Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

組織サッカー比べ(7/30なでしこ北朝鮮戦)

2006-07-31 21:10:42 | レディース
断片的にしか見られなかったので、少しだけコメント。

北朝鮮は、パワーサッカーの中国、オーストラリアと違って、技術と組織のチームです。なでしこたちにとっては、自分達の技術が向上したことを証明したかった相手です。しかし、実際は相手にボールを回され、相手の組織的守備も崩せませんでした。

まだ、北中米カリブ海3位とのプレーオフが残っていますが、4年前の女子W杯予選で戦ったメキシコとは、10万人が詰め掛けたアウェー戦を戦っています。まだ北中米カリブ海3位がどこになるかは決まっていないようですが、中米の国は日本が想像している以上に、サッカーに対しては熱い国です。苦戦は承知してかからないと、本当にW杯に出られなくなってしまうでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニアサイドの勝負師(山郷のぞみ)

2006-07-30 10:00:42 | レディース
女子サッカーは、どうしてもGKの守備範囲だけは、男子との差が目立ってしまいます。浦和レッズレディースのGK、山郷のぞみも、試合前の練習で男性のGKコーチが蹴る球をあっさりとゴールに入れられてしまい、「本当に大丈夫か?」と思ってしまうほどです。

しかし、山郷の優れている点は、女子サッカーの特性を見抜いて、女子で得点の多い箇所を確実に封じていることです。それはCKで顕著です。女子サッカーでは、キックの飛距離にはどうしても男子との差がありますから、CKをファーサイドから折り返してゴールというシーンはあまり見られません。

ということは、得点の多くのパターンはニアサイドということになります。このニアサイドを封じればある程度失点は防げるというところまでは、容易に思いつくでしょう。しかし、このニアサイドは攻撃側が得点を狙うため、大勢の人数を割いています。GKに求められるのは、ニアサイドで混戦に競り勝てる肉体的強さと、思い切って前に出る勇気です。

INAC戦では、山郷はその勇気を十分見せてくれました。ニアサイドにある程度絞って、思い切り良く前に出て止めるそのプレーは、確実に浦和の勝利に貢献したと思います。また、浦和レッズレディースの試合を生で見ると、山郷が味方にマークの確認などの指示を出していることに気付いた方もいると思います。山郷はかつてのレッズ男子の守護神、土田尚史現GKコーチのような雰囲気のあるGKなのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

流血の同点ゴール(7/29甲府対浦和)

2006-07-29 23:53:19 | 浦和レッズ
今日はチケットが取れなかったため、映像は後から見るとして、浦和は三都主が後半30分に同点ゴールを決め、1-1の引き分けに持ち込んだようです。三都主は頭から出血していて、包帯で頭を巻いて出場しての同点ゴールでした。

三都主は、前節の大分戦で、今季最低に近い出来で代えられています。相馬もいるし、同じようなパフォーマンスでは外されるという危機感があったのでしょう。私の予想ではこの4連戦は2勝2敗でしのいで、ワシントン復帰後に連勝街道に乗ることを期待していたので、2勝1敗1分けは予想以上です。バイエルン戦は負傷しないで乗り切って、ワシントンを組み込んだ攻撃パターンの熟成に期待したいです。

追記。

ようやく映像を見ました。甲府にボール支配率で上回られることはないという予想が、見事に外れました。原因は浦和の中盤で、引いて守れという指示でも出ていたのかと思うほど、1トップの田中達也のフォローに出て行きません。意味のないロングボールが目立ち、甲府にボールを回されてしまいました。

ようやく25分過ぎから、平川を生かす縦パスが出て、小野伸二もクロスを受けられる位置に出ていけるようになりましたが、シュートはまったく入りそうな気配がありません。浦和は押され気味の展開で、前半を0-0で折り返しました。

バレーはこの試合でも目立っていましたが、単独突破よりはシュート力の方が光りました。バレーは大宮時代から、シュート力はありました。それを久しぶりに見て、脅威に感じましたが、バレーは後半早々に交代しました。

