進んだことのない
路地をゆくと
道に迷い
地下鉄の入り口まで
わずかに
遠回りすることになる
陽光
人々
海までゆき
海を見ず
運河の波打ちを
橋の上から
見ていた
建物のぐるりを
歩き
何も得られぬまま
本を読んで
地下鉄に乗っていた
正月は
目に見えるものだけじゃなく
装飾過多で
日常を逸している
それを避けようにも
空気が装飾されているので
べっとりと
衣服に匂いがして
どうしようもない
しょうがない
息でもしよう
路地をゆくと
道に迷い
地下鉄の入り口まで
わずかに
遠回りすることになる
陽光
人々
海までゆき
海を見ず
運河の波打ちを
橋の上から
見ていた
建物のぐるりを
歩き
何も得られぬまま
本を読んで
地下鉄に乗っていた
正月は
目に見えるものだけじゃなく
装飾過多で
日常を逸している
それを避けようにも
空気が装飾されているので
べっとりと
衣服に匂いがして
どうしようもない
しょうがない
息でもしよう