寒し
拾った金色のコーヒー
青い敷物を
両手に持って
わたし
緑道を
東にのぼった
寒極まりて
拍手喝采
グレイの空から
あめあられ
マンホール聴講会 開催
水語に耳を傾け
地下の道管を流れているらしいのは
数十年
マンホールの中をのぞくたび
判っている
しかし
なぜ
我々
水語に耳を傾ける?
遠海の記憶をたどるつもりか
種飛ばしの 風
鳥 頭上を通過し
鳴きながら
山に入る
ここは言葉が生まれるな
あの雲も
どこかで生まれた
藁を敷きなおす男
山に入る
拾った金色のコーヒー
青い敷物を
両手に持って
わたし
緑道を
東にのぼった
寒極まりて
拍手喝采
グレイの空から
あめあられ
マンホール聴講会 開催
水語に耳を傾け
地下の道管を流れているらしいのは
数十年
マンホールの中をのぞくたび
判っている
しかし
なぜ
我々
水語に耳を傾ける?
遠海の記憶をたどるつもりか
種飛ばしの 風
鳥 頭上を通過し
鳴きながら
山に入る
ここは言葉が生まれるな
あの雲も
どこかで生まれた
藁を敷きなおす男
山に入る