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居酒屋さすらい 1369 - いつものでもない店 - 「ふうすけ」(江東区門前仲町)

2018-08-26 07:12:29 | 居酒屋さすらい ◆東京都内

「いつものでもない店」。びざげりさんは、その店をそう呼ぶ。そのいわれはさておき、「いつものでもない店」の正体は、門前仲町にある「ふうすけ」、しかも超人気の居酒屋であることが、びざげりさんとのやりとりで次第に分かってきた。

その人気の秘密をびざげりさんはこう書く。

「他のお客さんが食べてたウニとマグロの小鉢みたいなのを頼みたいのだけれど見つからない」(「食べログ」より)。

結局、それはお通しであることが分かるのだが、それが分かった時の様子が興味深い。

「ええ!!あれがお通し。驚愕だ」(同)。

一通り飲み終えたびざげりさんの一言。

「俺がチューハイ5杯、飲み友がチューハイ1杯、ヒレ酒3杯、日本酒1杯飲んで、食べてのお勘定。一人3,000円ちょい。ええ!計算間違ってないよね。すげーわ」。

百戦錬磨の居酒屋通いをするびざげりさんを唸らせた店。今では週に3,4回ほど、同店に通う。


素直に行ってみたいと思った。びざげりさんを魅了するお店って、どんなところだろうと。

実は6月のある日、一度「ふうすけ」を訪ねた。満席だった。全11席の小さな人気店。そう簡単に入れるはずもない。ちょっと待っていれば、回転しはじめるだろうと思った。けれど、席が空くまで店の前で待つという行為は許されていないのだろうか。そんな雰囲気があった。一回りしてくる選択肢もあったけど、この後ボクは「晩杯屋」で過ごした。

その後、なかなか来訪のチャンスは巡って来なかったが、今回ようやく2回目の機会が訪れた。

実は少し気持ちが重い部分があった。というのも、お客さんの大半が常連さんで占められていること、それからマスターが気難しい人ではないかという懸念だった。

窮屈に飲みたくないな。

そういう気持ちがあったのは確かだ。だから、入れなかったら仕方ない、という気持ちで店に向かった。入口に立ち、「こんばんは」と声をかけた。マスターがボクの方を向き、人数を尋ねた。一人だと答えると、「奥に行って」という。

おぉ、入れることができた。

着席して、目の前のメニューを見る。飲み物はすぐに決まった。

「酎ハイ」(350円)。

問題はオーダーのタイミングだ。「ふうすけ」は口開けのタイミングでは、一人ひとり順番にオーダーをとるという。途中で入店した場合のオーダーのタイミングが分からず、ボクは様子をみようと思った。マスターも忙しそうである。

5分ほど時間が流れた。長い5分間だった。

マスターから「何飲みます?」と声がかかった。「酎ハイください」とボクは答えた。

「酎ハイ」はマシンにて注がれた。マスターの独特の手つきで左右のスイッチを操作し、「酎ハイ」は出てきた。

その「酎ハイ」は噂どおりに濃かった。炭酸は強めで、すっきり感がある。これは危険な飲みものだった。

さて、びざげりさんはお見えになられているだろうか。体をのけ反らせて席を見渡したが、それらしい人はいない。常連さんらしき人が、シンガポールの話しをしている。まだ、いらっしゃっていないのかなと思った。

 

さぁ、何をいただこうか。いや、それよりも、注目のお通しが楽しみだ。そのお通し次第で、その後の展開は変わる。様々な筋書きを考えながらメニューを眺める。

魚メニューの充実が素晴らしい。刺身あり、焼き物あり。魚とポテトサラダ(400円)の立ち上がりで行くかと決めた際、マスターからお通しの内容を知らされる。

「お通しは海老がいくから待ってて」。

海老か。また、作戦を組み直さなければ。そう思い、メニューを眺めていたら、マスターが厨房から、「何にする?」と聞いてきた。

しまった。作戦変更中だ。ここは、決まっているメニューだけ、まず頼もう。

「ポテトサラダを少なめで」。

「ふうすけ」のポテサラはすごいらしい。ボリュームも見た目も。だから、少なめでオーダーした。控えめにしなくれば、その後の展開に響く。

 

さて、ポテサラに先駆けて、海老のお通しが出てきた。

海老の天ぷら。やはり、今日も見事なそれ。プリっプリなんて、陳腐な言葉で表現したくないが、ボクの貧弱な語彙では、それが限界。しかも、また天つゆがうまい。これだけでもう「ふうすけ」の実力が分かるというもの。まさに名刺がわりのお通しだった。

さて、続いて出てきたのが、くだんのポテサラ。出てきた瞬間、思わずにんまりとした。

そびえ立つタワー型。少なめでもこのボリューム。ボクの右隣の人もポテサラを頼んでおり、「少なめでも同じ量」と教えてくれた。タワーのトップにかかっているのは、ソースだろうか。見事なポテサラである。

