Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

豊昇龍、横綱昇進

2025-01-30 20:38:56 | 他スポーツ
大相撲春場所に向けた番付編成会議が開かれ、大関豊昇龍の横綱昇進が正式に決定しました。先場所は優勝はならなかったものの13勝2敗、今場所は12勝3敗ながら優勝と、2場所連続優勝に準ずる成績と判断されました。おじの元横綱朝青龍とはどうしても比較されるでしょうが、本人は「誰かを目標にすることなく、自分だけの姿を作っていきたい」とコメントしています。

豊昇龍はモンゴルで霧島と同じ道場に通っていたという、昔からの縁もあります。高校入学時に来日して、柏日体高校で高校相撲で鳴らし、立浪部屋に入門してきました。四股名は師匠の元小結旭豊から「豊」を取り、本人はおじの「青龍」を付けたかったようですが、姓名判断で「昇龍」を勧められたのでそれを四股名にしました。

出世は早く、同期入門の納谷(現王鵬)と競っていました。当初は納谷の方が強く、前相撲と序の口で納谷に敗れています。それでも、序の口と序二段をそれぞれ1場所で通過し、幕下までは順調に番付を上げました。幕下に上がってから、一時大勝ちができなくなり、幕下2枚目で入門以来初めての負け越しも経験しますが、幕下5枚目で4勝3敗で十両に上がれるラッキーな昇進から流れに乗りました。

豊昇龍は初土俵から幕内最高優勝までの所要場所33場所(史上9位)と、初土俵から横綱昇進までの所要場所42場所(史上7位)のスピード記録を持っています。大関在位9場所で今回横綱昇進をつかみましたが、カド番こそ一度もないものの、8勝7敗が2回、勝ち越した後の途中休場が2回あり、今回横綱になったのは、急激に強くなった印象を持っています。

土俵入りは雲竜型で、一門の元横綱武蔵丸の武蔵川親方に指導してもらう予定です。早速、明日には明治神宮奉納土俵入りという、気の休まらないスケジュールがこれからの彼を待っています。元横綱照ノ富士が、負傷などで本場所に出場できないときでも、横綱土俵入りをやるために巡業に参加していた優等生ぶりを間近で見ている彼には、もちろんそれと同じものは期待したいです。

これで、また大相撲を生で見に行くモチベーションが増えたと、豊昇龍がどんな土俵入りを見せてくれるかには注目しています。千代の富士のように、力感あふれる下段からのせり上がりを、見てみたいものですね。
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大相撲初場所総括

2025-01-26 20:07:32 | 他スポーツ
大相撲初場所は、写真の大関豊昇龍の12勝3敗での逆転優勝に終わりました。この優勝と、3敗も前に出ているという内容の良さが評価されて、横綱昇進に向けた理事会が招集されることになりました。横綱昇進の場合、横審という外部機関の承認が必要なので確定ではないですが、照ノ富士が引退して横綱が空位になっている事情を考慮すると、豊昇龍の横綱昇進はほぼ間違いないと思われます。

今場所を盛り上げたのは、再入幕だった前頭14枚目の金峰山でした。9連勝して一時トップを走り、上位との対戦が組まれた後も大の里と琴桜を破って、昨日まで単独トップでした。最後に息切れしたものの、一時幕内を陥落していた原因だった首痛が良くなったことが、この大健闘の大きな要因でした。上位との対戦で、その突き押し相撲がある程度通用したのも、自信になったことでしょう。

今場所に横綱昇進がかかっていた、大関琴桜は、5勝10敗とまさかの大不振でした。言わないだけでどこか負傷を抱えていたのかもしれません。押し込まれると残す腰がなかった負け方も悪く、カド番になる来場所に向けては、相当の覚悟を持って取り組まないと、一転大関陥落という危険も感じざるを得ません。

もう一人の大関、大の里は10勝5敗と大関としては合格点の成績でした。それでも、序盤で星を落として早々と優勝争いから脱落してしまったので、あまり彼が良かったという印象はないです。負けるときは腰が高く、相手に下に入られてしまうので、大関を通過点にするほどの勢いを感じた昇進当初の期待は、一旦小休止の印象です。