これで甲府の攻めは途絶えるかに思えましたが、甲府はバレーにゴールのない試合でも、ちゃんと勝利に持ち込んでいます。それは甲府のサイドの運動量が理由で、3トップの両サイドが攻守に効きます。フランス代表のリベリーとマルダーのような両サイドです。

甲府の先制点はこのパターンで、左サイドの長谷川の突破から、クロスを藤田が合わせて、甲府がリードを奪いました。このときに、三都主と山岸が接触して、三都主が頭から流血する事態になりました。しかし、三都主は強行出場し、永井を入れてドリブルでの突破を狙った浦和は、ようやく攻勢に転じました。

三都主のゴールは、田中達也の素早いスローインから、平川、長谷部とつないで、長谷部が左サイドに振ったボールを三都主がペナルティエリアの外から思い切り良く振り抜いたシュートです。どうやら、前半の沈黙は甲府盆地の予想外の暑さで、選手が思うように動けず、おかしいなと思っているうちに前半が過ぎてしまったのでしょう。

最初から後半のサッカーができていれば勝機もないことはなかった試合ですが、この内容では引き分けでよしとしなければいけません。上位チームが勝ち点を伸ばせなかったため、まだ2位をキープしている幸運を、今後に生かして欲しいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

総合力(7/29埼玉大会決勝)

2006-07-29 14:54:50 | 埼玉
甲府戦はチケットが取れず参戦できず、映像もないので、今日は高校野球をテレビで見ていました。今日は埼玉大会決勝で、カードは浦和学院対鷲宮でした。例年なら普通の県立高校の鷲宮と、スポーツ強豪校の浦和学院を比べたら、普通浦和学院優位に思えるでしょう。

ところが、今年の鷲宮には、増渕竜義君という、プロ注目の逸材がいます。春の県大会で優勝した鷲宮はAシードに選ばれ、シード順ではDシード(ベスト16相当)の浦和学院より格上という扱いになっています。高校野球は、どうしても強行日程で投手は疲労してしまうので、増渕君の投球はベストのものではないとは思っていましたが、それでも今年は鷲宮有利だろうと思っていました。

それは、今年の浦和学院に絶対的エースがいないためです。浦和学院の準々決勝の試合を見た限りでは、投手を小刻みに代えないと戦えないチームだと思っていました。鷲宮はコールド勝ちが少なく、例年甲子園に出るチームに比べると打線が課題に思えましたが、浦和学院の投手力を考えると十分な援護はできるものと思っていました。

しかし、試合は終始浦和学院優勢に進みました。1回裏に、いきなりホームランで浦和学院が先制すると、その後は浦和学院の投手が鷲宮打線を抑え、投手戦になりました。18番の投手は、これまでの浦和学院のどの投手より制球が良く、鷲宮打線に的を絞らせません。結局は増渕君が先に追加点を入れられてしまい、試合は4-0で浦和学院の勝利に終わりました。

敗れた鷲宮を責めるつもりはありませんが、増渕君も球威は全国レベルですが、まだまだ逆球が多く、相手に狙い打たれることがあります。プロのスカウトの評価も高い身体能力ゆえの「将来性」を評価しているのでしょう。これから頑張って制球力を磨き、プロレベルにしなければいけません。

また、鷲宮の守備に一つ課題がありました。基本的な打球の処理は十分できていますが、浦和学院の4点目の場面(ランナー2塁からのヒット)で、レフトの返球がワンバウンドでなく、ゴロになってしまいました。前進守備でしたから、この場面はきっちりいい球を返してあげないといけません。タイミング的には十分アウトでしたから、いい球が返っていればキャッチャーも落球することはなかったはずです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

攻撃機能せず(7/27なでしこ対豪州)

