Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

フィンケ体制総括

2010-11-30 18:55:01 | 浦和レッズ
マスコミには「既知の事項」とされて報道されませんでしたが、昨日浦和からの正式発表として、今季で契約の切れるフィンケ監督と来期の契約を結ばないことが発表になりました。チーム作りの途中で監督を替えていいのかという意見と、2年連続して夏場の弱さをさらけ出した勝負弱さを理由に替えるべきという両方の意見があると思います。

まだ次期監督が発表になっていないので、私はまだ意見をまとめ切れていませんが、フィンケ体制の2年間を振り返ってみます。フィンケ監督は、若手を抜擢して戦力にしたという意味ではいい監督だったと思います。

特に一年目の山田直輝の活躍は見事で、彼の持っているポジショニングのセンスと運動量の多さをこれほどまでにチームに溶け込ませたのは間違いなくフィンケ監督の手腕だと思います。全体的な戦術も、面白いとは思いました。

一年目の開幕戦のカシマスタジアムで見せた、ボールサイドに最大6人を寄せてショートパスの連続で打開しようとしたサッカーは、これを完全に消化すれば浦和は強くなるという予感を漂わせてくれました。サポーターが0-2で負けたにもかかわらず拍手で選手を迎えたのは、そんな期待もあったと思います。

しかし、フィンケ監督は補強に消極的という欠点がありました。2009年シーズンは永井、高崎、小池、相馬が抜けていながら、全く補強をしませんでした。ひょっとしたら浦和の強化資金が底を突いていた可能性もありますが、どんどん戦力が抜けていくのをどうして黙って見ていられるのだろうと、これには疑問を感じました。

また、フィンケサッカーの弱点も見破られてしまいました。フィンケ監督がどこまで守備の練習をしたのかはわかりませんが、人数を掛けて攻めてくるサイドの守りを固めて、素早く逆サイドに回されると比較的簡単に攻略されてしまいました。

夏場の暑さの中の試合でありながら、どんなときでも同じサッカーをしようとするフィンケ監督の理想論を無謀と思ったことは一度や二度ではありません。一年目は夏場に7連敗して終わってしまいました。

翌年はフィンケ監督が補強に責任を持てる年で、サヌやスピラノビッチらを補強しましたが、それでも夏場の成績は昨年の失敗を繰り返しました。本当にフィンケでいいのかという疑問も出始めました。解任が決まった以上、翌年の監督には強力なフロントのバックアップを望みます。例えば山田暢久、坪井のCBで一年持たせるのは無理でしょう。
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取り戻した長打力(和田一浩)

2010-11-29 19:04:32 | 他スポーツ
日本シリーズこそ惜しくも敗れましたが、3割3分、37本を放つ活躍を見せた現中日、和田一浩選手の西武時代の思い出です。和田は西武に入団した当時はキャッチャーだったことは中日ファンにとっては意外な事実かもしれません。

ちょうど、西武で長年正捕手だった伊東がベテランの域に入り、後継者が必要と言われていた頃です。社会人野球の神戸製鋼から入団した和田は即戦力の期待をもって迎えられました。当時の東尾監督が21世紀のバッテリーと期待して、開幕戦で松坂、和田のバッテリーを試したこともありました。

しかし、伊東は長年培ったインサイドワークで正捕手の座を簡単には譲りませんでした。和田の出番は代打やDHが多かったですが、ポジションを確保していない選手にしては多い、年間7、8本はホームランを打っていました。

和田にとって、転機になったのは2002年の伊原監督の就任です。和田は打力を生かすため、守備の負担のある捕手から外野手にコンバートされます。この千載一遇のチャンスで開幕からレフトのポジションを手中にした和田は、この年30本塁打の活躍で、年俸も一気に一億円の大台に乗ります。

それからしばらく、カブレラ4番、和田5番のコンビは西武の得点源でした。ただ、カブレラも和田も少しずつ本塁打が減ってきました。和田は3割は安定してキープするものの、本塁打が20本打てなくなってきました。

そんなときに、FA権を取得した和田に、地元中日からオファーが来ます。守備は捕手からコンバートした外野手ですから、決してうまい方ではない和田にとって、DHのないセリーグへ行くのは大きな賭けでしたが、持ち味の長打力が復活して中日では4番を打つほどで、見事賭けに勝ちました。

県立岐阜商業の出身である和田にとっては、中日は子供の頃からの憧れの球団だったと推測できます。FA宣言したときは本当に大丈夫かと思っていましたが、思いを貫くことが結果を生むこともあるのですね。
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ペトロビッチの思い出

