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居酒屋さすらい 1918 - 安くて旨いあての数々に魅了 - 「おすず」(さいたま市浦和区岸町)

2022-06-28 06:10:27 | 居酒屋さすらい ◆地方版

コロナも沈静化したところで、MJから連絡が来た。「おすず」という食堂に飲みに行こうという。最近、MJの推薦するお店は当たりが多い。行ってみることにした。

調べてみると、どうやら「おすず」は食堂らしい。食堂系酒場か、期待できそうだ。お店は南浦和と浦和駅のちょうど中間にあるようで、南浦和から歩いて、一人「おすず」に向かった。MJとは現地集合ということで。

南浦和を降りたのは7,8年ぶりだろうか。懐かしい。一時期、この駅周辺を歩いたが、意外にも酒場は少なかった覚えがある。駅から北へ向けて、店を目指した。住宅地を歩き、とにかく北へ。店はとにかく遠い。20分ほど歩いて、ようやく店に着いた。お店到着は約束の18時。店内からは声は聞こえない。ということは、まだお店は混んでないということか。てっきり、お店は「さんちゃん酒場」のように、酒飲みたちのパラダイスと化していると思っていた。

恐る恐る、扉を開けると若者2人組がビールを飲んでいるだけで、店内は空いていた。自分もテーブル席に座り、壁にかかるメニューを見た。何もかもが安い。

「とんかつ定食」480円、「カレーライス」450円。瓶ビールは大瓶500円て。

迷うことなく、瓶ビールと「ポテトサラダ」をオーダーした。ビールはサントリー以外の銘柄を取り揃え、サッポロと告げると、赤星が来た。「ポテトサラダ」は170円。この値段は尋常じゃない。

そのポテサラは、まるで女王アミダラだった。もちろん手作りで、旨い。

お店は厨房に男性がいて、オーダー係は元気なおばちゃんだ。この人がおすずさんなのか。やっぱり、「おすず」ときけば、まずは人の名前だと頭に浮かぶ。

その後、お客さんが続々と詰めかける。MJもその一人だったが、驚くことに、飲兵衛はほとんどいなかった。多くのお客さんが定食を頼み。食べ終わると、すぐにお店を出た。つまり、「おすず」は酔客が集う、食堂ではなく、純粋な食堂だったのだ。確かに飲み物はビールと日本酒しかなかったが、100円台から用意されるおかずは、まるでつまみのようだ。それともこれは定食のための+αだというのか。

例えば、「きくらげの卵炒め」(260円)。

「スタミナ中華」(170円)。

「てづくりギョーザ」(240円)。

その魅力的なラインナップに、我々はことごとく魅了された。全てがうまいのである。

自分が最も関心を抱いていたのが、「ハムエッグ」(240円)。そう、このメニューがあるお店にハズレはないのである。

やがて我々は日本酒(300円)を熱燗でオーダーし、完全な酒盛りへと移行していくのだが、酒場使いをしている輩は、やはり最後まで我々だけだった。

21時。お店の閉店時は客の姿は我々だけで、おすずさんに促されてお会計。お店を後にしたのだった。

いろんな意味で素晴らしいお店だった。おいしくて安価なつまみの数々。だが、それよりも驚いたのは、酔客に荒らされていない純粋な食堂の姿だったような気がする。

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