Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

大宮戦プレビュー

2007-08-31 20:57:03 | 浦和レッズ
週2試合だと、中2日の日程では毎日レッズのことを書くことになりますが、ご勘弁ください。明日は浦和は埼玉スタジアムで大宮と対戦します。順位から見れば、首位の浦和に対し、大宮は下から2番目の17位ですから、このゲームは確実に勝ち点3が欲しいです。

しかし、大宮との前回の対戦は1-1で引き分けています。この引き分けの原因は比較的はっきりしていて、オジェック監督のスタメン選考のミスでした。大宮の4-1-4-1の1ボランチに入る斉藤が、きっちりポンテの得意なエリアを消しました。これで、苛立ったポンテは下がり始め、浦和の攻撃はロングボールが多くなってしまいました。

闘莉王を前線に上げるパワープレーで何とか同点に追い付きましたが、負けた川崎F戦より内容の悪かった、今季最悪の試合でした。しかし、今はポンテもサイドに流れてボールをキープできますし、絶好調の平川のサイド攻撃も期待できます。あの当時とはチーム状態がまったく違い、同じような試合になることはないと思います。

また、大宮は引き気味に戦ってくるチームですから、ボランチの位置では楽にキープできると思います。こういう状況に向いているのは小野伸二です。引き気味の位置から、ゆっくり前を見て、敵の急所をえぐるパスが出せれば、浦和優位に試合を運べるでしょう。小野伸二のコンディションがどこまで回復しているかにもよりますが、是非見たいオプションです。

大宮に良い材料を探すと、FWに人材がいなかった大宮にとって、デニス・マルケスの突破とシュートは高いレベルにあります。少し後ろから出てくるシャドーストライカータイプの選手で、浦和はボランチが付くのか、DFが付くのか、はっきりさせておきたいところです。大宮は監督が佐久間新監督に代わっていて、采配の癖を読まれていないのも有利に働くかもしれません。
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攻守補完(8/29神戸対浦和)

2007-08-30 20:35:52 | 浦和レッズ
昨日の試合は、前半を見る限りでは神戸の方が狙い通りに試合を運んでいました。いろいろなチームが取ってくる浦和対策と同様、浦和の両アウトサイドを消しにきました。特に平川のサイドは、相当警戒していて、右SBの石櫃の他に、右MFの朴康造かFWのレアンドロが守備に帰っていました。

前節のFC東京戦で、浦和に勝つには運動量で上回るのが有効と、原監督のゲームプランがヒントになりました。ただ、浦和はサイドを消されても、相手の速い攻撃を3バックがきっちり止められれば、何の問題もないところでした。しかし、この日の3バックは、ちょっと呼吸が合わず、ちぐはぐなプレーが目につきました。

スルーパスで坪井と闘莉王が置いて行かれて、大久保に決定的なシュートを浴びたり、堀之内がレアンドロにかわされてドリブルを許したりしています。ただ、浦和はポンテ、田中達也、永井らの個人技でシュートに持っていけます。平川のクロスで永井がゴール前でフリーになった場面は決めておきたかったですが。

しかし、神戸は4バックの他に、攻撃の選手を守備に加勢させてバランスを保っていたので、この運動量は90分もたないような気がしました。どこかで神戸の動きが落ちたときがチャンスだと思っていました。そのチャンスは意外と早くきました。

田中達也が、相手DFに付かれている状況で、強引なミドルシュートを打ちました。これは相手の意表を突くプレーでした。清水戦で、相手DFは田中達也を完璧に封じましたが、遠めでは持たせておいて、DFラインの近くで厳しく寄せるという守備をしていました。

田中達也がミドルシュートを打つということは、この手が効かなくなるということを意味します。今後に大きな意味を持つ、ゴールになったことと思います。2点目のCKは、相手DFの間を抜けた、ラッキーな面もありますが、きっちり折り返した堀之内はいい仕事をしました。

ただ、3バックの出来はいいとは言えず、最後も変な失点が気になります。しかし、全試合良い内容で勝つことは不可能ですから、この日は攻撃陣が頑張って守備陣の出来の悪さをカバーしました。悪くても、どちらか一方がカバーできる関係が続けば、これからも勝ち点を拾っていけるでしょう。
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ローマの思い出

2007-08-29 18:17:01 | 雑記
今日は平日夜の試合ですので、即日更新は勘弁して頂いて、書き溜めた過去のネタで失礼します。神戸戦の話は、明日する予定です。