2010-11-28 21:11:04 | 浦和レッズ
一部メディア上に、次期監督候補に挙げられている、ゼリコ・ペトロビッチ氏について、若いサポは現役時代をご存知でないと思い、思い出を書きます。

ペトロビッチは1997年、天皇杯だけが残っていた浦和にシーズンの末に加入します。もちろん翌年プレーするためですが、当時監督の予定だったケッペルとの契約を打ち切って急遽原監督が就任したので、ペトロにとっては「話が違う」だったかもしれません。また、ペトロの前所属チームはオランダのPSVアイントホーフェンで、結構なビッグクラブです。

今では、ここから主力選手を引き抜いてくるのは不可能だなと思うほどのチームで、当時はまだドゥンガやレオナルドがプレーするなどJリーグの名前は世界で十分通用したのでしょう。そのペトロビッチは、加入直後からその運動量の多さでサポーターにアピールします。気持ちでプレーする熱い男だったので、たまに原監督が「暴走」を警戒してロスタイムに交代させるほどでした。

ただ、退場になることもある選手でした。当時、サポーターから「ペトロ退場にならないで」と書いたファックスが大量にNACK5に届き、ペトロ本人が、サポーターからこれほどの反響をもらったのは初めてと逆に感動していました。そのペトロの情熱がうまくはまったのが1998年2ndステージで、浦和は最高順位タイの3位でシーズンを終えます。

しかし、ペトロには辛い思いもさせてしまいました。皆さんご存知のJ2降格です。そのシーズンは怪我がちだったペトロは、カシマスタジアムでの鹿島戦で当時のデモス監督の不可解な采配で1-0で攻撃を放棄したチームで、それなら俺が走ると懸命に走りました。しかし、ペトロは退場しチームもVゴールで敗れ勝ち点0に終わり、結局福田の先制点は何の為と徒労感が残りました。

降格が決まった駒場での広島戦も、ペトロは延長戦まで出ていました。しかし、結果は降格で、ペトロは他の選手が去ったピッチに一人寝転んで、自らのやり場のない思いを表現していました。翌年のJ2の浦和にも、ペトロは残りましたが、オランダのRKCワールウィックに移籍するため、シーズン途中で浦和を去りました。

その後はチーム最年長選手として長くRKCでプレーし、チームの模範となる存在だったそうです。監督としては、ポルトガルのボアビスタ、古巣のRKCで指揮を執っています。監督としては1965年生まれとまだ若いので、指導歴は短いですが、もし浦和の監督ということになれば一つの挑戦でしょう。
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サイドの活性化(11/27川崎F対浦和)

2010-11-27 17:06:26 | 浦和レッズ
今日の川崎F戦、ブログ上であれだけ参戦予定と言っておきながら、体調不良でベッドから出られず、無念のテレビ観戦にとどまりました。今日の体調では、自由席の場所取りまでやるのは不可能だったので、判断自体は正しかったと思っていますが。

今日の浦和は、前半戦は全然駄目、後半戦に入って多少攻撃が活性化されたというイメージがあります。立ち上がりの1分に矢島に先制されたショックもあるにせよ、前半の攻撃は前の4人が全然連係が取れておらず、前に入ったら川崎Fが余裕でクリアしていました。

その理由として、サイドチェンジの不足が考えられます。むやみにエジミウソンに縦パスを入れる場面が目につき、ポストプレーヤーとしてはそれほど能力の高くないエジミウソンに苦しい場面でボールを持たせてしまいました。やはり、サイドで詰まったら一度引いて、柏木を経由して逆サイドを使うなどの工夫は必要でした。

後半戦、浦和は堀之内を下げて細貝を入れます。堀之内が悪かったわけではありませんが、細貝の持つスプリント力がチームを活性化したことは間違いなく、自分でボールをもらいに行って散らす動きができていました。また、サヌに代えてエスクデロを入れた交代も当たりでした。

エスクデロがサイドを突っ込んでくる動きを見せたので、川崎FのDFはサイドを意識せざるを得ず、次第にDFの距離が空いてきました。これに宇賀神や岡本のSBも刺激を受け、浦和がサイドを攻められるようになりました。これなら、同点ゴールは必然ともいえました。エスクデロがニアを抜いたゴールはポンテのアシストが良かったともいえますが、チームとしてバランスを取り戻した結果だと思います。

前節横浜FM戦の勝利はポンテ効果だと思っていましたが、やはりポンテ一人では効果は限定的で、サイドを突っ込んでくる味方がどれだけ確保できるかの勝負でもあります。川崎Fはカウンターの鋭いチームなので、SBを上げるのはリスクも伴いますが、それでも行くべきときは行かないと勝てません。

