kotoba日記                     小久保圭介

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彼の声

2014年01月05日 | 生活
運転席の真後ろに座って
茶色の円筒型をした
建物を過ぎる
話しかけ
答を待つ
エンジン音で
聞き取れないので
身を乗り出して
聞く

彼の声や
話し方が
好きだ
彼の世界は
ほとんどが沈黙で
声は
太古の
夜の中の
小さな炎

すぐに消え
わたしは
石を打ち
火をつける
わずかな時間
火はあたりを明るくし
また
真っ暗な夜に
彼は戻す
けれど
暖かさが
残っているのだ

それを恵みとして
話しかける
「いつから休み? いつまで休み?」
耳を
傾ける
答を聞くためではない
声を聞くために



呼吸

2014年01月04日 | 生活
進んだことのない
路地をゆくと
道に迷い
地下鉄の入り口まで
わずかに
遠回りすることになる

陽光
人々

海までゆき
海を見ず
運河の波打ちを
橋の上から
見ていた

建物のぐるりを
歩き
何も得られぬまま
本を読んで
地下鉄に乗っていた

正月は
目に見えるものだけじゃなく
装飾過多で
日常を逸している
それを避けようにも
空気が装飾されているので
べっとりと
衣服に匂いがして
どうしようもない

しょうがない
息でもしよう





風の音

2014年01月03日 | 生活


窓の外で
風が鳴っている
耳栓をしても
聞こえる

北風の季節になると
窓の外で
風が鳴っている
電話の向こうで
「風の音が」
と言われることもあるほど
大きいのだ

空気の塊と
空気の塊が
ぶつかる音
それが
風の音なのだ


天風の湯

2014年01月02日 | 生活
朝一番で
「天風の湯」に
岩盤浴も良くて

次は
「ここはおいしいよ」
というラーメン屋に行くと
本当においしい
肉ラーメンの食べ方を訊き
三種類の味を楽しむ
美味三昧

おいしい思いで
続けて
神社へ
「圭介は神社フェチだから」
と言うものだから
「神社フリーク」
と訂正しなくては
フェチの意味を取り違えて
使ってしまうよ
(訂正 「神社フェチ」で正しかったです)
って3人で笑いながら
豊国神社に初めて詣でる
「夢」と書かれてある鳥居横で
武将が祀られているらしいので
キツイ神社かも
と思った
参拝の列に並んで
やっと社の中が見え
強烈に強いエナジーを感じ
ここは凄いかも

初めて詣でた挨拶を
柏手打って
胸で発す
車椅子のおばあさん
勾配のところで
わたしたち
手を貸して
「どうもすみません」
と付き添いの人が言うものだから
「どうせひまですから」
と言う

2人はおみくじを引き
吉と小吉
参道にとめた
車に乗って
中村公園の地下鉄のところで
じゃあまたね
朝会って
すでに夕方
時間は
すぐに経ち
二日続けて
参拝なので
明日は
あそこの神社に
ゆきたくなった

2014年

2014年01月01日 | 生活
お正月
どうしてもすることは
初詣
古いお札とお守りに
昨年のお礼を言って
袋にいれて
とことこ歩く
氏神さまの
鳥居の前で
一礼し
すでに午後
御神酒もするめもなくて
新しいお札とお守りを持って
来た道と
違う道を選んで
帰る

熊野から送ってもらった
新しいお札を祀り
新年の挨拶をする

あけましておめでとうございます