しばらく海外に行っていない私ですが、セリエAを見にいったついで?に観光したローマは印象に残っています。イタリアは、南に行くほど物騒な街になるというイメージがありますが、以前行った北部のミラノと比べるとやはりローマは怖い街でした。

ただ、怖いのは、街中をうろうろしている怪しげな一部の人だけで、人の多いところさえ気をつけていれば、強盗などがいる訳ではないので大丈夫です。ただ、それでもリュックサックを前に持ったり、空のウエストポーチをダミーで持ったりなどの対策は打ちましたが。

ローマは紀元前から続く、世界帝国の古都として有名な存在です。映画のローマの休日に出てくる、スペイン階段や真実の口などが有名ですが、私がローマで一番印象に残ったのは、神殿の跡と言われる、フォロ・ロマーノです。ローマは、古い街に土を埋めて新しい街を作っているので、地下を掘ればどこでも遺跡が出てくると言われています。

そのため、このフォロ・ロマーノは歴史的に貴重な遺跡のように見えるのですが、無造作に転がされています。確かに、神殿の跡で柱が建っているところは、記念写真を撮るには絶好の場所ですが、私の印象に残ったのは、疲れて腰を掛けた四角い石が、実は神殿の一部だったことです。

ちゃんとラテン語の文字も刻まれていますが、ローマは歴史的建造物が多すぎて、そんなものまでは調べないのですね。これが数千年の古都の奥の深さかと思いました。また、古代ローマの遺跡では、有名なコロッセオも行っています。コロッセオは、今の日本の建物に例えるなら、日本武道館です。

格闘技を、このスタンドに満員の観衆が詰め掛けて、食い入るように見ていた姿を想像すると、サッカー観戦に出かける現代の私たちにも相通じるものがあると思いました。イタリアンコーヒー(カプチーノ)は、町中なら喫茶店がたくさんあって、どこでも飲めました。

しかし、イタリア独特の面白い文化で、立って飲むと50円、椅子に座って飲むと300円という価格差がありました。要は客の回転を早くしたいのでしょうが、それなら貧乏性の私は50円を選択してしまいます。誰も座っていない店内を見て、この椅子、何のためにあるの?と感じていました。
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神戸戦プレビュー

2007-08-28 20:50:49 | 浦和レッズ
週2試合は、選手が一番大変ですが、サポーターにとっても常に試合を追う必要があって、忙しく感じます。

明日はアウェーの神戸戦です。会場は新しいウイングスタジアムではなく、古い神戸ユニバー記念競技場です。神戸ユニバーは巨大なスタジアムで、神戸の観客動員力を考えたら大きすぎるスタジアムに感じます。選手は、埼スタと違って、まばらな声しか聞こえないスタジアムに違和感を覚えるかもしれません。

前節で負傷交代した闘莉王は練習に参加しており、神戸戦には出るでしょう。坪井の負傷も治ったようで、ワシントンを除くベストメンバーが揃う試合になりそうです。前回の神戸戦は、6/20の駒場で、復帰した田中達也が敵陣をかき回す完勝でした。しかし、そのときにいなかった選手が一人、神戸に加わっています。

それは、浦和から移籍したばかりの酒井です。J1同士の移籍の場合、前所属チームが不利にならないようにするため、古巣相手の試合には欠場する契約もありうるので、酒井が確実に出るとは言い切れません。しかし、出てくれば、神戸の弱点だった守備的ボランチが埋まることになります。そのため、田中達也の絶妙なポジショニングをもう一度というのは期待できないかもしれません。

神戸というチームは、駒場では発揮できませんでしたが、攻撃的なチームです。ドリブルで仕掛けるレアンドロ、泥臭く体を張ってチャンスを作る近藤、MFへのコンバートで逆に得点感覚が復活した大久保といい選手がいます。点の取り合いなら相手の望むところでしょうから、浦和としては相手の攻撃を確実に抑えて、ロースコアの展開に持ち込みたいです。好調な平川のクロスで、田中達也にピンポイントで合わせたいところです。
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右に追いついた左(平川忠亮)

2007-08-28 19:15:50 | 浦和レッズ
二試合連続、2アシストという旬の人、平川忠亮選手の話をします。平川は、2002年にユニバー金メダルの実績を引っ提げて、同期の坪井、堀之内らとともに浦和に入団しました。大卒選手の条件として、即戦力になることが求められますが、平川は最初の年から試合に出ています。