三役を巡る争いは、関脇若元春が6勝9敗、小結若隆景が7勝8敗で平幕に下がる成績です。もう一人の小結阿炎も7勝8敗と負け越していますが、三役に上がりそうな成績の力士が西前頭筆頭の霧島の11勝4敗、西前頭3枚目で12勝3敗の王鵬の二人しかいないので、阿炎に関しては西小結に残るラッキーな番付運になりそうです。

下位では、十両西5枚目の安青錦(あおにしき)が12勝3敗と好成績を収め、来場所の新入幕が濃厚になっています。ウクライナ人ですが、パワー系が多い欧州出身力士にしては珍しいタイプの「業師」で、低い当たりと投げで勝負する相撲は楽しみです。元関脇安美錦が育てた力士と言うこともあって、相撲ぶりも多少、現役時代曲者で知られた安美錦らしさを継承しています。
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元横綱稀勢の里の記憶

2025-01-23 22:00:47 | 他スポーツ
今日はネタがないので昔話で、大相撲初場所の土俵下に勝負審判として座っていた元横綱稀勢の里(現二所ノ関親方)を取り上げます。稀勢の里といえば、かつての貴乃花を思い出すような出世の早さで注目された力士で、17歳では既に幕下上位、18歳で十両にいました。この当時、ほぼ同じくらいの番付にいた元大関琴欧洲とは常に比較され、「第二の曙貴時代」という期待も集めました。

結果的には一時代までは行かなかったものの、稀勢の里は横綱、琴欧洲は大関まで出世したので、ある程度期待には応えたのではと思います。もっとも、早く大関に上がった琴欧洲とは対照的に、稀勢の里は前頭上位で一度壁にぶつかります。そうなった要因として、稀勢の里が闘争本能で相撲を取る力士で、取組の後に内容を覚えていないことがあるので、理詰めで取り口を計算できなかったことがあります。

それでも、上位力士にとっては体も大きく「一発」がある稀勢の里は嫌な相手で、連勝記録で双葉山の記録(69連勝)を狙っていた横綱白鵬の連勝を63で止める殊勲の星を挙げたこともあります。それでも、関脇で長く実績を残したことが評価されて大関に上がると、カド番は途中休場の1回だけと安定した強さを見せていました。

横綱ということになると、どうしても優勝が必要なので、その優勝ができなかったことが稀勢の里にとっては二度目の壁になります。2011年に旭天鵬が平幕優勝したとき、稀勢の里は本割で勝てば平幕相手の決定戦と圧倒的に有利な条件ながら、把瑠都に敗れて決定戦を逃すという痛恨事も喫しています。はまれば白鵬にも勝てるほどだった稀勢の里ですが、大関在位が長くなりました。

それでも、初優勝を評価されて横綱に上がり、新横綱の場所で大胸筋を痛めながら強行出場して2度目の優勝をつかみ取ります。結果的に、これが稀勢の里の最後の輝きになってしまいました。その後は途中休場が続く展開を強いられ、横綱ワースト記録の8連敗、横綱勝率ワーストの5割ちょっとと、横綱としては物足りない結果で現役を終えました。

親方としては、大の里を大関まで育てています。郊外である茨城県阿見町に部屋を作り、土俵を2面確保して下位の力士の稽古機会を増やし、「ちゃんこ番をさせている時間があるならその時間で稽古させる」と相撲界の慣習にも挑戦する姿勢を見せています。また、今でも稽古場の土俵に自ら降りており、大の里と三番稽古もするほどです。強い横綱ではなかった彼ですが、相撲界のニューリーダーとしての期待は持てると思っています。
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横綱照ノ富士、現役引退

2025-01-17 22:36:57 | 他スポーツ
今日、休場中だった横綱照ノ富士の現役引退が発表になっていました。もともと、両ひざはカーボン製の装具を付けないと相撲が取れない状態で、しかも糖尿病の症状も出るなど、体はボロボロでした。横綱として15日間相撲が取れる状態ではないことを引退の理由に挙げていました。親方になるために必要な日本帰化は既にしており、元横綱なので現役名のまま5年間親方になれます。

照ノ富士はモンゴルから、鳥取城北高校の3年生に編入して日本の土を踏みます。最初に入門したのは元横綱二代目若乃花の間垣部屋でしたが、間垣部屋の消滅とともに現在の師匠である元横綱旭富士の伊勢ヶ浜親方のところに移ってきます。照ノ富士の「照」は昭和初期の元横綱照国から取ったものです。

