kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

向学心あり過ぎの80代

2021年06月30日 | 生活
  


声声さんは豊橋から
通っている
豊橋の駅から
さらにローカル線に乗って
さらに自転車
朝は四時に起きて
お弁当を作り
睡眠時間も少ない
けれど
いつも
コロコロ笑う
コロコロコロコロ笑う

声声さんが以前
言っていた
「噛みますよね?」
という名詞を忘れていて
バナナナントカが
言いにくいという
話になった

思い出して
「生バナナ」
です

豊橋の駅はきれいになっているらしく
若向けのお店もたくさんあるという
もう豊橋には何十年も行っていない
親戚がたくさんいるというのに
せいぜいラインくらいの連絡
一度
行かなきゃとは思ってはいるのだけれど
豊橋の街がきれになったなんて
信じられない
声声さんは
豊橋カレーの具材にも
正確に伝授する
はやり
地元の人にしかわからないことが
たくさんある

今時は
タピオカではなく
生バナナジュースだという
若い人たちは聞く音楽も違っていて
はあーなるほど
と思うこと多々
小説を書く身として
若い人たちが何を好み
何を求めているかを
知る良い機会です

かき氷とか
カヌレとか
いろいろ
取材する

帰宅
カレー捨てる

---

終日
『もんだいがーる』
鳴る

男は千円札を
手に持って
北東へ向かった

ヘンリーさんは
81歳
ギター弾き
エピフォンのモニターをやり
ただでギターをもらう
タカミネで弾いた音源を作り
タカミネのギターと一緒に
ライ・クーダーに
送ったというから
驚いた

YouTubeで少し見る
聞くと
元は
カントリー&ウエスタンだという

---

ビーンズ先生に
「何か為になる話ないですか?」
と聞くと
「因数分解をこの歳になってやるとは思わなかった」
と発す
つまり

ソフトを作っていて
それがおそらくうまくいくという話
御年82歳である
「9っていうのは饅頭が9つあるっていうことですね、小久保さん?」
「はい」
「でも違うんだ。9っていうのは、0と1なんだ。数学の概念を変えたのがコンピュータです。凄いことですよ。9を、ゼロワンで置き換えちまうんだから。三島さんともう少し話したかったなあ」

三島さんは
二年前の7月31日に空の上に帰った
三島さんはソフトウエアを作る会社をやっていた
三島さんとは小説のソフトについて
話していて
「小久保さん、一緒にやりましょう!」
とまで言ってくれていた

ビーンズ先生には
三島さんと話した
文章解析ソフト、文字の数値化について
話した
「そうですか。面白いなあ」
みんな
凄い方ばかり
ほんと
勉強になる

「リズムですね。それはわかります」
とビーンズ先生は言った
早くビーンズ先生のソフトが
完成しますように