結果は引き分けでしたが、今日の引き分けは得たものの方が多かった気がしますので、個人的には満足しています。ただ、最終戦の相手は勝たないと残留できない神戸です。浦和は、いつもこういうチームに弱いんですよね(笑)。
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チーム作りのうまさ(関塚隆)

2010-11-26 19:16:43 | ワールドサッカー
今回のU-21代表のアジア大会金メダル、快挙です。私は準決勝のイラン戦と決勝のUAE戦という、2試合とも苦しんだ試合しか見ていませんが、関塚監督のチーム作りのうまさは随所に感じることができました。関塚監督といえば川崎Fを強豪に育て上げた監督ということが有名ですが、J2時代の主力をJ1でも優勝争いできるレベルに育て上げた「育成型監督」です。

育成型監督は勝負弱いケースもあるのですが、今回の関塚ジャパンは苦しい試合でも守備陣が最後まで耐え抜く、勝負にも強いチームでした。今回のU-21代表はベストメンバーを揃えられず、J2や大学生から招集せざるを得ませんでした。J1の選手もいましたが、彼らはほとんど試合に出ていない選手でした。

そんな「雑草軍団」でどんな試合をするかは、名将関塚監督といえども難しい仕事だったと思いますが、永井(福岡大)のスピードと山崎(磐田)のドリブル、東(大分)のキープ力は使えると踏んだようです。布陣は永井を1トップに置いた4-2-3-1の布陣で、ポストプレーヤーではない永井が1トップということになると、ボールをどこに落ち着かせるかは難しい判断を迫られます。

結論は、東と水沼(栃木SC)のところでした。イラン戦ではこの二人のところにボールが入らず苦しい戦いを強いられましたが、山崎のドリブルに、永井が後半見せた強烈な個人技で勝ち越し点を入れて勝つことができました。浦和サポの方に説明すると、浦和も獲得を狙っている永井ですが、前いた永井雄一郎のようにイケメンではありません。

ただ、プレーは雄一郎を遥かに超えるスケールを持っていて、50m5秒台の俊足に切れのある瞬間的な加速を持っていて、身体能力でDFをちぎるタイプです。この永井をサイドに走らせて縦パスを出し、折り返したところを3人の攻撃的MFが狙うのも得点パターンでした。

こういう攻撃パターンを確立しているあたり、さすが関塚監督、チーム作りはうまいことを証明しました。川崎Fのときは、中村憲剛のサッカーセンスを見抜いてチームの中心に据えて現在まで続くいいチームを作りました。これからはJでも試合に出ている選手がポジション争いに加わりますから、今のメンバーがどれだけ残れるかは不明ですが、選手たちだけでなく関塚監督にとっても自信になったでしょう。
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川崎F戦プレビュー

2010-11-25 18:54:53 | 浦和レッズ
あさっての土曜日、浦和はアウェイの等々力陸上競技場で川崎Fと対戦します。私は参戦の予定ですが、チケットがホーム側なので、おおっぴらに浦和の応援はできません。ノートに試合展開をメモしながら、中立観戦のふりをしている予定です。

浦和は前節の横浜FM戦で快勝してチームのムードはいいはずです。2ゴールのポンテ、2アシストの高橋峻希、ゴールを決めたサヌとエジミウソンと、前線4人が全員結果を出して、この4人は動かさないものと思われます。

注目は契約を延長しないことが発表になってから、プロに徹して逆に調子を上げてきたポンテのプレーです。ポンテは天皇杯の出場にも意欲的で、浦和での残り試合を良いものにしたいと思っているでしょう。川崎Fは稲本がポンテをマークすることになるでしょうが、このマッチアップは見応えがありそうです。

(注:前節のC大阪戦に稲本は出ていませんでした。負傷の可能性も考えられます。)

川崎Fは前節のC大阪戦の敗戦で目標のACLは厳しくなりました。それでも、ジュニーニョの決定力、ビトール・ジュニオールの運動量、中村憲剛の一発で流れを変えられるサイドチェンジなど、チームの持っている武器は枚挙に暇がありません。

こういうチームが相手なら引いて守る選択肢もあるでしょうが、浦和はそういうチームではありません。サイドに選手を集めて数的優位を作り、クロスを上げるサッカーを目指してくるでしょう。特にポンテというボールが収まる場所ができたので、味方がポンテを信じて次々上がって来られれば優位に試合を運べるでしょう。

問題は守備力で、ジュニーニョ対坪井の対決に勝てるか、ビトール・ジュニオールは細貝が見るのか、いろいろ注目点はあります。過去の対戦では慎重に戦った方が結果を出していますが、この試合は攻め勝つところを見たいです。
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クラブW杯発世界行き(パト)

