Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

日本シリーズ第1戦

2024-10-26 21:30:33 | 他スポーツ
今年の日本シリーズ、DeNA対ソフトバンクでした。過去に撮った写真から、この両チームが絡んでいるものを載せておきます。





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西武ライオンズの戦力外

2024-10-02 21:38:44 | 他スポーツ
今日、西武ライオンズは以下の選手と来季の契約を結ばないと通告しました。

浜屋将太投手、大曲錬投手、粟津凱士投手、伊藤翔投手、赤上優人投手、陽川尚将選手、ブランドン選手、高木渉選手、ジョセフ選手

彼らは主力選手ではなかったものの、何度か一軍出場もあってプレーを覚えている選手もいるので、思い出を書きます。浜屋は社会人野球の三菱パワーからドラフト2位で、即戦力の期待を受けて入団してきました。左の先発投手候補として、何度か先発のマウンドにも立ちましたが、ここ2年ほどは一軍出場が少なくなっていました。ここ2年で隅田、武内と左の先発投手が入団したのも、彼にとっては状況が厳しくなった遠因でした。

大曲は準硬式野球部出身の変わり種でした。最速152kmを投げられる球威が武器というのは伝わってきましたが、どうしても負け試合の中継ぎだけでアピールするのは厳しかったようです。粟津も剛腕タイプでしたが、一度一軍で見たときはコントロールを乱し、外崎の好守に救ってもらったものの、監督に戦力としてアピールするには至らなかったです。

伊藤は左の先発投手タイプでした。四国アイランドリーグの出身で、「独立リーグでプレーした方が社会人に行くより早くプロになれる」と、思惑通り19歳でプロからのドラフト指名を勝ち取りました。何度かあった先発のマウンドですが、なかなかチームを勝たせるには至らず、ここ数年は育成契約で後がない立場でした。

陽川は阪神タイガースから現役ドラフトでライオンズに移籍してきました。左の長距離打者という期待でしたが、今季一塁手が課題だったライオンズがいろんな選手に出番を与えましたが、彼は結果を出すには至りませんでした。現役ドラフトは年齢的に上の移籍なので、すぐに結果を出さないと厳しい移籍ではありますが、やはり一塁手で出る以上打率は求められます。

ブランドンは北海道の東農大生産学部オホーツクからドラフト5位で入団してきました。中村剛也の後の三塁手としての期待でしたが、好調が長く続かなかったのは残念でした。高木渉は育成契約から這い上がってきて、支配下契約即スタメンというチャンスもありましたが、外野のポジションをつかむには至りませんでした。

こうして、プレーを覚えている選手が去るのは残念ですが、どうしてもドラフトで指名する選手の枠を空けないといけない、プロ野球では宿命とされている試練です。彼らの、次の人生での成功を、願わずにはいられません。

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増田達至、現役引退

2024-09-28 16:06:14 | 他スポーツ
今日は西武ライオンズで長年抑えとして活躍した、増田達至投手の引退試合でした。引退登板は7回表に、ロッテの岡に対して3球投げて、高めのストレートでレフト前ヒットを打たれたところで交代しました。さすがに引退試合ということで、かつて150km/hを記録したストレートは142km/hほどでしたが、最後の姿をファンに見せてくれたことは嬉しかったです。

増田は2011年、東浜(現ソフトバンク)の外れ1位で社会人野球のNTT西日本からライオンズに入団してきました。NTT西日本時代は抑えで、西武としては最初から中継ぎや抑えにするつもりで採ってきた投手です。当時から、最速152kmの剛腕という評価でしたが、1年目のシーズンはトップコンディションになるまで少し時間がかかりました。

増田はストレート以外では、スライダーくらいしか変化球を投げない投手でした。それでも、体力的にタフで、1年間中継ぎで投げても大丈夫でした。そのため、歴代監督は彼を重要な場面での中継ぎで起用しました。2015年の田辺監督時代には8回を投げる中継ぎで、72試合に登板しました。打ち込まれる試合もあるので防御率はあまり良くない投手でしたが、中継ぎは防御率より成功数を重視したいと、当時解説者の松沼雅之氏のコメントでした。

