1次リーグの2戦目、フランス対デンマークの映像も見ていました。フランスは初戦の豪州戦に勝利して、勝てば決勝トーナメント進出決定です。対するデンマークは初戦のチュニジア戦を引き分けています。前回優勝で本命視されるフランスは、4-3-3で両ウイングにスピードのあるデンベレとエムバペ(写真)を置いていて、圧倒したのではとの予想はこの映像で覆ります。
意外にも、ボールを握って先に攻めたのはデンマークでした。デンマークは3バックで、どうしても必要なときは両アウトサイドをDFラインに下げる5バックもやりますが、この戦術は守りを固めるためのものではありません。予選で、トップタイの5得点を決めていたのは、左アウトサイドのメイレで、フランスの4バックでは3バックの両アウトサイドにマークを付けにくいという戦術的な駆け引きでした。
事実、メイレはこの試合で、何度も長い距離のサイドチェンジをフリーで止めてチャンスを演出しています。フランスは苦しくなって、右FWのデンベレをMFのラインに下げて自陣に4-4の2ラインを引く時間もありました。もっとも、デンマークの攻めに慣れてくるとさすがは強豪のフランスで、エムバペをロングボールで走らせて相手CB、Aクリステンセンにイエローカードを出させた場面もありました。
前半は0-0で折り返したこの試合ですが、先制点はフランスに入りました。右アウトサイドのRクリステンセンが守っているところを、エムバペとエルナンデスのワンツーで崩し、折り返しをエムバペが合わせました。前回のロシア大会ではエムバペはスピードを生かしたカウンター要員という印象でしたが、4年の時を過ぎて、CFの仕事もできるようになっていました。
試合はこのままでは終わりませんでした。直後のCKをエリクセンが蹴り、ニアにいたアンデルセンが頭ですらしたところをCBのAクリステンセンで頭で合わせて、デンマークは同点に追いつきます。その後は両者攻め合って時間が経過しますが、次第にデンマークは引き分けの勝ち点1を意識したようで、トップ下のリンドロームを下げてアンカーのノアゴールを入れて、5-3-2で残り時間を守る采配を打ちます。
その策を打ち破ったのがフランスでした。右FWに途中出場したコマンが持ったところをグリーズマンがクロスを上げ、エムバペが足の付け根に当てて押し込む執念のゴールでフランスが2-1とリードしてこのゲームを勝利します。ウイングとしても優れているエムバペが、CF的な役割ができたことが、この勝利の大きな要因になりました。
意外にも、ボールを握って先に攻めたのはデンマークでした。デンマークは3バックで、どうしても必要なときは両アウトサイドをDFラインに下げる5バックもやりますが、この戦術は守りを固めるためのものではありません。予選で、トップタイの5得点を決めていたのは、左アウトサイドのメイレで、フランスの4バックでは3バックの両アウトサイドにマークを付けにくいという戦術的な駆け引きでした。
事実、メイレはこの試合で、何度も長い距離のサイドチェンジをフリーで止めてチャンスを演出しています。フランスは苦しくなって、右FWのデンベレをMFのラインに下げて自陣に4-4の2ラインを引く時間もありました。もっとも、デンマークの攻めに慣れてくるとさすがは強豪のフランスで、エムバペをロングボールで走らせて相手CB、Aクリステンセンにイエローカードを出させた場面もありました。
前半は0-0で折り返したこの試合ですが、先制点はフランスに入りました。右アウトサイドのRクリステンセンが守っているところを、エムバペとエルナンデスのワンツーで崩し、折り返しをエムバペが合わせました。前回のロシア大会ではエムバペはスピードを生かしたカウンター要員という印象でしたが、4年の時を過ぎて、CFの仕事もできるようになっていました。
試合はこのままでは終わりませんでした。直後のCKをエリクセンが蹴り、ニアにいたアンデルセンが頭ですらしたところをCBのAクリステンセンで頭で合わせて、デンマークは同点に追いつきます。その後は両者攻め合って時間が経過しますが、次第にデンマークは引き分けの勝ち点1を意識したようで、トップ下のリンドロームを下げてアンカーのノアゴールを入れて、5-3-2で残り時間を守る采配を打ちます。
その策を打ち破ったのがフランスでした。右FWに途中出場したコマンが持ったところをグリーズマンがクロスを上げ、エムバペが足の付け根に当てて押し込む執念のゴールでフランスが2-1とリードしてこのゲームを勝利します。ウイングとしても優れているエムバペが、CF的な役割ができたことが、この勝利の大きな要因になりました。