kotoba日記                     小久保圭介

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宮澤賢治

2008年09月18日 | 文学
今日も早出で、
新聞がまだ来ない時間に家を出なくてはいけません。
しょうがないので、昼食時、新聞代わりに、
本を持っていって、
むつかしいかな、と思いつつ読みたい箇所を読むと、
笑えてきてしまいました。
本は「宮澤賢治°チ異の想像力 その源泉と多様性」。
むつかしそうなタイトルですけど、
高橋源一郎の講演記録だけは読みたかったのです。
ところが、短い講演記録「賢治と胎児」に書かれてあることは、
最初から最後まですごく面白かった。
未読ですけど、
中沢新一著「緑の資本論」が、賢治の童話を引用して
書かれてあることや、
「なめとこ山の熊」を合わせて高橋は紹介していて、
「なめとこ山の熊」の話を読んでいると、
もう胸がキューっとしてきて、
必ず読もう、と思いました。
弁当を食べながら、もう少しで泣きそうになりました。
この本は他にもたくさん面白そうなことが書かれてある気がして、
図書館の返却日までは読めそうにないけれど、
「もう一度貸してください」と言えば、大丈夫。
この本は、
宮澤賢治生誕110年記念第三回宮澤賢治国際研究大会の、
記念講演を出版化したものです。
そういえば、中沢新一著「哲学の東北」は、
ほとんど宮澤賢治のことばかり書いた本でした。

この日記は、
最近、日曜日に日付を変えて、
まとめてアップすることが多いのですけど、
今日、9月21日(日曜日)は、
宮澤賢治が没した日であることを、
今朝の新聞で知りました。

兎にも角にも、
この本は読了したい本です。
カンですけど、かなり面白そうなのです。

ぜんぜん関係ないのですけど、
こないだ熊野から帰ってくる電車の中で、
松坂駅だったか、電車を降りていく男の人がいました。
片手にもっていたのは、
ちょびっとだけ興味を持っている、
雑誌「仙台学」でした。
学者さんかな、とマジで思い込みました。
仙台から世界へ向けて、
という主獅フ本だったような。
面白い本を出す人達がいて、
それを面白がる人が少数ですけど、
必ずいます。

コメント
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