飲みに行っちゃった。
もう娘の入試が終わるまで居酒屋に行くことはないだろうと思っていたが。TルのT川さんと打ち合わせの予定が入った時点で怪しいなと思いながら、やっぱり行っちゃった。言っておくが、あくまでも不可抗力である。事故といってもいい。仕方ないのである。
13日ぶりの酒場。
上野駅で待ち合わせして、前回と同じ「ライオン」に流れるかなと思いきや、T川さんから意外な一言。
「絶対、混んでない居酒屋知ってます」。
「だって、コロナ禍だから、今はどこも空いているんじゃないですか?」と自分が返すと。
「そこはコロナじゃなくても空いてる」。
そこに行こうと相成った。
丸井の裏側、着いた先は「日本橋 紅とん」。あぁ、ちょうどやきとんが食べたかったんだよなぁ。
何度もお店の前を通ったことがある。確かに混んでいるのを見たことがない。その日もそれほどお客は入っていなかった。「紅とん」に入ったのは実に16年ぶり。大塚のお店に行って以来。
テーブルに座って、まずは「生ビール」。「オニオンスライス」に「枝豆」、そして「ハラミ」、「レバ」、「カシラ」(各150円)、「ねぎま」をタレで。
その串焼きは意外に早く出てきた。これは早く「ホッピー」に切り替えねば。
「ホッピー」は実に一ヶ月半ぶり。今年初、そして50台初。
うまいなぁ、「ホッピー」。
焼き物の身が意外に大きくて驚いた。150円という設定に恥ない身の大きさ。そこは自分、かなり誤解していたかも。チェーン店だからという先入観は確かにあった。結構、気前いいんだ、「紅とん」。
しかし、うまいよ。串焼き。昔北大路魯山人がうまいものを食べる方法を問われ、「空腹にする」と随筆を通じて記している。まさにその通りだと思う。禁酒場によって、自分の酒場エナジーはかなりエンプティ状態だった。
料理は抜群にうまいし、「ホッピー」だって、うまい。もう最高だ。
馬鹿にしちゃいけないよ。チェーン店だからって。
ただ、画像が一枚もないのは失態だったな。
嫌いだから16年も行ってなかった。
行ってみたら悪くなかった。
久々に「ホッピー」を飲めたというのもあるけど。