韓国政府は3月6日、日本政府が韓国からの入国制限強化を決めたことへの対抗措置として、日本人が短期滞在の際にビザを免除する制度や既に発行されたビザの効力を停止すると発表した。
国青瓦台(大統領府)は3月6日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて日本政府が前日、韓国からの入国者に対し検疫所長が指定する場所での2週間の待機を要請するなどの水際対策強化を発表したことに対して、強い遺憾を表明した。
その上で、「常任委員は日本政府がこのような不当な措置を我が政府と事前協議なしに取ったことは納得しにくい以上、我が政府は相互主義に立った措置を含めて必要な対応方案を検討することにした」と説明したと聯合ニュースが伝えている。
一方で、朝鮮日報では別の論調で報じている。
中国には何も言えないのに、日本にだけは怒りを表して対抗しているというのだ。
記事によると、韓国政府は「入国全面拒否」に近い日本政府の措置に全く気づけずにいたという。
日本からの報道を見て初めて状況把握に乗り出した韓国外交部は、夜遅く駐韓日本総括公使を呼んで抗議し、「対抗措置」を協議するなど、せわしなく動いた。韓国政府が入国制限を加えた国はまだないが、この措置が確定すると日本が初めての事例となる。
それに対し、2月25日より韓国からの旅行者を強制隔離するなど、韓国人の入国制限の先頭に立っている中国には何の手も打っていない。
なぜ中国には何も言わず、日本にだけは怒りを示すのか? 中国と日本に対する、韓国のわかりやすい態度の違いがあらわになった。
すでに100か国にも及ぶ国が韓国からの旅行者の入国を制限、禁止しているにも関わらず、日本にだけ対抗措置を講じるという韓国政府。ネットでも呆れる声が多く聞こえてくる。
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