「ミッケラーズ トウキョウ」を出て坂を下る。途中、ホテルから出てくる若い男女とぶつかりそうになった。行き先はもうあそこしかない。
「ほていちゃん」。
緊急事態があけて、俄然渋谷の街は賑やかになっているような気がする。そして、この店も大変盛況だった。道玄坂通り沿いには場違いとも思える安酒場。入口手前が立ち飲み。奥が座飲みの店舗。立ち飲みスペースにはまだ若干の余裕がある。座飲みと立ち飲みの境目のポジションについて、まずは「ホッピー」白と「ポテトサラダ」をオーダーした。
あたりをぐるりと見回してみる。今宵は男性客が多い。自分の左隣の座飲みは3人組み。自分より若くは見えるが40代だろう。ミュージシャン風の格好でリーダー格の男の声がやたらとでかい。
「Charさんのあのライブはすごかった」。
男は何度も何度もそう言った。
立ち飲みスペースもほぼ男が占領していた。前回は自分は一人客の女性に挟まれていたのだが。
あぁ、しかし「ホッピー」がうまい。ビールでいい具合に喉を湿らせ、そして「ホッピー」になだれこむ。さっきの「ミッケラーズ」の帰り道、もう一軒立ち飲みを見つけちゃったものだから、渋谷からはまだまだ離れられそうもない。一軒目はそこに行ってニ軒目は「ほていちゃん」というパターンがこれからもまだ続くのかもしれない。
さて次の展開を考えようとメニューを見ると、まだやってたかソーセージフェア。ソーセージ3本の炒めものがたったの100円という破格のメニューである。その「ソーセージ炒め」のオーダーを女性店員に告げた。店員さんはやはり異国の女性。しかも3人いるうちの2人の女性は中東らしき人の面差しだった。
そういや、こないだ飲んだ巣鴨の「ほていちゃん」も4人の女性店員は皆外国人だった。あくまでも予想なのだが、きっとそれほど高くない賃金で働いているのだろうと想像する。この安価な安酒場を支えているのは、彼女たちの活躍があってこそだと思うし、なんだか申し訳ない気持ちになってくる。
しっかり、「ナカ」を2杯いただきお会計。金額は1,060円だった。もう充分満足いくほど飲んだが今宵、実はまだ終わらなかった。さてそろそろ〆るかなと、更に坂を下る。
そういや、座飲みの中年ミュージシャンは最後の最後まで騒がしかった。
ほていちゃんのスタイルのいい女子店員にカウンター空いてるか聞いたら満席。
しょうがないと大統領本店へ行ったら空席が何か所かあり入りました。
安くあげるならほていちゃんというのが浸透してきたなと感じました。
うわ〜、いいですね、上野。
「ほていちゃん」が満員で、「大統領」が空席?
世の中、変わりましたね。「ほていちゃん」は緊急事態宣言中でも開けていましたから、それでお客さんを増やしたのかもしれませんね。
しかもスタイルのいい子がいらっしゃるときたら!
来週火曜日、アメ横に行くので確かめてみます!