抑えに定着したのは2016年です。どうしても抑えは自分が良くないと試合を落としてしまう役割ですから、精神的に強くないと厳しいポジションです。実際、1試合だけ抑えで登板した森脇が、「増田さんはいつもこんな緊張感の中で投げているんですね」とコメントしたほどです。増田の場合、生命線はストレートの球速で、150km/hを超せるボールを投げて抑える投手でした。

2度ほど、彼の野球人生でピンチを迎えた年もありました。最初は2018年で、突然ストレートの球速が140kmほどしか出なくなります。二軍落ちも経験したシーズンになりましたが、その翌年「すべての調整法を見直した」結果、また150km/hを投げられるようになって抑えに復帰します。次は2021年で、球速で増田を上回る平良の台頭で、一時抑えを平良に明け渡すこともありました。

今季はもともと新外国人のアブレイユが抑えに予定されており、増田は中継ぎでの期待でしたが、12試合と少ない出番に終わり、彼なりにもう無理だと感じたのでしょう。FA宣言もせずに残ってくれた功労者の一人ですが、選手生命が短くなりがちな剛腕タイプで、36歳までよく投げてくれたと思っています。
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大相撲秋場所総括

2024-09-24 20:39:56 | 他スポーツ
大相撲秋場所は関脇大の里の2回目の優勝に終わりました。千秋楽はちょっと油断したのか、大きく負け越している阿炎にまさかの黒星を喫しましたが、立ち合いでしっかり当たることができればその恵まれた体格が生きます。大の里は、これからは無理に200kgに増やそうとしないで、今の体型のままで横綱を目指して欲しいものです。

大の里のことは昨日書いたので他の力士を取り上げますが、大関陣は琴桜、豊昇龍ともに8勝7敗と不振に終わりました。琴桜は宇良に押し出されるなど今場所は軽さが目立ちました。豊昇龍は苦しくなると強引な投げを打ちたくなる癖があり、中日の土俵で若元春相手に放った首投げは、その場は勝利につながりましたが、今場所の良くない流れが表れていた一番でした。

三役を巡る争いは、大の里の大関昇進、関脇貴景勝の引退、関脇阿炎と小結平戸海の負け越しで4人が抜けます。今場所の4関脇がちょっと特殊な番付だったので、おそらく来場所は通常通りの2関脇2小結でしょう。そうなると、空く枠は二人で、西前頭3枚目の若元春が11勝4敗と大きく勝ち越して当確です。もう一人は微妙ですが、西前頭2枚目の王鵬の9勝6敗が、東前頭4枚目で10勝5敗の正代より若干強い成績と思われます。

今場所は上位陣が不振だったので、前頭上位に好成績の力士が多く出ています。そのため、二桁勝っても三賞に届かなかった力士が多くなりました。その中では、前頭7枚目で12勝3敗と好成績だった若隆景が完全復活を印象付けました。大の里に勝った理由もあって殊勲賞を受賞し、今場所は番付運が悪く前頭2枚目前後に留め置かれるでしょうが、そこで結果を出せば最高位の関脇も十分狙える位置に行けます。

また、業師として知られる宇良が、今場所は正攻法で勝てたことも取り上げたいです。琴桜を堂々と押し出すなど、本人曰く「押しの力を強くすることで技が出るようになった」という稽古の成果を出しました。こういう小兵力士は、巡業などで稽古を見ていると、押しの力を強くするための稽古をしており、それが成果になった9勝6敗の好成績です。

下位では、来場所の新十両争いが注目です。十両に休場者が相次いだことで、貴景勝の引退で空く枠も含めて7つ前後空きができます。ベテラン千代丸が3場所ぶりの十両復帰が濃厚で、さらに本来は上がれる成績ではない、幕下4枚目で4勝3敗の生田目、幕下5枚目で5勝2敗の琴手計らにもチャンスがあります。明日の番付編成会議で、新十両は発表になるので注目です。



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大の里、大関昇進へ

2024-09-23 13:24:20 | 他スポーツ
大相撲秋場所は、写真の関脇大の里の2回目の優勝に終わりました。大の里はこの優勝で13勝2敗で、3場所合計34勝と、大関昇進の目安となる3場所合計33勝を超えました。これを受けて、日本相撲協会の審判部は大関昇進に向けた理事会の招集を決めました。この理事会で否決された例は過去に一度もないことから、大の里の大関昇進が確実になりました。正式には番付編成会議を受けて、大の里のもとに使者が出向いて伝えることになります。

