Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

練られている浦和対策(5/31神戸対浦和)

2008-05-31 22:07:10 | 浦和レッズ
試合は1-2で敗れましたが、浦和にも何点か明るい要素はありました。その中での最大のものはポンテの復帰です。ポンテが前を向いてボールを出せば、さすがと唸らせるパスは今でも十分出てきます。たまたま、決定機を受けた選手が本来SBの高校生の高橋峻希君だったため、決まりませんでしたが、本職のFWなら十分ゴールできそうなプレーでした。

ただ、コンディションは100%ではないことはエンゲルス監督も承知の上で使ったことは明らかで、欧州サッカーではありえないような、「途中出場のMFがピッチの上をのんびり歩いている」というプレーもありました。ポンテは目標は約1ヶ月後の柏戦(6/28)のはずなので、そこに合わせてくれれば十分とみます。

また、不振で代表を外され、失意の中浦和に戻ってきた高原にゴールが生まれたこともいいニュースです。田中達也のトラップミスが相手のクリアミスで流れてきた、ラッキーなゴールでしたが、それでも積極的にボールに絡み、エジミウソンや田中達也の近くでプレーしようという気持ちは伝わってきました。

ただ、この試合の結果は敗戦です。その理由として考えられるのが、浦和対策が相手に十分に練られていることです。去年は引いて守って対策を立ててくることが多かった相手チームですが、今年はナビスコ杯で京都が3トップで浦和相手に2点差を追いついた試合を参考に、3トップと2トップを時間によって使い分けてくる相手が増えました。

以前、ここに3トップの相手は3バックでは守り切れないということを書いたことがありますが、今まではそういう強気な手を打ってくるチームは少なかったです。しかし、京都が通用したならうちもと、すっかり相手に覚えられたようです。

それでも、後ろに強いタイプのアウトサイドの平川、山田で両サイドを固められればある程度対応も効くのですが、平川は骨折、山田は選手が足りない為ボランチ起用でした。岡野、相馬の両サイドでは、当然後ろが弱いことは相手も十分研究済みでしょう。今日は内舘にボランチと最終ラインを出たり入ったりさせて対応しましたが、1ボランチの山田がボールを落ち着かせられず、すっかり浦和苦戦の流れになってしまいました。

また、カウンターを食らうと3バックしか残っていないというのも浦和の弱点です。決勝点はそうやって入れられましたが、平川が戻ってくれば解決する問題なので、たまたまナビスコ杯だったから良かったと思うことにします。
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ナビスコ神戸戦プレビュー

2008-05-30 20:41:55 | 浦和レッズ
ナビスコ杯の予選突破がほぼ絶望になったため、忘れている方もいらっしゃるでしょうが、明日浦和はアウェーで神戸と対戦します。今の浦和は平川と三都主の負傷で、両アウトサイドの選手が決定的に足りず、前節は岡野を右アウトサイドで使いましたが、マギヌンに対する守備では全然機能していなかったようです。

ただ、ほぼ予選突破がなくなったことで、思い切った若手の起用が可能になりました。右アウトサイドは高校生の高橋でも面白いかもしれません。山田直輝や原口元気ら、ユース組をスタメンで出して思う存分やらせる好機でしょう。また、U-23代表組は昨日3位決定戦のコートジボワール戦を終えたばかりなので、神戸戦には間に合いません。6/8の最終戦で、エスクデロあたりには大暴れを期待したいです。

対戦相手の神戸は、代表組は大久保一人ですが、だいぶ控えを厚くする補強をやっていますから、そんなに戦力は落ちないと思います。松橋(前大分)や須藤(前甲府)あたりが出てきそうですが、二人とも前所属チームでは結構活躍した選手です。

また、左サイドのアタッカーの古賀誠史もいい選手で、浦和守備陣が比較的苦手にしているドリブル突破を武器にしています。ただ、神戸はCBにこれといった選手がおらず、守備は比較的弱いと思っています。エジミウソン、田中達也が本来の調子で前線を動き回ってくれれば、十分勝機はあると思いますし、そう簡単に神戸に決勝トーナメントへ行かせないぞという意地も欲しいです。
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日曜の結婚式

2008-05-30 18:17:05 | 雑記
顔がばれないように、後ろから撮った写真なので、あまり良い写真ではありませんが載せます。

日曜にブログが更新できなかったのは、東京の明治記念館に友人の結婚式に行っていて、ちょっと飲み過ぎたためです。年齢的に結婚式に呼ばれる回数も少なくなってきましたが、やはり良いものです。