実は、これだけで、既にお腹が落ち着いてきてしまった。だって、海老も5尾はあり、しかもひとつひとつの海老は決して小さくない。

マスターもボクが思うに気難しい人ではなさそうだった。ぶっきらな言い方は確かにあるが、とりたてて言うほどでもなかった。シンガポールの話をしていたお客さんはマスターから注意を受けていた。「もっと声を小さくして」と。

お腹がいっぱいになりつつあり、不本意ながらボクは最初に決めていた〆を頼んだ。

「キーマカレーとパン」(650円)。このメニューは「カレーさすらひ」的にも外せない。

パンは食パンをこんがりトーストして、一口サイズにきったものが出てきた。完全におつまみカレー。粉チーズがかけられたカレーソースは抜群にうまかった。「酎ハイ」がすすむすすむ。

結果的にびざげりさんには会えなかったが、右隣の方と話しが盛り上がった。

一言で言えば、楽しかった。通常、3杯で飲み終えることが多い熊猫だが、4杯も「酎ハイ」をいただいてしまったことが、それを物語る。

雰囲気がよかったから、酒もうまかったし、何よりも酒肴の数々が際立っていた。多分、何を頼んでも外れなし。マスターの仕事の丁寧さの賜物であろう。

滞在80分。「酎ハイ」×4。ポテサラにカレーで約2,400円。大満足のお酒だった。

次はいつ来られるだろうか。そのときはしっかりと魚のあてを堪能したい。

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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ひざげり)
2018-08-26 09:10:29
実は会っていたのですけどねw

今年の4月くらいから値上がりして、チューハイが50円、料理が100~150円程度高くなりました。
それでもCP高いですが、以前はどんだけだったのかと。

店頭での空き町はNGです。
食べログの口コミに待ったら入れたとの記述もありますが、あれはたまたまマスターが気づかなかっただけで通常は断られます。

最初にポテサラを頼むとマスターの機嫌が悪くなるのは、以前、ポテサラとホッピーセットを頼んで、後はひたすらナカのお代わり(当時は焼酎ロックより安かった)セコい客が居たせいです。
なので外1でナカを何杯も頼んでもムッとします。
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Unknown (熊猫)
2018-08-26 13:36:54
「みたか」も「ふうすけ」も今年に値上げされたんですね。
今回、「ふうすけ」のお会計は2,400円弱でしたが、それでも安いと感じました。値上げ前ならば、多分2,000円を割り込んでいたと思います。安すぎです。

やはり、お店前の待ちは禁止なのですね。なんか雰囲気的にそれを悟ったのですが。

次回はいつ行けるかなと、実は楽しみにしています。会社の最寄り駅から僅か5駅。乗り換えはあるものの、実はあまり遠くないんですよ。次は、びざげりさんとお話ししたいです。
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Unknown (ひざげり)
2018-08-26 16:55:03
雰囲気で察するところは流石ですね。
俺は金曜日は大体、居ます。
土曜日も行く事が多いのですが、嫌な奴が来るのであんまり行かないかも知れません。
お会いできる日を楽しみに楽しみにしてます。
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Unknown (熊猫)
2018-08-26 20:43:02
一度入店できたので、気持ちが楽になりました。
また次回も、よろしくお願いいたします。

もしかしたら、違う店でお会いしたりして。
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Unknown (ひざげり)
2018-08-27 15:41:55
はい、どこかしらでお会いしましょう。

あ、ちなみに隣の方は

隣「ポテサラ少な目出来ますか?」

マスター「(ムスッとして)出来ますけど値段同じですよ」

隣「じゃ、普通で……。」

と言う会話をしてたので、少な目でも同じと言って来たのでしょうね。
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Unknown (熊猫)
2018-08-27 16:37:31
なるほど。そういう流れがあったんですね。ポテサラが出てきた瞬間、声をかけてきましたから、注目していたのでしょうか。

隣の方、近所の病院に通っていて、とおっしゃっていたので、一瞬びざげりさんかと思いました。
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Unknown (ひざげり)
2018-08-27 17:30:31
すみません。
あそこまで老けてませんw
あの方は60代に突入位じゃないですかね?
俺はまだ50歳ですよ。
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Unknown (熊猫)
2018-08-27 17:45:50
そうですね。失礼しました。飲んでいて、気持ちよくなって、あまり何も考えずに、そう思ったので、ご容赦を。
でも、多分あの方、55歳くらいかなと。大学生の娘さんがいるとのこと。娘さんがいるときいて、びざげりさんではないと判断しました。

すみません。
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Unknown (ひざげり)
2018-08-27 18:52:30
55歳くらいですか。
それこそ失礼ながら老けてましたね。
まぁ、どうでも良い事ですがw
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Unknown (熊猫)
2018-08-28 07:19:07
でも、年齢て分からないですよ。
40も半ばを過ぎると、この人年上だろうと思っていたら、実際は年下だったり。また、その逆も然り。

45歳のとき、千住の酒場で「55歳でしょ」と言われたのは、衝撃的でした。
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