文部科学省は5月9日、全国の公立小中高校を対象にじた2023年度英語教育実施状況調査の結果を公表した。
英語力が中3で「英検3級」相当以上の生徒は前年度より0・8ポイント増の50・0%、高3で「英検準2級」相当以上は1・9ポイント増の50・6%となり、いずれも調査を始めた2013年度以降初めて半数に達した。
政府は、2027年度中にそれぞれ60%以上にするとの目標を掲げている。
文科省は「情報通信技術(ICT)を活用するなどして、スピード感を持ってさらなる英語力向上に取り組んでいきたい」としている。
2023年12月時点の状況を調査。
中3で英検3級程度以上のスコアを取得していたのは27・9%、学校の成績などを基に教員が「相当」と判断したのが22・1%。
高3で英検準2級程度以上を取得したのは32・0%、教員が「相当」と判断したのは18・6%だった。
中3の英語力目標である「英検3級」相当以上の割合を都道府県・政令指定都市別に見ると、さいたま市の88・4%が最も高く、福井県83・8%、横浜市67・2%、福岡市65・1%、東京都60・7%、群馬県57・9%と続いた。
高3の「英検準2級」相当以上は、都道府県別で富山県61・4%、福井県61・1%、石川県59・0%の順だった。
中高で英語を担当する教員のうち、英検準1級程度以上を取得しているのは中学校44・8%、高校80・7%。
いずれも前年度を上回った。
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