JR旅客6社は5月8日、ゴールデンウイーク(GW)期間の4月28日~5月7日の利用実績をまとめ、公表した。
新幹線と在来線特急などの主要線区を利用した人数は前年比1・32倍の1100万1千人で、新型コロナウイルス禍前の2018年比では0・94倍だった。
1日当たりの利用者数は記録が残る1990年以降で7番目に高かった。
JR東日本の担当者は、行動制限の緩和が進み、人出が回復したと分析。「コロナ禍前に迫る勢いだった」と述べた。
今後の目標については「インバウンド(訪日客)需要をさらに取り込みたい」と話した。
また5月5日に石川県珠洲市で震度6強を観測した地震の影響について、北陸新幹線のダイヤが乱れたものの、利用客減につながらなかったとした。
高速道路各社も5月8日、GW期間(4月28日~5月7日)の交通状況を発表。
10キロ以上の渋滞は全国で285回あり、前年同時期の284回とほぼ同じだった。
コロナ禍前の2019年に比べると半分程度にとどまった。
このうち30キロ以上の渋滞は20回で前年より7回少なく、51回だった2019年と比べ₀・39倍。
1日当たりの平均交通量は前年比1・06倍の4万2千台だった。
JR各社によると、各新幹線の利用実績は前年と比べ、北海道1・80倍、東北1・48倍、上越1・29倍、東海道1・26倍、山陽1・29倍など、いずれも増加。
コロナ禍前の2018年比では東海道のみが1・01倍と当時を上回った。
他は0・81~0・97倍だった。
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