しかし、右サイドが本職の平川に与えられたポジションは左アウトサイドでした。平川は岡野の話では、チーム一番の身体能力を誇っているそうで、ピンチになったときに確実に戻ってこられる堅実さでポジションを得ました。

ただ、平川の左アウトサイドは、安定しているものの、魅力に乏しいところがありました。右アウトサイドで出たときの平川は、縦のスペースを鋭く突き、ダイレクトで速いクロスを上げられますが、左で出ると右利きなので、どうしても右足に持ちかえることになります。そのため、右足でも上げられるアーリークロスが多くなり、縦に走る平川の良さは左アウトサイドでは出ませんでした。

これを見た浦和フロントは三都主を補強することになり、平川の左アウトサイドはあまり見られなくなりました。昨年、ギドは平川を右アウトサイドに固定しました。そこで、縦に走る動きを見せ、これで山田からポジションを奪ったかと思われる活躍でした。おそらく、ギドが続投していれば、今年も平川は右アウトサイドだった可能性が高いです。

しかし、ご存じの通り、今年の監督はオジェックに代わりました。オジェックは山田の良さを最初に発掘した監督で、以前指揮を執ったときとほぼ同じコンディションを保つ山田を右アウトサイドで起用しました。そのため、平川はベンチが定位置になり、負傷もあって今季は入団以来最悪の年になりそうな雰囲気でした。

しかし、千載一遇のチャンスは、8/11の柏戦で相馬の動きが良くなかったことで巡ってきました。走力が売り物の平川は、今季は左足のダイレクトのクロスを身につけていました。これが備わったことで、左アウトサイドでも右のときと同質のプレーが可能になりました。左足のダイレクトがある以上、相手DFは平川の右足に絞ってコースを消す手が効かなくなりました。

これで、たまに上げる右足クロスが武器になり、FC東京戦の堀之内のゴールは見事な精度でした。代表は左SBが手薄ですから、一気に代表もありそうな雰囲気です。最悪の年が一変、最高の年になるかもしれません。
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オフサイドラインとの攻防(佐藤寿人)

2007-08-27 20:37:01 | 他チーム
今月始めの広島戦で、浦和を中心に見ながらも、ある程度相手チームを見る私は、広島FW佐藤寿人の動きに注目していました。佐藤寿人は小柄なスピード型FWということは良く知られています。どうやって広島が、チームとして佐藤寿人を生かすかが、私の知りたいポイントでした。

FWの相棒のウェズレイも強力な選手ですから、広島はウェズレイと佐藤寿人が前線でコンビプレーを見せて点を取っていると思っていました。しかし、ウェズレイはボールを持ちたがる選手で、中盤まで下がってしまいます。前線にいるのが佐藤寿人一人で、どうやって点を取るのだろうと思いました。

しかし、佐藤寿人はスピード型にありがちな、引いてきてからのドリブルはあまり見せません。ひたすら前線に張って、無理なスルーパスだろうと、何でも追い掛けます。そんなスルーパスが一度でも通れば、点を決められる自信があるからできるプレースタイルです。

タイプ的にはACミランのFW、インザーギに似ています。インザーギは何回オフサイドに掛かっても、一回決めればいいと割り切っているFWで、欧州CL決勝のリバプール戦で2ゴールの活躍でした。佐藤寿人も、私が見た浦和との試合で、狙い通りゴールを決めています。

代表でライバルになる田中達也とは多少タイプが違っていて、田中達也は相手DFのバランスが崩れたところに正確に入り込む、ポジション取りのうまさが売り物です。対する佐藤寿人は、DFが付いていようと、身体能力でちぎって裏へ抜けます。

浦和が佐藤寿人対策を立てるなら、佐藤寿人の身体能力に対抗できるのは坪井一人ですから、中盤の選手に前を向かせないという守備の仕方をすると思います。スルーパスの本数を少なくすれば、ゴールの確率も下がるという理屈です。再戦は9/15ですが、今から楽しみにしています。
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17歳にして大人(8/25U-17日本対フランス)

2007-08-26 15:59:18 | ワールドサッカー
昨夜放送された、U-17W杯の日本対フランス戦を見ました。日本は初戦のハイチ戦に勝ち、2戦目のナイジェリア戦に敗れ1勝1敗、フランスはナイジェリアに敗れ、ハイチに引き分けで1分け1敗です。日本にとっては、引き分け以上でグループリーグ突破が決まる、重要な一戦でした。

