FC東京の年間チケットを持ってはや16年。
長男が生まれてからはめっきり試合に行くことも減った。とりわけ、この数年は年間2試合くらいしか観戦できない。
そんな中、1年ぶりに味の素スタジアムに出かけた。
ゲームは負けた。案の定。
ボクが行くと大抵負ける。
飛田給には立ち飲みはない。
久しぶりに調布を散策しようと、駅を降りた。
駅も地下化し、きれいになっていた。
駅の北側、盛り場の方に出た。
サンフレッチェのユニを来ている人も見かける。
まさか立ち飲みはないだろうと思っていると、雰囲気のある店が見えてきた。
白い暖簾に威勢よく「フジヤマテキサス」と書いてある。
変わった店名だ。
しかも立ち飲み。
暖簾の上にあるビニールテントは全て英語表記。
一体何なのだ。この店。
店に入ってみた。
常連さんと思しき人が大将と話しをしている。
かなり若い大将は一風変わっている。
L字のカウンターはところどころが剥げており、古い店なのだと分かるのだが、恐らく店は居抜きで入ったのだろう。
串揚げの店だった。
串揚げが何故フジヤマなのか、そしてテキサスなのか、それはどうにも分からない。
普通、フジヤマ!とくればゲイシャガールとなるが、何故にテキサスなのか。
それとも調布にちなみ、ミスター東京の藤山とかけているのか。それでもテキサスの由来が分からない。完全に楽屋オチだ。
さて、何にしようか。
串揚げに最もマッチする飲み物といえば、やはりホッピー。
この店、なんと焼酎が凍らせており、シャリ金が飲めるという。
この大将も他店をよく研究している。
しかし、串揚げの店とは、これいかに。
一時期、東京の立ち飲みの新店は猫も杓子も串揚げだったが、ブームは去った。
多くの串揚げ立ち飲みは苦戦しているようだが、果たしてこの店はどうか。
「おすすめ5種盛り」(750円)をオーダーした。
「豚バラ」「チーズ」「地鶏ささみ」「れんこん」に「ししとう」が運ばれてきた。
ふむふむ。
串揚げの重要な点はまず衣。閉店していった串揚げ系の立ち飲み屋の失敗は衣にあると考えている。
とりわけ、重要なのが出汁。そして衣をふっくらさせる工夫。
一口食べてみる。
うん。ふっくらしている。
カリッと頃もが分離したりしない。
悪くない。いや、むしろおいしい。
素材も悪くない。もっとも、1本150円は決して安くないわけだから、素材には自信があるのだろう。
ぺろりと5本を平らげてしまったが、まだ物足りない。
「玉ねぎ」(80円)と「赤ウィンナー」(150円)を追加した。
結局、フジヤマテキサスの店名の由来は最後まで謎だった。
もしかすると、何か大きな秘密があるのかもしれない。
ネット情報では、この店、ハワイにも支店があるらしい。オースティンではなく。
とにかく、謎の店だ。
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