2010-11-24 19:06:56 | ワールドサッカー
現在こそ負傷で欠場して、ミラノダービーには出場していませんが、ACミランでイブラヒモビッチと2トップを組んでいる選手が、アレシャンドレ・パトというブラジル人です。まだ21歳の若さも魅力で、ブラジル代表にも呼ばれるほどです。

パトはACミランではスピード型のFWになっており、イブラヒモビッチがあまり走らない分を埋める役割も担っています。ただ、これだけでは普通は印象に残りません。彼の名前を強烈にアピールしたのは、ブラジルのインテルナショナル時代、当時17歳の彼が見せた個人技でした。

インテルナショナルはクラブW杯に南米代表として出場して、決勝では当時全盛期のロナウジーニョのいたバルセロナを破って世界に名を売りました。当時、パトは17歳の若さもあって、レギュラーではありませんでした。

しかし、途中出場した準決勝で彼の見せた個人技は、今でも記憶に残るほどでした。右サイドのタッチライン際でボールを受けたパトは、軽くボールを浮かせると、なんと右肩でリフティングを見せたのです。3度ほどボールを浮かせてからは普通にクロスを上げましたが、組織サッカーが世界中に広まった今でも南米選手の個人技はすごいと感心しました。

そのパトが19歳でACミランに移籍したと聞いたときは正直青田買いだと思いました。当時のACミランは決してFWの足りないチームではなかったからです。しかし、同じような状況から当時のポルトガル代表のルイ・コスタからトップ下のポジションを奪ってワールドクラスの選手になったカカの例もあるので、可能性はあるくらいに思っていました。

しかし、今ではACミランではイブラヒモビッチの次くらいの序列にいます。たまたま、BS12のミランチャンネルがあるので、ACミランの試合を見ることが多いので目についた事情はあるにせよ、ACミランのレギュラーとなれば即代表入りくらいのインパクトのある快挙です。

次のW杯は地元のブラジル開催ですから、そこでも主力の期待はあるでしょうし、南米選手権でも彼の代表姿を見るかもしれません。派手なプレーで見せた若者は、今ではスピード型FWですが、どこか大舞台でその個人技を解禁する日を楽しみにしています。
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真のプロフェッショナル(11/23横浜FM対浦和)

2010-11-23 17:23:25 | 浦和レッズ
ここのところ、ロビーのことばかり書いていますが、今日の試合を語るにはロビー(ポンテ)を抜きにしては語れません。ポンテの考えに、CKが跳ね返ったところはチャンスというものがあるらしく、まったく迷いのない完璧なシュートで前半2分という時間で先制点を決めたのはさすがでした。

これだけでも十分、真のプロフェッショナルとはこれだと証明する活躍ですが、44分にさらに1点を追加したのは、もう賞賛の言葉が見つからないほどです。彼の一番得意な少し遠めのミドルというところが彼らしいです。本人は浦和との契約は終わりですが、Jリーグの他チームとの契約を希望しているらしく、条件面さえ折り合えば獲得に乗り出すチームはありそうです。

攻撃面は4点を入れ、高橋峻希、サヌ、エジミウソンらみな良かったですが、ちょっとあまのじゃくに、守備の人を取り上げます。それは堀之内です。以前、広島の強さを表現したときに、ボランチが最終ラインを出たり入ったり自在にできることを挙げましたが、浦和でそれができるのは細貝と堀之内です。

特に、今日の浦和は右サイドが経験の浅い岡本、左サイドが前に掛かり気味の宇賀神ですから、どうしてもサイドにはスペースを与えます。それをカバーしていたのが堀之内で、サイドに走り込んだ相手選手にしっかりついて仕事をさせず、ボランチでありながら、CBの経験もあるところが活きました。

この堀之内も、ポンテほどではないものの、プロフェッショナルとはこれだというのを地で行く選手で、今年はベンチスタートがほとんどでありながら、腐ることなく練習を続け、出たときは確実に仕事をするベテランらしい安定感を身に着けています。

本人の哲学に、古傷の負傷で居残り練習などは厳しいので、通常の練習を常に100%でやると語っていました。それは歴代監督にも認められ、オジェック時代はストッパーでかなり多くの試合に出場していました。最初に堀之内の実力を認めた、当時のサテライトコーチの柱谷哲二氏が今日のスカパーの解説だったところも、不思議な縁です。

苦手横浜FMに勝利したこの勝利は、来季以降を考えても大きく、メンバーは一部変わるかもしれませんが、日産スタジアムに対する嫌なイメージは消えたかなと思います。
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ロビーの思い出