新郎は、オリエンテーリングのトップレベルの選手として、名を馳せた存在でした。自らの大学を、リレーの選手として、2度日本一に導いています。中学時代の陸上経験から、もともと持っている能力の高かった彼は、2年生を迎えたあたりで一気に大学のトップレベルに上ります。

2年生で初めて出たインカレリレーでは、第3走者で出ましたが、2走のエースが作った貯金を守り切る、プレッシャーのかかる場面でした。しかし、当時の監督は、トップを守らなくてもいいから、逆転可能なタイム差で帰ってきて欲しいという指示を出していました。気楽に走って欲しいという親心もあったでしょう。

しかし、初めての大舞台だった新郎は、ここで監督の期待以上の大仕事をやってのけます。きっちりエースの貯金を守り切り、リードを保ったままアンカーにつなぎます。アンカーは差を詰められましたが、何とか逃げ切って優勝し、うれしくなった私は新郎の足のあたりをつかんで胴上げをした記憶があります。

3年のときは新郎はエース格に成長し、横綱相撲で大学選手権連覇を果たすのですが、私の印象に強く残っているのは、若さの勢いで登っていった2年のときの方が強いです。その後は社会人を含めたオリエンテーリング界全体でも、日本を代表する選手に成長しました。

もちろん、新郎はオリエンテーリングが速いだけの人間ではありません。いつも会うと感心するのが、その科学技術に対する関心の高さです。いつも、どういう研究をしているかが、彼との会話のネタになります。それだけ広い分野に話題を合わせられるのですから、きっと将来は会社を背負っていくような人になるでしょう。

今回の結婚では、富士山の五合目でプロポーズするような粋なこともやっていますから、そんな気持ちのゆとりを持って、今後の人生の幸せと活躍を願っています。
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フラット3の原風景(1997年トヨタカップ)

2008-05-29 20:05:56 | ワールドサッカー
1997年当時、フランスW杯予選で当時の加茂監督が中東対策で3バックを導入したとき、3バックは守備的という意識がありました。リベロの井原は常に最後尾に構え、その前にいるストッパー二人は相手FWにマンツーマンでつきました。従来の4-4-2から3-5-2に変える際に、攻撃的MFを一人下げてDFを入れたのですから、なおさらそう思います。

そんな意識は、のちのトルシエ監督のフラット3で、一気に塗り替えられるのですが、その前に1997年のトヨタカップで見たドルトムントも、守備的でない3バックとして印象的でした。もともと3-5-2は、ドイツ代表がW杯で初めて世界レベルに進化させた戦術で、両アウトサイドの攻撃参加の数が4-4-2より増やせるというのが売り物の戦術でした。

しかし、日本に導入されると、両アウトサイドが守備的になってしまい5バックのようになってしまいました。そのため、3バックのドルトムントも、リベロのザマーが負傷でいなかったこともあって、守備的なチームと思っていました。

しかし、ドルトムントの3バックは、トルシエ監督のフラット3を一足先に見たようなインパクトがありました。まず、リベロのファイアージンガーの位置が高く、最終ラインを浅くキープしていました。両立しないと思っていた、3バックとコンパクトな中盤を見事に両立させていましたし、オフサイドも積極的に取りに行っていました。

また、3バックはDF同士で役割を入れ替えないという私の先入観も塗り替えられました。アウトサイドが下がってストッパーの位置に入って、逆サイドのストッパーを攻撃参加させたり、ストッパーとリベロが役割を入れ替えてサイドへ行ったりと、流動的な最終ラインでした。

当時の対戦相手のクルゼイロ(ブラジル)は、トヨタカップの1試合限定で他チームから3人の選手を掻き集めた急造チームでした。そのため、一糸乱れぬ組織力を見せたドルトムントの前に、有効な攻撃の形を作れませんでした。

当時のドイツ代表MFのアンドレアス・メラーがいた攻撃陣も豪華だったチームでしたが、今覚えているのは守備のことばかりです。のちに、トルシエ監督がワールドユースでフラット3の完成型を見せたときに、この日のドルトムントを思い出しました。
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試合巧者(5/27日本対パラグアイ)