さすがに、いくら日本代表と言っても、U-17のレベルまで来ると、パワーや判断のスピードなどは大人の代表を見慣れている私たちには劣るように感じます。そんなパスではカットされるだろうと、思わず考えてしまいますが、まだまだ高校生ですから、あまり悪い所は見ず、いい所を見ていきたいものです。

レッズユースからは、右SBの高橋峻希君と、ボランチの山田直輝君の二人がスタメンに名を連ねています。高橋君は地味にバランスを取ることに腐心していましたが、山田君は攻撃参加を見せることもありました。スペースに出て行くセンスなどは、なかなかのもので、いつか浦和のトップチームでそれを発揮してくれることを期待しています。

このチームの中心選手は、高校1年生の時点でC大阪で既にプロ契約を結んだ、FWの柿谷曜一郎君です。アジアユースの決勝戦では、ジダンを思わせる華麗なテクニックを見せて、先制ゴールを叩き込んでいます。この日のフランス戦でも、センターサークルの中からの50mのロングシュートでGKの頭上を抜いて先制ゴールを決めています。

しかし、この試合で印象に残ったのは、フランスの強さでした。勝利以外では決勝トーナメントに進めない状況で戦ったフランスは、確実に勝利を手にしようと、攻撃のほとんどをシュートで終わらせることができていました。コンタクトプレーにも強く、17歳にして既に大人の雰囲気を漂わせるチームでした。

また、そのシュートも、単に無駄打ちしているわけではなく、十分に威力のある当たりで、日本のゴールを脅かしていました。この展開で迎えた後半の、フランスの逆転は必然だったように感じます。日本にとっては、17歳の時点でこのレベルの相手が、本気で向かってくる経験をしたのは貴重です。

かつては、小野伸二、高原らの世代が、エクアドルのU-17世界選手権で、ガーナの強さを目の当たりにして、強化を進めてワールドユース準優勝につなげました。柿谷君の世代も、成長が早ければ2010年南アフリカW杯も十分狙えます。是非、この世代が黄金世代と呼ばれるようになって欲しいものです。
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サイド対決(8/25浦和対FC東京)

2007-08-25 23:38:52 | 浦和レッズ
慎重策で引いてくる可能性もあると思われたFC東京ですが、この日は積極策でした。運動量で浦和を上回ろうというのがゲームプランで、事実左サイドのリチェーリは山田のクロスに帰っていたり、攻撃では鋭いドリブルを見せるなど驚異的な運動量で、サイドを制圧しようというFC東京の狙いを体現しました。

対する浦和も、サイド攻撃のチームですから、この試合はサイド対決の様相で進みました。ただ、プラン通りに試合を運んでいたのはFC東京のように思えます。FC東京は4-5-1ですから、サイドから仕掛けようとすると、サイドハーフとSBの二枚が使えます。対する浦和は3-5-2ですから、普通に仕掛けようとすると、アウトサイドの1枚です。

そのため、浦和はどうしても数的不利は否めず、リチェーリ対策で、鈴木啓太がサイドに引っ張られて、山田と2枚つかないと止められない苦しい状況になりました。FC東京の先制点もリチェーリのサイドで、警戒していたはずのリチェーリに抜け出されて、最後は赤嶺が押し込んでいますが、事実上リチェーリのゴールでした。

しかし、サイドから攻めたい浦和は、どうしても田中達也やポンテがボールの集まる右サイドに寄っていて、なかなか突破できませんでした。そんなとき、一緒に見ていた弟が、「平川のサイド攻撃、欲しいな」と言いました。試合はその通りになりました。縦に走ると速い平川が、サイドチェンジのパスに走り込んで、達也の同点ゴールと堀之内の逆転ゴールの両方をアシストしました。

試合の流れを持ってきたのは、間違いなく平川ですが、後半の二つの敵失も浦和優位に働きました。それは、一つはポンテの抜け出しの前に達也が倒されたプレーで、FC東京がファウルと思ってプレーを止めてしまいました。こういうチャンスは、ポンテは外しません。確実に決めて3-1にしたことで、浦和はかなり楽に戦えました。

もう一つの敵失は、原監督のリチェーリの交代です。リチェーリには浦和のDF陣が相当手を焼いていて、どうしても二人付かないと止められない状況でした。そのリチェーリを下げて平山を入れる采配は、明らかにミスです。平山には阿部勇樹がついて、ヘディングをほぼ完封しましたから、これで勝利は間違いない状況になりました。

完勝ではなかったですが、G大阪の取りこぼしたタイミングでの勝利は大きいです。浦和も残り全勝はできないでしょうから、勝てるときに勝っておいたことは、今後の優勝争いで有利に働くでしょう。
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夏の甲子園総括

