自民党の石破地方創生担当相は9月9日、派閥「石破派」を近く結成する意向を表明した上で、安倍首相の後継「ポスト安倍」を目指す考えを強調した。
官邸で記者団に「政権構想をまとめるため、政策集団をつくる責任を感じている」と述べた。
「ポスト安倍」を目指すのかと問われ「そう受け止めていただいて結構だ」応じた。
9月10日昼に準備会合を開く予定だ。
派閥は、自身に近い山本元金融担当相や鴨下元環境相ら約40人で構成する緩やかな議員グループ「無派閥連絡会」を発展的に解消する形で結成する。
石破氏周辺によると、既に十数人が加入に向けた署名を済ませている。
20人を超す参加を見込んでいるが、側近の一人である小此木国対委員長代理は「石破氏に派閥は似つかわしくないイメージがある」として不参加を明言した。
石破氏は派閥結成の狙いに関し「政策を錬磨するには、長い時間と労力が必要だ。
何をするのか提示し、いつの日か審判いただく」と説明。
党総裁選で安倍首相が無投票再選された直後に派閥化への動きが発覚したことには「再選は一つの区切りだ。 (ポスト安路次向けて)国政に一瞬の間隙や停滞がないようにするのも、政治家が果たすべき責任だ」と述べ、理解を求めた。
石破氏は党幹事長時代に「脱派閥」を提唱。
ポスト配分や新人教育を派閥が担う手法を否定してきたが、周囲に「否定したのは派閥の弊害であり、派閥そのものではない。 領袖を首相にしたいという議員の集まりであれば問題はない」と強調している。
石破派が発足すれば党内で8派閥目。
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