2008-05-28 20:47:48 | ワールドサッカー
平日夜、しかも親善試合のテレビ観戦だと、どうしても眠気をこらえるのが大変なので、最後までしっかりとは見ていませんがパラグアイ戦の感想です。まず、立ち上がりはパラグアイの出方を見てみましたが、慎重に自陣に引いて相手の出方をうかがうプレーでした。

どうやら、パラグアイはアウェーの戦い方を練習したかったようで、慎重策で後半に勝負を持ち越せるかがテーマだったようです。プロのレベルなら、4バックをしっかり守備専念にしてこられると、相手は次第に打つ手がなくなってきます。前半の日本のボールキープ率は高かった割には決定機が少なかったのはそのためです。

ただ、パラグアイがマークしていない意外な選手のオーバーラップは効きました。それは左SBの長友佑都選手で、スピードがあるので、パスの質が上がれば上がるほど、良いプレーができると思います。ただ、パラグアイの中盤の寄せは速く、日本のシュートチャンスには必ず一人は詰めていました。

その結果、試合はパラグアイの狙い通りに後半勝負に持ち込まれます。この後が、さすが南米の試合巧者と思わせる試合運びで、日本のプレッシングサッカーが90分もたないことに気付いていたのか、後半の途中から前目のプレスを掛けてきました。動きの落ちた日本はこの作戦に対応しきれず、どうしても苦し紛れのバックパスが多くなってきました。

引くときと、プレスを掛けるときを使い分けられるのは、さすが南米の強豪で、最初からプレスを掛けて途中から動きが落ちる日本とはまだまだ格の違いがあるように感じます。しかし、このまま相手にゴールを許さなかったところはこの試合の収穫です。

パラグアイはセットプレーでもいいボールを入れてきましたが、楢崎がよく止めてくれました。オマーンとのアウェー戦を考えたら、スコアレスドローを狙いに行かなければならない場面も考えられます。しっかり相手をゼロで抑えておいたことは、きっと今後につながると思います。

昨日の試合で印象的だったのは寺田です。上がる闘莉王の後ろのカバーが主な役割でしたが、体の使い方もうまく、ヘディングでも決して負けていませんでした。中澤と闘莉王の存在もあってレギュラーという訳にはいかないでしょうが、バックアップとして信頼感は得たと思います。
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第二の平川(長友佑都)

2008-05-27 21:55:11 | 他チーム
今日は、パラグアイ戦の即日更新は勘弁していただき、先日のコートジボワール戦で代表デビューした長友佑都選手の話題をします。長友は、現在明治大学の4年生ですが、おそらく単位取得のメドが立っているのか、今季からFC東京とプロ契約を結んでいます。

そんな長友を初めて見たのは、昨年の五輪予選の消化試合のマレーシア戦でした。当時は右SBでスタメンでした。反町監督が強化指定選手でない大学生に目をつけているあたり、日本の情報量はすごいと思いました。しかし、長友はプレーでも十分アピールしました。右SBでも左SBでもプレーできる器用さと、弾丸のように思い切り飛び出していける推進力が売り物でした。

このプレーを見たとき、浦和サポの私にとっては、思い出した名前は平川です。平川も左右両方のサイドでプレーでき、スピードがあって切れのある動きをします。ただ、平川は大学を卒業した当初は、右しかできない選手でした。当時のオフト監督が左にコンバートして左もこなせるようになりましたが、左足のダイレクトクロスは苦手で、右足に持ち替えてクロスを上げていました。

今は平川も両足でクロスを上げられる選手になりましたが、長友の価値は、平川が29歳でたどり着いた境地に、21歳の今、既に到達していることです。両者を比較すると、運動量と前への仕掛けは長友が上、自陣に帰るスピードなら平川が上と少しカラーの違いはありますが、長友の将来性ならその弱点は近いうちにカバーするでしょう。

長友を五輪予選で見たときは、「左右両方ができるなら、登録人数が限られる五輪本大会では貴重な控えになる」と思っていましたが、本田圭佑や水野より先にA代表のポジションを奪うということになれば、五輪は当然主力ということになるでしょう。体力には自信のあるタイプですから、W杯予選と五輪の掛け持ちはおそらく大丈夫でしょう。

FC東京での長友も、Nack5スタジアムで一度見ましたが、やはり前に強いところを見せていて、味方シュートのこぼれ球を拾ってゴールまで決めていました。これから大いに注目されることは確実ですから、あとは左足のクロスの精度を高めて、オマーン撃破に貢献して欲しいものです。
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パラグアイ戦プレビュー

