マスコミには「既知の事項」とされて報道されませんでしたが、昨日浦和からの正式発表として、今季で契約の切れるフィンケ監督と来期の契約を結ばないことが発表になりました。チーム作りの途中で監督を替えていいのかという意見と、2年連続して夏場の弱さをさらけ出した勝負弱さを理由に替えるべきという両方の意見があると思います。
まだ次期監督が発表になっていないので、私はまだ意見をまとめ切れていませんが、フィンケ体制の2年間を振り返ってみます。フィンケ監督は、若手を抜擢して戦力にしたという意味ではいい監督だったと思います。
特に一年目の山田直輝の活躍は見事で、彼の持っているポジショニングのセンスと運動量の多さをこれほどまでにチームに溶け込ませたのは間違いなくフィンケ監督の手腕だと思います。全体的な戦術も、面白いとは思いました。
一年目の開幕戦のカシマスタジアムで見せた、ボールサイドに最大6人を寄せてショートパスの連続で打開しようとしたサッカーは、これを完全に消化すれば浦和は強くなるという予感を漂わせてくれました。サポーターが0-2で負けたにもかかわらず拍手で選手を迎えたのは、そんな期待もあったと思います。
しかし、フィンケ監督は補強に消極的という欠点がありました。2009年シーズンは永井、高崎、小池、相馬が抜けていながら、全く補強をしませんでした。ひょっとしたら浦和の強化資金が底を突いていた可能性もありますが、どんどん戦力が抜けていくのをどうして黙って見ていられるのだろうと、これには疑問を感じました。
また、フィンケサッカーの弱点も見破られてしまいました。フィンケ監督がどこまで守備の練習をしたのかはわかりませんが、人数を掛けて攻めてくるサイドの守りを固めて、素早く逆サイドに回されると比較的簡単に攻略されてしまいました。
夏場の暑さの中の試合でありながら、どんなときでも同じサッカーをしようとするフィンケ監督の理想論を無謀と思ったことは一度や二度ではありません。一年目は夏場に7連敗して終わってしまいました。
翌年はフィンケ監督が補強に責任を持てる年で、サヌやスピラノビッチらを補強しましたが、それでも夏場の成績は昨年の失敗を繰り返しました。本当にフィンケでいいのかという疑問も出始めました。解任が決まった以上、翌年の監督には強力なフロントのバックアップを望みます。例えば山田暢久、坪井のCBで一年持たせるのは無理でしょう。
まだ次期監督が発表になっていないので、私はまだ意見をまとめ切れていませんが、フィンケ体制の2年間を振り返ってみます。フィンケ監督は、若手を抜擢して戦力にしたという意味ではいい監督だったと思います。
特に一年目の山田直輝の活躍は見事で、彼の持っているポジショニングのセンスと運動量の多さをこれほどまでにチームに溶け込ませたのは間違いなくフィンケ監督の手腕だと思います。全体的な戦術も、面白いとは思いました。
一年目の開幕戦のカシマスタジアムで見せた、ボールサイドに最大6人を寄せてショートパスの連続で打開しようとしたサッカーは、これを完全に消化すれば浦和は強くなるという予感を漂わせてくれました。サポーターが0-2で負けたにもかかわらず拍手で選手を迎えたのは、そんな期待もあったと思います。
しかし、フィンケ監督は補強に消極的という欠点がありました。2009年シーズンは永井、高崎、小池、相馬が抜けていながら、全く補強をしませんでした。ひょっとしたら浦和の強化資金が底を突いていた可能性もありますが、どんどん戦力が抜けていくのをどうして黙って見ていられるのだろうと、これには疑問を感じました。
また、フィンケサッカーの弱点も見破られてしまいました。フィンケ監督がどこまで守備の練習をしたのかはわかりませんが、人数を掛けて攻めてくるサイドの守りを固めて、素早く逆サイドに回されると比較的簡単に攻略されてしまいました。
夏場の暑さの中の試合でありながら、どんなときでも同じサッカーをしようとするフィンケ監督の理想論を無謀と思ったことは一度や二度ではありません。一年目は夏場に7連敗して終わってしまいました。
翌年はフィンケ監督が補強に責任を持てる年で、サヌやスピラノビッチらを補強しましたが、それでも夏場の成績は昨年の失敗を繰り返しました。本当にフィンケでいいのかという疑問も出始めました。解任が決まった以上、翌年の監督には強力なフロントのバックアップを望みます。例えば山田暢久、坪井のCBで一年持たせるのは無理でしょう。