2010-11-23 10:49:22 | 浦和レッズ
先日、浦和のフロントの正式発表で、ロブソン・ポンテ選手と来季の契約を結ばないことが発表になりました。来季の後釜候補にリシャルデス(新潟)をリストアップしているという噂もありますが、確かにリシャルデスは新潟との3年契約が今年で切れます。どう交渉するかは静観するだけですが、今日はポンテの思い出を書きます。

ポンテのゴールはどういうものが多かったかと思い出すと、左右45度のペナルティエリアちょっと外側からのミドルシュートが多かったというイメージがあります。私がポンテのベストゴールだと思っているのは、ACL決勝のセパハン(イラン)とのアウェイ戦で遠めから突き刺したミドルシュートです。

このゴールは、動きも鈍く完全に負けゲームと思われていたこの試合を引き分けに持ち込んで、ホームの埼スタに希望をつなぐ貴重なゴールでした。極端な話、「これで勝てる」と思ったくらいです。そんな流れを変えるゴールは、1次リーグ第二戦のシドニーFCとのアウェイ戦でも見られました。

この試合も、シドニーFCの強烈なプレスを浴びた浦和は、前半で2失点する苦しい立ち上がりでした。正直、これが世界の壁かと絶望的な気分でした。そんな試合の流れを変えたのがポンテのゴールでした。シュート自体はそんなに難しいシュートではありませんでしたが、このゴールで息を吹き返した浦和は永井雄一郎のゴールで同点に追いつき、敵地で貴重な勝ち点1を持って帰ります。

ポンテは点を取ることもできる選手でしたが、本来の仕事はトップ下としてボールを落ち着かせることでした。来日前のキャリアも、ブンデスリーガのレバークーゼンで半数近い試合に出ている準レギュラークラスで、日本に来る選手のキャリアではトップクラスでした。国籍が世界一代表争いが厳しいブラジルなので代表歴こそありませんが、もし弱い国の生まれだったら代表の中心選手だったでしょう。

ポンテは、一言で言えばうまい選手です。ボールを正確にさばくトップ下本来の役割を確実にこなしてくれる選手でした。ただ、自陣に戻るスピードは早くないので、サイドハーフには向いておらず、フィンケ監督の全員守備のサッカーには不向きなタイプでした。それでも、歴代外国人の中で浦和に最も長く在籍した功労者で、最終戦では是非マイクの前で自らの思いを語って欲しいと思います。
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横浜FM戦プレビュー

2010-11-22 19:07:39 | 浦和レッズ
試合の間隔が詰まっているので、連日浦和のことを書くことになりますが、明日は浦和はアウェイの日産スタジアムで横浜FMと対戦します。横浜FMは浦和にとっては苦手チームで、一昨年の最終戦で1-6の惨敗を喫した記憶が今でも離れません。

出先で携帯メールで書いているので不確実な情報ですが、記憶が正しければ浦和の最後の勝利は2007年9月の日産スタジアムで永井雄一郎のゴールで1-0で勝ったときだと思います。それくらい苦手にしているチームです。

苦手にしていた要因の一つには2008年に左SBでありながら浦和から3得点した浦和キラーの小宮山の活躍がありましたが、今はその小宮山は川崎Fに移籍しています。今季の埼玉スタジアムでの対戦は打ち合いの試合になり2-3で敗れています。

横浜FMにあって浦和にないものはセットプレーの強さで、今はキッカーが中村俊輔ですからFKを直接狙うことも可能です。柏木ではまだ中村俊輔が相手ではかなわないでしょう。横浜FMというチームが比較的打ち合いを好むチームなので、引いてくるチームに苦しんでいた浦和にとっては、久々に攻撃サッカーを前面に出せる相手かもしれません。

浦和は柏木は前節復帰しましたが本来の調子ではありませんでした。カウンターに戻りきれず、売り物のパスの精度も今ひとつでした。今回はポンテがいるので、柏木一人が頼りというわけではありませんが、もう少しコンディションを戻してくれないと、苦手の横浜FM相手では苦戦は免れません。

宇賀神は前節負傷で離脱し、状態はわからないので、右SBに岡本、左SBに平川というスタメンになるのでしょう。サヌは前のポジションの方が力は出ますが、負けていて追い込まれたときはエスクデロを投入してサヌを左SBに下げるオプションは前節同様ありうるでしょう。

高橋峻希も前節負傷交代なので、普通に考えたら原口のスタメンでしょう。C大阪戦の豪快なシュート以来、なかなかいいプレーの出ない原口ですが、中へ入っていけるドリブルは武器になるので、うまくサヌやポンテを使って思い切り良くシュートを放って欲しいものです。
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