大の里は能登半島の付け根にある、石川県河北郡津幡町の出身です。相撲が強くなりたいと、高校は新潟県の海洋高校に越境入学して、大学は日体大に進学しています。日体大ではアマチュア横綱2回、学生横綱1回と抜群の結果を残して、卒業後の幕下10枚目付け出しの資格を得ました。プロ入りは二所ノ関部屋で、この部屋が茨城県阿見町と田舎にあることで相撲に集中できることを理由に挙げています。

大の里の四股名は、大正時代の大関、青森県出身の「大ノ里」から取っています。大ノ里の子孫に使用許可をもらっており、師匠の現役時代の「稀勢の里」の「里」がついていることから、大きな期待を受けていたのでしょう。師匠の二所ノ関親方は、「まずは関取になって1年間で90番取れる体を作る」と、この逸材をじっくり育てる計画でした。

出世は順調でした。幕下では6勝1敗、4勝3敗の成績で2場所で通過すると、十両でも2場所連続12勝3敗で2場所で通過します。大卒で、しかもアマチュア相撲の最強力士ということで、入門時には既に体は出来上がっており、当たりの強さで圧倒できていました。二所ノ関親方は、まずは押し相撲だけを教えて、三役に上がってから四つ相撲を教えるとコメントしていましたが、その押し相撲だけで勝てる高い能力を持っていました。

幕内に上がってからも、勢いはそのままでした。春場所では尊富士と優勝争いもしました。新入幕から大関昇進まで5場所というのはもちろん最短記録ですが、その5場所すべてで三賞を受賞しているのは史上初です。夏場所と秋場所で優勝し、直近3場所で2度の優勝という結果があれば、大関昇進は審判部もファンも満場一致で納得でしょう。

これからはもちろん横綱に挑むことになります。学生相撲出身の横綱は、意外にも故郷の先輩でもある輪島ただ一人です。学生相撲出身の大関は出島、雅山、朝乃山などがいますが、横綱がなかなか出ないのは不思議です。この逸材なら、その壁もすんなりと超えてくれるのではと、大きな期待を寄せたくなる存在です。
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元大関貴景勝、現役引退

2024-09-20 21:59:31 | 他スポーツ
今日のスポーツネタは大谷翔平選手の50本塁打50盗塁が最大の話題でしょうが、個人的には相撲から、元大関貴景勝の現役引退を取り上げます。先場所5勝10敗で2場所連続の負け越しとなり関脇に陥落していましたが、持病である首の痛みの影響もあり、初日から連敗のあと、3日目から休場していました。もし、再起を目指すなら前頭10枚目前後まで番付を下げることになり、さすがにそれは厳しかったのでしょう。

貴景勝は少年時代から相撲プロパーで、今十両にいる阿武咲とは中学時代の全国大会の決勝戦で対戦した昔からのライバルです。高校は相撲の名門で知られる埼玉栄高校で、高校を卒業して当時の貴乃花部屋に入門してきました。当時は本名の佐藤で取っていましたが、幕内昇進のときに師匠の貴乃花親方から、現在の四股名を付けてもらいました。

戦国時代の武将、上杉景勝から取ったこの名は、「四股名をもらうことは目標だった」と本人も満足していた様子でした。幕内昇進のときの抱負は、「大卒で入ってくる同期が入門する頃には、届かない地位(大関?)にいたい」というものでした。実際、新入幕は20歳と出世は早く、小結のときに初優勝を果たすと、その勢いで大関に昇進します。

貴景勝は最高位が大関以下の力士では史上2位となる4回の優勝を果たしています。たまたま、その優勝が連続しておらず、貴景勝の場合は優勝の翌場所でよく負傷するなどめぐり合わせの悪さもあって横綱昇進はなりませんでした。大関在位は30場所と、歴代大関と比較しても劣っていない数字ですが、貴景勝の場合は常に負傷との闘いだったイメージがあります。