2008-05-26 20:32:37 | ワールドサッカー
明日はキリンカップの第2戦、日本対パラグアイ戦です。コートジボワールに勝った日本は、キリンカップの優勝のためには引き分け以上が必要です。しかし、キリンカップの優勝には、国際的にはあまり意味はありません。

むしろ、日本はドイツW杯に出場したコートジボワールにもパラグアイにも勝ったという事実を示せば、オマーンを恐れさせることができるでしょう。それを考えるとパラグアイ戦も勝っておきたいです。

ただ、パラグアイには、サンタクルス、バルデスらのお馴染みの名前はなく、国内組主体のメンバーです。しかし、そんなパラグアイも馬鹿にはできません。毎年、南米のクラブ選手権(リベルタドーレス杯)を見ていると、ブラジルやアルゼンチンのチームばかりが勝っている訳ではありません。

パラグアイにも、広山がかつて在籍した、セロ・ポルテーニョや、2002年のトヨタカップに出場しているオリンピアなど、南米でも上位が狙える強豪があります。そのため、パラグアイはW杯南米予選への新戦力発掘の場と、位置付けているでしょうが、想像以上に強い可能性はあります。

パラグアイは、かつてはGKチラベルトで有名なチームでした。日本のテレビ番組にいろいろと出演したことの方が有名かもしれませんが、チラベルトはパラグアイの堅守を支えた、最後の砦でした。

1998年フランスW杯では、ベスト16でのちに優勝したフランスを相手に、延長までもつれ込む熱戦を演じました。2002年の日韓W杯でも、ベスト16でドイツ相手に接戦を演じています。そんな、堅い守備からのカウンターを、今回の試合でも狙っているでしょう。

南米のチームは、毎回ブラジルやアルゼンチンと予選で2回ずつ当たるので、強豪相手に戦うための何らかの工夫があるでしょう。残念ながらテレビ観戦ですが、そんな一端がわかればいいなと思います。
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プレッシングサッカー(5/24日本対コートジボワール)

2008-05-24 22:36:58 | ワールドサッカー
今日のコートジボワール戦は、名古屋開催だったため、テレビ観戦でした。岡田監督の予想では、コートジボワールは中盤でつなぐ日本とよく似たサッカーをやってくるので、プレスの掛け合いになると言っていました。コートジボワールの象徴のドログバやトゥーレ兄弟はいませんでしたが、アーセナルの右SB、エブエはいました。

試合は本当に中盤対決で、日本のパスミスは素早くコートジボワールが拾う、逆にコートジボワールのミスは日本が取り返すという目まぐるしい展開でした。スタンドにいたらメモを取っている暇がないだろうなというスピーディーな試合です。

ただ、前半は日本の方が走り勝っていて、日本のミスを素早くリカバーして、きっちり闘莉王や中澤へのバックパスに逃れています。FWの大久保すら、守備に帰っていい動きをしていました。その走り勝ちから生まれたのが先制ゴールで、今野のスルーパスから長谷部が右サイドを抜け出し、そのクロスに玉田がダイレクトで合わせる難易度の高いシュートを決めています。

そんな緊迫感は、前半の終わりあたりから日本の足が止まったことで、いつコートジボワールに同点ゴールを決められるかという変な緊張感に変わります。日本の攻撃は大体長友か遠藤のところで止まってしまい、前線にはボールが入らなくなりました。逆にエブエあたりは得意のドリブルで日本陣内に侵入し、闘莉王や中澤が辛うじて止めるというシーンは何度もありました。

初めてではないはずですが、めったに見たことはなかったコンビで、意外と合っているなと思ったのが、闘莉王と中澤のCBコンビです。普通に考えたら二人とも高さとパワーのタイプで、サッカーでは同タイプは合わないとよく言われますから、合わないのではと思っていました。

しかし、この二人はストッパーの動きもリベロの動きも両方できます。一人が相手FWに当たっているタイミングでは、もう一人は冷静に後ろをしっかりカバーしています。一見危険に見える、相手シュートをDFが体に当てて止めた場面は必然でもあったのです。闘莉王に怪我が多いので、無事に3次予選の最後までこのコンビが持ってくれることを期待したいです。

ただ、結果は1-0で勝ちましたが、内容は先に足が止まるなど課題が多く、オマーンに確実に勝つにはリードした試合をいかに運ぶかという点が多少心配ですが。
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琴欧洲初優勝(大相撲夏場所)

2008-05-24 18:36:39 | 他スポーツ
まだ千秋楽が一日残っていますが、琴欧洲の初優勝がちょっと嬉しいので、見たそばから記事にします。先日も話題にしましたが、琴欧洲は力士なら誰でもうらやむ長身の体と、ブルガリアでのレスリング経験をひっさげて、2002年に佐渡ヶ嶽部屋に入門します。当時の親方は先代の元琴桜でした。

出世は順調でした。一気に幕下までたどり着き、後にもライバルになる稀勢の里(当時萩原)と優勝を争い、二人で第二の曙、貴乃花時代を築くのではと期待を集めていました。十両も幕内もあっという間に通り過ぎ、気がつけば大関が手に届くところまで来ていました。

朝青龍に星二つの差を付けて、優勝確実といわれた場所もありましたが、そこからまさかの連敗で逆転優勝をさらわれます。しかし、この活躍で大関にはすぐなれました。初優勝も目前と誰もが思いました。しかし、大関に昇進してから、膝を痛めてしまいます。

師匠からは休場を勧められましたが、無理に強行出場して何とか勝ち越すことはできましたが、その後からだのバランスを崩す要因になります。大関昇進後の成績は、10勝が最高と決して強い大関といえる成績ではありませんでした。琴欧洲と対戦する力士は、その長身を折り曲げてくるバランスを何とか崩そうとして、左右に動き回り、琴欧洲は土俵に這うことも目立ちました。

しかし、苦しみながらも勝ち越していた琴欧洲は、先場所ついに途中休場してかど番になってしまいます(修正:通算二度目だそうです)。これが転機になるのだから相撲はわかりません。琴欧洲の長身があれば、左を深く差せば相手の上体は伸びてしまいますし、上手を取って引き付けても強い腕力を持っています。

今場所、朝青龍、白鵬を連破した相撲は圧巻でした。朝青龍戦は左上手を引き付けて外四つで寄り切り、白鵬にも右上手からの攻めで快勝しました。朝青龍や白鵬が相手ではまだ力の差はあるのではと思っていましたが、今場所の琴欧洲は自らの体を生かして、上手を引き付ける「大きな相撲」に徹しました。

この優勝が、眠っていた才能が開花するきっかけになりそうな気がします。相撲はやはり力の強い力士が勝つようにできていますから、朝青龍や白鵬が相手でも、がっぷりに組んで力比べに持ち込めば十分勝機ありです。次は横綱を目指すことになりますが、立ち合いの踏み込みに気をつけて、また「大きな相撲」を取って欲しいものです。
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コートジボワール戦プレビュー

2008-05-24 09:56:09 | ワールドサッカー
更新が間に合わず、試合当日になってしまいましたが、コートジボワール戦のプレビュー記事です。コートジボワールの来日メンバーを見ると、予想通り欧州CL決勝に出場していたドログバはおらず、注目のトゥーレ兄弟もバルセロナ所属の弟が負傷で参加できず、アーセナル所属の兄(K.トゥーレ)のみの参加でした。

コートジボワールは、木曜にニッパツ三ツ沢球技場でパラグアイと対戦して1-1と引き分けています。しかし、K.トゥーレはこの試合を負傷欠場しています。日本戦にも間に合うかどうかは微妙なところです。それでも、コートジボワールのメンバーは国内組はサブGK一人で、あとはほとんど欧州組です。

監督のコメントでは「主力が5,6人いない」と言っていますから、半分くらいはそれなりのメンバーが揃っているものと思われます。また、アフリカの国は、協会の資金力の都合もあって、なかなか親善試合を経験できず、代表チームとしての実戦が不足しているケースが多々見られます。

そのため、貴重な強化試合として、日本戦に賭ける気持ちは強いものと思われます。ただ、コートジボワールのハリルホジッチ監督は、フランスリーグのリール、パリSGなどを率いていた監督ですが、「フランスリーグでプレーしていた松井しか知らない」といい、日本の情報はほとんど持っていないと自ら認めています。

そのため、日本が早い時間で予想外の動きを見せれば、相手は相当戸惑うものと思われます。キックオフのときだけ3バックにして、すぐに4バックに変えるとか、そういう陽動作戦が通用する相手かもしれません。
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