オゾン層破壊物質として国際的な規制の対象になっているクロロフルオロカーボン(CFC、フロン)類が現在も中国の工場で違法に使用されているとする報告書を、環境圧力団体が7月9日、発表した。
CFC類については、その放出が増加していることが最近の研究で明らかになり、科学者らを困惑させていた。
英ロンドンの非政府組織(NGO)「環境捜査局(EIA)」は今回、調査対象とした中国10省にある工場18か所で、禁止されているCFC類の使用が判明したことを明らかにした。
バイヤーを装ったEIAの調査員に対して生産業者や貿易業者が話したところによると、発泡材を製造している中国の企業の大半では、より良質で安価なトリクロロフルオロメタン(CFC-11)の使用が続いているという。
泡材は建設部門の活況で断熱材としての需要が高まっている。
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