照ノ富士と聞いて思い出すのは、最初の大関昇進のときに幸運を利用できたことです。当時、関脇小結が全員負け越していたので、東前頭2枚目で8勝7敗だった照ノ富士がラッキーな関脇昇進を果たしました。その幸運も生かして関脇で好成績を収めて、大関に昇進します。当時から上体の力を生かした投げは強かったですが、膝を痛めて長期休場を余儀なくされ、大関だった番付は序二段まで下がるという大ピンチに陥ります。

序二段は、相撲で下から二段目の番付で、ざんばら髪の新弟子でも上がって来れる位置です。もちろん、元大関がこのような下位から再起を目指したことは前例がなかったですが、伊勢ヶ浜部屋の中では「大関」と呼ばれリスペクトされており、休場中もできるトレーニングはやっており、序二段を1場所、三段目を1場所、幕下を3場所で通過して1年以内に十両まで戻ってきました。

十両も2場所で通過し、再入幕で前頭17枚目に上がると、ここで平幕優勝を果たしてからも順調に番付を上げます。翌場所の10勝以外での大関復帰は魁傑以来二人目、大関陥落経験のある力士の横綱昇進は三重ノ海以来二人目と、偉大な記録も塗り替えて横綱昇進を果たします。横綱に上がってからは体の大きさを生かした相撲を取っており、小兵相手には両かいなを引っ張り込んでの外四つで寄り切れる相撲ぶりでした。

また、取組以外でも、本場所を休場していても巡業に横綱土俵入りを見せるために帯同するなど、行動でも他の力士への模範となる力士でした。実績から言って、伊勢ヶ浜部屋の後継者候補であることは間違いなく、これから彼が育てた力士が土俵を賑わしてくれることを、楽しみに待ちたいと思います。
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大相撲初場所2日目

2025-01-15 21:36:24 | 他スポーツ
一昨日、大相撲初場所2日目を見に両国国技館に行ってきました。東京場所の年3回、可能な限り行く予定を立てています。毎回、2階椅子席Bという、映画館の椅子と同じくらいの柔らかい席に座って、幕下上位5番から4時間近く相撲を見ています。下位で印象に残った一番は、十両の若碇が巨漢の大翔鵬相手に放った「け返し」でした。小兵は何でもやるという姿勢が見えてきました。

この日は攻防のある相撲が少なく、立ち合い一気の押しや寄りで決着した相撲が多かった印象ですが、錦木ー翠富士戦はなかなかの熱戦でした。翠富士が得意な、頭をつける形で粘ったものの、外から相手の上体を起こした錦木が力で押し切った相撲ですが、小兵の翠富士の粘りもあって場内は拍手の渦でした。

上位戦では、阿炎対琴桜は、横綱昇進には序盤では落とせない琴桜に対し、初日黒星の阿炎は不利かなとも思われましたが、阿炎が思い切って突いて出たのが効いて、琴桜に痛い黒星を付けさせています。大の里対霧島は、霧島の右対大の里の左で、大の里が左を差し勝ったのが効いて霧島に上手を取らせず、力強く正面土俵に寄り切っています。

続きは明日以降補足します。




















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元横綱大鵬の伝聞

2025-01-14 22:08:02 | 他スポーツ
先日、相撲博物館で優勝力士の特集が組まれており、元横綱大鵬の写真を見つけました。残念ながら私が生まれたときには大鵬は既に引退していましたが、今65歳くらいの世代の方なら大鵬は少年時代のヒーローだったことでしょう。大鵬は昭和15年生まれで、ロシアから終戦間際に北海道に移り、農場の厳しい労働に耐えた少年時代があります。そのため、相撲の稽古は辛くなかったと言っていました。

もっとも、大鵬は新弟子時代から将来を嘱望された逸材で、大鵬の四股名は十両入りのときに「大鵬ひとたび羽ばたけば たちまち至る三千里」という中国の文献にちなんで名づけられました。相撲ぶりは左を差してからの寄りでした。先日、尊富士が大鵬の記録に並んで注目された、新入幕で初日から11連勝という記録も持っています。

10年ほど前に大鵬の訃報があったときに、NHK-BSが特番を組んでおり、大鵬の45連勝の取組映像を放送していました。この45連勝のときは既に横綱で、経験と勘で達成した記録です。挑戦者である平幕力士は、何とかして大鵬に左を差させないと立ち合い変化なども見せてきましたが、終わってみると結局左を差されているという力士が大鵬でした。

