ない話ではありません。
柏がマークすべき相手が梅崎なら、浦和はレアンドロだけでなくジョルジ・ワグネルにも注意を払う必要があります。シュートレンジの長い選手なので、気をつけるのはGK加藤ということになるでしょうが、普段どこにいるかわからない選手なので、意識だけはしておく必要はあります。
また、ポポが出場すれば古巣対決になります。ポポがいた当時はフランサという全然動かないFWがいて、ポポがその分走らされていました。柏時代と比べても運動量は落ちていないので、広い範囲を動いてキープしてくれるプレーを期待しています。
酒井宏樹の抜けた右サイドの攻撃力は低下しているでしょうが、レアンドロ・ドミンゲスは健在なので、パスを出してもシュートを打っても高い次元でプレーできるレアンドロには、前回の埼玉スタジアムでの対戦で阿部勇樹をマンツーマン気味につけたような対策も必要でしょう。
前回の埼玉スタジアムでの対戦では、浦和のミシャサッカーが4バックの相手にはマークしにくいため、酒井宏樹が梅崎に付くべきか迷っていた様子がスタンドからはわかりました。梅崎対策はチームによって差はありますが、いろんなチームが練ってきています。
3バックのFC東京、5枚のブロックの大宮など、梅崎を消さないと浦和に勝てないと必死になって相手チームも向かって来ます。G大阪戦では途中出場の野田がオフサイドにかかっていましたが、梅崎の左アウトサイドはオフサイドにかからないという武器を持っており、シュートさえ入れば代表入りだってあり得ない話ではありません。
柏がマークすべき相手が梅崎なら、浦和はレアンドロだけでなくジョルジ・ワグネルにも注意を払う必要があります。シュートレンジの長い選手なので、気をつけるのはGK加藤ということになるでしょうが、普段どこにいるかわからない選手なので、意識だけはしておく必要はあります。
また、ポポが出場すれば古巣対決になります。ポポがいた当時はフランサという全然動かないFWがいて、ポポがその分走らされていました。柏時代と比べても運動量は落ちていないので、広い範囲を動いてキープしてくれるプレーを期待しています。
浦和敗戦のため、他チームから引っ張ってきますが、大宮のカルリーニョス選手はブラジルでもビッグクラブから移籍してきた選手だけに、第一印象が「うまいな」というものです。大宮というチームが、ボランチに守備の職人タイプを置くことが多く、華麗なゲームメーカータイプがボランチに置かれることが少なかったので、カルリーニョスは初めて見たPSMの杭州戦から目立つ存在でした。
カルリーニョスが光るのはそのキックレンジの長さです。ボランチの位置で受けて、サイドの深い位置までオーバーラップした下平や村上の足元に正確に蹴ることができます。最近はサイドハーフに回されていますが、たまにボランチの位置に下がってきて正確なパスを出すと、本当はボランチがやりたいんだなと想像できます。
そのキックレンジがあればシュートも打てます。点も取ることもありますから、MFとしての能力も高いと思います。ただ、開幕戦のFC東京戦で見た印象ではその能力を発揮するためにはスペースが必要な印象です。混戦の中でちょっとコースを変えるようなプレーは得意ではなく、フリーにならないと能力が発揮できない印象を受けました。
ここのところ全試合ナイトゲームの夏場だったので、先週の札幌戦の前半が久しぶりに見たカルリーニョスのプレーでしたが、残留争いで必死な大宮は守備の職人タイプの金澤をボランチに置いていました。カルリーニョスは下がってもいいけれどボランチとしての守備は金澤に任せるという布陣でした。
この事実から見ると、カルリーニョスのところにプレスを掛けられると、意外と脆いのかもしれません。PSM杭州戦でも、青木に前から当たらせてカルリーニョスは余り気味のポジションを取っていたので、少し余裕があればいいプレーができるけど、高いプレッシャーがかかると苦手なのかもしれません。
次節、浦和対柏戦の参戦は難しそうでテレビ観戦なので、時間がずれている大宮対横浜FMは見てみるかもしれません。ボランチゆえ、90分動きを追うのは難しいですが、カルリーニョスはその高い個人技があるので、見てみたい選手ではあります。
カルリーニョスが光るのはそのキックレンジの長さです。ボランチの位置で受けて、サイドの深い位置までオーバーラップした下平や村上の足元に正確に蹴ることができます。最近はサイドハーフに回されていますが、たまにボランチの位置に下がってきて正確なパスを出すと、本当はボランチがやりたいんだなと想像できます。