2006-07-28 21:16:57 | レディース
テレビの前に座ったのが、前半20分だったので、オーストラリアの1点目はハイライト映像でした。あくまで参考程度の感想ですが、日本とオーストラリアの差は前線を生かす組織力と感じました。

永里や大野は、前線でボールを持っても、なかなか決定機にできません。大野のドリブルは面白い武器なのですが、相手DFを抜くには至りません。日本は3ボランチの慎重策でしたが、サイドのMFはあまり攻撃に出られず、澤とFW2枚に頼ってしまった印象があります。

永里のスペースに出る持ち味は、サイドからいいボールが出ないと生きません。昨年7月に西ヶ丘でオーストラリアに勝ったときは、安藤が右MFでした。澤のほかに、3枚(安藤、大野、永里)攻めの選手がいたのです。

この試合では、安藤はDFなので、どうしても思い切った勝負はあまりできません。サイドを崩して永里の得点感覚を引き出せなかったのは残念でした。澤も、体の大きいオーストラリアが相手では、フィジカルで全部勝てというのは無理な注文です。この澤の得点パターンもサイドからのクロスに合わせる形ですから、そういうサッカーができなかったのが敗因と思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甲府対浦和プレビュー

2006-07-28 20:53:24 | 浦和レッズ
浦和の次節の相手は、ホームゲームに強い甲府です。今年は甲府の試合は一度も生観戦していないので、テレビの印象に頼ります。甲府は昇格1年目ながら、カウンター主体の格下サッカーはしてきません。布陣は4-3-3で、強気に攻めてくるチームです。

ただ、浦和相手にボール支配率で上回れるかというと、そんなことはないと思います。強気のサッカーは志すものの、浦和のMF相手にボールを回され、押し込まれる時間が長くなると思われます。ただ、甲府にはバレーという切り札がいます。バレーはドリブラーで、マークについてくる相手を一人でちぎる可能性もあります。

しかし、バレーは190cmの長身の割にヘディングが強くありません。浦和が先に点を取ってしまえば、甲府のパワープレーは恐れる必要はないでしょう。浦和は達也が2戦連発しています。しかし、前節の大分戦では簡単なシュートを外す場面もあり、100%のコンディションではないです。

浦和のゴールは達也以外の選手、例えば出場停止明けの山田あたりから出そうな気がします。闘莉王のオーバーラップも何度も見られるでしょう。攻める浦和に守る甲府という展開になるでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

DFの勝利(7/26浦和対大分)

2006-07-27 20:03:27 | 浦和レッズ
昨日の大分戦、内容は決して良くなかったけど、守備で勝った試合でしょう。大分はシャムスカマジックと言われていますが、そのマジックの正体はダブルボランチです。大分はJリーグで唯一、ダブルボランチを両方外国人にしているチームですが、この両者(エジミウソンとトゥーリオ)のバランス感覚がいいです。

正直言うと、大分の最終ラインは決して強くないですが、この最終ラインをエジミウソンかトゥーリオのどちらかがフォローしてバランスを保っています。もう一人は、機を見て攻撃に参加する積極性もあります。普通、ボランチというと攻撃的なタイプと守備的なタイプに分かれ、この両者を組み合わせることが多いですが、エジミウソンとトゥーリオは両方こなせます。

ただ、ボランチが最終ラインに入るのが頼りということは、ボランチが攻撃に出ているタイミングでカウンターを掛けられると弱いことになります。浦和にとっては、前節の川崎F戦で数的不利で長い時間戦った疲労のあるこの試合は、カウンター主体の省エネサッカーをするのがいいように思えました。ただ、そのカウンターの精度が今一つで、トップ下に入った小野伸二はらしくないパスミスが見られました。

また、サイド攻撃が機能せず、三都主は相手右アウトサイドの高橋に完敗しました。浦和は闘莉王のオーバーラップが頼りという、ちょっと攻撃陣にとっては情けない展開になりました。達也は、決定機を2度外して、途中交代もやむなしかなと思えました。