特に、逸ノ城と対戦した相撲で痛めた首は彼の相撲人生に暗い影を落とすことになります。力士は、立ち合いで1トンくらいの衝撃を受けることから、「毎日交通事故に遭っているようなもの」とよく例えられます。何とか、負傷の翌場所に必死の調整を見せて勝ち越していましたが、8勝目を挙げた後に休場する場所も多く、28歳はまだ若いようにも見えますが彼的にはもう限界だったのでしょう。

引退後は年寄「湊川」を襲名することが決まっています。「弱い者は負ける」など、相撲をあまり具体的な言葉で語ったことは少なかった力士ですが、相撲の場合部屋付きの親方になることもできるので、現師匠の常盤山親方の下に付くこともできます。突き押し相撲だった貴景勝ですが、師匠としては四つ相撲の力士を育てることもできるので、何年後かに新十両が出て「貴景勝から学んだ」のコメントが出てくると嬉しいですね。
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大相撲秋場所中日

2024-09-15 22:44:26 | 他スポーツ
両国国技館から帰ってきました。とりあえず撮ってきた写真を貼っておきます。


熱海富士


玉鷲


若隆景


遠藤


翔猿


平戸海


王鵬


大栄翔


阿炎


大栄翔


霧島


宇良


大の里


御嶽海


御嶽海


正代


若元春


豊昇龍
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決まらなかった3ポイント(女子バスケ日本対ドイツ)

2024-08-01 21:35:39 | 他スポーツ
今日はパリ五輪の日本女子代表対ドイツ戦を見ていました。日本女子代表は3年前の東京五輪で、現日本男子代表監督のトム・ホーバス氏が指揮を執り、その熱血指導で銀メダルまで躍進しました。今回は比較的紳士な日本人監督が率いており、多少チームカラーは変わるでしょうが、それでもドイツに体格で劣る日本の売り物を「スピードと3ポイント」と、体格に関係ないところでの勝負を目論んでいました。

しかし、この日の日本は、ドイツのパワーバスケの前に序盤からファウルがかさむ、苦しい展開を強いられました。どうしても、1Qで5つファウルしてしまうと、フリースローを2回取られてしまうので、日本としては戦わずして2点取られてしまいます。また、個人ファウル数が5つになると退場なので、ファウルした選手を下げざるを得なくなります。

また、売り物の3ポイントの成功率が高くなかったのも響きました。ゴール前のリバウンドでは体格で劣る日本も頑張ってボールを回収できましたが、やはりシュートが決まらなければどんな試合も勝てません。1Qから6点ビハインドを追うことになり、何とか6点から10点のビハインドでとどめて試合の興味を終盤に持ち越すことはできましたが、そのちょっとの差がなかなか縮まりませんでした。

ドイツもPGの0番の決定力こそ脅威でしたが、パスミスをするなど付け入る隙はある相手でした。リバウンドも勝負になっていたので、あとちょっとの決定力があればと思われた試合ですが、試合は一時3ポイントが決まって同点にする時間こそ作れたものの、終始ドイツのペースで進みました。終盤にタイムアウトを何回も取って流れを変えようとしましたが実りませんでした。

しかし、まだ最終戦のベルギー戦を勝てば、3位の中の上位2チームに入って決勝トーナメント進出の可能性があります。得失点差など微妙なところの勝負なので勝ったからといって大丈夫とは言えませんが、望みがある限り奮闘して欲しいものです。
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大相撲名古屋場所総括

2024-08-01 21:13:25 | 他スポーツ
大相撲名古屋場所は、写真の横綱照ノ富士の10回目の優勝に終わりました。もっとも、今回の優勝は照ノ富士にとってはかなり冷や汗をかかされた優勝で、13日目で星の差2つと断然有利な状況にいながら、隆の勝の押しに屈して1差に追い上げられています。しかも、千秋楽でも琴桜に敗れ、まさかの決定戦に持ち込まれています。

その決定戦は、本割で2連敗した照ノ富士の状態がどうかとも思えましたが、隆の勝が今回は押しでなくもろ差しを狙ってきました。そのため、照ノ富士の巻き替えがうまくはまって、右からのすくい投げを打ちながら左上手を引いたことで優位に立ち、横綱として同じ相手には2度は負けないところを見せました。本人が常々目標と語っていた、二桁の優勝回数を、ついに実現することができました。