そのキックレンジがあればシュートも打てます。点も取ることもありますから、MFとしての能力も高いと思います。ただ、開幕戦のFC東京戦で見た印象ではその能力を発揮するためにはスペースが必要な印象です。混戦の中でちょっとコースを変えるようなプレーは得意ではなく、フリーにならないと能力が発揮できない印象を受けました。
ここのところ全試合ナイトゲームの夏場だったので、先週の札幌戦の前半が久しぶりに見たカルリーニョスのプレーでしたが、残留争いで必死な大宮は守備の職人タイプの金澤をボランチに置いていました。カルリーニョスは下がってもいいけれどボランチとしての守備は金澤に任せるという布陣でした。
この事実から見ると、カルリーニョスのところにプレスを掛けられると、意外と脆いのかもしれません。PSM杭州戦でも、青木に前から当たらせてカルリーニョスは余り気味のポジションを取っていたので、少し余裕があればいいプレーができるけど、高いプレッシャーがかかると苦手なのかもしれません。
次節、浦和対柏戦の参戦は難しそうでテレビ観戦なので、時間がずれている大宮対横浜FMは見てみるかもしれません。ボランチゆえ、90分動きを追うのは難しいですが、カルリーニョスはその高い個人技があるので、見てみたい選手ではあります。
G大阪戦はまったくいいところのなかった敗戦なので、生観戦はしましたがマニアック分析は控えます。ただ、この敗戦でミシャがスタメンを動かす可能性が出たので、何かオプションはないかという視点で、勝負が決まった後半戦を見ていました。
後半、一番スタンドが沸いたのはポポの強烈なミドルシュートでした。原口のところにボールが収まらなかったので、ポポにチャンスを与えるなら今だと思ったのは確かです。体の切れも維持していますし、シュートを打つ思い切りもあるポポを1トップでスタメン起用するのが一番考えられるオプションだと思います。
ポポの場合、運動量が多すぎて真ん中で待っていられないという欠点があります。サイドに流れてもボールをキープしてくれればいいと割り切って使えるかどうかはミシャの決断次第です。キープ力だけなら原口よりは上です。
G大阪戦ではあまり目立ちませんでしたが、宇賀神も試してみたいオプションです。ここのところ好調なのにベンチスタートが続き、間違いなく12番目の選手は宇賀神と皆が認めるところまで来たので、疲れ気味でG大阪戦はあまりいいところがなかった平川に替えてスタメン起用も面白いと思います。
坪井を下げたときに、一瞬急造4バックを試すか期待しましたが、実際は阿部勇樹をDF、柏木をボランチに下げて3-6-1は変えませんでした。原口に替えて野田を入れたのはサポーターとしてはがっかりする交代です。無理に攻めに出るならデスポトビッチでしょう。
こういう采配を見ていると、布陣は動かさず選手の配置を替えるのがミシャ采配で、だいたい予想の範囲内で済ませる監督です。勝負を打つならデスポトビッチの起用もあり得ないことはないですが、デスポトビッチはボールが足元に収まらないので、電柱としてしか使えません。そういうサッカーはミシャは嫌いでしょう。
ヴォルカ鹿児島戦を見ていないので、断言はできませんが、途中出場で田中達也という手はあるかもしれません。ただ、シャドーは柏木とマルシオを動かす理由はないので、田中達也を使うとすればトップです。
田中達也はキープしてくれるFWではないので、2シャドーの選手がいかに前を向いて動き出しのタイミングを計るか次第です。田中達也は本来なら2シャドーの方が向いていますが、ここは浦和のストロングポイントなので動かせません。実力は認めますが、戦術的にミシャのサッカーに合わないのは残念です。
後半、一番スタンドが沸いたのはポポの強烈なミドルシュートでした。原口のところにボールが収まらなかったので、ポポにチャンスを与えるなら今だと思ったのは確かです。体の切れも維持していますし、シュートを打つ思い切りもあるポポを1トップでスタメン起用するのが一番考えられるオプションだと思います。
ポポの場合、運動量が多すぎて真ん中で待っていられないという欠点があります。サイドに流れてもボールをキープしてくれればいいと割り切って使えるかどうかはミシャの決断次第です。キープ力だけなら原口よりは上です。
G大阪戦ではあまり目立ちませんでしたが、宇賀神も試してみたいオプションです。ここのところ好調なのにベンチスタートが続き、間違いなく12番目の選手は宇賀神と皆が認めるところまで来たので、疲れ気味でG大阪戦はあまりいいところがなかった平川に替えてスタメン起用も面白いと思います。