大鵬といえばもちろん優勝回数32回という偉大な記録があります。大鵬といえど休場は何度かありましたが、大鵬は「固め取り」で優勝回数を稼いだ横綱で、6場所連続優勝を2度も達成しています。昭和末期の大横綱、千代の富士がこの大記録まであと一歩の31回まで迫りましたが、わずかに及ばなかったのも大鵬の偉大さを感じました。

また、45連勝が止まった、平幕戸田との相撲も今でも話題になります。戸田に押し込まれて土俵際で回り込んだ大鵬は、わずかに引き落としたように見えましたが、勝負審判の裁定は戸田の勝利でした。この一番は相撲界に残る誤審で、これがきっかけで相撲の勝敗の判定にビデオを参考にするという新しい時代の幕開けでもありました。

当時の相撲界では、大鵬の引退した年齢の31歳は普通だったようです。今は力士寿命も長くなり、千代の富士や白鵬はその力士寿命の長さが記録につながりましたが、こういう写真が残っているのはさすが相撲博物館ならではです。
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本田圭佑(野球)、オリックス移籍

2024-12-10 15:57:48 | 他スポーツ
昨日はプロ野球で出場機会が減ってきた中堅選手を対象に、各チームが一人選手を放出して、代わりに一人選手を獲得する「現役ドラフト」が行われました。西武ライオンズからは本田圭佑投手がオリックスに移籍し、代わりに平沢大河内野手がロッテから加入します。今日は本田圭佑の記憶を書きます。

本田圭佑は宮城県の東北学院大学からドラフト6位でライオンズに入団しています。サッカーの元日本代表の本田圭佑とは同姓同名で、本人は入寮や一軍昇格のときに「名前だけで話題にしてもらえる」とこの名前はお気に入りのようです。

1年目はほとんど一軍出場はなかったものの、オフを利用してプレーしていた豪州で何かを学んできたようで、2年目に先発ローテーションに入って6勝6敗と、一軍戦力としては合格点の数字を残します。

彼の投球は、二度ほど西武ドームで生で見ています。ストレートの球速は142kmほどで、今の150kmを超える剛腕が目白押しのプロ野球では遅い方になります。それでも、彼には明確な長所があります。それは、西武の投手陣で最もコントロールが良いことです。

彼の場合、3ボールになってもそれほど不安ではなく、そこからコントロールの良いストレートを投げ込んでフルカウントまではほぼ確実に持ち込めます。また、カーブとチェンジアップで緩急をつける投球術も完成度が高いです。

投手としての能力は高い彼ですが、ここ数年は中継ぎが主な出番になっていました。ここ数年で隅田、武内と即戦力の先発投手が加入したことで、30歳とベテランになってきた本田が先発ローテーションに入ることはライオンズではなさそうという判断で、現役ドラフトの対象にしたのでしょう。

オリックスではおそらく中継ぎでの期待でしょう。負け試合でも腐らずに投げられる心の強さは持っているので、敵として西武ドームのマウンドで見られることを期待したいです。
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大相撲九州場所総括

2024-11-25 20:20:54 | 他スポーツ
大相撲九州場所は写真の大関琴桜の初優勝に終わりました。九州場所は涼しい気候もあって、比較的波乱が起きにくい場所というイメージです。かつての横綱千代の富士が得意にしていた場所という記憶です。今場所は横綱照ノ富士が初日から休場していました。好成績を残したときに限って照ノ富士に阻まれていた琴桜にとってはチャンスの場所でした。

場所前の注目は新大関の大の里でしたが、病気で秋巡業を途中離脱した不利もあって、中盤に下位相手に取りこぼし早々と優勝争いから脱落します。今場所、本命と目された大の里の脱落はあったものの、残る大関の琴桜と豊昇龍は好調でした。豊昇龍は熱海富士戦で必敗の展開になりながら、相手の勇み足で白星を拾うなど運もありましたが、前に出る厳しい相撲が今場所は取れていました。

両者が1敗のまま終盤を迎えると、若元春、大栄翔、大の里などの実力者も退けて、ついに1敗同士で千秋楽に琴桜と豊昇龍が対戦し、勝者が優勝という相撲ファンにとっては絶好のカードが実現します。琴桜に組まれたくない豊昇龍は序盤に突っ張って出て、右上手を取ると同時に投げを放ち、琴桜の体が傾きかけます。しかし、そこを琴桜が残すと、豊昇龍は「足が滑った」とバランスを崩して、琴桜の勝利に終わりました。

