コーヒーで時間を調整して、さてそろそろ懇親会の会場にいきましょうか。昔はよく通った御徒町から湯島への道も本当に久しぶり。あぁ、一瞬通った、八重山そばの店、「みやら製麺」もお元気そう。夕方から酒場機能が充実するこのお店、いつか行こうと思って未訪。今も行く機会をうかがっている。
さて、この日の会場はI社御用達のお店。以前は店名を記載していたが、身バレの危険を感じてやめた。出来ればもう最初から書かない方がいいと思うが、結構突っ込みどころが多い。
このお店、既に4,5回訪問したものの、これまで気づかなかったが、メニューがないのである。つまり、お店に入ったら、料理は勝手に出てくるのだ。これまでI社が予約してくれていたから、コースで出ていると思っていたが、そうではなく、どのお客に対してもメニューがない。だから、料理は頼まなくても出てくる仕組み。
そのお料理は手がこんでいるし、総じてうまい。大体最初に魚のお造りが出て、次にう巻きが来て、魚の西京焼きが出てくる。魚の肴が多い。これを恐らくママが一人で準備をする。ママは推定50代で息子さんと娘さんがいる。毎日、お店に入るかは知らないが、我々が行くと必ず娘さんがお店を手伝っている。初めて来た時、娘さんはまだ中学生だった。それがもうすっかり高校生になった。
酒場は割烹ではなく、どちらかといえばカジュアルで、我々以外にもお客さんは来る。テーブルは全部で5卓だが、この日は満席になった。入口側のお客さんが若い人で、途中彼らが広島カープの話題をした時、自分も仲間に入りたく、隣のテーブルで悶々とした。
飲み物のラインナップもすごい。生ビールはレアなアサヒの「熟撰」で、これがまたうまい。ただI社の方々がウィスキーをボトルで入れており、それをお裾分けしてもらうのが通例になっている。そのウイスキーは「白州」なのだが、「山崎」ほどしゃないにしろ、「白州」だって、今時高いんじゃないかと思うが、I社の幹部がこぞってボトルを入れており、それをハイボールで我々もいただく。
いい酒場だと思う。
ただ、一人で入るのは難しいと思うし、もしかすると一見は断られるかも。
大人になったら、こういうお店を幾つかリストとして、持っていたいと思っていた。大切なお客さんとの会合で利用できるお店。未だに自分は安い立ち飲みしか行かなくて(この先も恐らくそんな飲み方しかしないだろう)。
そんなお店のお店である。
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