2007-08-25 14:40:22 | 他スポーツ
今日は、これから埼スタへ行きますが、試合のネタを即日更新できるかは微妙なので、中継ぎ記事として、今年の夏の甲子園の総括を書きます。社会人になってから、高校野球はなかなか見られなくなりましたが、今年は1回戦、2回戦のほとんどが入院中に開催されたので、かなりたくさんの高校を見ることができました。その中で、印象に残ったチームをいくつか列記します。

・新潟明訓高校

高校野球の強いチームがなかなか出ない新潟で、この明訓高校は2勝を挙げました。その原動力になったのは、エースの永井君です。ストレートの球速はMax144kmと、プロで通用するかどうかは微妙なところですが、1回戦、2回戦と無失点に抑え抜いた制球力は相当のものです。大垣日大に癖を見抜かれたのか、決め球のスライダーを見送られて崩れましたが、大学か社会人で投球術に磨きをかければプロで通用する可能性はあります。

・常葉菊川高校

選抜優勝で、今大会も優勝候補として登場してきましたが、仙台育英の佐藤君のような超高校級の選手を揃えたチームではありません。また、高校生にしては珍しく、送りバントが得意ではありません。しかし、このチームの優れているところは、集中打でビッグイニングを作れることです。安打数の割に得点が多く、残塁の少ない勝負強さで、勝ち抜いてきたチームと推測されます。

・大垣日大高校

選抜では、常葉菊川に決勝で敗れ、今回も準々決勝で同じ常葉菊川に返り討ちにされましたが、チームの完成度と言う意味では高いチームでした。特に光ったのは、3回戦で好投手の新潟明訓の永井投手の球種を見抜き、ボール球をほとんど見送ったことです。その結果、スクイズやエラーなども絡めて、2安打で6点を入れた勝負強さはさすがでした。おそらく新潟明訓にとっては、「こんな相手見たことない」という衝撃を与えられたことでしょう。

・広陵高校

九分九厘勝っていた試合を落として準優勝に終わった広陵ですが、チームとしてはいいチームでした。隙を突く走塁、堅い守りと、優勝するチームの条件は満たしていた感があります。エースの野村君は、ストレートの球速は135km程度で、プロに行くような球威ではありませんが、そのストレートはほとんど見せ球にして、スライダー、シンカー、チェンジアップの3種類の変化球で打ち取る好投手でした。

もっとも、ロッテのエースだった黒木選手は、高校時代は135km程度しか出ない投手だったのが、社会人(王子製紙)で成長してプロ入りしたという例もあります。野村投手も、成長次第で開花する可能性もあるでしょう。
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FC東京戦プレビュー

2007-08-24 22:06:17 | 浦和レッズ
手術と入院でスタジアムから遠ざかっていた私は、明日が念願の復帰戦です。テレビでもある程度は戦況を追えますが、スタジアムに行かないとわからないことはたくさんあるので、素直に嬉しいです。

明日の対戦相手は、原監督が異常に闘志を燃やす、FC東京です。FC東京は、五輪代表に何人も選手を送り込んでいて、五輪予選の次の試合はある程度影響が出ます。しかし、今回は伊野波が負傷で浦和戦には出ません。また、平山はFC東京ではベンチが定位置です。五輪代表の試合が国立競技場だったこともあり、明日の試合には五輪予選の影響はなさそうです。

しかし、だからと言って、FC東京が有利な試合ではありません。会場は埼スタで、浦和サポの応援ばかりが聞こえてきます。また、前回の対戦で浦和が狙った、梶山の守備力の不足は今回も狙えるでしょう。原監督が梶山のボランチ起用にこだわるのは、少なくとも私には理解できません。

ただ、連敗中のFC東京は、何かを変えなければいけないと思っているでしょうから、どういうスタメンで来るか予想は難しいです。普通に考えたら、伊野波の抜けるボランチには今野をCBから上げるか、福西を本職のポジションで起用するかが考えられますが、あっと
驚く起用もあるかもしれません。

浦和は甲府戦の大勝で、気分良くこの試合を迎えていると思います。ただ、攻めてくる甲府なので、前回の縦に走るサッカーがはまったとも言えます。浦和相手に執念を燃やす原監督は、売り物の攻撃サッカーを捨て、極端な守備的布陣を取る可能性もあります。そうなったときに、どうやって崩せるか、闘莉王のヘディングだけでは苦しいと思います。
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