後半、大分が高松に代えてラファエルを入れると、その懐の深いポストプレーで、浦和は劣勢になりました。ただ、山岸と坪井の頑張りで、何とかゴールだけは許しませんでした。その粘りと、交代させず使ってくれるギドの信頼に、何とか応えなければと、達也は思ったでしょう。それが、内舘を使ったワンツーに現れていました。スピードという意味では、大分のDFに勝っていた達也は、きっちりチャンスをものにしました。

最後に時間を稼がなければいけないときに、パスミスで相手に取られるなど、気になる点はありました。しかし、暑さの中、連戦で疲労している選手たちに横綱相撲を要求してはいけないでしょう。とにかく勝ってくれたことで、ワシントン不在の4試合で負け越すことはなくなりました。今は内容より結果でしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女版巻誠一郎(北本綾子)

2006-07-26 16:00:25 | レディース
女子サッカーの観戦歴という意味では、まだ4試合(生観戦のみ)と初心者の私なので、なでしこジャパンの試合を見るときは、男子で言えば誰に似ているだろうという目で見ます。さすがにDFまではまだ特徴がわかるほど見ていませんが、攻撃の選手は得点パターンやボールの呼び込み方で誰に似ているかはだいたい想像できます。

例えば、なでしこジャパンの女子大生エースの永里は、スペースを見つけだす感覚にすぐれ、いつの間にかフリーになっていることから大黒が一番近いように思います。大谷は、体ごとゴールの中に突っ込んでいける強引さと、大舞台での強さから鈴木隆行でしょう。

荒川は生では見たことがないのでわかりませんが、大野は小柄ながら切れのあるドリブルを見せるので大久保、澤はフィジカルの強さで強引にドリブルで突っ掛けていけることから中田英寿が近いと思います。安藤は日本人には同タイプがいないこともあり、クリスティアーノ・ロナウドかな?(いくらファンでもちょっと言いすぎです。すいません。)

そういう目で、浦和レッズレディースの北本綾子選手を見ると、最初はどういうタイプだかわかりませんでした。サイドに開いてドリブルを見せることもあれば、ポストプレーを見せることもあります。ただ、決して高さが武器の選手ではなく、シュートは足が多いです。

そんな疑問を持ちながら、テレビで見た日テレ・ベレーザ戦に答えはありました。北本は、後半立ち上がりのCKのチャンスに、相手DFとの接触をまったく恐れずに、飛び込んでいき貴重な先制点を得ました。このゴールを見て、思いついた名前は巻誠一郎でした。北本には巻のように圧倒的な運動量はないですが、負傷を恐れずに突っ込んでいけるプレーは、巻に担架はいらないと言われるほど接触プレーの多い日本代表FWを連想させてくれました。

しかし、やはり女性だから、肉体的強さは男性にはかないません。北本が見せる思い切ったプレーは、常に負傷と隣り合わせです。事実、北本は負傷交代することもたまにあります。浦和レッズレディースが優勝を狙うなら、北本のバックアップを育てておくのが必須条件でしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝青龍対白鵬(大相撲名古屋場所)

2006-07-25 22:14:24 | 他スポーツ
大相撲は、私が小学生のときから見ていて、さまざまなスポーツを見る私にとって最もファン歴が長いスポーツです。小学生のときに千代の富士が出てきて、貴乃花、朝青龍と3人の大横綱を見ています。(朝青龍も優勝17回だから、もう大横綱に入れてもいいでしょう。)

そんな私にとっては、この名古屋場所は重要な場所になるかもしれない場所でした。朝青龍のモンゴルの後輩、白鵬が横綱に挑戦する場所だったからです。白鵬が今、横綱になれば、朝青龍の単独天下にピリオドを打ち、白青(はくしょう)時代、もしくは一気に白鵬時代にもつながりかねない場所でした。