坪井を下げたときに、一瞬急造4バックを試すか期待しましたが、実際は阿部勇樹をDF、柏木をボランチに下げて3-6-1は変えませんでした。原口に替えて野田を入れたのはサポーターとしてはがっかりする交代です。無理に攻めに出るならデスポトビッチでしょう。
こういう采配を見ていると、布陣は動かさず選手の配置を替えるのがミシャ采配で、だいたい予想の範囲内で済ませる監督です。勝負を打つならデスポトビッチの起用もあり得ないことはないですが、デスポトビッチはボールが足元に収まらないので、電柱としてしか使えません。そういうサッカーはミシャは嫌いでしょう。
ヴォルカ鹿児島戦を見ていないので、断言はできませんが、途中出場で田中達也という手はあるかもしれません。ただ、シャドーは柏木とマルシオを動かす理由はないので、田中達也を使うとすればトップです。
田中達也はキープしてくれるFWではないので、2シャドーの選手がいかに前を向いて動き出しのタイミングを計るか次第です。田中達也は本来なら2シャドーの方が向いていますが、ここは浦和のストロングポイントなので動かせません。実力は認めますが、戦術的にミシャのサッカーに合わないのは残念です。
大相撲秋場所は大関日馬富士の全勝優勝で幕を閉じました。体力的に難があると予想していた日馬富士が本当に二場所連続優勝できるとは、執念の下手投げが決まる瞬間まで思いませんでした。
千秋楽の相撲については日馬富士が下に潜ったことが勝因でしょう。解説の北の富士によれば、潜る相撲は下の日馬富士の方が体力的にきつく、上から抑えつけている白鵬の方が楽だと言っていました。しかもこの相撲は2分近い長い相撲になったので、勝った後日馬富士が精も根も尽き果ててなかなか立ち上がれなかった気持ちは理解できます。
たとえ優勝できなくても先場所の全勝を評価して上げるべきではという意見もあったくらいですから、優勝した以上横綱昇進に異論はないでしょう。日馬富士の横綱昇進で今場所の話題は尽きず、面白い場所だったと思います。
それ以外の力士では、新関脇の妙義龍が二桁勝ち、技能賞を受賞する活躍だったのが目に付きます。まだ白鵬に通用はしませんでしたが、関脇に定着できそうなきびきびしたスピード相撲は将来性を感じます。膝に故障を抱えているそうですが、前に走る相撲を取り続ければ痛くないと相撲界では言われています。
最近ネタにした栃ノ心は6勝9敗に終わりました。千秋楽に目先の勝利が欲しくてけたぐりに行ったのは感心しませんが、何はともあれ6番勝っておいたことで来場所も平幕には下がるものの、上位と当たる位置をキープできます。14連敗している白鵬相手の初勝利に来場所は挑みます。
注目力士は現在十両3枚目の常幸龍です。11勝4敗の好成績で新入幕は間違いなく、序の口からデビューした力士では最速の9場所での新入幕になります。無理に太ろうとしていないらしく、相撲の適正体重の150kgの体に、前に出る相撲で幕内経験のある勢に勝ち、実力も確かだと思います。
大卒力士なので、若手とは言えない年齢ですが、是非早く幕内上位に上がって白鵬や日馬富士に挑戦するところを見たいものです。
千秋楽の相撲については日馬富士が下に潜ったことが勝因でしょう。解説の北の富士によれば、潜る相撲は下の日馬富士の方が体力的にきつく、上から抑えつけている白鵬の方が楽だと言っていました。しかもこの相撲は2分近い長い相撲になったので、勝った後日馬富士が精も根も尽き果ててなかなか立ち上がれなかった気持ちは理解できます。
たとえ優勝できなくても先場所の全勝を評価して上げるべきではという意見もあったくらいですから、優勝した以上横綱昇進に異論はないでしょう。日馬富士の横綱昇進で今場所の話題は尽きず、面白い場所だったと思います。
それ以外の力士では、新関脇の妙義龍が二桁勝ち、技能賞を受賞する活躍だったのが目に付きます。まだ白鵬に通用はしませんでしたが、関脇に定着できそうなきびきびしたスピード相撲は将来性を感じます。膝に故障を抱えているそうですが、前に走る相撲を取り続ければ痛くないと相撲界では言われています。
最近ネタにした栃ノ心は6勝9敗に終わりました。千秋楽に目先の勝利が欲しくてけたぐりに行ったのは感心しませんが、何はともあれ6番勝っておいたことで来場所も平幕には下がるものの、上位と当たる位置をキープできます。14連敗している白鵬相手の初勝利に来場所は挑みます。
注目力士は現在十両3枚目の常幸龍です。11勝4敗の好成績で新入幕は間違いなく、序の口からデビューした力士では最速の9場所での新入幕になります。無理に太ろうとしていないらしく、相撲の適正体重の150kgの体に、前に出る相撲で幕内経験のある勢に勝ち、実力も確かだと思います。
大卒力士なので、若手とは言えない年齢ですが、是非早く幕内上位に上がって白鵬や日馬富士に挑戦するところを見たいものです。
昨日はレッズ敗戦のため、レッズの選手は取り上げられず他チームから引っ張ってきます。埼スタに出かける前に、大宮対札幌を見ていたのですが、札幌のキャプテン河合竜二選手が復帰していたので、浦和にいたころを思い出して記事にします。
河合のひざにはしっかりテーピングが巻かれていたので、万全ではないのだなと思いますが、ボランチでスタメン出場してうまくボールを配給していた河合を見ると、よく34歳になっても頑張っているなと、浦和のサテライトにいた河合を覚えている私は思います。
浦和時代の河合は、そのスケールの大きさが売り物でした。当時浦和にいたギド・ブッフバルトより足のサイズが大きいことが話題になっていましたが、それは言われても嬉しくなかったようです。それよりは、長い足で絡め取るボランチとしての守備が注目点でした。当時、浦和のボランチは石井が運動量の多さで定着しており、河合の出番はJ2時代(2000年)の大宮戦で石井が出場停止になったときまで遅れます。
ベンチに入れたり途中出場させたりせずいきなりスタメンで使ったので、当時の河合についてはとにかく守ってくれればいいと少し不安ではありましたが、その大宮戦は6-0の圧勝で、河合の身体能力の高さは十分通用していました。ただ、攻撃力は当時はあまりなく、前線へのパスは通らないものと諦めていました。
浦和がJ1に復帰してからは河合の出番は少なくなり、浦和との契約は更新されず、一時は当時JFLの愛媛FC入りの話もありましたが、横浜FMの岡田監督がチームのために自己犠牲ができる選手を探していて契約することになります。それからの河合は浦和とのチャンピオンシップ第1戦でゴールを決めるなど活躍して、CBとボランチの両方をこなせる選手として横浜FMの中心選手になります。
横浜FMを戦力外になった後は当時J2だった札幌からオファーを受けます。横浜FMでもキャプテンをやっていたこともあってすぐに札幌でも持ち味のキャプテンシーを発揮して、チームをまとめJ1昇格を実現させます。今年は負傷もあってようやく復帰と残念な年になりましたが、久しぶりに元気な姿を見られたことは嬉しかったです。
河合のひざにはしっかりテーピングが巻かれていたので、万全ではないのだなと思いますが、ボランチでスタメン出場してうまくボールを配給していた河合を見ると、よく34歳になっても頑張っているなと、浦和のサテライトにいた河合を覚えている私は思います。
浦和時代の河合は、そのスケールの大きさが売り物でした。当時浦和にいたギド・ブッフバルトより足のサイズが大きいことが話題になっていましたが、それは言われても嬉しくなかったようです。それよりは、長い足で絡め取るボランチとしての守備が注目点でした。当時、浦和のボランチは石井が運動量の多さで定着しており、河合の出番はJ2時代(2000年)の大宮戦で石井が出場停止になったときまで遅れます。
ベンチに入れたり途中出場させたりせずいきなりスタメンで使ったので、当時の河合についてはとにかく守ってくれればいいと少し不安ではありましたが、その大宮戦は6-0の圧勝で、河合の身体能力の高さは十分通用していました。ただ、攻撃力は当時はあまりなく、前線へのパスは通らないものと諦めていました。
浦和がJ1に復帰してからは河合の出番は少なくなり、浦和との契約は更新されず、一時は当時JFLの愛媛FC入りの話もありましたが、横浜FMの岡田監督がチームのために自己犠牲ができる選手を探していて契約することになります。それからの河合は浦和とのチャンピオンシップ第1戦でゴールを決めるなど活躍して、CBとボランチの両方をこなせる選手として横浜FMの中心選手になります。
横浜FMを戦力外になった後は当時J2だった札幌からオファーを受けます。横浜FMでもキャプテンをやっていたこともあってすぐに札幌でも持ち味のキャプテンシーを発揮して、チームをまとめJ1昇格を実現させます。今年は負傷もあってようやく復帰と残念な年になりましたが、久しぶりに元気な姿を見られたことは嬉しかったです。