上野駅から京浜東北線に乗り、王子駅下車。
「平澤かまぼこ」へ。
「毎月行こうぜー」といいながら、実は久しぶり。なかなか、コンスタントに訪問できない。
いつも混雑している「平澤かまぼこ」だが、この日はうってかわって、やや空いている。だから、店内のカウンター中盤にポジショニングすることができた。
大将はいない。いつもの男性店員さんと、珍しく女性店員さんがいる。ぶっきらぼうな男性店員に、いつものように、「丸眞正宗」をいただく。「平澤かまぼこ」は、この一点買い。はじめのビールならいいが、「平澤かまぼこ」と「丸健水産」のおでんは「丸眞正宗」以外、あり得ないと思う。個人的には、「丸健水産」のお出汁より、「平澤かまぼこ」のそれの方が好みだ。薄出汁で、すっきりしている。甘くないのが、自分好み。これにやや辛口の「丸眞正宗」が、本当に合うのだ。
「だいこん」に、「玉子」、そして、幻の「シャウエッセン」をまずは初回オーダー。
そして、T根、またもや、「タバコ吸ってもいいですか」と聞いてきた、自分は、即答で、「ダメだよ」と答えたが、彼はそそくさと加熱式タバコを吸い始めた。おでんは、繊細な食べ物だから、タバコはご法度にしてもらいたい。
一人客が入ってきた。彼は、自分らのポジショニングから、更に奥に立ち、ポジションするやいなや、懐からビニール袋を出し、女性店員に渡した。何かのお土産らしい。
「だいこん」を一口。あ~うまい。やはり、最高だ。「晩杯屋」の上野店で無為に過ごしていたら、この幸せには至らなかった。
今日の出だしは、どうなることかと思ったけど、幸せな1日が過ぎていく。
「迷うことはないよね。はじめから、ここに来ればいいよ」。
T根は、静かに頷いた。
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