ちなみに朝青龍は好きな力士です。千代の富士を彷彿させる豪快な取り口と、モンゴル相撲の技を合わせ持っているからです。ただ、いつまでも朝青龍一人が優勝し続けるのは面白くないという気持ちもあり、今場所は白鵬を応援する気持ちで見ていました。しかし、場所が始まると、白鵬は初日に黒星を喫し、早々と2敗。対する朝青龍は初日から連勝を続け、とうとう千秋楽を待たずに優勝が決まってしまいました。

この両者の対戦は千秋楽に組まれていたため、消化試合になってしまったのは残念でした。しかし、直接対決で朝青龍に勝てば、ひょっとすると横綱昇進の目もあるかもしれない白鵬は、この一番に気合いを入れていました。両者四つ相撲で、変化はあまりない力士だから、立ち合いで四つに組むのは予想通りでした。

ただ、主導権を握ったのは朝青龍の方でした。十分にまわしを引いて、吊りで白鵬を撹乱する芸も見せました。しかし、入門当初の65kgから、今では150kg近い体重を誇るようになった白鵬は、そう簡単には寄られない重さを身につけていました。最後は苦しくなった朝青龍がもろ差しに巻き替えたところを、白鵬は外四つの両上手を引き付けて寄り、最後は寄り倒しで朝青龍を破りました。

確かに、消化試合で朝青龍のモチベーションが低かった面は否定できませんが、白鵬に時代を動かすポテンシャルがあることは証明されました。今場所後の横綱昇進はなりませんでしたが、来場所以降、朝青龍対白鵬の一番が見逃せなくなったのは間違いありません。白青時代、きっと来るだろうと思わせてくれました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

肉体対技術(7/23なでしこ対中国)

2006-07-24 20:44:28 | レディース
現在、オーストラリアで女子W杯の予選を兼ねた女子アジアカップが行われています。アジアの出場枠は中国を除いて2.5で、開催国の中国は自動的に出場が決まっています。そのため、アジアのトップレベルの国である日本、韓国、北朝鮮、オーストラリアの事実上4ヵ国で、2.5枠を争うことになります。

1次リーグで日本の入った組は比較的楽な組で、ベトナム、台湾という格下と中国が同じ組です。仮に中国に敗れても、ベトナム、台湾に勝てば事実上準決勝に行ける組です。もう一つの組は、北朝鮮、オーストラリア、韓国の中から1チーム消える組で厳しいから、組み合わせの幸運は喜ぶべきです。

予想通り格下から2勝を挙げた日本は、リーグ最終戦で中国と対戦しました。勝っても負けても準決勝には行ける試合ですが、長年勝てなかった中国相手の勝利は日本女子サッカー界にとっては悲願です。この試合、日本は本気で勝ちに行きました。ただ、やはり中国を格上と考えて、中盤を3ボランチにしてきました。

予想通り、中国は強かったです。といっても、男子W杯で日本と対戦したブラジルのような、技術的にまったく太刀打ちできない相手ではありません。足元の技術なら、日本のエース澤の技術の方が上でした。ただ、9年間中国に一勝もできなかったというのには、何か理由があるはずです。

それは中国のサッカーを見ていればわかりました。170cm台の長身FWを並べ、トップ下までゴール前に上げて、アーリークロスやロングボールでひたすら競って勝つサッカーが中国のサッカーでした。以前の日本なら、体力が続かず中国にゴールを割られてしまうところです。

ところが、アテネ五輪の活躍で日本サッカーの環境が良くなっていることもあり、なでしこたちは体力面でも粘りを見せました。DFは体をつけてフリーで打たせず、ボランチはこぼれ球を拾おうと必死の運動量を見せました。

その結果勝つことができましたが、唯一のゴールがセットプレーだったこと、日本のFWがなかなかボールをキープできなかったことを考えると、まだまだ中国を上回ったというのは早いでしょう。ただ、中国が今の力任せのサッカーをしてくる限り、技術に向上を見せる日本が中国を抜く日は来ると思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする