最近はギリシャのレーハーゲル前監督が71歳で南アフリカW杯を率いるなど、頑張るベテラン監督は多くなってきました。今回の欧州選手権では元イタリア代表監督の実績がある73歳のベテラン、ジョバンニ・トラパットーニ監督がアイルランドを率いて本大会にやってきたのは驚きました。
トラパットーニはユベントス(イタリア)、フィオレンティーナ(イタリア)、バイエルン(ドイツ)の監督を歴任した実績十分の監督です。私がワールドサッカーを熱心に見ていた当時はフィオレンティーナの監督でしたが、フィオレンティーナの象徴的存在のバティストゥータ(以下バティ)をうまく使った采配をしていました。
トラパットーニ自身がフィオレンティーナとの契約条件にバティのチーム残留を挙げたほどで、確かにコンスタントに得点王争いに絡めるバティレベルの選手はそう簡単には見つからないでしょう。
フィオレンティーナではバティはいいボールがくるのを待っていいことになっていて、ポジショニングの良さでフリーになり次々弾丸シュートを打ち込むのはフィオレンティーナの攻撃が機能している証明でした。
しかし、財政的に豊かとは言えないフィオレンティーナがトラパットーニのような名将をいつまでも手元に置いておくのは不可能でした。トラパットーニはイタリア代表の監督になり、2002年のW杯でアズーリをどこまで引き上げてくれるか期待していましたが、ベスト16で韓国代表に敗れ大会を去ります。
この敗戦でトラパットーニは終わったと思っていました。クラブチームでの監督歴、最後は代表監督なら格好良い去り方です。しかし、トラパットーニは2010年南アフリカ大会を目指すアイルランドの監督になって帰ってきました。
しかも、トラパットーニの率いたアイルランドは、W杯予選で10戦無敗の好成績を残します。ただ、このときはくじ運が悪すぎました。同じ組にイタリアがいたので、アイルランドは2位になりプレーオフに回り、プレーオフの相手はフランスとついていなかったアイルランドは惜しくも予選で消えます。
もっとも、この成績は協会は評価したらしく、トラパットーニは今回の欧州選手権に予選を勝ち抜いて出てきました。本大会こそイタリア、スペインの組で結果は出せませんでしたが、アイルランドのチーム力を考えればブラジルW杯は十分狙えるので、再挑戦があるかどうか期待しています。
トラパットーニはユベントス(イタリア)、フィオレンティーナ(イタリア)、バイエルン(ドイツ)の監督を歴任した実績十分の監督です。私がワールドサッカーを熱心に見ていた当時はフィオレンティーナの監督でしたが、フィオレンティーナの象徴的存在のバティストゥータ(以下バティ)をうまく使った采配をしていました。
トラパットーニ自身がフィオレンティーナとの契約条件にバティのチーム残留を挙げたほどで、確かにコンスタントに得点王争いに絡めるバティレベルの選手はそう簡単には見つからないでしょう。
フィオレンティーナではバティはいいボールがくるのを待っていいことになっていて、ポジショニングの良さでフリーになり次々弾丸シュートを打ち込むのはフィオレンティーナの攻撃が機能している証明でした。
しかし、財政的に豊かとは言えないフィオレンティーナがトラパットーニのような名将をいつまでも手元に置いておくのは不可能でした。トラパットーニはイタリア代表の監督になり、2002年のW杯でアズーリをどこまで引き上げてくれるか期待していましたが、ベスト16で韓国代表に敗れ大会を去ります。
この敗戦でトラパットーニは終わったと思っていました。クラブチームでの監督歴、最後は代表監督なら格好良い去り方です。しかし、トラパットーニは2010年南アフリカ大会を目指すアイルランドの監督になって帰ってきました。
しかも、トラパットーニの率いたアイルランドは、W杯予選で10戦無敗の好成績を残します。ただ、このときはくじ運が悪すぎました。同じ組にイタリアがいたので、アイルランドは2位になりプレーオフに回り、プレーオフの相手はフランスとついていなかったアイルランドは惜しくも予選で消えます。
もっとも、この成績は協会は評価したらしく、トラパットーニは今回の欧州選手権に予選を勝ち抜いて出てきました。本大会こそイタリア、スペインの組で結果は出せませんでしたが、アイルランドのチーム力を考えればブラジルW杯は十分狙えるので、再挑戦があるかどうか期待しています。