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COP26 2040年に脱ガソリン車 日米中独は不参加

2021年11月13日 | 環境

国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の議長国を務める英国政府は11月10日、ハイブリッド車(HV)を含めたガソリン車やディーゼル車の新車販売を2040年までにやめるとする宣言を発表した。

電気自動車(EV)など走行時に二酸化炭素(C02)を出さない「ゼロエミッション車」に切り替える。

24力国が賛同したが日本や米国、中国、ドイツは加わらなかった。

大きな市場を抱える国の不参加は「脱ガソリン車」の難しさを浮き彫りにした。

ゼロエミッション車への移行加速をうたった宣言文書には、先進国を中心とする主要市場では2035年まで、世界全体では2040年までに切り替えることを明記した。

英国がCOP26の成果として各国に働き掛け、カナダ、チリ、オランダ、スウェーデンなどが賛同した。

英国では11月10日、ゼロエミッション車の普及イベントが開かれ、宿言に賛同した国や自動車メーカーが連携を確認した。

英国運輸省のハリソン政務次官は「国際協調の下、ゼロエミッション車への動きを加速させる」と強調。

ボルボ・カーのサミュエルソン最高経営責任者(CEO)は「メーカーはC02排出問題の解決に乗り出さないといけない」と述べた。

日本は2035年までに国内で販売する全ての新車を、HVを含めた電動車にする方針を掲げる。

萩生田経済産業相は11月10日の記者会見で宣言不参加の理由を「多様な技術の選択肢が必要なため」と説明し「地域性や国の事情を含め、最善の方策をとつていくことが必要だ」と強調した。

宣言では自動車メーカーの取り組みとして、主要市場で2035年までの切り替えを目指すことも盛り込んだ。

ゼネラル・モーターズやメルセデス・ベンツなど11社が賛同したが、日本メーカーは名を連ねていない。

日本の自動車業界はEVへの過度な依存に慎重で、日本勢が強みを持つHVなど幅広い技術を活用して脱炭素を進めるべきだと主張している。


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