訪問先から出て渋谷方面へ。途中、チャイを飲もうとチャイスタンドの前まで行ったが営っていない。あぁ今日もまた振られた。仕方ない。そのまま渋谷方面へ。
「あばら家 別館」、営ってるな。
ここでもいいかなぁ。ふとそう思った。でも今夜は目的地があるのだ。
「ミッケラー トウキョウ」。
デンマーク、クラフトビール界の巨匠ミッケル・ボルグ・ビャーウスが出店する東京の店。
ミッケル・ボルグ・ビャーウス。
うん、知らない。コアなクラフトビールファンからは怒られそうだが、本当に知らない。ただ、「ブルータス」のビール特集を見たら、ビールの年表に「ミッケラーズ」が載っていた。ビール史に名を残すくらい相当すごいのだろう。
お店のシチュエーションもすごかった。ラブホの脇を通り、坂の上に。千代田稲荷神社の前。シンプルでありながら、シャレオツなお店。千代田稲荷の提灯が妖しげな光を放ち、まるできさらぎ駅で降りて、異次元に来てしまったかのような、そんなお店だった。
さて、ビールをいただくか。
ビールは全部で20種類。全てが樽生。こんなにあると悩むな。5分考え、10分考え答えが出ない。うん、まずはIPAかな。と「TORIAEZU IPA」にした。ハーフパイントで750円。かなりの期待値だったからか、このIPAには少しがっかりした。若いのである。いや、IPA自体、熟成するものではないと思うのだが、それにつけても今まで飲んだIPAな中で一番若い。
お店はオープンエアで、興味深いのは通り沿いに面して、縁側みたいな空間があること。ここに腰掛けて男女が二組寄り添いながらビールを飲んでいる。ちなみに一階はこの縁側を除いて立ち飲みのようだ。
つまみも何かいただきたかったがメニューがなく、よく分からない。結局、つまみなしで2杯目に突入。コクのあるものをと思い、「スタウト ブラック2018」をチョイスしようと思った。お店の人にいろいろ尋ねると、このビール、驚くことにアルコール17.5%。けれど北欧の黒ビールでは、どうも珍しくないという。ハーフで1,050円。空腹でそれも危険かと思い、大人しくピルスナーにした。
「Ciao sally」パイントで1,100円。
わりかし平均的なピルスナーだった。
結局、つまみをいただかず終了。ただ、このお店は一軒目に来るどころじゃないと激しく後悔。ただ、ビールといえば一杯目だから、そこが難しい。ただまた来てみたいとは思った。
まだまだ飲み足りない。さて、「兆楽」に行く前に、もう一軒行くか。
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