わしらは、
宇宙の子じゃあ、
と、ツバキノオジは
言った。
涙を流したあとに。
陽、あたたかきなり。
際に
わいらは立っていた。
宇宙の子は、
海の子だ。
無風の風がわいらの前を、
通り過ぎていくけれど、
わいらは立っていた。
陽、あたたかきなり。
わいらは宇宙の子じゃあ。
ツバキノオジとわいは、
際に立って、無風の風がやむのを待っていた。
涙を浮かべて、
青い空を見ていた。
涙を浮かべて、
陽の下にいた。
わいらは宇宙の子じゃあけん、
と胸に書き続けた。
宇宙の子じゃあ、
と、ツバキノオジは
言った。
涙を流したあとに。
陽、あたたかきなり。
際に
わいらは立っていた。
宇宙の子は、
海の子だ。
無風の風がわいらの前を、
通り過ぎていくけれど、
わいらは立っていた。
陽、あたたかきなり。
わいらは宇宙の子じゃあ。
ツバキノオジとわいは、
際に立って、無風の風がやむのを待っていた。
涙を浮かべて、
青い空を見ていた。
涙を浮かべて、
陽の下にいた。
わいらは宇宙の子じゃあけん、
と胸に書き続けた。