前回の続き(もう少しだけお付き合い願います・・・)。
うだつって何?始終黙っていて、ちょっと怖そうな(!)この駅を管理している人に恐る恐る聞いてみた。
すると、意外と明るく答えてくれたうえ、壁に貼ってあったポスターを紹介してくれた。
さらにここから10分くらい歩いたところに、「うだつの上がる街並み」というその名もズバリ、な場所があるというので、見学したお礼を言って、その街並みへ行ってみた。昔の音楽が好きな人に、悪い人はいないんだと、勝手に納得して。
行ってみると、昔ながらの家屋が立ち並ぶ。
どれも旧家の住宅だったのだが、今は資料館だったり、アートギャラリーになっていたり。
そしてこれが「うだつ」だ。
生活水準があがらなかったり、ぱっとしない人のことを「うだつが上がらない」なんていうことがあるが、これがその語源になっている。
この建物、中は史料館になっていたが、今回は建物ウォッチングに徹していたので中へははいらず。
道中、雨がまた降り出した。大きい傘持っててはじめてよかったと思った。
歩いている途中で、いいにおいがしてきた。焼き鳥を焼いて売っている、地元住民の親子のようである。
ふと時計をみたら、帰りの列車の時間が迫っていた。
もう少しゆっくり街並みを歩きたかったが、もともと予定していないイベントだったので、時間も40分程度しか取れなかった。あとで、貰った散策マップを見ると、街並みの他にも見所があるようなので、次行くときの参考にしよう。
小雨が降りしきる中、美濃市駅まで小走りでもどる。途中で正午をしらせるチャイムが街中に響いた。列車の発車時刻まで5分しかない。
小走りを続け、駅になんとかたどり着いた。ホームに上がったところで、ちょうど列車が来た。
しかし、単線なので行き違い列車を待つため、結果的に数分多く停った。
その後は、美濃太田まで戻り、多治見経由で名古屋まで戻る。といっても、名駅までいかず、手前の鶴舞で下車した。
ここでようやく、遅い昼食をいただく。ランチタイムも終わりに近づき、近場で済まそうと、駅前にあったこのラーメン屋にはいった。
この店のラーメンは「たまねぎスープ」が自慢らしい。ちょっとたじろいだ。玉ねぎは苦手なのよね、ぼく。
それでも空腹には耐えられず、食券を購入。待つこと数分・・・。
よかった、具に入っていないや。
で、まずスープをすすると、これがあっさりしていてイケる。玉ねぎの甘さと、ブラックペッパーが非常に効果的で食欲をそそる。空腹だから何食べても美味しいんだろ、という横槍が聞こえてきそうだが、そんなことはお構いなし。ペロリと1杯平らげた。
お腹も満たしたところで、こんどは地下鉄鶴舞線に乗り換え。
こうして見ると、まるで昔の営○東西線。でも運転系統は田園都市線と半蔵門線の関係にも似ているような・・・なんて東京の鉄道とつい比較してしまうのが悲しいかな、関東鉄ちゃんの性で。
この名電の赤い電車で次の目的地を目指す。
というところで次回に続く。たぶん次で最終回・・・かな。