琴桜は先場所こそ8勝と不振でしたが、それ以外の大関在位場所は安定して二桁勝利を挙げていました。そんな琴桜に優勝がなかったのは不思議でしたが、ようやく優勝を手にしたことで、連続優勝なら文句なしの横綱昇進に来場所は挑むことになります。来場所は照ノ富士復帰の可能性もあるなど、簡単ではないでしょうが、祖父琴桜に並ぶ横綱昇進は、多くのファンが期待していることでしょう。

三役を巡る争いは、関脇霧島が6勝9敗、小結正代が4勝11敗で平幕に下がります。空く枠は二つになり、東前頭3枚目の阿炎が11勝4敗、東前頭2枚目の若隆景が10勝5敗で小結昇進が有力です。若隆景は関脇に昇進しそうな小結若元春と、兄弟同時三役になりそうです。大の里を堂々と寄り切るなど、勢いもある若隆景の三役復帰は、来場所の注目になるでしょう。

下位では、ついに幕内に戻ってきた尊富士が10勝5敗の好成績でした。上半身の筋肉量から来る当たりの強さで、春場所に新入幕優勝を果たした尊富士は、その後休場が続き十両に下がっていました。この成績で、前頭9枚目前後に番付が上がりそうで、来場所も好成績なら横綱、大関との対戦が組まれる可能性もあり楽しみにしています。
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日本シリーズ第1戦

2024-10-26 21:30:33 | 他スポーツ
今年の日本シリーズ、DeNA対ソフトバンクでした。過去に撮った写真から、この両チームが絡んでいるものを載せておきます。





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西武ライオンズの戦力外

2024-10-02 21:38:44 | 他スポーツ
今日、西武ライオンズは以下の選手と来季の契約を結ばないと通告しました。

浜屋将太投手、大曲錬投手、粟津凱士投手、伊藤翔投手、赤上優人投手、陽川尚将選手、ブランドン選手、高木渉選手、ジョセフ選手

彼らは主力選手ではなかったものの、何度か一軍出場もあってプレーを覚えている選手もいるので、思い出を書きます。浜屋は社会人野球の三菱パワーからドラフト2位で、即戦力の期待を受けて入団してきました。左の先発投手候補として、何度か先発のマウンドにも立ちましたが、ここ2年ほどは一軍出場が少なくなっていました。ここ2年で隅田、武内と左の先発投手が入団したのも、彼にとっては状況が厳しくなった遠因でした。

大曲は準硬式野球部出身の変わり種でした。最速152kmを投げられる球威が武器というのは伝わってきましたが、どうしても負け試合の中継ぎだけでアピールするのは厳しかったようです。粟津も剛腕タイプでしたが、一度一軍で見たときはコントロールを乱し、外崎の好守に救ってもらったものの、監督に戦力としてアピールするには至らなかったです。

伊藤は左の先発投手タイプでした。四国アイランドリーグの出身で、「独立リーグでプレーした方が社会人に行くより早くプロになれる」と、思惑通り19歳でプロからのドラフト指名を勝ち取りました。何度かあった先発のマウンドですが、なかなかチームを勝たせるには至らず、ここ数年は育成契約で後がない立場でした。

陽川は阪神タイガースから現役ドラフトでライオンズに移籍してきました。左の長距離打者という期待でしたが、今季一塁手が課題だったライオンズがいろんな選手に出番を与えましたが、彼は結果を出すには至りませんでした。現役ドラフトは年齢的に上の移籍なので、すぐに結果を出さないと厳しい移籍ではありますが、やはり一塁手で出る以上打率は求められます。

ブランドンは北海道の東農大生産学部オホーツクからドラフト5位で入団してきました。中村剛也の後の三塁手としての期待でしたが、好調が長く続かなかったのは残念でした。高木渉は育成契約から這い上がってきて、支配下契約即スタメンというチャンスもありましたが、外野のポジションをつかむには至りませんでした。

こうして、プレーを覚えている選手が去るのは残念ですが、どうしてもドラフトで指名する選手の枠を空けないといけない、プロ野球では宿命とされている試練です。彼らの、次の人生での成功を、願わずにはいられません。

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