隆の勝は決定戦に敗れ優勝はならなかったものの、今場所の主役は間違いなく彼でした。結婚が一つのきっかけだったようで、番付的にも前頭6枚目と上位戦が組まれにくい番付だったことも彼には幸いしました。もともとは関脇の経験もある実力者ですが、ここのところ上位では跳ね返されていました。今回の12勝で、来場所は前頭筆頭くらいまで番付を上げそうです。

また、大関貴景勝が5勝10敗と負け越し、2場所連続の負け越しとなって関脇に陥落します。本人は「弱い者は落ちる」と言い訳は一切しませんでしたが、持病の首の状態は決して良くないのでしょう。来場所、10勝を挙げれば大関復帰ができますが、今場所は前に落ちる相撲が多く状況は厳しそうです。まだ27歳と若いので、このオフは懸命の治療に充てて再起を目指すのでしょう。

三役を巡る争いでは、阿炎が8勝7敗、大の里が9勝6敗、霧島が8勝7敗で関脇を守りました。貴景勝が関脇に下がってくるので関脇は4人になります。関脇をこれ以上増やすことはなさそうです。そうなると、小結も大栄翔が8勝7敗、平戸海が10勝5敗と勝ち越しているので、隆の勝の成績は見事ですが三役に枠がなく、上がらなそうなのは不運です。

下位では、膝のじん帯再建手術から復帰して再入幕した、若隆景が11勝4敗の好成績を挙げました。優勝経験もあり、大関候補とまで呼ばれた若隆景も、手術の影響で幕下から再起を目指しました。今場所の相撲を見ると安定感が戻ってきており、また関脇を狙える可能性もあるのではと期待しています。
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角田夏実、金メダル

2024-07-28 21:57:23 | 他スポーツ
パリ五輪からは、女子柔道48キロ級の角田夏実選手の金メダルという、明るいニュースが届きました。柔道は軽量級は豪快な投げで決着することが多いので、耐えて小差の試合を拾う重量級とは別の競技に思えます。角田選手の得意技は巴投げで、高校時代に習った柔道の授業では「捨て身技」と表現される、失敗すると相手に抑え込まれるリスクもある技です。

勢いをつけて後ろへ投げるのが巴投げというイメージでしたが、角田選手の巴投げは投げてから足で相手をひっくり返せるのがノウハウです。特に、準々決勝でフランス選手相手に一本勝ちを決めた巴投げはこれぞ柔道のだいご味という技で、足で蹴ったことで見事に相手が裏返り、綺麗に決まった文句なしの一本勝ちでした。

また、角田選手は関節技も得意にしています。巴投げが決まらないと相手との寝技の攻防戦になりますが、そこで相手の腕を取っての「腕ひしぎ逆十字固め」など、巴投げが決まらなくても逆転できるオプションも持っています。1回戦、2回戦はそんな関節技で勝ち進み、それほど時間をかけないで準決勝まで順調に勝ち上がることができました。

厳しい試合になったのは準決勝のバブルファト(スウェーデン)戦でした。今の柔道は有効が廃止され、技あり以上の技を決めないとポイントになりません。また、両者ポイントがない場合はゴールデンスコアの延長戦で、試合が決まるまで無限に試合が続きます。なかなか巴投げが決まらなかった試合になりましたが、延長戦で相手に3回目の指導が出ての反則負けで勝ち上がる、際どい試合になりました。

ここを勝ちぬいたことで、決勝戦のバフードルジ(モンゴル)戦は持ち味の巴投げが技ありになって優勢勝ちした角田選手は、見事金メダルに輝きました。もともと、世界選手権3連覇の実績がある彼女ですが、五輪代表は31歳の今回初めてつかみました。どうしても「お家芸」日本の柔道は常に金メダルを期待され、プレッシャーもあったと思いますが、どういう戦い方をするか明確だった印象がありました。

見た目もかわいいので、「角田夏実」で検索すると「かわいい」が付いてくる選手でもあります。帰国すれば地元は大フィーバーで、驚くとは思いますが、自らの試合を終えた後の五輪の雰囲気も楽しんで帰国してくれれば嬉しいです。
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